- REGZA Z970N 4KミニLED+量子ドット液晶テレビの最上位 2024年モデル
- REGZA Z970NとZ970Mを比較しての違い
- 価格とラインナップの違い
- 約1.3倍の輝度を得られるMini LEDバックライトを採用し、ピーク輝度も約1.5倍にアップ
- 「AIシーン高画質PRO」を新搭載
- 「ミニLED高コントラストテクノロジー」新搭載
- 「ネット動画バンディングスムーサーPRO」の被写体識別の性能が向上
- ミリ波レーダーによる画質・音質の最適化機能の動作精度が向上
- 4K/1080p 144Hzゲームモードも新たにサポート
- 新ゲーミングメニュー搭載
- Z970Mの「重低音立体音響システムZHD」から、Z970Nでは「重低音立体音響システムZIS」に
- Z970Nはトップスピーカーとサイドスピーカーによる音の拡がりと定位を強化
- Z970Nの新機能「レグザイマーシブサウンド 360 PRO」
- Z970Nの新機能「マルチスピーカークオリティーマネージメント」
- サウンドモードに「スポーツ」を追加
- 環境に応じた音質の最適化機能「オーディオキャリブレーションPRO」
- 対応ネット動画サービスにバンダイチャンネルを追加
- 推し活リスト機能搭載
- 番組こねくと新搭載
- Bluetooth対応リモコン
- 「回転スタンド」を採用
- REGZA Z970NとZ970Mに共通の内容
- REGZA Z970NシリーズとZ970Mシリーズを比較しての違いのまとめ
- REGZA Z970Nシリーズがおすすめのユーザー(特にZ970Mと比較して)
- REGZA Z970Mシリーズがおすすめのユーザー(特にZ970Nと比較して)
REGZA Z970N 4KミニLED+量子ドット液晶テレビの最上位 2024年モデル
TVS REGZAは、4KミニLED液晶テレビの最上位シリーズ「Z970N」を、2024年7月12日より発売。価格はオープンで、発売当初の実売価格は、65型「65Z970N」が495,000円前後、75型「75Z970N」が660,000円前後。
2023年4月発売の4KミニLED液晶「Z970M」シリーズの後継機。
「Z970N」シリーズはさまざまな点で「Z970M」シリーズからの向上・改良を果たしています。それらの向上・改良点を詳しく解説するとともに、両シリーズで共通の内容もわかるようにします。どちらのシリーズをどう選べばよいかがわかる手伝いになれば幸いです。
REGZA Z970NとZ970Mを比較しての違い
価格とラインナップの違い
「Z970N」シリーズは75型「75Z970N」と65型「65Z970N」の2サイズのラインナップで発売当初の実売価格はそれぞれ約66万円と約50万円。
「Z970M」シリーズは、100型「100Z970M」、85型「85Z970M」5型「75Z970M」65型「65Z970M」の4サイズのラインナップで、2024年6月時点での実売価格はそれぞれ、約110万円、約60万円、約45万円、約35万円となっています。
85型、100型が旧シリーズの「Z970M」のみ、価格も旧シリーズの「Z970M」がそれなりに安くなっています。大型機のラインナップが多いのは「Z970M」となっています。ただし、「Z970N」シリーズにも後で大型画面モデルが追加される可能性はあります。
約1.3倍の輝度を得られるMini LEDバックライトを採用し、ピーク輝度も約1.5倍にアップ
「REGZA Z970N」シリーズは、従来の「Z970M」と比較して約1.3倍の輝度を実現するMini LEDバックライトを新たに採用しています。これにより、ピーク輝度が2000nit程度から3000nitに向上し、さらに明るく鮮やかな映像を楽しむことができます。
「AIシーン高画質PRO」を新搭載
「REGZA Z970N」シリーズで新たに搭載された「AIシーン高画質PRO」は、「夜景」「花火/星空」「リング競技」「ゴルフ/サッカー」のシーンをAIが自動的に判別して最適な映像を提供します。これにより、シーンに応じたより高画質な映像が楽しめるようになりました。
「ミニLED高コントラストテクノロジー」新搭載
新搭載の「ミニLED高コントラストテクノロジー」により、ミニLEDの点灯時間と電流を細かく制御することが可能となり、コントラストがさらに向上しました。これにより、映像の明暗がより鮮明に再現されます。
「ネット動画バンディングスムーサーPRO」の被写体識別の性能が向上
