- SONY Linkbuds Open (WF-L910) 中央に穴の空いたリング型ドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン
- SONY LinkBudsシリーズとは
- SONY LinkBuds Openとは?
- SONY LinkBudsとは?
- Linkbuds OpenでLinkbuds Sから変わった点を詳しく解説
- 新開発のリング型ドライバーを搭載し、周囲の音が聴き取れる構造はそのままに高音質/高音圧化
- 新開発ドライバーは前機種よりも小型化しつつ音圧を向上
- 低域の再現力と高音質化も実現
- 統合プロセッサーV2を新搭載することでも高音質を実現
- ながら聴きにより適した音質を再現する「BGMエフェクト」機能も追加
- 装着性もフィッティングサポーターを新設計することで改善
- フィッティングサポーターは柔らかく経年劣化しづらいフロロシリコーンゴム素材を新たに採用
- LinkBuds Openではフィッティングサポーターは1サイズで対応できるように
- タップ操作の進化
- 音声コントロールに対応
- Bluetooth 5.2からBluetooth 5.3に向上
- BluetoothコーデックはSBC/AACに加え、LE AudioのLC3に新対応
- AIを活用したノイズリダクション機能により通話性能も向上
- 最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント接続も対応
- 同時発売となる「LinkBuds Speaker」とのシームレスな連携機能が新搭載
- バッテリーも強化。連続再生時間は従来よりも2.5時間長い8時間
- 急速充電性能の向上
- 専用の別売ケースカバーと、フィッティングサポーターを新たにラインナップ。外観のカスタマイズ性が向上
- 専用スマートフォンアプリが「Sound Connect」にリニューアル
- 専用スマートフォンアプリが従来の「Headphones Connect」アプリから「Sound Connect」にリニューアルされました。
- 本体の重さは片側当たり約4.1gから5.1gに増加
- ソニーストア価格は4,300円高くなった
- Linkbuds OpenとLinkbudsに共通の内容、特徴
- 耳をふさがない開放型の完全ワイヤレスイヤホンで音楽を再生中でも周囲の音が聴き取れる
- 中央に穴が開いたリング型ドライバーユニットを搭載することで骨伝導と違い自然な音声を聞くことが可能
- イヤホンは丸をふたつつなげたような形状で、人間工学に基づいたデザイン
- 圧縮音源もアップスケーリングして再生するDSEE搭載
- ハンズフリー通話対応
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は非搭載
- BluetoothコーデックはSBC、AACに対応
- 360 Reality Audio対応
- ヘッドトラッキング機能や、Sound AR機能なども備える
- 周囲の騒音レベルに合わせて自動で音量調整するアダプティブボリュームコントロール
- 「スピーク・トゥ・チャット」機能
- 装着検出機能を搭載
- 音声アシスタントとしてGoogleアシスタント/Amazon Alexaをサポート
- 頭を振ることで受話などの操作が可能なヘッドジェスチャー機能も搭載
- イヤホン本体はIPX4相当の防滴性能
- ケースはワイヤレス充電非対応
- LinkBuds OpenとLinkBudsの共通点・特徴のまとめ
- LinkBuds OpenとLinkBudsの違いのまとめ
- どちらをどう選ぶ?
