- GoPro HERO13 BLACK アクションカメラ 68,800円
- HERO12 BlackとHERO13 Blackに共通する基本スペックと機能
- GoPro HERO13 BLACKで追加、改善した部分の詳しい解説
- HERO13 Black最大の変更点は「HBシリーズレンズ」と名付けた各種レンズモッドを装着できること
- 装着されたレンズモッドを自動認識し最適な画質設定を自動的に適用
- 用意されるHBシリーズレンズは4種類
- 「HBシリーズレンズ」はHERO13 Blackより前のGoProに装着することはできない
- 新たにHLGに対応
- 最大13倍、720p/400p(15秒間)のバーストスローモーションを新搭載
- プリセットごとに名称のカスタマイズや電子音ボリューム、LEDの動作などを変更可能に
- オーディオ調整機能も2モード新搭載
- QuikCapture機能も進化
- 熱対策としてレンズ下側にヒートシンク構造も採り入れ
- バッテリーは従来の1750mAhから1,900mAhに大容量化
- 本体マウントも進化。マグネット式ラッチマウントに新対応
- HERO12 BlackとHERO13 Blackの違いのまとめ
- どちらを選ぶべきか?
- 総評とまとめ
GoPro HERO13 BLACK アクションカメラ 68,800円
GoProはアクションカメラ「HERO13 BLACK」を発表。2024年9月11日発売で、価格は68,800円から。
「HERO12 BLACK」(公式サイト価格59,800円、実売価格約4.6万円)の後継機。
HERO13 BLACKとHERO12 BLACKを比較しての違いを解説し、新モデルがどこが良くなったのかわかるようにします。
HERO12 BlackとHERO13 Blackに共通する基本スペックと機能
GoPro HERO12 BlackとHERO13 Blackは、アクションカメラの中でも非常に高いパフォーマンスを提供します。両モデルは1/1.9型のイメージセンサーを搭載し、最大5.3K/60FPS(8:7)の動画撮影、どちらもHDR動画の撮影が可能で、鮮明で彩り豊かなビデオを撮影することができます。高性能な手ブレ補正機能も搭載しており、激しい動きの中でも安定した映像を得ることができます。
バッテリーに関しても、HERO12 BlackとHERO13 Blackは共通して長時間の撮影が可能となっており、アクションカメラのスペックとしては非常に高い性能を誇ります。特に、HERO13 Blackのバッテリーは1900mAhに大容量化されており、4Kビデオを長時間撮影することができます。
その他に、両モデルともに高性能なマウントシステムを搭載しており、さまざまなアクションシーンに対応しています。 また、GoProの伝統的な、カメラ単体で水深10mまで対応する防水性能や耐衝撃性も健在で、過酷な環境でも安定して使用することができる点も重要な特徴です。
また、GoPro HERO12 BlackとHERO13 Blackはそれぞれ最新のソフトウェアアップデートにも対応しており、最新の技術を最大限に引き出すことができます。これにより、撮影の幅がさらに広がります。 どちらのモデルもクリエイターにとって非常に有用なツールであり、日常的な撮影からプロフェッショナルな用途まで幅広く対応できるカメラです。
GoPro HERO13 BLACKで追加、改善した部分の詳しい解説
HERO13 Black最大の変更点は「HBシリーズレンズ」と名付けた各種レンズモッドを装着できること
GoPro HERO13 BLACKは、「HBシリーズレンズ」と名付けた各種レンズモッドを装着できる点が最大の特徴です。この新機能により、様々な撮影シーンに応じてレンズを簡単に交換できるため、クリエイターの表現の幅が広がります。
装着されたレンズモッドを自動認識し最適な画質設定を自動的に適用
HERO13 Blackでは、装着されたレンズモッドを自動認識し、それに最適な画質設定が自動的に適用されます。これにより、ユーザーは細かい設定を行わずに高品質な映像を撮影できるため、利便性が大幅に向上しています。
用意されるHBシリーズレンズは4種類
HBシリーズレンズとしては、「超広角レンズモッド」、「NDフィルター4枚パック」、「マクロレンズモッド」、「アナモフィックレンズモッド」の4種類が用意されています。それぞれのレンズモッドが異なる撮影シーンに対応するため、ユーザーは多彩な映像表現が可能です。
「HBシリーズレンズ」はHERO13 Blackより前のGoProに装着することはできない
注意点として、「HBシリーズレンズ」はHERO13 Black専用設計となっており、前モデルのGoProに装着することはできません。したがって、HBシリーズレンズの利用を検討する場合はHERO13 Blackを購入する必要があります。
GPS機能が復活
HERO13 Blackは、前モデルで廃止されていたGPS機能がユーザーの要望に応えて復活しました。これにより、自分の移動経路や速度を記録することができ、アクティビティの追跡がより正確に行えます。
また、Wi-Fi 6にも対応し、ワイヤレスでのデータ転送速度が前モデルから向上しています。
