Noble Audio FoKus Triumph 完全ワイヤレスイヤホン 369ドルで海外発売
Noble Audioは海外で完全ワイヤレスイヤホンの新モデル「FoKus Triumph」を369ドルで発売しています(海外でも正式発表前の先行発売のようです)。
友人が Noble Fokus Triumph ヘッドフォンを手に入れましたが、おそらくベータ版だったと思います。 なぜなら、米国では3月末まで公開されないからだ。 pic.twitter.com/3XVXA966he
— Yunrin Sai (@jeremytsai73) March 10, 2024
「FoKus Triumph」の概要と「FALCON MAX」比較・違いなど
既存機の「FALCON MAX」との違いを入れ込みながら「FoKus Triumph」の概要を、今わかる情報の範囲でご紹介。
Noble Audioの完全ワイヤレスイヤホンの近作「FALCON MAX」(2023年年末発売・国内の実売価格4万円程度)は、最新のドライバー技術であるxMEMSドライバーを搭載していることで話題になりましたが、「FoKus Triumph」もxMEMSドライバー(「Cowell」というモデル)を搭載。
「FALCON MAX」はxMEMSドライバーとダイナミック型ドライバーのハイブリッド構成でしたが、「FoKus Triumph」も同様の構成となっています。
ただ、ダイナミックドライバーの内容は「FALCON MAX」は10mm径複合素材の「DualLayered LCP Driver」でしたが、「FoKus Triumph」では6.5mm口径のドライバーと異なっています。
人間工学に基づいたというシェルは、セミカスタムロープロファイル形状、模様入りのフェースプレートを備え、3Dプリントされています。FoKus MystiqueやFoKus Prestigeと比較して直径が小さいステンレス鋼ノズルを備えています。
「FALCON MAX」はアクティブノイズキャンセリング機能を搭載していましたが、「FoKus Triumph」では搭載していません。再生音質に特化した設計思想のようです。外音取り込み機能は搭載しています。
Bluetoothチップは「FALCON MAX」と同じQualcomm製SoC「QCC5171」。Bluetooth 5.3準拠も同じ。
コーデックはLDAC/aptX Adaptive/aptX/AAC/SBC/LC3(LE Audio時)に対応に対応。SnapDragon Soundにも対応。このあたりのコーデックの対応度合いも「FALCON MAX」と同じ。現在でもほとんど製品の存在しないLDAC/aptX Adaptive両対応であることも大きな特徴です。
スマホ用「Noble FoKus」アプリも「FALCON MAX」同様に用意(Google Play/AppleのApp Store両対応))。プリセットと独自のカスタムプリセットを作成する機能を備えた10バンドイコライザーを備えています。 イコライザー機能には、ヒアリングテストの結果に基づいてEQ設定をパーソナライズするヒアリングテスト機能にも対応。
バッテリー寿命は、50%の容量で7.5時間。ハイテク素材のアルカンターラで包まれた充電ケースが付属。
「FALCON MAX」のイヤホン本体はIP54の防水・防塵でしたが、「FoKus Triumph」では防水表記はなし。汗程度なら大丈夫ですが、イヤホンを水に浸したり、シャワーで着用したりすることはお勧めしませんと公式サイトに注意があります。
「FoKus Triumph」は「FALCON MAX」以上の高音質志向モデル?
「FALCON MAX」も完全ワイヤレスイヤホンでは最も早い時期にxMEMSドライバーを搭載したことや、LDAC/aptX Adaptive両対応などの特徴から、日本でも多くのポータブルオーディオ愛好家から注目されていました。
xMEMSドライバーの特徴なのか、ほかのイヤホンとは感触の異なる高音域の歪みの少ない自然なサウンドと、全体の音質のよさで「FALCON MAX」は市場での評価も高いものがあります。
「FALCON MAX」が発売されて数か月しか経っていないところですが、早くもNoble AudioのxMEMSドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホン第2弾。内容からすると、「FALCON MAX」以上の高音質志向のモデルのようです。国内での正式発表が楽しみです。
次世代xMEMSドライバーも登場しますがまだ先
常に最新情報を収集し、最新機器の収集に余念のないポータブルオーディオ愛好家から見ると、本機に搭載されているxMEMSドライバーが、「Cowell」という「FALCON MAX」同様のタイプであり、次世代 MEMSドライバーである「Cypress」搭載機を期待する向きもあります。「Cypress」は「Cowell」よりも高性能ではありますが、製品化は2025年以降とのこと。今最新のxMEMSドライバーの高音質は「Cowell」で追求するのがよさそうです。
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