- 全体のまとめ
SONY Linkbuds Open (WF-L910) 中央に穴の空いたリング型ドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン
ソニーは、Linkbudsシリーズの新製品として、中央に穴の空いたリング型ドライバーを採用した「LinkBuds Open」(WF-L910)を10月11日に発売。カラーはブラックとホワイトの2色。オープン価格で、ソニーストアでの価格は29,700円。
「LinkBuds」(WF-L900・2022年発売・ソニーストアでの価格は25,400円、現在実売価格約1.8万円)の後継機。
「LinkBuds Open」(WF-L910)と従来機「LinkBuds」(WF-L900)を比較しての違いを解説し、どちらをどう選べば良いかも考察します。
SONY LinkBudsシリーズとは
ソニーの「LinkBuds」シリーズイヤホンは、スマホユーザーを中心とした、常時装着や長時間使用を前提に、リスナーに新たなオーディオ体験を提供することを目的として開発されました。このシリーズでは、ノイズキャンセリング機能や、フィット感を重視したデザインなど、現代の多様なライフスタイルに対応するための特長を持っています。
「LinkBuds」シリーズには、多様なモデルが用意されており、ユーザーのニーズに応じて選択できるのが特徴です。初期のモデルとしては、2022年の「LinkBuds(WF-L900)」や「LinkBuds UC for Microsoft Teams(WF-L900UC)」が登場しました。これらのモデルは、「ながら聴き」を可能にする設計によって注目を集めました。さらに、ノイズキャンセリング機能を搭載した「LinkBuds S(WF-LS900N)」や、「LinkBuds Fit(WF-LS910N)」といった、より進化したモデルもラインナップに加わっています。
SONY LinkBuds Openとは?
SONY LinkBuds Open(WF-L910)は、2024年10月11日に登場したオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンで、LinkBudsシリーズの新たな進化となっています。この製品の大きな特徴は、耳をふさがない設計を維持しつつ、音質の改善や装着性の向上、バッテリー性能の向上を実現している点です。
進化した音質
LinkBuds Openでは、ドライバーやチップの変更により高音質化。低音域から高音域までバランスの取れた音声を楽しむことができます。また、通話時にはAIノイズリダクション機能を活用することで、クリアな音声が聞こえるように設計されています。これにより、音楽鑑賞だけでなく通話も快適です。
装着感の改善
従来モデルLinkbuds(WF-L900)と比較して、LinkBuds Openでは装着感が大きく改善されています。フィッティングサポーターの素材には、柔らかく経年劣化しづらいフロロシリコーンゴムが採用され、サイズに関しても1サイズで様々な耳に対応できるようになっています。これにより、長時間の使用でも快適です。
バッテリー性能の強化
バッテリー性能においてもLinkBuds Openは従来よりも優れています。最大8時間の連続再生が可能であり、ケースで充電すれば最大22時間の再生が可能です。また、3分の充電で60分再生可能な急速充電機能も備えており、忙しい日常でも安心して使用できます。
SONY LinkBudsとは?
従来モデルLinkBuds(WF-L900)の特徴
SONY LinkBuds(WF-L900)は、2022年2月にリリースされたオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。本モデルが代表となるLinkBudsシリーズは、音楽を聴いている最中でも周囲の音を取り込みながら使用できるという点で注目されています。
LinkBudsは中央に穴の空いたリング型ドライバーを採用することで耳をふさがない独自の設計により、通話や音楽の際にも自然な聴こえを実現しています。また、片側4.1gと軽量でコンパクトなデザインは日常使用やフィットネス、通勤などのアクティブシーンにぴったりです。
音質と装着感
SONY LinkBudsはその小さなボディから高品質な音楽体験を提供します。音質に関しては、低音から高音までバランスよく再生されます。フィット感も非常に良く、多くのユーザーから支持を得ています。耳に優しくフィットする設計でありながら、長時間装着しても快適です。この装着感の良さは、耳をふさがないオープンイヤー型特有の利点であり、着用者がかすかにでも周囲の音を聴くことを可能にします。
