- PHILIPS TAB5109 約2.6万円のサウンドバー
- PHILIPS TAB5109の基本情報と注目の特徴
- PHILIPS TAB5109の内容、特徴を詳しく解説
- 1本バータイプのシンプル構成
- 寸法:766 × 67.3 × 91 mm(幅 × 高さ × 奥行)、重量:1.93kg
- フルレンジ×2による2.0chスピーカー構成
- 内蔵アンプの出力は120W
- サウンドバーの再生周波数範囲:60Hz~20kHz
- サラウンドの対応音声フォーマットで重要なのはDolby Digital PlusとDTS Virtual:X
- そのほか、Dolby Digital、LPCM 2ch、DTS デジタルサラウンド(DTS5.1)に対応
- ムービー、音楽、音声、スタジアムの4つのEQモード
- トレブル/バスのコントロールも可能
- 音声同期、自動音量調整機能搭載
- HDMI ARC端子搭載
- アナログオーディオ入力、USB入力、光入力に対応
- BluetoothはSBCに加えLE Audio に対応でVer5.4
- リモコン付属
- フィリップス Home Entertainment アプリ
- 取り外し可能なブラケット(付属)を使って、壁掛け可能
- PHILIPS TAB5109のレビュー・評価から項目ごとに詳しく分析
- 市場での評判の分析と購入を検討すべきユーザー層を考察
- まとめ
PHILIPS TAB5109 約2.6万円のサウンドバー
PHILIPS(フィリップス)のサウンドバー新モデル・TAB5109 が、2024年9月27日よりAmazonで販売開始。Amazonでの通常価格は25,800円程度。アマゾンのセール時には22,000円程度。
本製品の内容紹介と、各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察します。
PHILIPS TAB5109の基本情報と注目の特徴
製品概要とスペック
PHILIPS TAB5109は、コストパフォーマンスと機能性を追求したサウンドバーです。フルレンジスピーカーを採用した2.0ch構成で、コンパクトな設計と120Wのパワフルな内蔵アンプが特徴です。さらに、Dolby Digital PlusやDTS Virtual:Xといったサラウンドフォーマットにも対応しており、映画や音楽視聴を豊かにします。
設計・デザインの特徴
PHILIPS TAB5109は、そのコンパクトかつシンプルな設計が際立っています。本体寸法は766 × 67.3 × 91 mm(幅 × 高さ × 奥行)、重量はわずか1.93kgで、薄型のテレビの前に置くだけでなく、付属の取り外し可能なブラケットを使用することで壁掛け設置も可能です。
このように、設置場所の選択肢が広がるのが大きな利点です。また、控えめながら洗練されたデザインは、多くの家庭のリビングに調和するように設計されています。
搭載機能とその効果
PHILIPS TAB5109は、ユーザーの幅広いニーズを満たすために多彩な機能を備えています。4つのEQモード(ムービー、音楽、音声、スタジアム)やトレブル/バスコントロール機能によって、状況に応じた細かな音質調整が可能です。
また、音声同期機能と自動音量調整機能が搭載されており、視聴体験を快適なものにします。さらに、HDMI ARC端子の搭載により、テレビとの接続が簡単でシームレスな操作が実現します。USB入力対応やBluetooth 5.4、LE Audio対応も特筆点です。
競合製品との比較
市場には数多くのサウンドバー製品が存在しますが、PHILIPS TAB5109は、機能と価格のバランスに優れています。同価格帯の製品と比較すると、Dolby Digital PlusやDTS Virtual:X対応、USB入力、LE Audio対応が強みです。
一方で、Dolby Atmosやハイレゾ対応が求められる場合は、上位モデルや別メーカーの製品を検討する必要があります。
価格帯と市場での位置づけ
PHILIPS TAB5109は2万円台前半程度というリーズナブルな価格設定が魅力で、初めてサウンドバーを購入する方や、薄型テレビの音質をシンプルに強化したい方に適した製品です。この価格帯ではサブウーファー非搭載ながらも日常使いで十分なクオリティを実現しており、低価格帯のサウンドバー市場で競争力を持っています。そのため、手軽に設置できる高音質スピーカーを探しているユーザーから高い評価を受けています。
PHILIPS TAB5109の内容、特徴を詳しく解説
1本バータイプのシンプル構成
