ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro レビュー・評価情報

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ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro 安価でハイコスパな8インチクラスAndroidタブレット

安価なタブレットでおなじみの中国メーカーALLDOCUBEは、8インチクラスAndroidタブレットの新作「iPlay 60 mini Pro」を発表しました。楽天市場内の公式販売サイトで予約受付中。価格は27999円ですが5000円引きクーポン利用で22999円で購入可能です。

発売前の時点での内容紹介と、価格に対する内容の評価はこちらの記事で行っています。

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro 発売前のレビュー・評価
ALLDOCUBEの8.4インチAndroidタブレット新モデル・iPlay 60 mini Pro(24年6月25日発売・セール時の実売約2.2万円から)の内容・特徴の紹介と、内容についての評価を行ってみます。

6月9日ごろから購入者に届き始めており、早速ネット上に上がってきているレビューや感想をもとに本機の実力を分析したいと思います。

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro 基本スペック

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは、手頃な価格で性能を提供する8インチクラスの4G LTE対応Androidタブレットです。基本スペックとして、最新のAndroid OS 14が搭載され、RAMは8GB+8GB仮想RAM、ストレージは128GBです。また、顔認証やGPSなどの機能も充実しています。通信に関してはWiFiとBluetoothがサポートされていますが、イヤホンジャックは非搭載です。この機種はBluetoothかUSB-C接続でオーディオ機器に対応しています。

iPlay 60 mini Proのデザインはシンプルながらもモダンで、軽量かつコンパクトな仕上がりです。ディスプレイは8.4インチIPSで解像度は1920×1200、Widevine L1を採用しており、高画質で動画を楽しむことができます。輝度は400nitと高く、明るく見やすい画面が特長です。このディスプレイ技術により、Netflixなどのストリーミングサービスを高画質で視聴できるメリットがあります。

・Android 14をベースにカスタムUI・ALLDOCUBE OS 3.0を採用
・ALLDOCUBE OS 3.0によりフローティングウィンドウや3本指スクリーンショットなどの機能を搭載
・ディスプレイは、8.4インチのIPS液晶を採用し、解像度は1920×1200
・輝度は最大400nit
・画面の明るさ自動調整機能搭載
・Netflixも含めてWidevine L1
・プロセッサーには、MediaTek Helio G99(MT6789) を採用
・GPUはMali G57 MC2
・メモリは、8GB+8GB仮想RAMを搭載
・ストレージは、128GBのUFS2.2を搭載
・フロントカメラは500万画素、背面カメラは1300万画素。フラッシュライトも搭載
・ステレオスピーカー搭載&イヤホンジャックは非搭載
・4G LTE通信に対応
・デュアルSIM(うち1枚microSDと排他)対応
・対応バンドはB1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66およびB38/39/40/41
・6軸ジャイロ対応
・モーター、重力センサー、光センサーを搭載
・GPSも搭載し、Beidou、Galileo、Glonassに対応しておりナビとしても活用可能
・顔認証対応
・搭載バッテリーは6050mAh。18Wの急速充電に対応
・寸法、重量は202.7×126×7.9mm,310g

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proへの全般的な評価の傾向

価格とコストパフォーマンス

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは、非常に競争力のある価格で提供されています。発売時点で約2万2999円という価格は、コストパフォーマンスの良さを強調しています。特に初回発売時のクーポンを利用するとさらに割引が受けられ、19,999円で購入したユーザーがいます。その場合、コストパフォーマンスは一段と高まります。

これにより、多機能な8インチクラスのAndroidタブレットを手頃な価格で手に入れることができ、予算に制約があるユーザーにとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。

絶対的なパフォーマンス

iPlay 60 mini Proの性能は、一般的な日常用途には問題なく対応できるレベルです。CPUやRAMの性能により、基本的なアプリケーションの動作はスムーズで、ビデオ視聴やウェブブラウジング、簡単なゲームもストレスなく楽しむことができます。ただし、非常に重いゲームや高負荷のアプリケーションを多用する場合は、パフォーマンスに限界を感じるかもしれません。

