ハイセンス E6NとE60Nを比較しての違いは?

4K液晶テレビ

ハイセンスの4K液晶テレビE6NシリーズとE60Nシリーズを比較しての違いと、共通内容について解説します。両シリーズがおすすめのユーザーや使い方も考察。

はじめに・本記事の目的

テレビの購入を検討されている方にとって、どのモデルを選ぶべきかは非常に重要なポイントです。本記事では、「ハイセンスの4K液晶テレビE6NシリーズとE60Nシリーズを比較しての違い」に焦点を当て、それぞれのモデルの特徴や共通の要素について詳しく解説します。

ハイセンスは高いコストパフォーマンスを持つテレビブランドとして知られ、特にこのE6NシリーズとE60Nシリーズは、4K解像度ながら比較的安い価格で提供されるエントリーモデルとして注目されています。どちらも2024年発売のモデルで、基本性能には多くの共通点がある一方、販売チャネルや価格設定など細かい違いが存在します。

この記事を読むことで、ハイセンスのE6NシリーズとE60Nシリーズの違いや特徴が明確になり、自分に最適なモデルを選ぶための参考になるはずです。また、コストパフォーマンスの良さから家族での利用に適したモデルや、映画・ゲームを楽しむ際のポイントを見つけることもできます!

E6NシリーズとE60Nシリーズの概要

共通する基本機能のポイント

ハイセンスの4K液晶テレビE6NシリーズとE60Nシリーズは、エントリーモデルとして高いコストパフォーマンスを発揮する製品です。両モデルとも4K解像度を採用し、REGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」による高画質処理で、鮮明な映像を楽しむことができます。また、サイズラインナップでは43インチから85インチまで幅広く展開しており、多くの家庭や設置環境に対応できる仕様となっています。

リモコンにはネット動画向けダイレクトボタンが搭載されており、NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスを簡単に操作できます。Wi-Fi接続を通じて、多彩なインターネット動画コンテンツも快適に楽しむことが可能です。さらに、HDR規格にはHDR10、HLG、HDR10+、Dolby Visionに対応しているため、明暗のメリハリがあるリアルな映像も実現します。

その他の特徴として、低遅延環境を提供する「ゲームモード」、eARC対応のHDMI入力、Bluetooth音声出力やAirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング機能が挙げられます。このように、E6NシリーズとE60Nシリーズは、多機能ながら価格を抑えた製品であることがポイントです。

両モデルの対象ユーザー層について

両モデルは、初めて4Kテレビを購入する人や、コストを抑えて大画面で映像を楽しみたいユーザーに最適です。特に、定番のインターネット動画配信を楽しみたい方や、外付けハードディスクを活用してシンプルな録画機能を求める方には大変おすすめです。

一方、映像に対して特別高いこだわりを持つハイエンド志向のユーザーや、倍速駆動による滑らかな映像表現を求める方には不向きです。また、最新ゲーム機の特性を最大限に活かして視聴・プレイしたい方も、4K/120p入力やVRR非対応の仕様がネックとなる場合があります。この点に注意しつつ、自身の使用用途に合うか検討をおすすめします。

全体的に、リーズナブルな価格帯でありながらも、基本性能がしっかりと備わっているため、リーズナブルで実用的な4Kテレビを求める幅広いユーザー層に対応するモデルと言えるでしょう。

E6NシリーズとE60Nシリーズを比較しての違い

どちらもネット販売限定モデルであるがE6Nシリーズは幅広い販路、E60Nシリーズはアマゾン限定販売が違い

ハイセンスの4K液晶テレビ、E6NシリーズとE60Nシリーズは、販売チャネルに明確な違いがあります。E6Nシリーズは楽天市場や家電量販店、その他のオンラインショップを含む幅広い販路(ネット販売)で展開されるのに対し、E60Nシリーズはアマゾンでの限定販売となっています。この販路の違いがあることで、購入先の選択肢やキャンペーンの適用条件が変わる点がポイントです。

上記の販路以外、内容は同一。サイズラインナップも同じ

販売チャネル以外に関しては、E6NシリーズとE60Nシリーズは、基本的な性能や仕様が同一です。サイズラインナップも43インチから85インチまでの6種類で共通しており、家のリビングや寝室など設置場所によって選びやすい点が魅力です。また、搭載されている映像エンジンや機能面についても同様の内容を持つため、どちらのシリーズを選んでも同じ視聴体験が得られます。

