SONY BDP-S1700/KとBDP-S1500を比較しての違いは?

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ソニーは、BDプレーヤー「BDP-S1700/K」を2025年5月17日より発売。直販価格は22,000円。2015年6月に発売した「BDP-S1500」(現在の実売価格は約1.5万円)の後継機。

  1. はじめに・記事の目的
  2. BDP-S1700/KとBDP-S1500で違う点
    1. BDP-S1700/KはBDP-S1500では対応していた、ネット動画サービスが非対応
    2. BDP-S1700/Kの発売当初の実売価格は約2.2万円に対し、BDP-S1500は約1.6万円とBDP-S1500のほうが安い
  3. BDP-S1700/KとBDP-S1500に共通の内容、特徴
    1. BD、DVD、CDなどに対応した映像ディスクプレーヤー
    2. サイズが230x39x194mm、重さ0.8kgとコンパクトで軽量
    3. 1秒以下で高速起動できる「高速起動モード」
    4. ディスク挿入後、すばやく再生を開始できる高速ローディング
    5. DVDの映像もより美しい映像に出力できる「プレシジョンシネマHDアップスケール」機能
    6. 1080/60pプログレッシブハイビジョン出力
    7. 色彩豊かな映像を再現する「トリルミナスカラー」
    8. 映画フィルム本来の質感で再現できる「24p True Cinema」
    9. USBメモリーや外付けハードディスクに保存された動画、静止画、音楽を再生できる
    10. 最大192KHz/24bitのハイレゾ再生対応
    11. ソフトに収録されているDolby/dts音声のビットストリーム出力対応
    12. BDソフトに収録されているドルビーTrue HD、DTS 2.0+Digital Outのデコードに対応
    13. ブラビアリンク対応
    14. ボーナスコンテンツをインターネットからダウンロードできる「BD-LIVE」対応
    15. 出力端子はHDMIを1系統と、同軸デジタル音声を1系統装備
    16. アナログ音声出力は非搭載
    17. 低消費電力と自動電源オフ機能
  4. 両機の違いによるメリット・デメリットのまとめ
    1. ネット動画機能の有無は現在のテレビ事情からするとあまり関係ないでしょう
    2. そもそもBDP-S1500で視聴できるネット動画は実質YouTubeくらいですし
    3. 機能の違いよりも実質的な値上げが気になるポイント
  5. BDP-S1700/Kを選ぶ利点
  6. BDP-S1500が今も魅力的な理由
  7. まとめ

はじめに・記事の目的

ソニーのブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S1700/K」と「BDP-S1500」を比較して、その違いや選び方について解説していきます。本記事では、それらの違いや共通点を詳しく見ながら、用途や予算に応じた選択方法についてご紹介します。

この記事を通じて、どちらのプレーヤーが自分に合っているのかを知る手助けになれば幸いです。性能、価格、機能の観点から比較して、ベストな選択をするための情報・分析をお届けします。

BDP-S1700/KとBDP-S1500で違う点

BDP-S1700/KはBDP-S1500では対応していた、ネット動画サービスが非対応

ソニーのブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S1700/K」と「BDP-S1500」の大きな違いの一つとして、ネット動画サービスの対応状況が挙げられます。BDP-S1500ではYouTubeなど一部のネット動画サービスを利用することが可能でしたが、BDP-S1700/Kではこの機能が廃止されています。

この変更により、BDP-S1700/Kはよりシンプルなディスクプレーヤーとしての役割に特化したモデルと言えます。最近の家庭ではスマートテレビやストリーミングデバイスでネット動画を視聴することが主流であるため、この機能差はあまり大きな影響を受けないかもしれませんが、ネット動画サービスをプレーヤー内蔵機能で利用したい場合には注意が必要です。

BDP-S1700/Kの発売当初の実売価格は約2.2万円に対し、BDP-S1500は約1.6万円とBDP-S1500のほうが安い

価格面でもBDP-S1700/KとBDP-S1500には差が見られます。BDP-S1700/Kの発売当初の実売価格は約2.2万円である一方、BDP-S1500の2025年時点での実売価格は約1.6万円と手頃な価格設定です。

BDP-S1500は初期投資を抑えつつ、ネット動画再生機能や主要なディスク再生機能を備えているため、コストパフォーマンスに優れたモデルとして人気を集めていました。

