EarFun Air Pro 4 レビュー・評価情報

イヤホン
  1. EarFun Air Pro 4 9,990円のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン
  2. EarFun Air Pro 4はいきなり実売7千円のうえ、機能面では優勝レベルの大注目機
  3. EarFun Air Pro 4の概要
    1. 製品紹介
    2. 主なスペックと機能
    3. デザインと装着性
  4. EarFun Air Pro 4の詳しい内容を解説
    1. Snapdragon Soundに対応し、aptX Adaptive、aptX Losslessをサポート
    2. LDACにも対応
    3. 最新のBluetooth 5.4対応
    4. 50ms(0.05秒)の低遅延伝送も可能
    5. LE Audio対応予定
    6. マルチポイント対応(LDAC時は非対応)
    7. 「Auracast 」もサポート予定
    8. 最大50dBのノイズを低減できると謳う高性能なANC機能「QuietSmart 3.0」
    9. 「アダプティブ(適応型)ノイズキャンセリングテクノロジーを新たに導入
    10. 通話専用マイクを左右各3基、計6基配置
    11. Qualcomm cVc 8.0などで音声通話品質を向上
    12. 装着検出機能にも対応
    13. 「EarFun Audio」アプリで多彩なカスタマイズやEQ機能を利用可能
    14. アプリ上で聴力テストして調整する「適応イコライザ」
    15. バッテリー持続時間
    16. 急速充電、ワイヤレス充電も可能
    17. Google Fast Pair対応
    18. 「デバイスを探す」に対応
  5. EarFun Air Pro 4 レビューサイト
  6. 音質評価の概要
    1. 高音域と低音域のバランス
    2. ノイズキャンセリング機能の性能
    3. 通話品質の評価
  7. EarFun Air Pro 4の詳しい評価を分析・考察
    1. 価格を考えると、機能面での弱点はほぼない。機能性では価格帯最強と断言できる
    2. 再生音質も価格を考慮すると優秀で文句はない
    3. 前作・EarFun Air Pro 3より低音は少し弱いかも
    4. 接続安定性も高い
    5. ANC性能も価格を考慮すると文句なし。前作・EarFun Air Pro 3より向上
    6. 外音取り込み性能も優秀
    7. 1万円未満の完全ワイヤレスイヤホンでのANCトップとは言えない
    8. 高額モデルのANC性能には及ばない
    9. あえての弱点はLDAC時のマルチポイント非対応くらいか
  8. 他社製品との比較
    1. AirPods Proとの比較
    2. Sony WF-1000XM5との比較
    3. Xiaomi Redmi Buds 5 Proとの比較
  9. 総評とまとめ
    1. EarFun Air Pro 4がおすすめのユーザー
    2. EarFun Air Pro 4があまりおすすめではないユーザー

EarFun Air Pro 4 9,990円のANC搭載完全ワイヤレスイヤホン

EarFun Technologyは、ANC搭載の完全ワイヤレスイヤホン「EarFun Air Pro 4」を2024年7月29日に発売。価格は9,990円。

本機の内容紹介と、各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察します。

EarFun Air Pro 4はいきなり実売7千円のうえ、機能面では優勝レベルの大注目機

本機は発売時にいきなり3000円引きの約7000円で買えるクーポンを配布したため、発売当初の購入者レビューは、実売7000円の完全ワイヤレスイヤホンとして評価していることに留意してください。

しかも、本機は発表時から、たとえ1万円だとしてもこれまで考えられないほどの機能てんこ盛り、全部乗せと言える内容のため、大きな注目を浴びていました。実際、アマゾンだけで発売数日で4000点以上売り上げる大人気モデルとなっています。

本機の場合は、詳しい内容紹介やレビュー分析をするまでもないほどにぶっちぎりのコスパを備えており、2024年夏時点で、1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンでは総合力で最もお得なモデルと言えそうです。「EarFun Air Pro 4」はこのようなモデルであるということは最初からお伝えしておきます。

EarFun Air Pro 4の概要

製品紹介

EarFun Air Pro 4は、音楽ファンや高音質を追求するユーザーに向けて設計された完全ワイヤレスイヤホンです。このモデルは、様々な先進技術を搭載し、高いパフォーマンスと利便性を提供します。Qualcommの「QCC3091」チップを採用し、Snapdragon SoundやLDACにも対応するため、高解像度の音楽再生を実現しています。