バッテリー寿命

公式のバッテリー容量は6050mAhで、使用時間について明確な記載はありませんが、レビューによると、一日中使用するには十分なバッテリー寿命があるとのことです。バッテリー効率も高く、通常のタブレット作業を行うには問題ありません。ただし、重度の使用や高輝度のディスプレイ設定ではバッテリーの減りが早くなる可能性があるため、使用状況に応じて充電を心掛けると良いでしょう。

カメラの品質

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proのカメラ性能は、必要最低限の要件を満たしています。日常的なスナップ撮影やビデオ通話には十分対応できる品質ですが、高画質な写真や動画を求める場合は他のデバイスと併用するのが良いかもしれません。カメラ品質はこの価格帯のタブレットとしては平均的で、大きな期待はせずとも基本的な機能は満たしています。

軽量でコンパクト

iPlay 60 mini Proは、その名が示す通り軽量でコンパクトな設計が特徴です。8インチサイズで、片手で持ち運びやすく、どこでも手軽に使用できるため、持ち歩きに便利です。このサイズ感でありながら画面が見やすく、文字や画像も鮮明に表示されます。普段使いから外出先での利用まで、幅広いシーンで活躍できる手軽さは大きなメリットです。

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Pro 詳細な評価と分析

発売後すぐにPINコード設定での不具合があったもののメーカーの告知と対応は迅速

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは、発売当初にPINコード設定に関する不具合が報告されました。しかし、メーカーは迅速に告知し、対応策を提供しました。初期トラブルがあったとはいえ、問題解決のための行動が速やかであった点は評価できます。

さて、このたび、弊社のタブレットにおいて、パスワード設定に関する小さな問題が発見されました。パスワードを4桁以上に設定された場合、ロック解除ができなくなるという問題が報告されています。このため、ご設定の際は4桁以内のパスワードをご利用ください。また、この問題は、来週中に実施されるOTAアップデートにより解決される予定です。(アップグレード確認方法:設定→システムアップデート→最新バージョンのファイルがあるか確認します)

万が一、4桁以上のパスワードを設定してアンロックできなくなった場合は、以下の手順でタブレットを初期化して改善できます。
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1.電源オフの状態で、電源スイッチと音量上げボタンを同時に10秒ほど長押しします。画面に表示がされたら、電源スイッチを離し、音量上げボタンだけを押してください。画面の左側に英語の指示が表示されます。

2.英語の画面で、音量上げボタンで「Recovery Mode」を選択し、音量下げボタンで決定します。

3.「Recovery Mode」で音量上げボタンで「Wipe data/factory reset」を選択し、電源スイッチで決定します。次の確認画面で音量上げボタンで「Factory data reset」を選択し、電源スイッチで決定します。

4.最後の画面で「Reboot system now」を選択し、電源スイッチで決定すると初期化が成功します。

400nitを謳う輝度の高さで確かに明るく見やすい画面だ

iPlay 60 mini Proのディスプレイは400nitと高い輝度を誇ります。この明るさにより、室内はもちろん屋外でも視認性が高く、使いやすいと評価されています。Widevine L1に対応しているため、Netflixなどのストリーミングサービスも快適に視聴できます。

デュアルスピーカーはステレオ再生

デュアルスピーカーによるステレオ再生は、このサイズ・価格のタブレットにおいては嬉しい特徴です。音質も悪くなく、動画視聴や音楽鑑賞において満足度を高める要素となっています。このステレオ再生についての評価もおしなべて高いものがあります。

ダブルタップで画面点灯・消灯できるのは便利

iPlay 60 mini Proは、ダブルタップで画面の点灯や消灯が可能で便利と評価されています。この機能は、端末のロック解除や操作を簡単にするため、日常的な使い勝手を向上させます。便利な機能ですが、一部のユーザーからは誤作動が報告されています。

独自UIは便利なものの荒削りな印象も

ALLDOCUBEの独自UI「ALLDOCUBE OS 3.0」は、多機能で便利な反面、バグや設定に難があるなど荒削りな部分も見受けられます。UIのカスタマイズ性や操作性は向上していますが、改善の余地も多いと感じる部分があります。アップデートによる改善が期待されます。

