Qobuz 2023年12月にサービス開始へ ハイレゾストリーミングが月額1,280円から?
ハイレゾ音楽配信サービス「Qobuz(コバズ)」が2023年12月に日本上陸決定と発表されました。
日本でのストリーミングサービスの月額価格は1,280円からの予定としています。なお、この月額はストリーミングプラン+ダウンロードのアラカルト購入が可能な「スタジオソロ年間プラン」を月額換算した価格だとしています。
Qobuz の 「スタジオソロ年間プラン」とは
# Qobuz の 「スタジオソロ年間プラン」とは
(現時点で海外で展開しているサービスを参考にした情報です。日本でも同様になるとは限らないことに注意してください)
Qobuzの「スタジオソロ年間プラン」とは、音楽ストリーミングプラットフォーム上で利用できる個人利用者向けの年間契約プランです。
このプランでは、少なくとも数百万曲以上の楽曲がハイレゾないしCD品位のロスレスで聴き放題で利用できます。
高音質なオーディオファイルであるハイレゾ再生が可能であり、従来のCD品位までの音楽ストリーミングよりもクオリティが高いのがメリットです。
また、最大192kHz/24bitのハイレゾでのストリーミングに加え、DSDやDXDのダウンロード購入も可能です。ダウンロード購入も合わせての楽曲数は実に一億曲以上としています。
Qobuz独自のコンテンツも充実しており、アーティストのレコメンデーションやエクスクルーシブなコンテンツも楽しむことができます。クラシック音楽が充実しているなど、従来の音楽ストリーミングにはなかったニーズにも応えています。
利用方法は、Qobuzのウェブサイトまたはアプリから「スタジオソロ年間プラン」に登録することができます。年間契約になっており、一度支払いをすることで12ヶ月間利用することができます。また、価格はプランの種類や地域によって異なりますが、一般的には他の音楽ストリーミングサービス(アマゾンやアップルなど)と比較してやや高額な料金設定となっています。しかし、品位や楽曲のラインナップを考慮するとQobuzの「スタジオソロ年間プラン」は、音楽を高音質で楽しむための魅力的なプランと言えるでしょう。
国内でQobuzが展開されることになった経緯と今後の展望など
日本国内のハイレゾ音源配信サイト・e-onkyo musicは、2023年にフランスのハイレゾ音源配信サービス・Qobuzへとサービスが変更されることになりました。
このサービス変更のきっかけは、e-onkyo musicが、Qobuzの親会社であるXandrie(ザンドリエ)に事業統合されたことです。
そのため、e-onkyo musicのサービスをQobuzに統合し、両サービスの強みを活かした新たなハイレゾ音源配信サービスを提供することになりました。
サービス変更に伴い、e-onkyo musicで購入した音源は、Qobuzのアカウントに移行されます。ただし、一部の音源フォーマットは配信終了となり、再ダウンロードができなくなりました。
サービス変更後のQobuzは、e-onkyo musicで配信されていた音源に加え、Qobuz独自の音源も配信されます。e-onkyo musicでは行われていなかった、ハイレゾ音源の定額ストリーミングが新たに始まることは大きいでしょう。
また、QobuzのAI技術を活用したおすすめ機能や、マルチデバイスでの再生に対応するなど、サービス内容が拡充されます。
サービス変更は、e-onkyo musicのユーザーにとっても、Qobuzのユーザーにとっても、より良いハイレゾ音源配信サービスが提供されるという点で、メリットのあるものと考えられます。
具体的には、従来からのe-onkyo musicのユーザーにとっては、Qobuzの豊富な音源ラインナップや、AI技術を活用したおすすめ機能などを利用できるようになります。フランスの企業であるQobuzとしては日本市場を熟知した(日本国内のアニソンなど)e-onkyo musicのノウハウをQobuzに取り込めるのも大きいでしょう。
今後は、Qobuzが日本におけるハイレゾ音源配信サービスの主力となることが期待されます。
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