一方で、BDP-S1700/Kは機能を簡素化しながら価格が上がっています。実質的な値上げと言えるでしょう。ただし、ネットワーク機能など一部の機能が削減されたことで、今後の市場動向や価格競争の中で値下がりする可能性も否定できません。購入のタイミングを見極めることが重要です。

BDP-S1700/KとBDP-S1500に共通の内容、特徴

BD、DVD、CDなどに対応した映像ディスクプレーヤー

ソニーのBDプレーヤー「BDP-S1700/K」と「BDP-S1500」は、どちらもブルーレイ、DVD、CDと幅広いディスク形式に対応しています。この多機能性により、家庭での様々な視聴ニーズに応えられる製品として人気があります。

サイズが230x39x194mm、重さ0.8kgとコンパクトで軽量

両モデルとも、わずか230x39x194mmというコンパクトサイズで、重さも0.8kgと軽量です。設置場所を選ばず、省スペースで設置できるため、狭いスペースでも使用しやすいのが特徴です。

1秒以下で高速起動できる「高速起動モード」

「高速起動モード」に対応しており、電源投入後1秒以下で起動することが可能です。これにより、必要なときにすぐ再生を開始できる利便性が魅力です。

ディスク挿入後、すばやく再生を開始できる高速ローディング

ディスク挿入後の読み込み時間を短縮する「高速ローディング」機能も搭載されています。これにより、ディスクを挿入してから再生を待つ時間がほとんどなく、ストレスフリーな使用感を実現します。

DVDの映像もより美しい映像に出力できる「プレシジョンシネマHDアップスケール」機能

両モデルは「プレシジョンシネマHDアップスケール」に対応しているため、標準画質のDVDの映像もフルHDの高画質で楽しむことができます。DVD視聴が多い方にも最適です。

1080/60pプログレッシブハイビジョン出力

1080/60pのプログレッシブハイビジョン出力に対応しているため、映像本来の美しさと滑らかさを楽しむことができます。特にブルーレイ映画などでその性能が発揮されます。

色彩豊かな映像を再現する「トリルミナスカラー」

「トリルミナスカラー」技術により、映像の色彩再現性が向上しています。特に自然の風景や鮮やかな色合いのアニメ作品などでは、その性能が輝きを放ちます。

映画フィルム本来の質感で再現できる「24p True Cinema」

「24p True Cinema」に対応することで、映画フィルム本来の臨場感を再現できます。本格的に映画を楽しみたい方にもうれしい機能です。

USBメモリーや外付けハードディスクに保存された動画、静止画、音楽を再生できる

USBメモリや外付けハードディスクと接続し、保存されている動画や静止画、音楽を再生することが可能です。日常で使用するメディアを最大限に活用できます。

最大192KHz/24bitのハイレゾ再生対応

ハイレゾ音源にも対応しており、192KHz/24bitの高音質なオーディオを楽しむことができます。音楽鑑賞用としても非常に優れたプレーヤーです。

ソフトに収録されているDolby/dts音声のビットストリーム出力対応

Dolbyやdts音声のビットストリーム出力が可能で、ホームシアター環境でも高音質を楽しむことができます。

BDソフトに収録されているドルビーTrue HD、DTS 2.0+Digital Outのデコードに対応

BDソフトに含まれているドルビーTrue HDやDTS 2.0+Digital Outをデコードし、臨場感のあるサウンドを再生できます。映画やライブ映像の音質面においても満足度の高い製品です。