重いゲームをプレイするのでなければコスパは相当高い

iPlay 60 mini Proは、重いゲームをプレイするのでなければ非常にコストパフォーマンスが高いと評価されています。一般的なアプリケーションの使用や動画視聴、インターネットブラウジングには十分な性能を持っており、その価格を考慮すると非常にお得です。

保護フィルムが滑らない

付属の保護フィルムは滑りが悪いという感想のユーザーがおり、操作時に若干のストレスを感じる可能性があります。ユーザーによっては、より滑りの良い保護フィルムを別途用意することをおすすめします。

チープさは残るものの全体的な仕上がりは価格を考えると上々

本体の素材感やデザインに若干のチープさは残るものの、価格を考慮すると全体的な仕上がりは良好と評価されています。安価なAndroidタブレットとしては、必要十分な品質を保持しています。

箱が大きめなのは気になった

商品のパッケージがやや大きめである点が気になったという声がいくつもありました。箱の大きさが無駄に感じる一方で、しっかりとした梱包により製品が損傷なく到着するため、その点では安心です。

発売直後はいろいろと細かなバグがあり、メーカーがソフトウェアアップデートで対応予定としている

iPlay 60 mini Proは、発売直後にいくつかの細かなバグが報告されていますが、メーカーはすでにソフトウェアアップデートで対応を予定していると発表しています。これにより、将来的には更なる安定性と使いやすさが期待されます。

他のタブレットとの比較

従来機ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEとの比較

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは、従来機であるALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEと比較すると大幅な改良が見られます。まず、スピーカーがステレオ化され音質が向上、また、ディスプレイの輝度も向上しており、視覚的なクオリティが向上しています。6軸ジャイロセンサーも新搭載。バッテリーも増えています。

しかし、iPlay 60 mini Proも弱点はあります。例えば、従来機と異なりイヤホンジャックが非搭載であり、BluetoothやUSB-C接続で対応する必要があります。しかし、価格面では、iPlay 60 mini Proは従来機に比べて同じ価格帯なので向上点の分お得になっているのは間違いないでしょう。

FPad5 BlackviewのTab60などの他社製品

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは、他社製品であるHeadwolf FPad5やBlackviewのTab60と比較した場合、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。まず、価格帯としてはこれらの他社製品と競合していますが、iPlay 60 mini Proはそのスペックや機能性において、特に価格対性能比の面で優れています。

例えば、FPad5やBlackviewのTab60もそれぞれ魅力的な特長がありますが、iPlay 60 mini Proは安価ながらもジャイロセンサーや顔認証などの高機能を搭載しています。また、ALLDOCUBE独自のUIである「ALLDOCUBE OS 3.0」はユーザーにとってカスタマイズ性や利便性の面で大きなアドバンテージとなります。

一方で、他社製品が持つ利点も無視できません。BlackviewのTab60は丈夫で耐久性が高いと評されています。このように、ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proの実力を分析・考察した場合、各タブレットが異なる強みを持つため、自分のニーズに最適な機種を選ぶことが重要です。

総評

購入を検討すべきユーザーや用途

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは、価格に対して非常に高いコストパフォーマンスを提供する8インチクラスのAndroidタブレットです。主に日常のマルチメディア利用や軽い作業に適しており、NetflixやYouTubeの視聴、電子書籍の閲覧といった用途に向いています。また、顔認証や独自UI「ALLDOCUBE OS 3.0」の便利な機能も、使い勝手を向上させています。初めてタブレットを購入する方や、低価格で多機能な端末を求める方に特におすすめです。

バグやアップデートなど、中華メーカーらしい留意点をわかって使える人向け

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Proのレビューや評価によると、発売直後にはPINコード設定での不具合など、いくつかのバグが報告されましたが、メーカーは迅速に対応する姿勢を見せました。このように、中華メーカー特有の小さなバグやソフトウェアのアップデート、場合によってはメーカーとのやり取りを前提とした使用が求められます。したがって、自身でトラブルシューティングやアップデートの管理ができる人に向いています。その一方で、安価で高性能なタブレットを探している方には、この条件がクリアできれば非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

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