PHILIPS TAB5109は、1本のバータイプというシンプルかつミニマルな構成が特徴のサウンドバーです。サブウーファーや追加のリアスピーカーが付属しないため、設置が簡単で、場所を選ばずに使用できるモデルです。極力シンプルにテレビの音質を向上させたい方向けにデザインされており、初心者でも扱いやすい仕様となっています。
寸法:766 × 67.3 × 91 mm(幅 × 高さ × 奥行)、重量:1.93kg
本体のサイズは幅766mm、高さ67.3mm、奥行91mmとコンパクトで、重量も1.93kgと十分軽量です。このため薄型テレビの前に設置してもスペースを取りすぎることがありません。また、軽量設計のため、壁掛け設置にも対応可能で、配置の自由度が高い点が評価されています。
フルレンジ×2による2.0chスピーカー構成
PHILIPS TAB5109は、2基のフルレンジスピーカーを搭載した2.0chスピーカー構成です。このシンプルなスピーカー配置ながら、ステレオ効果を十分に発揮し、映画や音楽再生時でもバランスの良いサウンドを提供します。
内蔵アンプの出力は120W
内蔵アンプの最大出力は120Wで、テレビ内蔵スピーカーでは物足りない音量や臨場感を補完します。特に中小型の部屋での使用環境では、この出力で十分な音の広がりを楽しめるというレビューが多く見られます。
サウンドバーの再生周波数範囲:60Hz~20kHz
本機の再生周波数範囲は60Hzから20kHzとなっており、人間の耳が感知する音域をしっかりカバーしています。重低音はサブウーファーなしでもある程度表現され、高音域もクリアに聞こえる仕様です。ただし、サブウーファー搭載や別筐体型に比べると低音再生能力は低く、高域再生能力もハイレゾには対応していません。
サラウンドの対応音声フォーマットで重要なのはDolby Digital PlusとDTS Virtual:X
PHILIPS TAB5109はDolby Digital PlusとDTS Virtual:Xというサラウンド音声フォーマットに対応している点が特徴です。これにより、映画やドラマでよく使用される立体音響を再現し、臨場感の高いオーディオ体験が可能です。DTS Virtual:Xによるバーチャルサラウンドがポイントになります。
そのほか、Dolby Digital、LPCM 2ch、DTS デジタルサラウンド(DTS5.1)に対応
さらに、主要な音声フォーマットであるDolby Digital、LPCM 2ch、DTS デジタルサラウンド(DTS5.1)にも対応しています。これにより、幅広いデバイスやソースと互換性を保ち、柔軟な使用が可能です。
ムービー、音楽、音声、スタジアムの4つのEQモード
本機には、ムービー、音楽、音声、スタジアムという4つのEQモードが搭載されています。これにより、再生するコンテンツに合わせた最適な音響設定が可能で、用途や好みに応じて切り替えられる便利な機能が備わっています。
トレブル/バスのコントロールも可能
トレブルとバス(低音)のコントロール機能も搭載されています。これにより、自分好みの音質にカスタマイズでき、リスニング体験をさらに向上させることができます。
音声同期、自動音量調整機能搭載
音声同期機能と自動音量調整機能が搭載されているため、テレビとの連携がスムーズです。例えば、音声のズレを抑えたり、広告などで音量が急激に変化する状況でも安定した音量を保持できます。
HDMI ARC端子搭載
HDMI ARC端子を装備しているため、テレビとの接続が非常にシンプルです。1本のHDMIケーブルでオーディオ信号の送受信が可能になり、ケーブルの取り回しが簡単になります。
アナログオーディオ入力、USB入力、光入力に対応
HDMIに加え、アナログオーディオ入力、USB入力、光デジタル入力にも対応しています。これにより、多様なデバイスを接続でき、音源の選択肢が大幅に広がります。このクラスのサウンドバーではUSB入力の装備が特筆点です。
BluetoothはSBCに加えLE Audio に対応でVer5.4
Bluetooth接続も可能で、対応コーデックはSBCおよびLE Audioに対応しており、バージョンは5.4です。これにより、無線通信の安定性と音質向上が期待できます。スマートフォンやタブレットとのペアリングもスムーズで、利便性が高まります。
このクラスでのLE Audio対応は珍しく、この点は本機の大きな差別化ポイントです。
リモコン付属
本機には専用リモコンが付属しており、基本操作を手軽に行うことができます。リモコンのボタン配置もわかりやすく、操作性の良さが魅力です。
フィリップス Home Entertainment アプリ
フィリップスが提供するHome Entertainmentアプリを活用すると、EQモードの切り替えや入力ソースの選択など、さらに細かい設定がスマホアプリ上で行えます。これにより、リモコンだけでは行えない操作も手軽に行える点が評価されています。