Linkbuds OpenでLinkbuds Sから変わった点を詳しく解説
新開発のリング型ドライバーを搭載し、周囲の音が聴き取れる構造はそのままに高音質/高音圧化
SONY LinkBuds Openは、新開発の11mm径リング型ドライバーを採用し、従来の音楽再生時に周囲の音が聴き取れる特性を維持しつつ、さらに高音質・高音圧を実現しています。この技術革新により、従来同様、音楽を聴きながらでも周囲の環境音を自然に取り入れることができ、多様なシーンでのワイヤレスイヤホンの使用が可能です。
新開発ドライバーは前機種よりも小型化しつつ音圧を向上
LinkBuds Openでは、新開発された11mm径ドライバーが前モデルの12mm径よりも小型化されています。それにもかかわらず、ドライバーの厚みを最適化することにより、音圧を確保し、より迫力のあるサウンドを提供します。これにより、軽量かつコンパクトなデザインと音質の高い再生が両立されています。
低域の再現力と高音質化も実現
低域の再現力が向上したことで、LinkBuds Openはさらなる高音質を実現しています。これにより、音楽の臨場感や深みが増し、ユーザーは幅広いジャンルの音楽を心地よく楽しむことができます。
統合プロセッサーV2を新搭載することでも高音質を実現
LinkBuds Openでは、統合プロセッサーV2が新たに搭載され、大幅にクリアで高品質な音楽再生を可能にしています(LinkBudsでは統合プロセッサーV1を搭載)。このプロセッサーの導入により、音のディテールがより鮮明に再現され、リスニング体験が向上しています。
ながら聴きにより適した音質を再現する「BGMエフェクト」機能も追加
LinkBuds Openでは、「BGMエフェクト」機能が追加され、ながら聴きにより適した音質になるよう調整されています。これにより、周囲の環境音と音楽が自然に調和し、作業や散歩などのシーンでの音楽体験がさらに向上します。
装着性もフィッティングサポーターを新設計することで改善
LinkBuds Openは装着性の向上に注力しており、新設計のフィッティングサポーターを採用しています。これにより、長時間の使用でも快適な装着感が続きます。
フィッティングサポーターは柔らかく経年劣化しづらいフロロシリコーンゴム素材を新たに採用
新しいフィッティングサポーターには、柔らかく経年劣化しづらいフロロシリコーンゴム素材が使用されています。この素材により、より快適で柔軟な使用感を提供し、耐久性の高い製品設計となっています。
LinkBuds Openではフィッティングサポーターは1サイズで対応できるように
LinkBuds Openでは、従来は5サイズからユーザーが選んでいたフィッティングサポーターが1サイズで多くのユーザーに対応できるようになりました。これによって、ユーザーが個別にサイズを選ぶ手間が省け、購入後すぐに快適な装着が可能です。
タップ操作の進化
LinkBuds Openでは、タップ操作が進化。自分の顔の耳周りをタップして操作できるワイドエリアタップ機能により、より直感的でスムーズな操作が可能になっています。音楽の再生や停止、曲送りなどの基本操作が簡便に行えます。
音声コントロールに対応
LinkBuds Openは新たに音声コントロールに対応しており、ハンズフリーでの操作が可能です。簡単な声の操作で音楽の再生や停止、音量調整が行えるため、より便利な使用体験を提供します。
Bluetooth 5.2からBluetooth 5.3に向上
このモデルでは、Bluetoothのバージョンが5.2から5.3へと向上しています。このアップグレードにより、接続の安定性と省電力性が増し、より高品質なオーディオ体験が実現されます。
BluetoothコーデックはSBC/AACに加え、LE AudioのLC3に新対応
LinkBuds Openは、SBCやAACに加えて、LE AudioのLC3に新たに対応しています。この対応により、高音質かつ効率的な音楽再生が可能になり、バッテリー消費を抑えつつも優れた音質を提供します。
AIを活用したノイズリダクション機能により通話性能も向上
AI技術を利用したノイズリダクション機能が搭載されたことで、通話性能が向上しています。これにより、騒がしい環境でもクリアな通話が可能となり、ビジネスシーンや日常会話での利便性が高まっています。
最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント接続も対応