主なスペックと機能

EarFun Air Pro 4の主なスペックには、Bluetooth 5.4対応や最大50dBのノイズを低減する高性能なANC機能「QuietSmart 3.0」が含まれます。また、「EarFun Audio」アプリでゲームモードをオンにすれば、50ms(0.05秒)の低遅延伝送が可能です。さらに、マルチポイント対応やGoogle Fast Pair、動画再生機能など多彩な機能が充実しています。バッテリー寿命も優れており、充電ケースを併用することで最大52時間の再生が可能です。

デザインと装着性

EarFun Air Pro 4のデザインは、シンプルでエレガントな印象を与えます。軽量かつコンパクトな設計のカナル型で、長時間の使用でも快適に装着できる点が特徴です。耳へのフィット感もしっかりと考慮されており、アクティブな動きにも対応しています。また、装着検出機能が搭載されており、イヤホンを外すと自動的に音楽再生を停止するなど、ユーザビリティも高いです。これらの特徴により、EarFun Air Pro 4は日常使いや音楽鑑賞に適した逸品と言えるでしょう。

EarFun Air Pro 4の詳しい内容を解説

Snapdragon Soundに対応し、aptX Adaptive、aptX Losslessをサポート

EarFun Air Pro 4は、Qualcommの「QCC3091」チップを搭載しており、Snapdragon Soundにも対応しています。

ビットレート可変型のハイレゾコーデックaptX Adaptive(最大24bit/96kHz)のほか、aptX Losslessをサポート。aptX Lossless送信対応スマートフォンなどと組み合わせれば、CD品質(16bit/44.1kHz)の音声信号を無劣化で伝送できます。

これにより、ハイレゾ・非ハイレゾの双方での高音質での音楽再生が可能となり、クリアで迫力あるサウンドを楽しむことができます。特に、音質にこだわる方には魅力的な機能となっています。

LDACにも対応

さらに、EarFun Air Pro 4はLDAC(最大24bit/96kHz)にも対応しています。LDACはハイレゾコーデックで、高解像度の音楽を楽しむことができます。送信対応機器も多いため、ライトユーザーも含めた音楽愛好者には非常に嬉しい機能となっています。

最新のBluetooth 5.4対応

最新のBluetooth 5.4に対応しているため、接続の安定性やデータ伝送速度が向上しています。このため、音切れや遅延が少なく、快適なワイヤレス体験を提供しています。

50ms(0.05秒)の低遅延伝送も可能

「EarFun Audio」アプリを使用することで、ゲームモードをオンにすると50ms(0.05秒)の低遅延伝送が可能です。これにより、ゲーム中の音声と映像のズレを最小限に抑えることができ、臨場感のあるゲーム体験が実現します。

LE Audio対応予定

EarFun Air Pro 4は、将来的にLE Audioに対応する予定です。LE Audioは低消費電力・低ビットレートでの高音質伝送を実現する技術で、バッテリー持ちを向上させつつ高音質を維持することができます。送信対応スマホも増える見込みであり、将来性の高い注目技術です。

マルチポイント対応(LDAC時は非対応)

また、マルチポイントにも対応しています。これは、複数のデバイスと同時に接続し、切り替えをスムーズに行うことができる機能です。ただし、LDAC使用時には対応していない点には注意が必要です。

「Auracast 」もサポート予定

音声データの一斉同時配信を可能にする「Auracast」もサポート予定です。これにより、複数のデバイスで同時に音声を共有することが可能になり、グループでの音楽や動画視聴にも便利です。

最大50dBのノイズを低減できると謳う高性能なANC機能「QuietSmart 3.0」

最大50dBのノイズを低減できると謳う高性能なアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能「QuietSmart 3.0」を搭載しています。これにより、騒がしい環境でもクリアな音楽や通話を楽しむことができます。

「アダプティブ(適応型)ノイズキャンセリングテクノロジーを新たに導入

さらに、新たに「アダプティブ(適応型)ノイズキャンセリングテクノロジー」を導入しています。周囲のノイズ環境に応じて自動的に最適なノイズキャンセリング効果を調整するため、常に最適なリスニング環境が保たれます。

通話専用マイクを左右各3基、計6基配置

通話専用マイクを左右各3基、計6基配置しており、クリアな通話品質を実現しています。これによって、雑音の多い環境でも相手に声がしっかりと伝わりやすくなります。

Qualcomm cVc 8.0などで音声通話品質を向上

Qualcomm cVc 8.0の活用とAI技術を活用したアルゴリズムの導入により、音声通話品質をさらに向上させています。これにより、通話中の雑音を効果的に抑制し、より明瞭な音声を提供します。