取り外し可能なブラケット(付属)を使って、壁掛け可能
付属の取り外し可能なブラケットを活用することで、本体を壁に掛けて設置することができます。スペースの有効活用や部屋全体の見た目をスタイリッシュに保つことが可能です。
PHILIPS TAB5109のレビュー・評価から項目ごとに詳しく分析
薄型テレビの音質強化用としては非常に効果的
PHILIPS TAB5109は、薄型テレビのスピーカー性能を補完する目的で設計されており、テレビ視聴の音質を十分に引き上げることができます。映像に合ったクリアな音を提供するため、特に薄型テレビの内蔵スピーカーに不満を感じている方には最適です。この点を高く評価する声が多く見られます。
音質はバランスがよく、どのモードも自然
PHILIPS TAB5109はムービー、音楽、音声、スタジアムの4つのEQモードを搭載しており、それぞれのシチュエーションに応じた最適な音響設定を楽しめます。どのモードでもバランスの良い音質が特徴で、特に中高音域が自然に聞こえるとのレビューが多く寄せられています。
重低音はそれほど出ないが低音が出すぎると困る向きにはちょうどよい
PHILIPS TAB5109では重低音の量感は控えめですが、これにより低音が過剰にならず、全体的に聴きやすい音質に仕上がっています。そのため、家庭で映画やテレビ番組を中心に視聴する方にはちょうど良いバランスと言えます。
薄型、軽量でテレビの前に置いても邪魔にならない
本体の寸法が766 × 67.3 × 91 mm(幅 × 高さ × 奥行)で重量もわずか1.93kgと薄型軽量で設置性に優れています。このため、テレビの前に置いても視聴の邪魔にならず、省スペースで利用することが可能です。また、壁掛け用のブラケットも付属しているため、設置場所の自由度が高い点も魅力です。
テレビとの接続も簡単
HDMI ARCや光デジタル入力、アナログオーディオ入力を搭載しており、テレビとの接続が非常に簡単に行えます。特にHDMI ARCを使用すれば、テレビの操作と連携して音量調整などが可能になるため、利便性が向上します。
USB入力でパソコンと接続できるのも便利
サウンドバーとしては珍しく、USB入力が備わっているため、PCスピーカーとしても利用可能です。これにより、音楽や動画の再生だけでなく、リモートワーク時のWeb会議などにも活用できる点が注目されています。
Bluetooth接続が安定しているのが特筆できる
Bluetooth 5.4に対応しており、さらに最新の高効率で低遅延のLE Audioをサポートしているため、接続の安定性と品位が高いと評価されています。複数のレビューでも、ペアリングや通信の途切れが少ない点が良いと評価されています。
LE Audio対応のサウンドバー自体、まだ珍しく、LE Audioによる低遅延の恩恵なども考慮すると多いに評価できるポイントです。
付属リモコンの操作性はシンプルで、アプリでのほうが多彩な操作ができる
付属のリモコンは操作が直感的で扱いやすい一方で、より多彩な設定を行う場合は、フィリップスのHome Entertainmentアプリを使用するのがおすすめです。このアプリでは、EQモードの切り替えやソースの選択といった操作が可能です。
コンセントのケーブルが1.5mなのは少し短いかも
PHILIPS TAB5109の電源ケーブルの長さは約1.5mで、設置場所によっては延長コードが必要になる場合があります。端子の数や設置プランに応じて計画を立てるのが良いでしょう。
有線接続用のケーブルは付属していないのは注意点
HDMIや光デジタルなどの有線接続ケーブルは同梱されていないため、必要に応じて別途用意する必要があります。購入前に、自身の環境に適したケーブルを確認しておきましょう。
価格からして弱点はあるが、それは本機に求めるものではないでしょう
PHILIPS TAB5109はリーズナブルな価格帯ながら、Dolby Digital PlusやDTS Virtual:Xなどにも対応しています。一方で、ドルビーアトモスやハイレゾ音源の再生、LDACコーデックには非対応ですが、価格を考慮すると十分にコストパフォーマンスが高い製品です。
市場での評判の分析と購入を検討すべきユーザー層を考察
人気の理由と低評価ポイントの実態
本製品が人気を得ている理由の一つは、2万円台前半程度という価格帯に見合った機能性と設置の自由度の高さです。1本バータイプの設計でテレビの下に収まりやすく、壁掛けも可能なため、設置場所に困りません。
また、Bluetooth 5.4による安定した接続や独自のEQモードの切り替え機能などが、初めてサウンドバーを導入するユーザーにとって使いやすさを提供しています。エントリークラスのサウンドバーでは対応が少なくなっているDTSに対応しているのも人気のポイントです。