実売価格はE60Nシリーズのほうがアマゾンの大型セール時にE6Nより安いことがあるのはチェックポイント

E6NシリーズとE60Nシリーズの価格は基本的に大きな違いがありませんが、E60Nシリーズがアマゾン限定販売であるため、アマゾンプライムデーやブラックフライデーなどの大型セールの際には、E6Nシリーズよりも安く購入できることがあります。価格重視で選びたい場合は、セール時期を狙ってE60Nシリーズをチェックするのがおすすめです。一方で、E6Nシリーズは家電量販店など複数の販路で販売されているため、ポイント還元や店舗独自のキャンペーンを利用できる可能性があります。購入スタイルに応じて最適な選択をすることが重要です。

参考:両シリーズの実売価格例(E60Nはセール時の価格も一部反映)

43E60N 44,800円

50E60N 58,800円

55E60N 62,800円

65E60N 87,800円

75E60N 99,800円

85E60N 198,000円

 

43E6N 4.8万円

50E6N 6万円

55E6N 7.3万円

65E6N 8.6万円

75E6N 10.6万円

85E6N 15.6万円

E6NシリーズとE60Nシリーズに共通の内容、特徴

4K液晶テレビのエントリークラス機

E6NシリーズとE60Nシリーズは、ハイセンスが提供する4K液晶テレビのエントリークラス機に位置づけられています。これらのシリーズは、高画質や便利な機能を求めつつも手ごろな価格で購入したいユーザー向けに設計されました。特に、4Kで楽しむネット動画や家庭でのゲーム体験を、コストを抑えて実現できるのが魅力です。

サイズラインナップは43、50、55、65、75、85インチの6サイズ

両シリーズは、サイズ展開が非常に豊富で、43インチから85インチまでの6種類のサイズから選ぶことができます。これにより、リビングはもちろん、寝室や個室など設置する空間に合わせた選択が可能です。特に85インチの大画面モデルは、映画鑑賞やスポーツ観戦を大迫力で楽しみたい方におすすめです。

映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載

両シリーズ共に、REGZAと共同開発された「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載しています。この映像エンジンにより、エントリーモデルながらも鮮明で見やすい映像を実現しており、ハイセンスの技術力と東芝との協力体制の成果を感じられるポイントとなっています。

60Hzの等速駆動パネル(倍速駆動非対応)と直下型バックライト採用(部分駆動非対応)

両モデルは60Hzの等速駆動パネルを採用しており、倍速駆動には対応していません。また、部分駆動非対応の直下型バックライトを採用しているため、コントラスト性能はハイエンドモデルには及びません。ただし、一般的な利用においては自然で十分な表示性能を提供します。

4K解像度でIPS系パネル(ADSパネル)がメイン(50型と85型はVAパネル)

両シリーズでは主に広視野角のIPSパネル技術を使用したADSパネルが採用されていますが、50インチと85インチモデルはVAパネルとなっています。これにより、サイズによって異なるパネル特性が存在し、視野角やコントラスト性能が用途に応じて選べる点が特徴です。

フレーム補間のクリアモーション

搭載されるクリアモーション機能は、高速シーンでも滑らかな表示を可能にします。この技術により、アクション映画やスポーツ観戦中の映像ブレが軽減され、快適な視聴体験を提供します。

HDR規格への対応はHDR10をはじめ、HLGとHDR10+、Dolby Vision

E6NシリーズとE60Nシリーズは主要なHDR規格であるHDR10、HLG、HDR10+、そしてDolby Visionに対応しています。そのため、HDR対応のコンテンツを最大限に活かした、ダイナミックで美しい映像を楽しむことが可能です。

低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載

両シリーズは、ゲームに最適化された「ゲームモード」を搭載しており、遅延を大幅に軽減します。これにより、反応速度が求められる最新のゲームでもストレスなくプレイ可能です。

HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応(4K/120p入力非対応、VRR非対応)

HDMI2.1対応により高い互換性を持っている一方で、4K/120p入力やVRR(可変リフレッシュレート)には非対応です。しかし、ALLM(自動低遅延モード)に対応しているため、画面のちらつきや遅延を抑え、快適なプレイ環境をサポートします。

eARC対応HDMI入力

eARC対応HDMI入力も備わっており、高音質のオーディオフォーマットを外部サウンドシステムで再生することができます。これにより、視聴体験をさらなるレベルへ引き上げることが可能です。

eARC対応HDMI入力は、従来のARC(Audio Return Channel)よりも高音質な音声伝送を可能にする技術です。従来のARCでは、最大5.1chのサラウンド音声しか伝送できませんでしたが、eARCでは、最大7.1chのサラウンド音声やDolby Atmos、DTS:Xなどのオブジェクトベースの立体音響を伝送できます。