装着検出機能にも対応

装着検出機能にも対応しています。イヤホンを耳に装着すると自動的に再生が開始され、外すと再生が停止するため、より快適に使用することができます。

「EarFun Audio」アプリで多彩なカスタマイズやEQ機能を利用可能

「EarFun Audio」アプリを使用することで、多彩なカスタマイズやEQ機能を利用できます。自身の好みに合わせた音質調整が可能で、音楽体験をさらに向上させることができます。

アプリ上で聴力テストして調整する「適応イコライザ」

また、アプリ上で聴力テストを行い、ユーザーに合った音質に自動調整する「適応イコライザ」も利用できます。これにより、自分に最適な音質で音楽を楽しむことができます。

バッテリー持続時間

再生時間は、ANCオン時で最大7.5時間、充電ケース併用で最大35時間、ANCオフ時で最大11時間、充電ケース併用で最大52時間となっています。長時間の再生が可能で、外出先でも安心して使用できます。

急速充電、ワイヤレス充電も可能

充電ポートはUSB-Cを採用しており、10分のチャージで2時間の使用が可能な急速充電にも対応しています。さらに、ワイヤレス充電も可能なため、充電方法の選択肢が広がり便利です。

Google Fast Pair対応

Google Fast Pairにも対応しており、Androidデバイスとのペアリングが迅速かつ簡単に行えます。一度ペアリングすると、同じGoogleアカウントを使っている他のデバイスとも自動で接続されるため、便利です。

「デバイスを探す」に対応

「デバイスを探す」機能にも対応しており、紛失した際にも簡単に見つけることができます。これにより、イヤホンをなくす心配が減ります。

EarFun Air Pro 4 レビューサイト

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音質評価の概要

高音域と低音域のバランス

完全ワイヤレスイヤホン・EarFun Air Pro 4の高音域と低音域のバランスについてのレビューは多くのユーザーから高評価を得ています。特に高音域がクリアで、細かいディテールまで再現できる点が評価されています。一方で、低音域についても力強さを感じさせる性能を持っており、音楽を聴く際にはバランスの取れた音質を楽しむことができます。このように、EarFun Air Pro 4は価格を考慮すると非常に優れた音質を提供しています。

ノイズキャンセリング機能の性能

EarFun Air Pro 4は最大50dBのノイズを低減できると謳うANC(アクティブノイズキャンセリング)機能「QuietSmart 3.0」を搭載しています。この機能は、多くのユーザーから高い評価を受けています。特に公共交通機関やカフェなど騒がしい環境での効果が顕著で、周囲のノイズをしっかりと遮断してくれます。さらに、新たに導入されたアダプティブノイズキャンセリングテクノロジーも、環境に応じて最適なノイズキャンセリングを提供してくれるため、さまざまなシチュエーションで快適に使用することができます。

通話品質の評価

EarFun Air Pro 4の通話品質についても多くのポジティブなレビューがあります。特に、左右各3基の通話専用マイクを配置し、合計6基のマイクを使用している点が評価されています。また、Qualcomm cVc 8.0とAI技術を活用したアルゴリズムによって、風切り音や背景ノイズを効果的に抑え、クリアな音声通話を実現しています。このため、通話中の会話が途切れることなく、相手とのスムーズなコミュニケーションが可能です。このような特徴から、EarFun Air Pro 4は音楽を楽しむだけでなく、通話にも適した完全ワイヤレスイヤホンといえます。

EarFun Air Pro 4の詳しい評価を分析・考察

価格を考えると、機能面での弱点はほぼない。機能性では価格帯最強と断言できる

EarFun Air Pro 4は、価格を考慮した場合において機能面での弱点をほとんど感じさせない完全ワイヤレスイヤホンです。特に、先進的なANCや高音質コーデックの幅広い対応など、多くの機能がこの価格帯の製品としては抜きんでています。

ことに、1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンでSnapdragon Sound、aptX Adaptive(最大24bit/96kHz)、aptX Lossless、LDACの全てに対応するモデルは本機が初であり、高音質コーデックの対応度を重視するユーザーにとっては非常に魅力的です。

高音質コーデック対応を中心に、機能性では価格帯最強と断言できるイヤホンです。無い物ねだりの機能としてはLDAC時のマルチポイントと、空間オーディオ機能非搭載くらいでしょうか。