新たにHLGに対応
HERO13 Blackでは新たにHDR規格のうちHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応しました。これにより、広いダイナミックレンジと豊かな色再現性を持つ映像を撮影できるため、映像表現の幅がさらに広がります。
最大13倍、720p/400p(15秒間)のバーストスローモーションを新搭載
HERO13 Blackは、「GoPro史上最もスローなスローモーション」と謳う、最大13倍、720p/400FPSのバーストスローモーション機能を新たに搭載しています。これにより、一瞬の動きを詳細に記録することができます。
プリセットごとに名称のカスタマイズや電子音ボリューム、LEDの動作などを変更可能に
HERO13 Blackでは、プリセットごとに名称のカスタマイズや電子音ボリューム、LEDの動作を変更できるようになりました。これにより、自分の撮影スタイルに合わせた細かな設定が可能です。
オーディオ調整機能も2モード新搭載
オーディオ調整機能も強化され、バランスの取れた「標準オーディオモード」と背景音よりも声を優先する「音声オーディオモード」を新搭載しています。これにより、状況に応じた最適な音声録音が可能です。
QuikCapture機能も進化
QuikCapture機能も進化しており、撮影終了後に電源がOFFになる5秒間の間に、シャッターボタンを押せば別の録画を開始できます。また、モードボタンを押すとアイドル状態に移行するため、効率的に撮影を行えます。
熱対策としてレンズ下側にヒートシンク構造も採り入れ
HERO13 Blackでは、新たにヒートシンク構造をレンズ下側に採用しています。これにより、長時間の撮影でもカメラの温度上昇を抑え、安定した動作を維持することができます。
バッテリーは従来の1750mAhから1,900mAhに大容量化
従来の1750mAhから1,900mAhに大容量化されたバッテリーを搭載することで、1080p/30FPSでは2.5時間以上、4K/30FPSや5.3K/30FPSでは1.5時間以上の長時間撮影が可能となりました。
なお、これまでの交換バッテリーとの互換性はないことには注意が必要です。
本体マウントも進化。マグネット式ラッチマウントに新対応
HERO13 Blackでは、本体マウントも進化し、新たにマグネット式ラッチマウント(別売り)に対応しました。これにより、カメラの取り付けや取り外しが簡単に行えるようになり、より柔軟に撮影シーンを設定することができます。マグネット式ラッチは既存のGoProマウントに装着できます。
従来どおりのネジ止めタイプの折りたたみ式マウントフィンガーと、三脚などに装着できるマウント用1/4-20ネジ穴も備えています。
HERO12 BlackとHERO13 Blackの違いのまとめ
ビデオ撮影機能の違い
GoPro HERO13 BLACKとHERO12 BLACKを比較しての違いを解説すると、ビデオ撮影機能では大きな進化が見られます。HERO13 Blackでは、「GoPro史上最もスローなスローモーション」とされる最大13倍、720p/400FPSのバーストスローモーションが新たに導入されました。これにより、非常に詳細なスロー再生が可能となり、アクションシーンでも滑らかに撮影できます。また、新たにHLGに対応し、色鮮やかで高品質な映像を実現しています。
写真撮影機能の違い
写真撮影機能においても、HERO12 BlackとHERO13 Blackには幾つかの違いがあります。HERO13 Blackは、HBシリーズレンズモッドの導入により幅広い撮影体験を提供します。特に、マクロレンズモッドやアナモフィックレンズモッドのような専用レンズを利用することで、より専門的で高品質な静止画撮影が可能となります。一方、HERO12 BlackではHDR動画撮影が特徴で、一般的な撮影においても優れた性能を発揮します。
バッテリー性能の進化
バッテリー性能においても、HERO13 Blackが優れています。HERO12 Blackのバッテリーは1750mAhですが、HERO13 Blackでは1900mAhに大容量化されています。これにより、1080p/30pのビデオ撮影で約2.5時間、4K/30pや5.3K/30pで約1.5時間の連続撮影が可能になりました。長時間の撮影が必要なユーザーにとって、これは大きなメリットと言えるでしょう。
新機能
いくつかの新機能も導入。まず、HERO13 Blackでは前モデルに存在しなかったGPS機能が復活しました。また、QuikCapture機能が強化され、撮影終了後5秒間にシャッターボタンを押すと新たな録画が開始されるようになりました。
価格
価格比較に関してですが、新モデルであるHERO13 Blackの方が高めに設定されています。しかし、追加されたさまざまな機能やバッテリー性能の向上を考えると、その価格に見合った価値があると言えます。ただ、昨今の製造コストの上昇と円安の影響も否めないところです。HERO12 Blackも引き続き優れたアクションカメラであり、より手頃な価格で基本的な撮影機能を求めるユーザーに適しています。
どちらを選ぶべきか?
用途別のおすすめモデル
GoPro HERO13 BLACKとHERO12 BLACKを用途別に比較すると、選択のポイントが明確になります。まず、アクションカメラとしての基本機能に焦点を当てる場合、どちらのモデルも優れたビデオ撮影性能を持っていますが、新しいHERO13 Blackの方がさらに多機能です。特に、「HBシリーズレンズ」を装着できる点や、最大720p/400FPSの「バーストスローモーション」機能は、さらにクリエイティブな映像を求めるユーザーにとって魅力です。
一方で、手軽でシンプルな操作を求めるユーザーには、HERO12 Blackも十分な性能を提供します。特に、HDR動画撮影や手ブレ補正機能などが、日常使いに適しています。HERO12 Blackは三脚用のネジ穴を備えており、固定撮影が多い方にとって利便性が高いです。
また、コストパフォーマンスを重視するユーザーには、HERO12 Blackがおすすめです。先行モデルであるため、新しいHERO13 Blackと比べて価格が抑えられており、それにもかかわらず必要な機能は十分に揃っています。
価格とコストパフォーマンスの比較
価格面で比較すると、GoPro HERO13 BLACKは最新モデルであるため、通常より高めの価格設定がしばらく続くことが予想されます。また、追加された「HBシリーズレンズ」や高性能バッテリーなど、機能が充実している分コストが高くなるのも頷けます。しかし、これらの新機能が付加価値として十分に感じられるのであれば、その価格に見合った投資です。
一方で、GoPro HERO12 Blackは発売から一定期間が経過し、価格が落ち着いてきたため手が届きやすくなっています。必要十分なバッテリーの持ちや手ブレ補正機能がアップデートされている点も含め、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
最終的には、どちらのモデルが自分の使用目的に最も適しているかによります。クリエイター向けの高度な機能や多機能性を追求するならばHERO13 Black、基本性能をしっかりと押さえつつ価格を抑えたいのであればHERO12 Blackが適しています。このように、用途や予算によって最適な選択をすることが可能です。
総評とまとめ
GoPro HERO13 BLACKとHERO12 BLACKを比較しての違いを解説すると、それぞれに特徴と改良点が見られます。まず、GoPro HERO13 BLACKでは新たに「HBシリーズレンズ」が導入され、多様な撮影シーンに対応するための外付けレンズモッドが使用可能になりました。これにより、アクションカメラの持つ汎用性がさらに向上しています。
また、HERO13 BLACKには先代モデルに搭載されなかったGPS機能が復活し、加えてバッテリーが1750mAhから1900mAhに増加しました。これにより、1080p/30pでは2.5時間以上、4K/30p、5.3K/30pでは1.5時間以上の長時間撮影が実現されています。さらに、「GoPro史上最もスローなスローモーション」機能や新たなオーディオ調整機能、撮影プリセットのカスタマイズ機能など、ユーザーにとって便利な新機能が多数追加されています。
一方、HERO12 BLACKもその前のモデルから手ブレ補正機能やHDR動画撮影、そしてバッテリーの改善が行われ、現行モデルとしての実力を十分に発揮しています。ただし、GPS機能は廃止されています。
どちらのモデルも優れたアクションカメラですが、よりプロフェッショナルな使用を考えるのであれば、最新のGoPro HERO13 BLACKが魅力的です。一方、コストパフォーマンスを重視する場合は、HERO12 BLACKも十分な選択肢となるでしょう。各自のニーズに合わせて最適なモデルを選ぶことが重要です。
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