- WiiM Amp プリメインアンプ内蔵ストリーマー
- WiiM Ampとは何か?
- WiiM Ampの内容・特徴詳細
- プリメインアンプ機能
- 各種音楽ストリーミングサービスに対応
- AirPlay 2やChromecast、Spotify Connect、TIDAL Connect、Alexa Cast、DLNAも利用可能
- メディアサーバー機能搭載、マルチルームオーディオ構築も可能
- Bluetooth機能搭載、Wi-Fi対応
- アナログRCA入力のほか、HDMI ARC入力、USB、光・同軸入力端子を備える豊富な入力
- DACチップに「ESS 9018 K2M」を搭載し高音質なアナログ出力を実現
- ハイレゾ音源再生は最大192kHz/24bit対応で、ギャップレス再生をサポート
- 対応シアターフォーマットはステレオPCMで、ドルビーデジタル、DTSには非対応
- サブウーファーのクロスオーバー帯域設定と出力レベルを調整できるサブウーファープリアウト
- 豊富で細かな音質調整機能(アプリ使用 入力別に設定可能)
- スマートフォンアプリ「WiiM Home」
- 付属の音声リモコンでAlexa、Googleアシスタント、Siriのいずれのボイスコントロールにも対応
- 筐体部にはアルミニウムシェルを採用した「WiiM」シリーズに共通のコンパクトデザインを踏襲
- アップデートで音響補正機能、Roon Ready、USB音声出力などの機能追加も予定
- WiiM Ampの使い方
- WiiM Amp レビューサイト
- 各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察
- 他製品との比較
- おすすめユーザーなど
- 評価のまとめ
WiiM Amp プリメインアンプ内蔵ストリーマー
MUSINは、WiiMブランドのプリメインアンプ内蔵ストリーマー「WiiM Amp」を、4月26日に発売。オープン価格で税込みの実売価格は約5.2万円。カラーはスペースグレーとシルバー。
機能性、コンパクトさ、手頃な価格で人気の「WiiM」シリーズの最新モデル。「WiiM」シリーズ最上位の「WiiM Pro Plus」にプリメインアンプ機能を内蔵したようなモデルです。
「WiiM Amp」の内容・特徴の紹介と、各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察します。
WiiM Ampとは何か?
基本情報と特徴
WiiM Ampは、WiiMブランドのプリメインアンプ内蔵ストリーマーで、ネットワークオーディオプレーヤーとして多彩な機能を持ち合わせています。この製品は、家庭用のLANネットワークを利用して音楽ファイルを再生できるため、高音質での再生が可能です。Wi-FiおよびBluetoothにも対応しており、スマホやタブレットでリモート操作ができるので非常に便利です。また、USB、アナログRCA入力、HDMI ARC入力、光・同軸入力端子など、豊富な入力方法を提供しています。
他のネットワークオーディオプレーヤーとの違い
WiiM Ampが他のネットワークオーディオプレーヤーと一線を画す理由は、その多機能性と高性能にあります。例えば、「TPA3255」Class-Dパワーアンプや「ESS 9018 K2M」 DACチップを搭載し、高音質なアナログ出力を実現しています。また、出力60W/チャンネル(8Ω時)、120W/チャンネル(4Ω時)という強力なプリメインアンプ機能を持っています。他にも、Spotify、Amazon Music、Deezerなど各種音楽ストリーミングサービスを対応し、AirPlay 2やChromecast、DLNAなどのプロトコルもサポートしています。
WiiM Ampの内容・特徴詳細
プリメインアンプ機能
WiiM Ampは、Texas Instruments製の「TPA 3255」Class-Dパワーアンプを搭載しています。このアンプは、8Ωの負荷で60W、4Ωの負荷では120Wの出力が可能です。プリメインアンプ機能も備えていますので、高音質なオーディオ再生を実現します。
各種音楽ストリーミングサービスに対応
WiiM Ampは、SpotifyやAmazon Music、Deezer、TuneIn、TIDAL、Qobuzなど多くの音楽ストリーミングサービスに対応しています。これにより、お好きな音楽をいつでも簡単にストリーミング再生できます。
AirPlay 2やChromecast、Spotify Connect、TIDAL Connect、Alexa Cast、DLNAも利用可能
WiiM Ampは、AppleのAirPlay 2、GoogleのChromecast、Spotify Connect、TIDAL Connect、Alexa Cast、そしてDLNAといった多様な接続方法に対応しています。これにより、様々なデバイスやサービスを使って音楽再生が可能です。
