YAMAHA SR-B30A レビュー・評価情報

スピーカー

YAMAHA SR-B30A Dolby Atmos対応ワンボディサウンドバー 実売価格約2.3万円

ヤマハは、ワンバータイプのサウンドバー・SR-B30Aを2023年9月に発売しました。オープン価格で発売当初の実売価格は約3.3万円。2024年はじめの実売価格は約2.3万円になっています。

ヤマハのサウンドバー・SR-B30Aは、910×133×68mm(幅×奥行き×高さ)のコンパクトサイズに、マルチユニットと強力なアンプを内蔵した2.1chサウンドバーです。イネーブルドスピーカーなしでDolby Atmos再生に対応しています。

ワンバータイプで価格を抑えたサウンドバーながら、Dolby Atmosに対応しているのが特徴のハイコスパモデルであり、発売当初から高い人気を得ています。

YAMAHA SR-B30Aの内容紹介と、各種レビュー・評価から浮かび上がる本機の実力を分析します。

マルチユニットと強力なアンプ

SR-B30Aは、フロントスピーカーとサブウーファーの2つのマルチユニットを搭載しています。フロントスピーカーは、高音域と中低音域を再生する2ウェイスピーカーを2基搭載しています。サブウーファーは、低音域を再生する7.5cm径のウーファーを1基搭載しています。

また、SR-B30Aは、フロント用が30W×2、内蔵サブウーファーが60W。合計120Wと強力なアンプを内蔵しています。

Dolby Atmos再生対応(イネーブルドスピーカーなし)

SR-B30Aは、Dolby Atmos再生に対応しています。Dolby Atmosは、360度全方位から音が聞こえる音響技術です。SR-B30Aは、イネーブルドスピーカーを搭載していないにもかかわらず、音の位置や方向感覚を再現する技術により、Dolby Atmosを再生することができます。

各種デコーダー機能

SR-B30Aのデコーダー機能は、Dolby Atmosの他に、Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、MPEG-2 AAC、PCM(最大7.1ch)に対応しています。Dolby Atmosの立体音響だけでなく、さまざまな音声フォーマットを再生することができます。

入出力端子

SR-B30Aの有線入出力端子は、HDMI出力端子(eARC対応)、光デジタル音声入力を搭載しています。HDMI出力端子は、eARCに対応しており、テレビやレコーダーなどのHDMI端子と接続することで、テレビの音声や映像をサウンドバーに伝送することができます。

そのほかワイヤレス機能では、Bluetooth接続に対応。コーデックはSBCとAACに対応。

サウンドモード

SR-B30Aは、ムービー/ステレオ/スタンダード/ゲームの4種類から選べるサウンドモードを搭載しています。ムービーモードは、映画やドラマなどの視聴に適したモードです。ステレオモードは、音楽やゲームなどの再生に適したモードです。スタンダードモードは、バランスの良い音質で再生するモードです。ゲームモードは、ゲームの音声をよりクリアに再生するモードです。

声をクリアに届ける「Clear Voice」、バスブースト機能の「Bass Extension」も搭載しています。

専用スマホアプリとイコライザー機能

SR-B30Aは、専用スマホアプリ「Sound Bar Remote」に対応しています。専用スマホアプリを使用すると、音量やサウンドモードの切り替え、イコライザーの調整などを簡単に行うことができます。

特徴と仕様のまとめ

SR-B30Aは、Dolby Atmosに対応しており、サラウンドサウンドを手軽に楽しむことができます。Atmos対応により、臨場感のある音響体験が可能となります。また、コンパクトなワンバータイプであるため、設置スペースを取らずに利用することができます。

さらに、SR-B30Aはテレビとの接続性に優れています。HDMI入力を備えており、テレビや他の機器との接続がスムーズに行えます。また、操作性も簡単であり、ユーザーフレンドリーなデザインとなっています。

このサウンドバーの音質も十分な性能を持っています。ヤマハならではの高品質なサウンドを楽しむことができます。TVや映画、音楽など、さまざまなコンテンツをより一層楽しむことができるでしょう。

SR-B30Aは入門向けの2万円台前半の実売価格帯でありながら、Dolby Atmos対応や高品質なサウンドを提供するなど、コストパフォーマンスにも優れています。初めてサウンドバーを利用する方や予算に制約のある方にもおすすめです。