LinkBuds Openは最大2台のデバイスに同時接続できるマルチポイント接続に対応しています。この機能により、異なるデバイス間でのシームレスな切り替えが可能となり、利便性が向上しています。
同時発売となる「LinkBuds Speaker」とのシームレスな連携機能が新搭載
「Auto Switch」機能が新たに搭載され、同時発売されるBluetoothスピーカー・LinkBuds Speakerとのシームレスな連携が可能になっています。この機能を活用することで、デバイス間の滑らかな接続と切り替えが簡単に行えます。
バッテリーも強化。連続再生時間は従来よりも2.5時間長い8時間
LinkBuds Openはバッテリー性能が強化され、連続再生時間が従来の5.5時間から8時間に大幅に延長されました。ケース併用では22時間再生できます(LinkBudsは17.5時間)。長時間の使用が可能になり、充電の手間を減らすことができます。
急速充電性能の向上
急速充電性能が向上し、わずか3分の充電で60分の再生が可能です。従来は10分充電で90分再生が可能でした。より短時間の充電で長時間の使用ができるため、忙しい日常においても安心して使用できます。
専用の別売ケースカバーと、フィッティングサポーターを新たにラインナップ。外観のカスタマイズ性が向上
LinkBuds Openでは、専用の別売ケースカバーとフィッティングサポーターが新たにラインナップされ、ユーザーが好みに応じてカスタマイズできるようになりました。これにより、自分だけの個性的な外観を楽しむことができます。
専用スマートフォンアプリが「Sound Connect」にリニューアル
専用スマートフォンアプリが従来の「Headphones Connect」アプリから「Sound Connect」にリニューアルされました。
このアプリにより、イヤホンの設定や音質調整が簡単に行え、よりパーソナライズされた音楽体験が提供されます。
本体の重さは片側当たり約4.1gから5.1gに増加
本体の重さは片側当たり約4.1gから5.1gに増加しました。この増加は、新機能やバッテリーの強化によるもので、安定した装着感と長時間の使用を考慮した設計となっています。
ソニーストア価格は4,300円高くなった
ソニーストアでの価格は、前モデルに比べて4,300円高くなりました。新たに搭載された機能や性能の向上を考慮すると、価格の上昇も納得のいくものであると言えます。
Linkbuds OpenとLinkbudsに共通の内容、特徴
耳をふさがない開放型の完全ワイヤレスイヤホンで音楽を再生中でも周囲の音が聴き取れる
SONY Linkbuds OpenとLinkbudsは、耳を完全にふさがないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンという大きな特徴があります。これにより、音楽を楽しんでいる最中でも周囲の音をしっかりと聞き取ることができ、安全性を保ちつつ、日常生活での使用が可能です。特に通勤通学やランニング時など、外界との積極的な接触が求められるシーンでは非常に便利です。
中央に穴が開いたリング型ドライバーユニットを搭載することで骨伝導と違い自然な音声を聞くことが可能
Linkbuds OpenとLinkbudsが採用するリング型ドライバーユニットは、中央に穴が開いているため、耳の自然な聴覚を活かしながら音楽を楽しむことができます。骨伝導と異なり、より自然な音声を提供し、違和感の少ない聴取体験が得られます。
イヤホンは丸をふたつつなげたような形状で、人間工学に基づいたデザイン
Linkbuds OpenとLinkbudsのイヤホンは、丸い形状を持ち、二つのパーツが連結しているデザインを採用しています。この形状は人間工学に基づいて設計されているため、長時間の使用でも違和感や疲れを感じにくく、快適な装着感が得られます。
圧縮音源もアップスケーリングして再生するDSEE搭載
SONYのLinkbuds OpenとLinkbudsは、ソニー独自のアップコンバート技術・DSEE(Digital Sound Enhancement Engine)技術を搭載しています。これにより、圧縮音源も自動的にアップスケーリングされ、より高精細で広帯域な高音質で再生することが可能です。音楽のディテールを楽しみたい方にも最適です。
ハンズフリー通話対応
Linkbuds OpenとLinkbudsではハンズフリー通話機能が備わっており、通話中もクリアな音声を提供します。これにより、ビジネスシーンやリモートワークでの活用も快適です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は非搭載