一方で、重低音の不足や、ドルビーアトモス非対応、有線接続ケーブルの非付属といった点は、一部の購入者から低評価を受けることがあります。しかし、これらの批判は、価格帯などを考慮した上では致命的な欠点とは言えず、多くのユーザーがコストパフォーマンスを評価する傾向にあります。
レビューから読み解く価格と価値のバランス
PHILIPS TAB5109は、2万円台前半という手ごろな価格で多機能を提供する点が特筆されます。このサウンドバーはHDMI ARC対応をはじめ、120Wの内蔵アンプやDolby Digital Plus、DTS Virtual:X対応、LE Audio対応といった重要な機能を備えており、コストパフォーマンスに優れています。そのため、エントリーユーザーや日常使い向けのサウンドバーとして優れた選択肢です。
一方で、ドルビーアトモスや、ハイレゾ対応などによる高音質サウンド体験を求める場合は、上位モデルや他社製品を検討する必要があるでしょう。
他社製品と比較した時のメリットとデメリット
PHILIPS TAB5109と同価格帯の他社製品と比較すると、主な競合として挙げられるのはソニーやヤマハのエントリーモデルです。PHILIPS TAB5109のメリットは、DTS Virtual:XとDTS対応、Bluetooth接続の安定性やLE Audio採用による先進性、コンパクトな設計、シンプルな操作性といった点です。また、フィリップス独自のHome Entertainmentアプリを使った操作性も他社製品にはない利点と言えるでしょう。
一方、デメリットとしては、重低音に特化した機種や、ドルビーアトモスのような高度な音響技術、ハイレゾ再生やLDACなどのハイレゾBluetoothコーデックを採用したモデルに比べて音質面での拡張性が劣る点が挙げられます。
そのため、映画や音楽鑑賞時の迫力を追求したいユーザーには物足りないと感じる場合もあります。しかし、これらの大きな機能を要求しないユーザーにとっては十分満足できる選択肢です。
PHILIPS TAB5109を最大限活用する方法
PHILIPS TAB5109の性能を最大限活かすためには、設置場所や使用シーンを工夫することが重要です。接続は音質や規格、使い勝手を最大限に活かせるHDMIがおすすめです。
テレビの前に配置する場合は、視聴距離や高さが適切になるように配置すると、より良い音響体験が得られます。また、リモコンの操作やHome Entertainmentアプリを活用することで、自分好みのEQモードや音量バランスを調整できます。
さらに、Bluetooth接続を積極的に利用して、スマートフォンやタブレット、PCから気軽に音楽やポッドキャストを再生することもおすすめです。Bluetooth接続ではLE Audio接続を活用できる環境がおすすめです。
また、壁掛け設置を行うことでスペースを有効活用しつつ、インテリアに溶け込むような配置も可能です。その他、特徴的なムービーモードや音楽モードなどを適宜活用し、シーンに応じた音響を楽しむことで、本製品のポテンシャルを存分に引き出せるでしょう。
購入者層のレビュー傾向から見る適正ユーザー像
PHILIPS TAB5109は、主に薄型テレビの音質を2万円台前半程度の予算で手軽に向上させたいと考えるユーザー層から支持を得ています。
薄型かつシンプルなデザインのため、初めてサウンドバーを購入する方にも選ばれやすい製品です。
サラウンドフォーマットとしては、DTS Virtual:XとDTS対応なのでDTS系を重視したいユーザーに向いています。
また、USB入力やBluetooth接続に対応しているため、スマートフォンやPCを利用して手軽に音楽を楽しみたい方にも向いています。Bluetooth接続に関しては、最新規格のLE Audioに対応したサウンドバーが欲しい方には大いにおすすめです。
一方で、重低音を強く求めるユーザーや、ドルビーアトモスやハイレゾ、LDACコーデックなどの高度な音質機能を求めるオーディオマニアには、やや物足りないかもしれません。
まとめ
全体として、PHILIPS TAB5109は2万円台前半程度で「手軽に薄型テレビの音質を向上させたい」「シンプルな構成や手頃な価格を重視したい」といったユーザーに適しており、高評価を得られる理由が多く見受けられます。
一方で、ドルビーアトモス対応や重厚な重低音を求めるユーザーには物足りない可能性があります。
購入を検討する際には、自身の用途や期待に合わせた評価ポイントを確認することが重要です。
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