ブラビアリンク対応

ソニーの「ブラビアリンク」に対応しており、対応するテレビとの連携がスムーズです。一つのリモコンで操作が完結するなど、快適な操作性を提供します。

ボーナスコンテンツをインターネットからダウンロードできる「BD-LIVE」対応

「BD-LIVE」機能に対応しているため、ネット接続でブルーレイソフトに収録された特典コンテンツをダウンロードして楽しむことができます。

出力端子はHDMIを1系統と、同軸デジタル音声を1系統装備

両モデルとも接続用端子としてHDMI出力を1系統、同軸デジタル音声出力を1系統備えています。シンプルで必要十分な設計です。

アナログ音声出力は非搭載

アナログ音声出力は搭載されていません。そのため、接続にはHDMIケーブルなどのデジタルケーブルが必須です。

低消費電力と自動電源オフ機能

低消費電力設計で、使用後の一定時間には自動で電源がオフになる機能を備えています。省エネ対策がしっかりと考えられています。

両機の違いによるメリット・デメリットのまとめ

ネット動画機能の有無は現在のテレビ事情からするとあまり関係ないでしょう

ソニーのBDプレーヤーであるBDP-S1700/KとBDP-S1500の比較において、ネット動画機能の有無はそれほど大きな差にはならないと考えられます。

現在の多くのテレビにはスマート機能が搭載されており、YouTubeやNetflixといった動画サービスへの直接アクセスが可能だからです。また、テレビに内蔵されていなくても、Amazon Fire TV Stickなどの手頃なストリーミングデバイスを追加すれば、ネットワーク機能が使えます。

そのため、両機でネット動画機能に差があったとしても、テレビ側の性能によってほとんどその影響は感じられないでしょう。

そもそもBDP-S1500で視聴できるネット動画は実質YouTubeくらいですし

BDP-S1500はネット動画機能を搭載していますが、利用できる主なサービスはYouTubeが中心です。

Amazonプライム・ビデオやHuluなどの人気サービスには非対応であるため、ネット動画を重視される方にとっては限られた利用価値の範囲でしかありません。

そのため、ネット動画機能の有無はBDP-S1500とBDP-S1700/Kを選ぶ際の決定的な要因にはなりにくいと言えるでしょう。

機能の違いよりも実質的な値上げが気になるポイント

BDP-S1700/KとBDP-S1500を比較すると、ネット動画機能を省略しているものの、BDP-S1700/Kの発売価格はBDP-S1500よりも高額設定となっています。この点は、利用者にとって実質的な「値上げ」として捉えられる可能性があります。

特にBDP-S1500の価格がお手頃で評価されていたことを考えると、この価格差は購入にあたっての大きな検討材料となるでしょう。

BDP-S1700/Kを選ぶ利点

BDP-S1700/Kを選ぶ利点として、より新しいモデルであることから供給や保証の面で安心感が得られる点が挙げられます。

今回のモデルチェンジに当たって、ピックアップやメカニズムが変更になった可能性もあり、その場合は、今後の長期にわたるサポートやメンテナンス性では新モデルが有利になることは見逃せないポイントかもしれません。

また、全体的な動作性能も向上している可能性があり、特に最新のブルーレイディスクのライブラリを楽しみたい方には適しているでしょう。さらに、ネット動画機能が不要な方にとっては、シンプルな構成がかえって便利と言えます。

BDP-S1500が今も魅力的な理由

一方で、BDP-S1500は価格に対して十分な性能を持つため、現在でもコストパフォーマンスが高いモデルとして魅力的です。特にプレーヤー内蔵のネット動画機能が必要という方にも選択肢になり得るでしょう。BDP-S1500は、単にブルーレイやDVDの再生機能を求める方にとっても、低コストで高い映像と音質を楽しめるおすすめの製品です。

まとめ

ソニーのブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S1700/K」と「BDP-S1500」を比較すると、どちらも基本性能が充実しており、高画質・高音質の再生環境を提供してくれる優れた製品です。しかし、細かい違いを確認すると、BDP-S1500では利用可能だったネット動画サービスが、BDP-S1700/Kでは利用できない点や、価格設定の違いが目立ちます。

特に、現在のテレビの普及状況やスマートデバイスの進化を考慮すると、ネット動画機能の有無は購入判断においてそこまで重要ではないでしょう。ただし、BDP-S1500のほうが価格が安くコストパフォーマンスが高い点は、特に購入を検討するうえで大きなメリットと言えるでしょう。

一方、BDP-S1700/Kは販売時期が新しいこともあり、品質面での安心感や進化した設計の魅力があり、最新モデルを手にしたい方には魅力的です。購入を計画する際は、両機種の違いだけでなく、自分の利用スタイルに合ったモデルかどうか、価格と機能のバランスをしっかりと検討することをおすすめします。

最終的には、どちらを選んでも「BD、DVD、CDを高品質で楽しめる」という基本機能の共通点が大きな魅力です。ソニーのBDプレーヤーに興味を持たれている方は、上記の比較ポイントを参考に、自分に最適なモデルを選んでみてください。

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