LinkBudsおよびLinkBuds Openは、開放型という特性を活かしてANC機能は搭載していません。これにより、周囲の音を拾いやすく、安全に使用できます。
BluetoothコーデックはSBC、AACに対応
これらのイヤホンは、BluetoothコーデックとしてSBCおよびAACに対応しています。iOSおよびAndroidデバイスとの互換性が高く、一般的な音楽ストリーミングにも適しています。
360 Reality Audio対応
Linkbuds OpenとLinkbudsは360 Reality Audioに対応しており、360 Reality Audioコンテンツを再生時に立体的で臨場感のある音楽体験を提供します。専用アプリを使用することで、更に体感的な音楽環境を楽しめます。
ヘッドトラッキング機能や、Sound AR機能なども備える
Linkbuds OpenとLinkbudsは、ヘッドトラッキングやSound AR(Augmented Reality)機能が搭載されています。これにより、音声の方向性を認識する機能を持ち、エンターテインメントコンテンツの楽しみが広がります。
周囲の騒音レベルに合わせて自動で音量調整するアダプティブボリュームコントロール
アダプティブボリュームコントロール機能により、周囲の音環境に応じて自動的に音量が調整されます。ライフスタイルに応じた音楽体験をサポートします。
「スピーク・トゥ・チャット」機能
「スピーク・トゥ・チャット」機能により、イヤホン装着時に会話を始めると自動的に音楽が停止し、外音取り込みモードに切り替わります。これにより、よりスムーズなコミュニケーションが可能です。
装着検出機能を搭載
両シリーズには装着検出機能があり、イヤホンの装着状態を感知して、音楽の再生と一時停止を自動で行います。バッテリーの消耗が抑えられるため、無駄のない使用が可能です。
音声アシスタントとしてGoogleアシスタント/Amazon Alexaをサポート
音声アシスタント機能として、GoogleアシスタントやAmazon Alexaが利用可能です。これにより、一言でさまざまな操作や情報収集が簡単に行えます。
頭を振ることで受話などの操作が可能なヘッドジェスチャー機能も搭載
Linkbuds OpenとLinkbudsに搭載されたヘッドジェスチャー機能により、イヤホンを装着したまま頭を振ることで受話や音楽再生の操作が行えます。タッチ操作なしでの簡単な操作が可能です。
イヤホン本体はIPX4相当の防滴性能
Linkbuds OpenとLinkbudsのイヤホンはIPX4相当の防滴性能を備えており、雨の日や汗をかくシーンでも安心して使用できます。
ケースはワイヤレス充電非対応
イヤホンケースはワイヤレス充電に非対応ではありますが、持ち運びしやすいデザインで、シンプルな充電方式が採用されています。
LinkBuds OpenとLinkBudsの共通点・特徴のまとめ
開放型イヤホンのメリット
SONY LinkBuds OpenとLinkBudsは、どちらも開放型のワイヤレスイヤホンとして設計されています。この設計の最大の利点は、耳を塞がないため周囲の音を自然に聞き取ることができる点です。これにより、外出時やリモートワークなどの状況で、音楽や音声を楽しみながらも日常生活の音を感じ取ることができ、安全性や利便性が向上します。また、長時間装着しても耳が疲れにくいというメリットもあり、フィットネスや日常生活での使用に最適です。
ユーザーの声を反映した設計
Linkbuds OpenとLinkbudsは、ユーザーの声を反映した設計が特徴です。初代モデルのLinkBudsから、ユーザーの意見やフィードバックをもとに、装着感や音質、操作性などの改善を重ねてきました。特にLinkBuds Openでは、装着性を向上させるためにフィッティングサポーターの設計を見直し、より柔らかく経年変化に強い素材を採用しています。これにより、より広範なユーザーに快適な装着感を提供しています。さらに、音声アシスタントや自動切替機能といった操作性の向上も、ユーザーのニーズに応える形で実現しています。
LinkBuds OpenとLinkBudsの違いのまとめ
音質の違い
SONY LinkBuds Openは、前モデルであるLinkBudsから音質が大幅に進化しています。LinkBuds Openでは新開発の11mm径リング型ドライバーや新プロセッサーが採用され、より高音質でクリアな音楽体験が可能になりました。また、AIノイズリダクション機能の強化によって通話時の音質も向上しています。一方、LinkBudsは音質のバランスを重視しつつも、最新技術の面ではLinkBuds Openに一歩譲ります。
