DOOGEE T20 Mini 8.4インチのAndroidタブレット
8.4インチのAndroidタブレット、DOOGEE T20 Miniは2023年に発売された、いわゆる格安中華タブレットです。実売価格は1.4万円程度(セール時)。本機の内容・特徴を紹介し、各種レビュー・評価から、本機の魅力やおすすめ点を掘り下げます。
DOOGEE T20 Miniは、8.4インチのディスプレイを搭載したLTE対応Androidタブレットです。2023年12月現在、日本で発売されている8インチクラスかつ実売1.4万円程度のAndroidタブレットとしては、高性能かつ多機能なモデルのひとつと言えます。
ディスプレイ
DOOGEE T20 Miniのディスプレイは、8.4インチのIPS液晶を採用し、解像度は1920×1200です。IPS液晶は、視野角が広く、色鮮やかな映像を表示できることが特徴です。また、解像度がFHD+のため、高精細な映像を楽しめます。
HD解像度の製品が多い8インチクラスのミニタブレットとは一線を画す、鮮明で高精細な映像を楽しむことができます。
プロセッサ
DOOGEE T20 Miniのプロセッサには、UNISOC T606 8コアCPUを搭載しています。T606は、エントリーモデル向けの、それほど高性能ではないCPUですが、Webブラウジングなどの日常的な使用や動画再生、軽めのゲームプレイなどには十分な性能を発揮します。AnTuTu ベンチマーク Ver10では24万程度の性能を有しています。
価格を考慮すると十二分な性能と言えるでしょう。
メモリとストレージ
DOOGEE T20 Miniのメモリは、4GB+5GB仮想RAMを搭載しています。4GBのRAMのみだとそこそこの処理性能となりますが、5GBの仮想RAMを搭載することで、複数のアプリを同時に起動したり、大容量のデータを快適に処理したりすることができます。
ストレージは、128GBのeMMCを搭載しています。eMMCはデータ転送速度よりもコストを重視したデバイスであり、UFSのようなより高速なデバイスよりは処理速度は遅めです。ただ、実際の一般的な使用用途でそれほど体感できるほどの遅さは感じないでしょう。
また、microSDカードに対応しており、最大1TBまでストレージを拡張できます。
カメラ
カメラは、背面に1300万画素、前面に500万画素を搭載しています。背面カメラは、高解像度で鮮明な写真を撮影できます。また、前面カメラは、ビデオ通話や自撮りに便利です。
通信機能
通信機能は、Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth、4G、3Gに対応しています。Wi-Fiは、高速な通信規格であるWi-Fi 6に対応しているため、快適にインターネットに接続できます。また、4G LTE通信に対応しているため、外出先でもインターネットに接続できます。
その他の機能
その他の機能としては、イヤホンジャック、デュアルスピーカー、加速度、磁気、ジャイロの各センサー、Widevine L1サポートなどを搭載しています。Widevine L1サポートにより、Amazon prime videoなどの高画質動画ストリーミングサービスをHD画質で視聴できます。
イヤホンジャックは、有線イヤホンやヘッドホンを使用したい場合に便利です。また、デュアルスピーカーを搭載しているため、ステレオサウンドを楽しめます。
サイズ・重量
サイズは、202.5 x 125.8 x 7.4mm、重量は330gです。8.4インチのディスプレイを搭載しながら、比較的コンパクトで軽量な設計です。そのため、持ち運びにも便利です。
まとめ
DOOGEE T20 Miniは、8.4インチのディスプレイを搭載したAndroidタブレットです。UNISOC T606 8コアCPU、4GB+5GB仮想RAM、128GB ROMを搭載し、実売1万円代半ばのモデルとして、十分なスペックを備えています。また、4G LTE通信に対応し、SIMカード2枚を挿入できるため、外出先でもインターネットに接続できます。
動画再生やアプリの使用など、日常的な用途に幅広く活用できるタブレットです。また、4G LTE通信に対応しているため、外出先でもインターネットに接続してタブレットを活用したいユーザーにもおすすめです。
T20 Miniのスペック・仕様
OS:Android 13
ディスプレイ:8.4インチ(1920×1200・IPS)輝度350cd/m2
プロセッサ:UNISOC T606
RAM:4GB+仮想メモリ5GB
ROM:128GB eMMc(1TB microSDカード対応)
カメラ:背面1300万画素、前面500万画素
オーディオ:イヤホンジャック搭載、デュアルスピーカー
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth、4G、3G
対応周波数:4G(1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/41)、3G(1/2/5/8)
SIM:nano×2
ポート:USB Type-C ※PD非対応
バッテリー:5060mAh
センサー:加速度、磁気、ジャイロ
その他:Widevine L1サポート
サイズ:202.5 x 125.8 x 7.4mm / 330g
カラバリ:ブラック、グリーン、パープル
競合機との比較ポイント
実売1万円台半ばの8.4インチのLTE対応Androidタブレットとして、競合機(ALLDOCUBE iPlay 50 Mini 、Headwolf FPad3あたり)よりも優れている点としては、センサーが充実していること(加速度、磁気、ジャイロ)、内蔵スピーカーがステレオ構成であることがおもに挙げられます。
逆に弱い点としてはLTE通信の対応バンドが少し少なく、docomo回線で通話出来ないという情報があります。また、内蔵メモリがeMMCなのでUFSの機種よりも高速性では劣ります。
DOOGEE T20 Mini レビューサイト



DOOGEE T20 Mini 各種レビュー・評価などからのまとめ
肯定的な評価
価格が安い
処理性能が十分
メモリ容量が十分
4G LTE通信に対応している
持ち運びやすいサイズ・重量
センサーが充実している(加速度、磁気、ジャイロ)
内蔵スピーカーがステレオ構成
否定的な評価
docomo回線で通話できない
内蔵メモリがeMMCなのでUFSの機種よりも高速性では劣る
PD非対応
生体認証がない
2万円クラスの8インチAndroidタブレットには全体的に劣る
DOOGEE T20 Mini 総評とおすすめユーザー
DOOGEE T20 Miniは、実売1万円台半ばの8.4インチのLTE対応Androidタブレットです。価格とスペックのバランスが良く、コストパフォーマンスに優れたタブレットと言えます。
肯定的な評価としては、価格の安さ、処理性能やメモリ容量の十分さ、4G LTE通信対応、持ち運びやすいサイズ・重量、センサーやスピーカーの充実が挙げられます。
特に、センサーの充実や内蔵スピーカーのステレオ構成は、競合機と比べて優れている点です。センサーは、ARやVRなどのコンテンツを利用する際に便利ですし、内蔵スピーカーのステレオ構成は、動画視聴やゲームプレイなどの際に迫力のある音を楽しむことができます。
一方で、否定的な評価としては、docomo回線で通話できない点が挙げられます。また、内蔵メモリがeMMCなのでUFSの機種よりも高速性では劣る点にも注意が必要です。
総合的に見ると、DOOGEE T20 Miniは、動画視聴やアプリの使用など、日常的な用途に幅広く活用できるタブレットです。また、4G LTE通信に対応しているため、外出先でもインターネットに接続してタブレットを活用したいユーザーにもおすすめです。
実売1万円台半ばの8.4インチのLTE対応Androidタブレットが欲しい方で、競合機との違いをよく見極め、自分の用途に合っていると思うなら大いにおすすめできるハイコスパモデルと言えるでしょう。
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