チューナー数は、BS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×2

両シリーズは地デジやBSなどの通常放送に加えて、BS 4Kや110度CS 4Kチャンネルも視聴可能なチューナーを2基ずつ搭載しています。この豊富なチューナー構成により、4K放送も余すところなく楽しめます。

USB HDDへの録画に対応。地上/BS/110度CSでも4K放送でも裏番組を録画可能(2番組同時録画は不可)

外付けUSB HDDへの録画に対応しており、番組を自由に保存できます。裏番組録画も可能なため、視聴中の番組とは別の番組を録画したい場合にも便利です。ただし、2番組同時録画には対応していない点には注意が必要です。

フルレンジのステレオスピーカー内蔵(Dolby Atmos非対応)。音響最適補正技術「Eilex PRISM」を搭載

Dolby Atmosには非対応ですが、フルレンジステレオスピーカーを搭載し、「Eilex PRISM」と呼ばれる音響最適補正技術により、より自然でクリアな音響を楽しむことができます。

Bluetooth音声出力対応

Bluetooth音声出力に対応(SBCのみ)しており、イヤホンやスピーカーなどに接続してワイヤレスでサウンドを楽しむことが可能です。

独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応

VIDAAプラットフォーム3.0を採用しており、主要なインターネット動画配信サービスに対応しています。YouTubeやNetflixなど、多彩なコンテンツを簡単に大画面で楽しむことができます。

DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)

DLNAサーバー・クライアント機能を搭載。家庭内ネットワークを活用して、ほかのデバイスとコンテンツを共有できるため、マルチメディア環境が広がります。

AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能

AppleのAirPlay 2やAnyView Castに対応しており、スマートフォンやタブレットの画面をテレビに簡単にミラーリング・キャストできます。これにより、写真や動画などを大画面で気軽に楽しめます。

Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応

AlexaやApple HomeKitとの連携に対応し、音声操作やスマートホームの管理が可能です。簡単な音声コマンドでテレビ操作が行えるため、利便性が向上します。

Bluetooth対応リモコンと音声操作対応

Bluetooth対応リモコンにより、テレビ本体を直接向かなくても操作がスムーズに行えます。また、音声操作に対応しており、手軽に操作したい場面でも便利です。

E6NシリーズとE60Nシリーズについてのまとめと注意点

ハイコスパな4K液晶テレビ

ハイセンスの4K液晶テレビE6NシリーズとE60Nシリーズは、価格重視で高品質な映像体験を求めるユーザーに向けたエントリーモデルです。これらのシリーズは4K液晶テレビとして基本的な性能をしっかり抑えており、家庭用テレビとして十分な機能を備えています。特に、映像エンジン「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載することで、美しく鮮明な映像を再現できる点が特徴です。また、ネット動画視聴機能やスマートホーム連携、多彩なサイズ展開(43型から最大85型まで)といった点で、多様なニーズに対応可能なモデルとなります。

安さゆえの非搭載機能への注意(倍速駆動、部分駆動、Dolby Atmos対応、4K/120p入力、VRRがないこと)

E6NシリーズとE60Nシリーズはコストパフォーマンス重視で設計されていますが、上位モデルと比べていくつか非搭載の機能があることに注意が必要です。具体的には、倍速駆動や部分駆動に対応していないため、素早い動きの映像ではやや残像感が残る可能性があります。また、Dolby Atmos対応スピーカが搭載されていないため、音響面での立体感を重視する方には物足りなさを感じるかもしれません。加えて、4K/120p入力やVRR(可変リフレッシュレート)に非対応のため、最新のゲーム機で高フレームレートの映像を快適に楽しみたい場合には向いていない点も押さえておきたいポイントです。

E6NシリーズとE60Nシリーズのどちらを選ぶべきかのポイント

どちらのモデルも基本的な性能や機能は同じですが、購入する上では販売チャネルや価格が選択のポイントとなります。E6Nシリーズは家電量販店や楽天市場などで購入できるため、幅広い販路での比較検討が可能です。一方で、E60NシリーズはAmazon専売モデルとなっており、Amazonのセール時にはさらにお得な価格で購入できる可能性があります。そのため、購入予定時期や価格重視で選びたい場合にはE60Nシリーズ、実機を確認してから購入したい場合やポイント利用を重視する場合にはE6Nシリーズを選ぶのがおすすめです。