装着感とフィット感の差異
LinkBuds Openは、フィッティングサポーターが新設計され、柔らかく長持ちするフロロシリコーンゴム素材を使用しています。これにより、LinkBudsよりも装着感が改善され、長時間の使用でも快適に使用できます。また、LinkBuds Openでは1サイズのフィッティングサポーターで幅広いユーザーに対応できるようになりました。LinkBudsは、異なるサイズのフィッティングサポーターを選ぶ必要がありました。
機能性の違い
LinkBuds OpenとLinkBudsでは、機能面でも差があります。LinkBuds Openは、Bluetoothのバージョンが5.3に向上し、新たにLE AudioのLC3に対応しています。また、LinkBuds Openはマルチポイント接続機能で、最大2台のデバイスと同時に接続できます。一方、LinkBudsは基本的な機能は備えているものの、これらの最新機能については未対応です。
バッテリー寿命の比較
バッテリー寿命に関しても、LinkBuds Openが優勢です。最大8時間の連続再生時間を誇り、ケースを使用すると最大22時間の使用が可能です。これに対し、LinkBudsの再生時間は最大5.5時間で、ケース充電込みでの使用時間も劣ります。急速充電機能も強化されているため、短時間での充電でも長く使用できます。
どちらをどう選ぶ?
Linkbuds Openがおすすめのユーザーや使い方
SONY Linkbuds Openは、周囲の音を取り込みながら音楽や通話を楽しめるオープンイヤー型設計が特徴です。装着感も向上しています。そのため、フィットネスやランニング中に音楽を楽しみたい方、日常的に周囲の音を把握しておく必要があるオフィスワークでの使用に向いています。さらに、Linkbuds Openは高音質と高音圧化が進化しており、ながら聴きでも音楽をより楽しみたい方にもおすすめです。バッテリー性能も強化されているため、長時間の利用が必要なシーンでも活躍します。
Linkbuds Sがおすすめのユーザーや使い方
Linkbuds Sも、装着感の快適性と高音質を両立しており、通勤通学時、リモートワーク中、または静かな環境での作業時に理想的です。また、Linkbuds Openより小型で軽量な設計のため、長時間装着しても疲れにくく、日常的な利用に適しています。
Linkbuds Openよりも音質、装着感、機能性、バッテリー性能で劣る面もありますが、軽量性や価格の安さでは勝っています。基本的なニーズはLinkbuds Open同様ではありますが、価格や軽量性を重視したい方で、Linkbuds Openの新機能は不要、Linkbudsの機能で十分という方はまだまだLinkbuds Sも見逃せないでしょう。
全体のまとめ
SONY LinkBuds Openは、Linkbuds OpenとLinkbudsの最新モデルとして、音質、装着感、バッテリー性能のいずれも従来モデルと比べて大きく進化しています。この製品は、周囲の音を自然に取り込みつつ、ハイレゾ級のクリアな音質を提供することを目的としたオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンです。特に新開発の11mm径リング型ドライバーの搭載により、高音質を維持しながら周囲の音を取り込むというLinkBudsならではの特徴をさらに強化しています。
Linkbuds OpenとLinkbudsを比較して、最大の違いは音質の高さと快適な装着感です。また、バッテリー性能も強化され、最大8時間の連続再生が可能となり、長時間の使用にも適しています。Bluetooth 5.3への対応など、接続の安定性や多機能性も向上しています。これにより、LinkBuds Openはリモートワークや屋外での活動など、多様なシーンで活躍することが期待されます。ただ、LinkBudsも基本設計に優れるうえ、価格の安さや軽量さなどの魅力もあり、ユーザーによってはじゅうぶんに選択肢になるでしょう。
いずれにしても、SONY LinkBuds Openは、Linkbudsシリーズの中でも先端を行く技術とデザインが盛り込まれた製品として注目されています。オープンイヤー型イヤホンの利便性を最大限に活かしつつ、高音質の体験を追求したいユーザーにとって、最適な選択肢となるでしょう。
コメント