TECLAST T40HD レビュー・評価情報

タブレット

TECLAST T40HD 8.4インチのAndroidタブレット

10.4インチのAndroidタブレット、TECLAST T40HDは2023年に発売された、いわゆる格安中華タブレットです。実売価格は1.7万円程度(セール時)。本機の内容・特徴を紹介し、各種レビュー・評価から、本機の魅力やおすすめ点を掘り下げます。

TECLAST T40HDは、10.4インチのディスプレイを搭載したLTE対応Androidタブレットです。2024年1月現在、日本で発売されている10インチクラスのAndroidタブレットとしては、コストパフォーマンスの高いモデルのひとつと言えます。

OS

OSはAndroid 13を搭載しています。Android 13は、Googleが2023年にリリースした最新級のAndroidバージョンです。より直感的な操作性やセキュリティの強化などが特徴です。

プロセッサ

TECLAST T40HDのプロセッサには、UNISOC T606 8コアCPUを搭載しています。T606は、エントリーモデル向けの、それほど高性能ではないCPUですが、Webブラウジングなどの日常的な使用や動画再生、軽めのゲームプレイなどには十分な性能を発揮します。AnTuTu ベンチマーク Ver10では24万程度の性能を有しています。

価格を考慮すると十分な性能と言えるでしょう。

メモリとストレージ

TECLAST T40HDのメモリは、8GB+8GB仮想RAMを搭載しています。RAMが8GBあれば、複数のアプリを同時に起動しても快適に動作します。さらに8GBの仮想RAMを搭載することで、複数のアプリを高速に起動したり、大容量のデータをより快適に処理したりすることができます。

ROMは128GBを搭載しています。RAMが8GBあれば、複数のアプリを同時に起動しても快適に動作します。また、ROMが128GBあれば、写真や動画、音楽などのデータをたっぷり保存することができます。

ディスプレイ

ディスプレイは10.4インチの2000×1200ピクセル(IPS)を搭載しています。解像度が高く、鮮明で高精細な映像を楽しむことができます。また、IPS液晶を採用しているため、視野角が広く、どこから見ても見やすいのが特徴です。

カメラ

カメラは背面1300万画素+800万画素、前面800万画素を搭載しています。背面カメラは、高画質な写真を撮ることができます。また、前面カメラは、ビデオ通話や自撮りに便利です。

オーディオ

オーディオはデュアルスピーカーを搭載しています。デュアルスピーカーは、臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。また、3.5mmヘッドホン端子も搭載しているため、有線イヤホンやヘッドホンを使用することもできます。

通信機能

通信機能は、Wi-Fi、Bluetooth、4G、3G、GPS/GLONASS/Galileoを搭載しています。Wi-FiやBluetoothは、データ通信やファイルの共有などに便利です。また、4Gや3Gに対応しているため、外出先でもデータ通信を行うことができます。

その他

その他、WideVine L1サポート、顔認証、USB Type-C、7200mAhバッテリーなどを搭載しています。WideVine L1サポートにより、Netflixなどの動画配信サービスで高画質な映像を楽しむことができます。また、顔認証により、タブレットのロック解除やアプリの起動などを簡単に行うことができます。USB Type-Cは、高速なデータ転送や充電が可能です。7200mAhバッテリーは、長時間の使用にも対応しています。

総合的な評価

TECLAST T40HDは、10.4インチのAndroidタブレットです。OSはAndroid 13を搭載し、Unisoc T606プロセッサ、8GB+8GBの仮想メモリ、128GBのROMを搭載しています。また、背面1300万画素+800万画素のカメラ、デュアルスピーカー、3.5mmヘッドホン端子、Wi-Fi、Bluetooth、4G、3G、GPS/GLONASS/Galileoなどの機能を備えています。

総合的に見て、動画視聴やゲーム、仕事や学習など、さまざまな用途で使用できるタブレットです。特に、高画質なディスプレイや価格を考慮すると高性能なプロセッサ、大容量のRAMやROMを備えているため、負荷のかかる作業も快適に行うことができます。また、4Gに対応しているため、外出先でもデータ通信を行うことができます。

価格もかなりリーズナブルなため(セール時)、コスパに優れたタブレットをお探しの方におすすめです。

TECLAST T40HD スペック・仕様

OS:Android 13
ディスプレイ:10.4インチ(2000×1200・IPS)
プロセッサ:Unisoc T606
RAM:8GB+8GBの仮想メモリ
ROM:128GB(microSDカード対応)
カメラ:背面1300万画素+800万画素、
オーディオ:デュアルスピーカー、3.5mmヘッドホン端子
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth、4G、3G、GPS/GLONASS/Galileo
対応周波数:FDDLTE(1/3/5/7/8/20)、TDLTE(34/38/39/40/41)、WCDMA(1/2/5/8)
SIM:nano×2(SIM2はmicroSDと排他)
ポート:USB Type-C
バッテリー:7200mAh
その他:WideVine L1サポート(Netflixも対応)、顔認証、
サイズ:厚み7.7mm、重さ462g

TECLAST T40HD レビューサイト

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TECLAST T40HD 各種レビュー・評価から浮かび上がる本機の魅力・弱点

本機の各種レビューから肯定的な評価と否定的な評価をまとめ、本機の魅力と弱点を分析してみます。

肯定的な評価から見える本機の魅力

薄くて軽い

TECLAST T40HDの厚さは7.7mm、重さは462gです。これは、500g以上も多い廉価10~11インチタブレットの中ではかなり薄くて軽い部類です。そのため、持ち運びや操作がしやすいと評価されています。

筐体が美しく、手触りもよい

TECLAST T40HDは、金属製のボディを採用しています。筐体は美しく、手触りもよいと評価されています。また、カラーバリエーションが豊富なのも魅力です。

Antutu Ver.10のスコアは約24万なのでゲーム用途よりは動画やネット閲覧向け

TECLAST T40HDは、Unisoc T606プロセッサを搭載しています。Antutu Ver.10のスコアは約24万です。これは、ゲーム用途にはやや物足りないスコアですが、動画視聴やネット閲覧など、一般的な用途では十分な性能です。

Netflixも対応したWideVine L1サポート機は格安中華タブレットでは貴重

TECLAST T40HDは、WideVine L1をサポートしています。そのため、Netflixなどの動画配信サービスで高画質な映像を楽しむことができます。とくに、NetflixのWideVine L1対応は格安中華タブレットでは貴重な機能です。

ステレオスピーカーとヘッドホン端子装備は評価できる

TECLAST T40HDは、ステレオスピーカーを搭載しています。また、3.5mmヘッドホン端子も搭載しています。そのため、動画や音楽を高音質で楽しむことができます。

顔認証があるのは便利

TECLAST T40HDは、顔認証機能を搭載しています。そのため、タブレットのロック解除やアプリの起動などを簡単に行うことができます。

内容を考えると安い(実売約1.7万円)

TECLAST T40HDは、10.4インチのAndroidタブレットとしては比較的リーズナブルな価格です。実売価格は約1.7万円です。そのため、コスパに優れていると評価されています。

否定的な評価から見える本機の弱点

Helio G99搭載機よりも性能が低い

TECLAST T40HDの搭載プロセッサはUnisoc T606です。Antutu Ver.10のスコアは約24万です。一方、Helio G99搭載機のAntutu Ver.10のスコアは約40万です。つまり、Helio G99搭載機の方が、TECLAST T40HDよりも約60%性能が高いことになります。

そのため、ゲームや動画編集など、負荷のかかる作業をする場合は、Helio G99搭載機の方がより快適に行うことができます。

レビューでは、この点について、以下のような評価がされています。
「ゲームや動画編集など、負荷のかかる作業には向かない」
「Helio G99搭載機の方が性能が高い」

Helio G99搭載機は2万円台前半で買えるだけに、性能差を考えると悩みどころかもしれません。ただ、ゲームや動画編集をしないのであれば、このレベルだと体感的な性能差はあまりないというのも実情であることには留意したいところです。

ベゼルが太い

TECLAST T40HDのベゼル幅は10~11インチのAndroidタブレットとしては、比較的太い部類と言えます。そのため、画面占有率が低く、画面が小さく感じられる可能性があります。

カメラ性能はそれなり

TECLAST T40HDの背面カメラは1300万画素、前面カメラは800万画素です。これは、10~11インチのAndroidタブレットとしては、標準的なスペックと言えます。

そのため、日常的な使い方であれば十分な性能ですが、高画質な写真を撮りたい場合は、より高性能なカメラを搭載したタブレットの方がおすすめです。

ドコモやau回線の4Gで地下や郊外の繋がりやすさを左右するバンドに対応していない

TECLAST T40HDは、ドコモ回線の4Gで地下や郊外の繋がりやすさを左右するバンド19、au回線でも同様にバンド18対応していません。

そのため、ドコモ回線やau回線を利用している場合、地下や郊外では繋がりにくくなる可能性があります。

センサー類は加速度計のみで、ジャイロや磁気は非搭載

TECLAST T40HDのセンサー類は、加速度計のみで、ジャイロや磁気は非搭載です。そのため、ARやVRなどのコンテンツを楽しむことができません。また、ゲームやカメラアプリの一部で、正確な動作が期待できない可能性があります。

バッテリー容量が7,200mAhなのに10W充電だから充電が遅い

TECLAST T40HDのバッテリー容量は7,200mAhです。これは、10~11インチのAndroidタブレットとしては、標準的なスペックと言えます。しかし、充電速度は10Wと遅いため、フル充電に時間がかかります。充電が不便だと否定的な評価が下すユーザーもいます。

レンズまわりが少し飛び出しているので保護ケースが必要になりそう

TECLAST T40HDのレンズまわりは、少し飛び出しています。そのため、レンズが傷ついたり、割れたりしないように、保護ケースを装着することをおすすめします。その分余分な出費になることを否定的にとらえるユーザーもいるようです。

TECLAST T40HD おすすめポイント、弱点などのまとめ

以上のことから、TECLAST T40HDは、薄くて軽く、美しい筐体、約1.7万円という価格を考慮すると高性能なプロセッサ、WideVine L1サポート、ステレオスピーカー、顔認証など、さまざまな魅力を備えたタブレットであると評価できます。また、価格もかなりリーズナブルなため、コスパに優れた10インチクラスのタブレットをお探しの方にとくにおすすめです。

しかし、Helio G99搭載機よりも性能が低い、ベゼルが太い、カメラ性能はそれなり、ドコモ回線の4Gでバンド19に対応していない、au回線の4Gでバンド18に対応していない、センサー類が加速度計のみで、ジャイロや磁気は非搭載、バッテリー容量が7,200mAhなのに10W充電だから充電が遅い、レンズまわりが少し飛び出しているので保護ケースが必要になりそうなどの点にも注意が必要です。

そのため、自分の用途や好みに合ったタブレットかどうかを、予算も含めてよく検討してから購入することをおすすめします。

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