E6NシリーズとE60Nシリーズがおすすめのユーザーや使い方(箇条書き)

– 高コストパフォーマンスで、4K画質の大画面テレビを手頃な価格で楽しみたい方。
– Amazonのセールやポイント還元を活用して、お得にテレビを購入したい方(E60Nシリーズがおすすめ)。
– 映画やスポーツ観戦で自然な映像美を重視する方。
– ゲームモードを活用して低遅延でゲームを楽しみたい方。
– 各種HDR規格(HDR10、Dolby Visionなど)対応の映像を視聴したい方。
– スマートホームとの連携に興味があり、例えばAlexaやApple HomeKitを使いたい方。
– インターネット動画配信サービスをテレビの大画面で楽しみたい方。
– 43インチから85インチまで、ライフスタイルや部屋の広さに合わせたサイズを選びたい方。
– 一般的なテレビ視聴だけでなく、スマート機能やAirPlay 2などのミラーリング機能を活用したい方。

E6NシリーズとE60Nシリーズがあまりおすすめではないユーザーや使い方(箇条書き)

– ハイエンドモデルやプレミアムモデルのテレビが求められる方には不向きです。倍速駆動や部分駆動、Dolby Atmos、VRR、4K/120Hz入力といった高度な機能は搭載されていないため、高品質な映像や音響にこだわる方には物足りないと感じる可能性があります。

– ゲーム用途で4K/120Hzの動作やVRR(可変リフレッシュレート)を重視するゲーマーには適していません。最新ゲーム機での高パフォーマンスをフルに引き出す目的では他のモデルの検討が必要です。

– 高輝度や細やかなバックライト調整が期待されるHDR映像体験を求める方には不十分かもしれません。このシリーズでは、部分駆動が非対応であるため、より緻密な明暗表現を求める方にとっては選択肢が限定されてしまいます。

– 高音質に強いこだわりがある方にはオススメしづらいです。Dolby Atmosには対応しておらず、内蔵スピーカーもフルレンジのステレオ構成のみのため、外部スピーカーやサウンドバーが必要になる場合があります。

– 複数の番組を同時に録画したい方や録画機能を重視する方にも不向きです。このシリーズでは2番組同時録画には対応していないため、そのような用途には他の機種を検討する必要があります。

– 動きの速いスポーツ番組やアクション映画でより滑らかな映像を求める方にも物足りなく感じるかもしれません。このシリーズでは倍速駆動がないため、特に高速なシーンでの映像視聴時に差を感じることがあります。

– 長期間の耐久性能やサポートに高い期待を寄せる方には慎重な比較をおすすめします。価格が安い分、高級機種と比べて部品や構造の耐久性に多少の違いがある可能性があるため、保証内容も含めて確認が必要です。

まとめ

ハイセンスの4K液晶テレビE6NシリーズとE60Nシリーズは、価格と性能のバランスが取れたエントリークラスのモデルです。どちらのシリーズも4K解像度で高画質な映像を提供しつつ、スマート機能やゲームモードなどの現代的なニーズに応える仕様を備えています。

これらのシリーズの違いは、主に販売チャネルにあります。E6Nシリーズは楽天や家電量販店など広い販路で購入できるのに対し、E60NシリーズはAmazon専売という特徴があります。また、Amazonのセール時にはE60Nシリーズの方が価格が安くなることがある点も注目ポイントです。ただし、機能や性能自体に違いはなく、両シリーズの内容はほぼ同一ですので、購入者は主に購入先とその際の価格を基準に選ぶと良いでしょう。

共通の特徴として、4K液晶テレビとして十分な基本機能を備えつつ、ハイセンス独自の「HI-VIEWエンジン Lite」やHDR対応、ゲームモード、Bluetooth音声出力など、多彩な機能を装備しています。また、映像エンジンやインターネット動画視聴用のVIDAAプラットフォームなどによって、コストパフォーマンスの高さが際立っています。

一方で、倍速駆動や部分駆動、Dolby Atmos対応、4K/120p入力、VRRといった上位モデルに搭載される機能は非対応であるため、より高い映像性能を求めるユーザーには物足りない部分があるかもしれません。

結論として、E6NシリーズとE60Nシリーズはコストパフォーマンスを重視しつつ、4Kの高画質と基本的なスマート機能を楽しみたい方、特にネット動画視聴や一般的なテレビ鑑賞をメインとするユーザーにおすすめの選択肢です。どちらを選ぶかは販路や価格、そして購入タイミングを考慮して検討するのが良いでしょう!

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