再生音質も価格を考慮すると優秀で文句はない

再生音質も優れており、特に中高音域のクリアさは高評価です。価格帯を考慮すると、非常に高い音質を提供していると評価されています。音楽を楽しむ際も、非常に満足度が高いです。

前作・EarFun Air Pro 3より低音は少し弱いかも

前作EarFun Air Pro 3と比較すると、低音のボリュームがやや控えめになっていると感じるユーザーもいるようです。しかし、その分バランスが向上し、全体としての音場が広がっていると好意的にとらえるユーザーも少なくありません。

接続安定性も高い

安定した接続性もEarFun Air Pro 4の大きな魅力のひとつです。最新のBluetooth 5.4対応により、接続が途切れにくく、快適に利用できます。ハイレゾ系コーデックでも接続安定性が高いという評価が多く、この点でも優れているようです。

ANC性能も価格を考慮すると文句なし。前作・EarFun Air Pro 3より向上

ANC機能も非常に高性能であり、価格を考慮しても文句のない仕上がりです。前作よりも性能が向上しており、日常生活でのノイズをかなり効果的にカットしてくれます。

外音取り込み性能も優秀

外音取り込み機能も優秀であるため、安全性を確保しつつ耳を囲む環境音をクリアに感じられます。生活のシチュエーションに応じて利用価値が高い機能です。

1万円未満の完全ワイヤレスイヤホンでのANCトップとは言えない

1万円未満の価格帯でのANC性能では、Xiaomi Redmi Buds 5 Proに劣るとの意見も複数あります。ですが、全体的に見ても、EarFun Air Pro 4は価格帯ではハイレベルな性能を持つことに変わりないでしょう。

高額モデルのANC性能には及ばない

もちろん、ソニーのWF-1000XM5や、BOSEのQuietComfort Ultra Earbudsなど2、3万円を超える高額モデルのANC性能には及びませんが、価格対性能比では非常に競争力があります。高価なモデルと比較しない限り、日常使用では十分に満足できる性能と言えるようです。

あえての弱点はLDAC時のマルチポイント非対応くらいか

弱点を挙げるとすれば、LDAC使用時にマルチポイントに対応していない点です。高音質コーデックとマルチポイントの両立を求めるユーザーにとっては、この点が悩みどころとなるかもしれません。

他社製品との比較

AirPods Proとの比較

EarFun Air Pro 4とAppleのAirPods Proは、どちらも高性能な完全ワイヤレスイヤホンとして評価されています。しかし、いくつかの面で違いがあります。まず、ノイズキャンセリング機能に関しては、AirPods Proが依然として優れている点が多くのレビューで指摘されています。ただし、EarFun Air Pro 4も高性能なANC機能「QuietSmart 3.0」を搭載し、価格を考慮すると非常に優れた性能を持っています。

音質や使い勝手に関しては、AirPods ProはApple独自のカスタムドライバーとH1チップによる音質向上とアップルデバイスとの親和性が顕著ですが、EarFun Air Pro 4もQualcommの「QCC3091」チップとSnapdragon Sound、LDAC対応によって高音質を実現しています。特に高音域と低音域のバランスに関しては、多くのユーザーが満足しています。

価格面では、AirPods Proが高価であるのに対し、EarFun Air Pro 4はコストパフォーマンスに優れており、機能面での弱点はほとんどありません。そのため、価格を重視するユーザーにはEarFun Air Pro 4が非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ただ、EarFun Air Pro 4はiPhoneなどアップルデバイスで採用しているAACコーデックに非対応のほか、特にアップルデバイスで便利に使える機能(空間オーディオ)などもないので、iPhoneとの組み合わせではAirPods Proのほうが有利と言えるでしょう。

Sony WF-1000XM5との比較

SonyのWF-1000XM5もまた、完全ワイヤレスイヤホン市場で高評価を受けている製品です。特にノイズキャンセリング機能と音質に関しては、業界トップレベルと評価されています。EarFun Air Pro 4もANC機能「QuietSmart 3.0」を搭載しており、価格を考慮すると優れた性能ですが、Sony WF-1000XM5の方が一歩上を行くとの声もあります。

音質の面では、Sony WF-1000XM5もLDAC対応でハイレゾ音源にも対応し、特に細かな音の表現に優れています。EarFun Air Pro 4もLDAC対応で高音質を誇りますが音質の細かい部分でSony WF-1000XM5に軍配が上がると言えるでしょう。ただし、価格差を考えると、EarFun Air Pro 4は非常に良好なオプションです。WF-1000XM5が対応しない、Snapdragon Sound、aptX Adaptive(最大24bit/96kHz)、aptX Losslessに対応するのもアドバンテージです。