「ネット動画バンディングスムーサーPRO」は、ネット動画配信サービスで発生しやすいバンディングノイズ(画像にできる濃淡の縞)を低減し、より滑らかな映像表現を実現する機能。送信時の圧縮によって画質が劣化しがちなネット動画でも、より快適に視聴できます。
「Z970N」シリーズは、「ネット動画バンディングスムーサーPRO」の性能が向上し、被写体識別がさらに精緻になりました。これにより、ネット動画もより鮮明で滑らかな映像を楽しむことができます。
ミリ波レーダーによる画質・音質の最適化機能の動作精度が向上
「Z970M」シリーズは、ミリ波レーダーを使用した視聴者位置の検出による、画質・音質の最適化がさらに精度を増しました。これにより、部屋のどの位置にいてもより精密に最適な映像と音響を楽しむことができます。機能名も「ミリ波レーダーセンシング」から「高感度ミリ波レーダー」に変更になっています。
4K/1080p 144Hzゲームモードも新たにサポート
「Z970N」シリーズは、4Kおよび1080p 144Hzのゲームモードを新たにサポートしています。
これにより、従来の対応スペックの120Hzよりもさらに滑らかな映像でゲームを楽しめます。144Hzのフレームレートにより、残像感が少なく、動きが速いゲームでもより快適にプレイできます。
4K解像度だけでなく、1080p解像度でも144Hz駆動に対応しているので、幅広いゲームで滑らかな映像を楽しめます。
新ゲーミングメニュー搭載
「Z970N」シリーズには、新たにゲーミングメニューが搭載されています。
ゲームモードの選択や、応答速度の調整などが、このメニューから簡単にできます。ゲームジャンルに合わせたプリセット設定も用意されているので、ゲームに合わせた最適な設定を簡単に選ぶことができます。
また、60pゲーム映像信号において倍速補間映像フレームを挿入する倍速表示を実現するゲームスムーズモードも新たに搭載しています。
Z970Mの「重低音立体音響システムZHD」から、Z970Nでは「重低音立体音響システムZIS」に
「Z970N」シリーズでは、従来機「Z970M」よりも音響システムが進化しています。Z970Mは11スピーカー「重低音立体音響システムZHD」を搭載していましたが、Z970Nでは11スピーカー「重低音立体音響システムZIS」に改良されました。このアップグレードにより、低音の深みと立体感がさらに強調され、映像に迫力を与えることが可能になりました。マルチアンプ駆動による100W超えの大出力は従来通りです。
Z970Nはトップスピーカーとサイドスピーカーによる音の拡がりと定位を強化
「Z970N」シリーズの「重低音立体音響システムZIS」では、トップスピーカーとサイドスピーカーの配置が重要な役割を果たしています。これにより、音の拡がりと定位が格段に向上し、視聴者は映画や音楽をより臨場感のある状態で楽しむことができます。特にDolby Atmos対応のコンテンツでは、音が上下左右から包み込むように聞こえるため、家庭でも劇場のような音響体験が可能です。
Z970Nの新機能「レグザイマーシブサウンド 360 PRO」
「Z970N」シリーズではサウンド面の新機能として「レグザイマーシブサウンド 360 PRO」が追加されています。この機能は、AI解析を利用して5.1.2chのバーチャル音場をリアルタイムで最適化するものです。視聴環境や再生するコンテンツに応じて最適な音響設定を行うため、どんなシーンでも極上の音響体験が楽しめます。新開発のエンジンがその性能をさらに引き立てています。
Z970Nの新機能「マルチスピーカークオリティーマネージメント」
「Z970N」シリーズには「マルチスピーカークオリティーマネージメント」という新機能も搭載されています。これは、11スピーカー全ての動作を細かく制御し、各スピーカーから出る音を最適化する技術です。これにより、各スピーカーが最も効率良く音を出すことができ、クオリティの高い音響体験が提供されます。特に映画のセリフや音楽の細部までクリアに聞こえる点が特徴です。Dolby Atmos対応のコンテンツでは特に効果が大きいとされています。
サウンドモードに「スポーツ」を追加
「Z970N」シリーズには、サウンドモードに新たに「スポーツ」が追加されています。スポーツ中継の音声をより臨場感あふれるサウンドで楽しめます。実況の声を聞き取りやすく、選手の動きや歓声をよりリアルに再現します。
環境に応じた音質の最適化機能「オーディオキャリブレーションPRO」
従来からの音質最適化機能「オーディオキャリブレーション」は各スピーカーから測定地点までの音の到達時間も計測し、精度を高めています。
対応ネット動画サービスにバンダイチャンネルを追加
「Z970N」シリーズは、新たにバンダイチャンネルの動画サービスに対応しています。
バンダイチャンネルは、ガンダムやプリキュアなど、バンダイナムコグループのアニメ作品を豊富に配信するサービスです。アニメファンにとって、「Z970N」シリーズはより魅力的な選択肢となります。
推し活リスト機能搭載
「Z970N」シリーズの「みるコレ 番組ガイド」には、新たに「推し活リスト」機能が搭載されています。
好きなアイドルの出演番組スケジュールをリスト表示できるので、見逃しを防ぎやすくなります。
推し活リストは、最大10人まで登録できます。
番組こねくと新搭載
「Z970N」シリーズには、新たに「番組こねくと」機能が搭載されています。
視聴中の番組や録画番組を元に、見逃し配信や関連番組を検索・表示できます。
見逃した番組を簡単に探したり、関連番組を続けて視聴したりできます。
Bluetooth対応リモコン
「Z970N」シリーズのリモコンは、従来の赤外線リモコンに加えて、Bluetoothにも対応しています。
テレビ本体の向きに関係なく操作できるようになり、操作性が向上しています。
「回転スタンド」を採用
「Z970M」シリーズは、フラグシップモデルとして初めて「回転スタンド」を採用しました。
これにより、テレビの設置場所や視聴角度に柔軟に対応できるようになりました。
REGZA Z970NとZ970Mに共通の内容
ミニLEDバックライトシステム+広色域を実現する量子ドットシート
REGZA Z970NとZ970Mの両シリーズには、ミニLEDバックライトシステムと量子ドットシートが採用されています。この技術により、色再現性と輝度が飛躍的に向上し、4K液晶テレビのポテンシャルを最大限に引き出しています。特に、ミニLEDは通常のバックライトよりも細かく制御可能で、明暗のコントラストを鮮明に描き出します。
低反射ARコートと広視野角ワイドアングルシートを組み込んだハイグレードなパネル仕様
Z970NとZ970Mは、どちらも低反射ARコートと広視野角ワイドアングルシートをパネルに採用しており、反射を抑えつつ広い視野角を提供します。このため、どの角度から見ても映像の色や輝度が変わらず、一貫して高画質を楽しむことができます。特に明るい部屋でも外光の反射を抑えることで、見えやすさが向上します。
映像エンジンは「レグザエンジンZRα」を採用
>両シリーズは、映像エンジンに最上位回路の「レグザエンジンZRα」を搭載。高ビットの信号処理と最新の超解像技術を併せ持つ高性能な映像エンジンです。ディープニューラルネットワークを使用したこのエンジンは、AI技術を駆使して映像を自然かつ美しく再現します。特に高画質を求めるユーザーにとっては、非常に魅力的な機能です。以下のような回路・機能で幅広いコンテンツを高画質で映し出します。
ネット動画ビューティPRO
アニメビューティPRO
ナチュラルフェイストーンPRO
室内照明に合わせた自動調整機能・おまかせAIピクチャーPRO
そのほか共通の内容
・パネル解像度は4K/3,840×2,160ピクセル
・倍速駆動対応
・パネル方式は非公開(VA/IPS)
・HDRフォーマットはHDR10+/ADAPTIVE、Dolby Vision/IQ、HDR10、HLGに対応
・立体音響のDolby Atmosにも対応
・HDMI入力は4系統で、うち入力1/2がHDMI2.1をサポート
・4K120p入力/VRR/ALLM/eARCに対応
・約0.83m secの低遅延でプレイできる「瞬速ゲームモード」
・OSはLinuxベースのオリジナル
・主要なネット動画サービスに対応
・好きなタレントの出演番組がすぐに見つかる「ざんまいスマートアクセス」(ネット動画対応)
・ミラーリング機能搭載
・地デジ全録「タイムシフトマシン」
(別売のUSBハードディスクを接続することで、地デジ全番組を録画できる)
・搭載チューナーは、地上×9(タイムシフトマシン含む)、BS/110度CS×3、BS/CS 4K×2
REGZA Z970NシリーズとZ970Mシリーズを比較しての違いのまとめ
REGZA Z970NシリーズとZ970Mシリーズを比較すると、多くの新機能と改良が見受けられます。まず、「Z970N」シリーズは、輝度が「Z970M」シリーズ比で約1.3倍に向上し、ピーク輝度が3,000nitに達しています。これにより、映像の詳細がさらに鮮明に表示されます。
また、新搭載された「AIシーン高画質PRO」により、「夜景」「花火/星空」「リング競技」などのシーンをAIが自動で識別し、最適な画質設定を行います。これに加え、「ミニLED高コントラストテクノロジー」が導入され、ミニLEDの点灯時間と電流を制御することで、さらに高コントラストな映像表現が可能となっています。
「ネット動画バンディングスムーサーPRO」の被写体識別能力が向上し、滑らかなネット動画映像再生を実現。また、4K/1080p 144Hzゲームモードのサポートにより、ゲーマーにとっても魅力的な機能が追加されています。新たに搭載された「回転スタンド」も、視聴環境に応じて画面の向きを簡単に変えることができる便利な機能です。
音質面では、「重低音立体音響システムZHD」から「ZIS」へとアップデート。特にトップスピーカーとサイドスピーカーによる音の拡がりと定位が強化されており、リアルな音場を体験できます。「レグザイマーシブサウンド 360 PRO」と「マルチスピーカークオリティーマネージメント」も新搭載され、音声メニューには「スポーツ」モードが追加されました。
さらに、「みるコレ 番組ガイド」や「番組こねくと」のような便利機能も新たに搭載され、従来の赤外線リモコンに加えて、Bluetoothリモコンにも対応しました。これらの機能を通じて、快適な視聴体験を提供するだけでなく、ユーザーのニーズにも柔軟に対応できるようになっています。
結論として、REGZA Z970Nシリーズは、従来機のZ970Mシリーズよりも圧倒的に高性能なフラッグシップモデルと言えるでしょう。最新のミニLED+量子ドット4K液晶テレビ技術を駆使し、多様な視聴体験を提供することが期待されます。
REGZA Z970Nシリーズがおすすめのユーザー(特にZ970Mと比較して)
「Z970N」シリーズは、最新技術の導入により高い性能を誇るため、特に映像品質にこだわるユーザーにおすすめです。まず、「Z970M」シリーズと比較して約1.3倍の輝度を可能にする「Mini LEDバックライト」を採用しており、ピーク輝度は3,000nitを実現しています。これにより、明るい環境でも細部までくっきりと映し出すことができます。
「ミニLED高コントラストテクノロジー」や「ネット動画バンディングスムーサーPRO」の性能向上も、高画質を追求するユーザーにとって大きな魅力です。
ゲーマーにとっても「REGZA Z970Nシリーズ」は見逃せません。とくに、4K/1080p 144Hzゲームモードや新ゲーミングメニューの搭載により、高速で滑らかな映像表現が可能です。これにより、アクションゲームやスポーツゲームなど、動きの速い映像もクリアに楽しむことができます。
また、音質にもこだわる方にもおすすめです。サウンドシステムは、「重低音立体音響システムZIS」としてアップデートされ、11スピーカーによる音の拡がりと定位が強化されています。新たに搭載された「レグザイマーシブサウンド 360 PRO」や「マルチスピーカークオリティーマネージメント」も、音声の質を向上させる要素となっております。
さらに、「回転スタンド」を採用しているのも魅力の一つです。これにより、設置場所に合わせて画面の向きを自由に調整でき、視聴環境を最適化できます。従来の赤外線リモコン動作に加えて、Bluetoothリモコン動作にも対応している点も、利便性が高まるポイントです。
総じて、「REGZA Z970Nシリーズ」は、4K液晶テレビで最高の映像と音質を求めるユーザー、高性能なゲーム体験を重視するユーザー、そして使いやすさを追求するユーザーに最適なモデルとなっています。
REGZA Z970Mシリーズがおすすめのユーザー(特にZ970Nと比較して)
REGZA Z970Mシリーズは、4KミニLED+量子ドットの技術を採用した高画質な液晶テレビですが、Z970Nシリーズと比較してリーズナブルに高品質な映像体験を楽しみたい方におすすめです。特に、Z970Nに搭載された最新のAI技術や画質・音質最適化機能がそこまでは必要ないというユーザーには、Z970Mが適した選択と言えるでしょう。
さらに、価格面でもZ970Nシリーズに比べてコストパフォーマンスに優れているため、予算を重視するユーザーにも適しています。
また、65型、75型、85型、100型の4つの画面サイズが用意されており、自分のリビングルームに最適なサイズを選ぶことができます。このクラスの85型や100型が必要という方はZ970Mシリーズを選ぶことになるでしょう。
総じて、REGZAのミニLED+量子ドット4K液晶テレビの高画質をリーズナブルに楽しみたい方や、最新技術よりも基本的な高画質性能を重視するユーザーにとって、REGZA Z970Mシリーズは適した選択肢と言えるでしょう。
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