YAMAHA SR-B30A レビューサイト

【レビュー】 低価格Atmosサウンドバーに、ついにヤマハ参戦。「SR-B30A/B40A」は“なぜ斜め上向きなのか”
サウンドバーに注目が集まっている。手軽なサイズと価格のワンバータイプから、10万円を超える高級機まで様々な製品が登場。どれを選べばいいのか悩ましい状況だ。そんなところに、気になる2モデルが新登場した。ヤマハの「SR-B30A」(実売33,0...
安いサウンドバーでもいいじゃない!? 約2.5万円のヤマハ「SR-B30A」は神コスパ - 価格.comマガジン
テレビの音をよくしたいと、価格.comマガジンのAV家電担当者に相談したところ、「サウンドバーがいいのでは?」ということで、ヤマハの「SR-B30A」を試してみました。

ヤマハ SR-B30A(B) [ブラック] レビュー評価・評判
■最安価格(税込):24,800円 ■価格.com売れ筋ランキング:3位 ■満足度レビュー:4.30(29人) ■クチコミ:347件 (※1月19日時点)
Amazon.co.jp: ヤマハ サウンドバー SR-B30A DolbyAtmos対応/Bluetooth対応/クリアボイス/バスエクステンション ブラック : 家電&カメラ
オンライン通販のAmazon公式サイトなら、ヤマハ サウンドバー SR-B30A DolbyAtmos対応/Bluetooth対応/クリアボイス/バスエクステンション ブラックを 家電&カメラストアで、いつでもお安く。当日お急ぎ便対象商品は...

YAMAHA SR-B30A 肯定的な評価と否定的な評価から考察

ヤマハのサウンドバー・SR-B30Aの各種レビュー・評価から、肯定的な評価と否定的な評価をまとめ、分析・考察します。

ヤマハのサウンドバー・SR-B30Aは、入門向けのモデルでありながら高い性能を持っています。このサウンドバーのユーザーからの評価について詳しく見ていきましょう。

ユーザーレビューに基づく肯定的な評価

ヤマハのサウンドバーSR-B30Aに対するユーザーレビューをもとに、肯定的な評価をまとめて考察します。

Dolby Atmos対応の評価

SR-B30Aの一大特徴であるDolby Atmos対応について、ユーザーレビューからその評価を見てみましょう。

ユーザーからは、Dolby Atmosの立体的な音場再生によって臨場感が増し、映画や音楽をより一層楽しむことができるという肯定的な評価が寄せられています。SR-B30Aを使用することで、まるで映画館にいるかのような感覚を味わえるとの声もあります。

さらに、サウンドの定位感や迫力も高く評価されています。SR-B30Aは、イネーブルドスピーカー非搭載ながら360度のサウンドを実現しています。これにより、臨場感溢れるサウンドを体感することができるからでしょう。

一方で、環境によっては効果が限定的になることも指摘されています。部屋の広さや配置など、具体的な環境によって音の反射や距離の関係が変わるため、最適な効果を得るためには設置場所やセッティングに工夫が必要となるかもしれません。

サウンド品質への評価

ユーザーからは、SR-B30Aのサウンド品質に対する肯定的な評価が寄せられています。とくに薄型テレビの音質を大幅に向上させることができることが評価されています。アクションシーンや音楽の演奏など、さまざまなジャンルの音においてクリアでバランスの取れた音質を実現しているようです。また、低音の響きも豊かで迫力があり、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。

コストパフォーマンスへの評価

SR-B30Aは、その性能に対して比較的リーズナブルな価格で販売されています。そのため、コストパフォーマンスの高さについて肯定的な評価が寄せられています。他のブランドの同様の商品と比較しても、SR-B30Aの性能や機能は十分に満足できるものであり、価格とのバランスが取れていると評価されています。

コンパクトなワンバータイプの手軽さの評価

ヤマハ・SR-B30Aは、910×133×68mmとコンパクトなワンバータイプのサウンドバーです。一つのユニットでサラウンド効果を得ることができるメリットがありながら、設置や引っ越しの際の手間が少ないと評価されています。また、スタイリッシュなデザインでありながら、場所を取らずに設置できるのも魅力の一つです。

接続性と操作性への評価

SR-B30Aは、HDMI入出力を備えており、テレビや各種デバイスとの接続性について高評価を得ています。また、専用のリモコンが付属し、また専用アプリにも対応しており、簡単かつ直感的な操作が可能です。音量の調節やサウンドモードの切り替えなどが簡単に行えるため、使い勝手の良さも評価されています。