装着性やバッテリー寿命、アプリのカスタマイズ機能に関しては、両製品ともに高い評価を受けています。総合的に見ると、よりコストパフォーマンスを重視するならEarFun Air Pro 4、最高の音質とノイズキャンセリング機能を求めるならSony WF-1000XM5が選ばれるでしょう。

Xiaomi Redmi Buds 5 Proとの比較

Xiaomi Redmi Buds 5 Proは、最近注目を集めている1万円クラスの完全ワイヤレスイヤホンの一つです。特にノイズキャンセリング性能では、EarFun Air Pro 4を上回るとの評価が多く見られます。これは、Redmi Buds 5 Proが優れたノイズキャンセリング技術を搭載しているためです。

しかしながら、EarFun Air Pro 4もANC機能「QuietSmart 3.0」を持ち、価格とのバランスを考慮すると非常に優れた選択肢です。また、EarFun Air Pro 4はLDAC対応、Snapdragon Sound、aptX Adaptive(最大24bit/96kHz)、aptX Lossless対応や「EarFun Audio」アプリによるカスタマイズ機能、適応型イコライザなど多彩な機能を提供しています。Xiaomi Redmi Buds 5 ProはLDAC、LC3、AACに対応しますが、aptX系コーデックにはひとつも対応していません。

音質に関しては、両者ともに高評価を受けていますが、特に低音の強さに関してはEarFun Air Pro 4がやや劣るとの声もあります。価格帯を考慮すると、どちらも非常に優れた選択肢ですが、それでも、より機能性やカスタマイズ性を重視するならEarFun Air Pro 4が一歩リードしているかもしれません。

総評とまとめ

EarFun Air Pro 4がおすすめのユーザー

EarFun Air Pro 4は、1万円以下の価格で、多機能で高性能な完全ワイヤレスイヤホンを求めているユーザーに強くおすすめです。

特に、高性能なANC機能「QuietSmart 3.0」や、QualcommのSnapdragon Sound、aptX Adaptive(最大24bit/96kHz)、aptX Lossless対応、そしてLDAC対応による高音質再生を重視する方には魅力的です。また、音楽を聴きながらの通話もスムーズに行いたい方には、通話専用マイクやQualcomm cVc 8.0のアルゴリズムが非常に役立ちます。

さらに、「EarFun Audio」アプリを使用してゲームモードやEQ機能のカスタマイズができるため、ユーザーの好みに合わせた音質調整が可能です。アプリやコーデックの親和性から、接続デバイスとしてはAndrodが適しているでしょう。

・1万円以下の価格で最も多機能な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい
・LDACのほか、aptX Adaptive(最大24bit/96kHz)、aptX Lossless対応が欲しい
・音質とANC性能も価格に対して納得できるレベルで欲しい
・Androidユーザー

EarFun Air Pro 4があまりおすすめではないユーザー

一方で、EarFun Air Pro 4は、LDAC使用時にマルチポイントが非対応である点を重要視するユーザーにはあまり向かないかもしれません。また、特にANC性能に関して、価格帯で最高のパフォーマンスを求める場合、Xiaomi Redmi Buds 5 Proや他の高価格モデルに注目した方が満足感が高いかもしれません。価格にかかわらず強力なANC性能を求める向きにも物足りないかもしれません。

さらに、低音の強さを特に求める方や、EarFun Air Pro 3の低音性能に満足している方には物足りない可能性があります。装着タイプとしては密閉性の高いカナル型なので、インナーイヤー型を求める向きにも向かないでしょう。

アプリやコーデックの親和性から、接続デバイスとしてiPhoneなどのアップルデバイスはあまり向いてないかもしれません。

・1万円以下の完全ワイヤレスイヤホン最強のANC性能を求めるユーザー
・低音が強いイヤホンが欲しいユーザー
・価格にかかわらず強力なANC性能を求めるユーザー
・カナル型ではなくインナーイヤー型を求めるユーザー
・iPhoneなどのアップルデバイスユーザー

いずれにしても、1万円以下の本機の備える機能性は現時点で間違いなく最強レベルであり、機能性重視で、その機能を十分に享受できる環境の方に、本機はメイン機にもサブ機にもどちらにもおすすめできる優秀モデルと言えそうです。

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