メディアサーバー機能搭載、マルチルームオーディオ構築も可能
WiiM Ampにはメディアサーバー機能が搭載されています。また、マルチルームオーディオの構築も可能ですので、家中のどこでも高音質な音楽を楽しむことができます。
Bluetooth機能搭載、Wi-Fi対応
WiiM AmpはBluetooth機能を搭載し、さらにWi-Fiにも対応しています。これにより、ワイヤレスで簡単に接続でき、ストリーミング再生やリモート操作が可能です。
アナログRCA入力のほか、HDMI ARC入力、USB、光・同軸入力端子を備える豊富な入力
WiiM AmpはアナログRCA入力のほか、HDMI ARC入力、USB、光デジタル入力、および同軸デジタル入力など、多様な入力端子を備えています。これにより、さまざまなオーディオ機器との接続が可能です。
DACチップに「ESS 9018 K2M」を搭載し高音質なアナログ出力を実現
WiiM Ampには、ESS社の「ESS 9018 K2M」DACチップを搭載しています。この高性能なDACのおかげで、クリアで高音質なアナログ出力が可能です。
ハイレゾ音源再生は最大192kHz/24bit対応で、ギャップレス再生をサポート
WiiM Ampは、ハイレゾ音源再生に最大192kHz/24bitまで対応しており、ギャップレス再生もサポートしています。そのため、途切れのない滑らかな音楽体験が可能です。DSD再生には対応していません。
対応シアターフォーマットはステレオPCMで、ドルビーデジタル、DTSには非対応
WiiM Ampが対応するシアターフォーマットはステレオPCMのみで、ドルビーデジタルやDTSには対応していません。しかし、通常の音楽再生には十分な対応力を持っています。
サブウーファーのクロスオーバー帯域設定と出力レベルを調整できるサブウーファープリアウト
WiiM Ampには、サブウーファーのクロスオーバー帯域設定と出力レベルを調整できるサブウーファープリアウトがあります。これにより、低音の強調とバランスの取れた出力が可能です。
豊富で細かな音質調整機能(アプリ使用 入力別に設定可能)
WiiM Ampは、プリセットEQ設定、10バンドグラフィックEQ、さらに4バンドパラメトリックEQを備え、豊富で詳細な音質調整が可能です。これらの設定は、WiiMHomeアプリを使って入力ごとに調整することができます。
スマートフォンアプリ「WiiM Home」
WiiM Ampのストリーミングやデバイス設定は、すべてスマートフォンから「WiiM Home」アプリを使って制御できます。これにより、非常に便利な操作性が提供されます。
付属の音声リモコンでAlexa、Googleアシスタント、Siriのいずれのボイスコントロールにも対応
WiiM Ampには音声リモコンが付属しており、Alexa、Googleアシスタント、Siriといった主要なボイスアシスタントに対応しています。音声操作による簡単なコントロールが可能です。
筐体部にはアルミニウムシェルを採用した「WiiM」シリーズに共通のコンパクトデザインを踏襲
WiiM Ampの筐体には、高品質なアルミニウムシェルが採用されています。このデザインは、WiiMシリーズに共通するもので、コンパクトでスタイリッシュな外観を持っています。外形寸法は190×190×63mm、重さは1.84kg。
アップデートで音響補正機能、Roon Ready、USB音声出力などの機能追加も予定
WiiM Ampは、将来的なアップデートによってさらに多くの機能が追加される予定です。例えば、本体内蔵マイクを使用した音響補正機能や、Roon Ready、USB音声出力などが予定されています。
WiiM Ampの使い方
初期設定
初めてWiiM Ampを利用する際には、基本的な初期設定を行う必要があります。まず、アンプを電源に接続し、ネットワークへの接続を行います。WiiM AmpはWi-Fi対応なので、Wi-Fiネットワークに接続可能です。スマートフォンから「WiiMHome」アプリをダウンロードし、アプリの指示に従いWi-Fiネットワークに接続します。この際、Bluetoothの設定も行えます。アプリを通じてWiiM Ampをネットワークオーディオシステムに登録することで、初期設定は完了です。
音楽ファイルの再生方法
音楽ファイルの再生方法は非常に簡単です。WiiM AmpはSpotifyやAmazon Music、Deezer、TuneIn、TIDAL、Qobuzなど各種音楽ストリーミングサービスに対応しているので、自分が利用しているサービスを選択し、アプリを介して音楽を再生することができます。また、DLNAにも対応しているため、自宅のメディアサーバーから音楽ファイルを再生することも可能です。ハイレゾ音源再生も最大192kHz/24bitに対応しており、ギャップレス再生もサポートしています。
他デバイスとの接続方法
WiiM Ampは多彩な接続方法を備えています。アナログRCA入力、HDMI ARC入力、USB、光・同軸入力端子などがあり、どんなオーディオデバイスでも接続が可能です。さらに、BluetoothやWi-Fiにも対応しているため、ワイヤレスでの接続も簡単です。例えば、Bluetooth機能を使ってスマートフォンから直接音楽を再生することや、Wi-Fiを介してネットワーク上の他のデバイスと連携して音楽を楽しむことができます。これにより、自宅のオーディオシステムがより一層便利に、そして高音質で楽しめるようになります。
購入方法と価格
WiiM Ampはアマゾンなどのオンラインショップや家電量販店、オーディオ専門店などで購入することができます。特にオンラインショップでは、定期的にキャンペーンが行われることがあり、特典や割引が適用される場合がありますので、こまめにチェックすると良いでしょう。
WiiM Ampの価格は、搭載されているDACやアンプ機能のクオリティを考慮すると非常に競争力のある設定です。一般的には52,000円程度で販売されていますが、オンラインショップのセールでは4.2万円程度になることがあるので、少しでも安く買いたい場合は要チェックです。
WiiM Amp レビューサイト

各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察
肯定的な評価
音質はクールでパワーも十分
WiiMブランドのプリメインアンプ内蔵ストリーマー「WiiM Amp」は、その音質について多くの高評価を受けています。本機は非常にクールな音質を実現しており、パワフルな出力が魅力です。特に、中音域から高音域にかけてのクリアな表現が好評で、リスニング体験を大いに向上させます。この点が、音楽愛好者の間でも独自の地位を築いている理由です。
接続性と互換性が高い
「WiiM Amp」は、さまざまなデバイスとの接続性と互換性が高いことも評価ポイントの一つです。Wi-FiやBluetoothを含む多種多様な接続方法をサポートしており、スマートフォンやタブレット、さらに他の音響機器との連携もスムーズに行えます。この柔軟性が、ユーザーにとって利便性の高さを感じさせています。
コンパクトなデザインと操作性も良好
「WiiM Amp」はコンパクトなデザインが特徴です。その小型ながらもスタイリッシュな外観は、どのようなインテリアにもマッチします。操作性も非常に良好で、直感的に使用可能なリモコンやアプリによる簡単な操作が可能です。このような使いやすさも、多くのユーザーから支持される要因となっています。
驚くほどの機能性も好評
さらに、「WiiM Amp」は数々の驚くべき機能を搭載しています。例えば、内蔵のストリーミングサービスや高解像度音源の再生、さらに自動音量調整機能などが挙げられます。これらの機能が、ユーザーにさらなる便利さと快適さを提供し、高評価を得ています。
総合的なコスパはストリーマー製品では最高という評価もある
「WiiM Amp」は総合的なコストパフォーマンスの面でも高い評価を受けています。その充実した機能と高品質な音質を考えれば、同価格帯のストリーマー製品と比較しても非常にお得です。総合的なコスパはストリーマー製品では最高という評価もあります。この点が、初心者から上級者まで幅広い層に支持される一因となっています。
否定的な評価
音の繊細さや情報量などアナログ出力は価格の限界がある
WiiM Ampのアナログ出力に関しては、音の繊細さや情報量において価格の限界があると言われています。特に、高級オーディオ機器と比較すると、音質の細部にわたる表現力が劣るとの指摘があります。価格を考慮すると、高いコストパフォーマンスを誇る一方で、さらなる音質を求めるオーディオファンにとっては限界が感じられることもあります。
DSD音源に対応していない
WiiM Ampは多くのファイル形式に対応していますが、DSD音源には対応していません。DSDは高解像度音楽ファイルの一つで、多くのオーディオファンに支持されています。この対応の欠如は一部のユーザーには物足りないと感じる点かもしれません。
HDMIはeARCに対応して欲しかった
WiiM AmpにはHDMI入力が搭載されていますが、eARC(Enhanced Audio Return Channel)には対応していません。eARCに対応していれば、テレビからの音声をより高品質な形でアンプに送ることが可能になります。この点が改善されれば、さらに幅広い用途での利用が期待できるでしょう。
本格的な単品コンポとは
WiiM Ampはプリメインアンプ内蔵ストリーマーとして非常に便利ですが、本格的な単品コンポと比較するとやはり差が出てしまいます。一つのデバイスで多機能をカバーする利便性に対して、個別の高級コンポーネントシステムの持つ卓越した音質やカスタマイズ性には敵わない面があります。
国内価格が高い
WiiM Ampの価格に関しても一部のユーザーからはやや高いと感じる意見があります。特に国内市場では、輸入関税や流通コストが加わるため、他国と比較しても価格が高めに設定されていることが指摘されています。このため、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとっては、購入を躊躇する要因となり得ます。セール時の価格だと高くはないという意見もあります。
他製品との比較
アンプ機能を搭載しない「WiiM Pro Plus」
「WiiM Pro Plus」は、WiiMブランドの製品ラインナップでアンプ機能を搭載していないストリーマーです。これに対し、「WiiM Amp」はその名の通りプリメインアンプが内蔵されており、外部アンプが不要である点が大きな違いです。音質や接続性に関しては「WiiM Pro Plus」も高い評価を得ていますが、より一体型デザインで簡便さを追求する場合には「WiiM Amp」が適しています。
DENONやマランツなどのHEOS搭載アンプ
DENONやマランツのHEOS搭載アンプとWiiM Ampを比較すると、それぞれが独自の魅力を持っています。HEOSアンプは多機能で高音質を提供し、高く評価されています。ただ、HEOSの動作が不安定という声があるのが気になるところ。
一方、WiiM Ampはコンパクトなデザインとコストパフォーマンスの高さが特徴です。また、初めてネットワークオーディオに挑戦するユーザーにとって、シンプルな操作が魅力的です。ストリーマーとしての動作安定性ではHEOSより上かもしれません。
Bluesound製品のアンプ
Bluesoundのアンプ製品は、オーディオマニアの間でその高音質と豊富な機能性で知られています。特に音の細部までこだわるユーザーには評価が高い製品群です。しかし、価格帯が少し高めである点がネックとなることがあります。
これに対してWiiM Ampは、リーズナブルな価格でありながらも基本的な機能と高音質を実現しています。コストパフォーマンスに優れた選択肢として、一般ユーザーにおすすめしやすい点が大きな魅力です。
おすすめユーザーなど
おすすめのユーザーや使い方
WiiMブランドのプリメインアンプ内蔵ストリーマー「WiiM Amp」は、幅広いユーザーにおすすめできる製品です。特に、手軽に高音質の音楽ストリーミングをパッシブスピーカーとの組み合わせで楽しみたい音楽愛好者に向いています。
ストリーマーとアンプも一体にして場所を取りたくない人にも向いています。リビングルームや自分の部屋、デスクトップ環境などで音楽を楽しむ際に、そのコンパクトさと機能性が非常に評価されます。また、スマートホーム環境を作りたい方にも最適です。
Wi-FiやBluetoothなどの多様な接続方法を持っているため、複数のデバイスと簡単に接続できます。さらに、本格的なオーディオセットを構築する第一歩としても、この製品は手頃な価格で高性能を提供してくれます。
あまりおすすめできないユーザー
一方で、「WiiM Amp」は全てのユーザーにとって理想的な選択ではありません。例えば、高品質の音響環境を求めるオーディオファンや、アナログの繊細な音質にこだわるユーザーにとっては物足りないかもしれません。DAC部分、アンプ部いずれの品位も物足りない可能性があるからです。
また、DSD音源の再生やHDMIのeARC機能に対応していないため、これらの機能を必要とする場合には他の製品を検討する方が良いでしょう。さらに、国内での価格が他国と比べて高いため、コストパフォーマンスをより重視するユーザーには必ずしもおすすめできません。セール時の価格で納得できればその限りではありませんが。
評価のまとめ
WiiMブランドのプリメインアンプ内蔵ストリーマー「WiiM Amp」は、多くのレビューと評価からその実力が広く認識されています。特に、音質においてはクールでパワフルなサウンドが特徴で、深く豊かな音楽体験を提供してくれます。また、接続性と互換性が高く、様々な音楽ソースとの連携もスムーズです。
さらに、コンパクトなデザインと直感的な操作性がユーザーから高く評価されています。機能面でも充実しており、音楽ストリーミングだけでなく、さまざまな音楽フォーマットにも対応しています。これにより、総合的なコストパフォーマンスは非常に優れており、ストリーマー製品の中でも特に優れた評価を受けています。
一方で、音の繊細さや情報量といったアナログ出力の面では、価格の制約があると指摘されています。また、ハイレゾ音源の一部であるDSD音源に対応していないことや、HDMIがeARCに対応していない点も改善の余地があるとされています。さらに、本格的な単品コンポーネントと比較すると、その差を感じるユーザーもいるようです。国内価格が高いと感じる意見も見受けられます。
それでも全体的に見ると、「WiiM Amp」はコストパフォーマンスに優れた製品であり、音楽を手軽に高品質で楽しみたいユーザーにとって非常に魅力的な選択肢となります。
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