ユーザーレビューに基づく否定的な評価

ヤマハ・SR-B30Aのユーザーレビューからは、一方で以下のような否定的な評価もみられました。

イネーブルドスピーカーがないことによるサラウンド感の限界

SR-B30Aにはイネーブルドスピーカーが搭載されていないためか、サラウンド感に限界を感じるユーザーもいます。音の立体感や臨場感に若干欠けるという意見がありました。

別筐体サブウーファーがないことによる低音不足

SR-B30Aには、別筐体のサブウーファーが付属していません。そのため、低音の再現力に不満を持つユーザーもいました。特に映画鑑賞などで迫力のある低音が欠けてしまうと感じる声がありました。これはワンバータイプのメリットとのトレードオフの部分でもあります。

DTSフォーマットのデコードには非対応

SR-B30AはDTSフォーマットのデコードに非対応です。そのため、一部のDTS対応コンテンツを再生する際には、デバイスやプレーヤー側でPCM変換を経由する必要があります。DTSフォーマットのダイレクトなサポートがないことが不便だと感じるユーザーからの評価もありました。

各機能への否定的な評価

SR-B30Aの一部機能に関しては、ユーザーから否定的な評価がありました。例えば、Bluetooth接続の安定性についてや、リモコンの反応速度について不満を持つ声がありました。また、一部のユーザーは、ユーザーインターフェースがやや複雑で操作が難しいと感じることもあったようです。

Wi-Fiやネットワークオーディオプレーヤー機能、Alexa Voice Service機能が非搭載なことを不満に思う人もいるようです。

総評

SR-B30Aは、多くのユーザーからは肯定的な評価を得ていますが、一方で上記のような否定的な評価も見受けられました。イネーブルドスピーカーがないことや別筐体サブウーファーの不足、DTSフォーマットの非対応などが、ユーザーにとってサウンドバーの魅力を制限している要因として挙げられます。ユーザーの個別のニーズや使用目的に応じて、適切な選択肢を検討することが重要であると言えます。

YAMAHA SR-B30A おすすめのユーザーや使い方など

SR-B30Aの各種レビュー・評価を参考に、SR-B30Aがおすすめのユーザーや使い方と、あまりおすすめできないユーザーや使い方を分析・考察します。

YAMAHA SR-B30A おすすめのユーザーや使い方

SR-B30Aは、以下のユーザーや使い方におすすめです。

テレビの音質を手軽に向上させたい人
Dolby Atmosを手軽に楽しみたいという人
コンパクトで使いやすいサウンドバーを探している人
以上を2万台前半程度で実現したい人

SR-B30Aは、イネーブルドスピーカーを搭載しないワンバータイプながら、Dolby Atmosに対応しています。また、強力なアンプと音の位置や方向感覚を再現する技術により、Dolby Atmosをリアルに再現することができます。この内容で約2.3万円という価格もポイントです。

さらに、コンパクトなサイズで設置が容易で、使い勝手も良いため、テレビの音質を向上させたい人や、Dolby Atmosを楽しみたいという人におすすめです。

SR-B30Aがあまりおすすめできないユーザーや使い方

SR-B30Aは、以下のユーザーや使い方にはあまりおすすめできません。

より臨場感のあるサラウンド感を求める人
より迫力のある低音を求める人
DTSフォーマットのコンテンツを再生したい人
Wi-Fiやネットワークオーディオプレーヤー機能、Alexa Voice Service機能が欲しい人
予算や設置場所が十分にある人

SR-B30Aは、イネーブルドスピーカーを搭載していないため、サラウンド感は限られています。また、別筐体サブウーファーがないため、低音不足を感じる人もいるかもしれません。

さらに、DTSフォーマットのデコードには非対応のため、DTSフォーマットのコンテンツを再生したい人には不向きです。また、Wi-Fiやネットワークオーディオプレーヤー機能、Alexa Voice Service機能も非搭載のため、これらの機能を重視する人にはあまりおすすめできません。

まとめ

SR-B30Aは、コスパに優れたDolby Atmos対応のワンバーサウンドバーです。2万円台までの予算でテレビの音質を向上させたい人や、Dolby Atmosを手軽かつ簡単な設置性で楽しみたいという人におすすめです。

ただし、より臨場感のあるサラウンド感や、より迫力のある低音を求める人には、より高価、あるいはより大がかりな別機種を検討することをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました