SOUNDPEATSは、MEMSドライバー搭載のアクティブノイズキャンセリング(ANC)対応完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」を2024年7月11日に発売。通常価格は13,880円。Amazonプライムデー先行セールでは30% OFFとなる9,710円で購入できます。
「Capsule3 Pro+」の内容紹介と、各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察します。
製品概要とスペック
技術仕様の概要
「Capsule3 Pro+」は、数多くの先進技術を搭載しています。特に目立つのは、MEMSドライバーと12mm径のダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構造です。また、高性能かつ高音質と定評を確立しているxMEMS製の「Cowell」ドライバーを採用しており、高い解像度と繊細な音質を実現しています。さらに、LDACコーデックに対応しており、高音質のワイヤレス音楽再生が可能です。
その他の技術仕様としては、遅延を70msまで減らせる低遅延ゲームモード、適応型アクティブノイズキャンセリング、外音取り込み機能などがあります。また、左右合わせて6基の高性能マイクを内蔵しており、通話中のノイズ軽減も可能です。バッテリー持続時間は、イヤホン単体で約6.5時間、ANC有効時で約5時間となっており、使い勝手の良さも重視されています。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の詳しい内容解説
MEMSドライバーとダイナミックドライバーとのハイブリッド構造を採用するのが特徴
SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」は、MEMSドライバーとダイナミックドライバーとのハイブリッド構造を採用している点が大きな特徴です。このハイブリッド構造により、バランスの取れた音質を提供します。特に高音から低音まで幅広い周波数帯域で優れた音質を実現しています。
MEMSドライバーはxMEMS製の「Cowell」を搭載
Capsule3 Pro+にはxMEMS製の「Cowell」MEMSドライバーが搭載されています。このドライバーは高い解像度と繊細な音質表現を誇り、クリアで透明感のあるサウンドを実現します。低歪みで高音域の抜けが良く、音楽のディテールも細かく表現することができます。
従来他社モデルでは4万円以下の機種では搭載されていなかったドライバーであり、xMEMS製の「Cowell」MEMSドライバー搭載完全ワイヤレスイヤホンとして国内で最も安いことも大きな特徴です。
ダイナミック型は12mm径のバイオセルロース製ドライバーを搭載
低音域の再生を担当するダイナミックドライバーには、12mm径のバイオセルロース製ドライバーが使用されています。このドライバーは、豊かで力強い低音を提供し、音楽に迫力と深みをもたらします。特に低音域の再現力が高く、ベースラインやドラムの存在感が際立ちます。
MEMSドライバーの性能を引き出すパワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」
MEMSドライバーの性能を最大限に引き出すために、パワーアンプチップ「XAA-2000 Aptos」が搭載されています。このチップは高効率かつ低歪みで、クリアな音質を維持しつつ、ドライバーの出力を最適化します。
適応型アクティブノイズキャンセリングを搭載し可聴域で最大45dBというノイズ低減効果を実現
さらに、「Capsule3 Pro+」は適応型アクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載しており、可聴域で最大45dBのノイズ低減効果を実現しています。これにより、周囲の騒音を効果的に遮断し、音楽や通話に集中することができます。
外音取り込み(ヒアスルー/アンビエント)モードにも対応
外音取り込みモード(ヒアスルー/アンビエント)にも対応しています。必要に応じて、周囲の音を取り込みつつ音楽を楽しむことができるので、安全性も兼ね備えています。
LDACコーデック対応
高音質なワイヤレス音楽再生を実現するために、Capsule3 Pro+はハイレゾ品位での伝送が可能なLDACコーデックに対応しています(24bit/96kHz)。これにより、音源のもつ情報量を失わずに高解像度音楽を楽しめます。
遅延を70msまで減らせる低遅延ゲームモード
ゲームや動画視聴時の音声遅延を最小限に抑えるため、低遅延ゲームモードを搭載しています。遅延は70msまで減るため、プレイヤーの操作と音の同期が取れ、快適なゲーム体験を提供します。
左右合わせて6基の高性能マイクを内蔵し、通話中に周囲の音を検出してノイズを軽減
通話性能も高く、「Capsule3 Pro+」は左右合わせて6基の高性能マイクを内蔵しています。これにより、通話中に周囲の音を検知し、効果的にノイズを軽減してクリアな通話を実現します。
マルチポイント対応(LDAC時は不可)
マルチポイント接続にも対応しており、複数のデバイスと同時に接続することが可能です(ただし、LDAC利用時は未対応)。これにより、異なるデバイス間の切り替えもスムーズに行えます。
アプリ 「PeatsAudio」に対応
専用アプリ「PeatsAudio」にも対応しており、タッチ操作のアサインや、10バンドイコライザーによる音質調整、各種設定が可能です。これにより、自分好みのサウンドや操作をカスタマイズできます。
バッテリーの持続時間
バッテリーの持続時間も優れており、イヤホン単体で約6.5時間、ANCを有効にした場合でも約5時間の再生が可能です。長時間の利用でも安心して音楽を楽しめます。ただし、LDAC使用時は持続時間が短くなります。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ レビューサイト




SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ 仕様など
ドライバー:xMEMS「Cowell」 + 12mmダイナミックドライバー
再生周波数帯域:20Hz—40KHz
Bluetoothバージョン:Bluetooth5.3
Bluetoothチップ:WQ7034AX
対応コーデック:LDAC / AAC / SBC
ハイレゾ Hi-Res Wireless認定
ANC:AIアダプティブANC(最大-45dB)
機能:70ms ゲームモード、マルチポイント接続対応
防水レベル:IPX4
再生時間:本体6.5時間 (ANC+LDAC使用時は約3.5時間)/ ケース込43時間(ANC+LDAC使用時は約23時間)
バッテリー容量:35mAh x2 + 500mAh(ケース)
重量:5g(片側) / 48g(ケース込み)
専用アプリ:「PeatsAudio」アプリ(Android / iPhone用)
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のレビュー・評価から詳しい内容を分析
「Cowell」MEMSドライバーを搭載しつつ安いのが大きな評価ポイント
SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」は、xMEMS Labs製「Cowell」MEMSドライバーを搭載した実売価格が最も安いイヤホンであり、現在市場で最もコスパの高い製品の一つとされています。このMEMSドライバーによる高解像度かつ繊細な音質が、多くのユーザーから高い評価を受けています。
音質の基本傾向は癖の少ないニュートラルな傾向
Capsule3 Pro+の音質は、全体的に癖の少ないニュートラルな傾向にあります。そのため、どのジャンルの楽曲でもバランスよく楽しむことができます。また、原音に忠実なサウンドを求める音楽愛好者にも好評です。
「Cowell」MEMSドライバーによると思われる高域は多少大人しめだけど解像度は高く繊細
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の高域は、「Cowell」MEMSドライバーの特徴である歪みのない高解像度と繊細さが感じられます。一方で、高域はやや控えめで大人しい印象ですが、それが逆に聴き疲れしにくいサウンドを実現しています。
ダイナミックドライバーによる低音はやや強めで存在感がある
Capsule3 Pro+には12mm径のダイナミックドライバーが搭載されており、これが生み出す低音はやや強めで存在感があります。しっかりとした低音が好みの方には特におすすめです。
全音域をそつなく鳴らすオールラウンダー的なサウンド
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、全音域をそつなく表現できるオールラウンダー的なサウンドを持っています。これにより、様々な音楽ジャンルに対応できる汎用性の高いイヤホンとなっています。
全体に刺激を抑えた聴きやすいサウンド
Capsule3 Pro+のサウンドは全体的に刺激を抑えており、長時間のリスニングでも疲れにくいという特徴があります。このため、日常的に音楽を楽しむ方にも非常に適しています。
AAC接続だと真価を発揮できない印象なので、LDAC対応機との組み合わせがベター
Capsule3 Pro+はLDACコーデックに対応しており、これを活かすことでより高音質を楽しむことができます。AAC接続での使用では真価を発揮しきれないため、LDAC対応機との組み合わせが推奨されます。
音質的にはアップル製品では本機の実力を発揮できないかも
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の優れた音質を最大限に引き出すためには、LDAC対応のデバイスが必要です。Apple製品はLDACに対応していないため、音質的には本機の実力を発揮できない可能性があります。
AirPods Proタイプのカナル型形状は装着感が良好かつ軽快
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、AirPods Proタイプのカナル型形状を採用しており、装着感が良好です。また、軽量であるため長時間の使用でも負担が少なく、快適に利用することができます。
ANCや外音取り込み機能は価格を考慮すると優秀で実用的
ANC(アクティブノイズキャンセリング)や外音取り込み機能は、Capsule3 Pro+の特長的な機能の一つです。この価格帯でこれだけ優秀なノイズキャンセリングと外音取り込み機能を持つ製品は少ないという評価が多く、非常に実用的なようです。
ANCオンとLDACオン時にバッテリー持続時間がかなり短くなるのは残念
一方で、ANCとLDACをオンにした状態でのバッテリー持続時間がかなり短くなる点は、Capsule3 Pro+の残念な部分です。普段から長時間の使用を考えている方は、この点を考慮する必要があります。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ レビュー・評価の概要
ユーザーの総評
SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」は、コスパの高さと充実した機能で多くのユーザーから高評価を得ています。特に音質面や装着感、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能などについての評価が目立ちます。総じて、多くのユーザーが価格以上の満足感を得ており、特にLDAC対応機との組み合わせでその実力を発揮すると好評です。
プラス評価のポイント
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+のプラス評価のポイントとしては、まずMEMSドライバーとダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド構造が挙げられます。これにより、広範囲でバランスのとれた音質が実現されています。特に高域の解像度が高く、繊細な音が得られると評判です。また、ダイナミック型の12mm径ドライバーが提供する低音が力強く、音楽を楽しむ上での迫力も申し分ありません。さらに、適応型アクティブノイズキャンセリング機能やLDACコーデック対応、低遅延ゲームモードなど、多機能な点もユーザーに好評です。
マイナス評価のポイント
一方でいくつかのマイナスポイントも指摘されています。まず、AAC接続時には本機の真価が発揮しきれないため、対応端末の選択に制限というか留保があるという点です。特にアップル製品との組み合わせでは、その特性が十分に引き出せないことがデメリットとして挙げられます。また、ANCオン時やLDAC接続時のバッテリー持続時間が短くなる点も不満の声が聞かれます。他にも、特定の環境下での接続の安定性にやや課題があるとの声も寄せられています。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ 項目ごとの評価まとめ
音質の評価
SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」は、その音質に対する評価が非常に高いです。MEMSドライバーと12mmのダイナミックドライバーがハイブリッド構造として採用されており、それぞれのドライバーが得意とする周波数帯を活かしてバランスの取れたサウンドを実現しています。特に「Cowell」MEMSドライバーによる高域の解像度が高く、低歪みで繊細な表現力が評価されています。また、ダイナミックドライバーによる低音は強めで、存在感がありリスニング体験を豊かにします。
接続の安定性
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は接続の安定性にも優れています。最新のBluetooth5.3技術を採用しており、途切れのない接続を維持します。さらに、音楽やビデオの再生時には低遅延モードを利用でき、遅延を最小化することで快適な使用感を提供します。さらにLDACに対応しており、高品質な音楽ストリーミングを楽しむことができますが、この点でも安定した接続が維持されるとの評価です。
バッテリー寿命
Capsule3 Pro+のバッテリー寿命については評価が分かれます。通常使用時にはイヤホン単体で約6.5時間の再生が可能ですが、適応型アクティブノイズキャンセリング(ANC)を有効にした場合、この時間は約5時間に減少します。さらにLDACを併用すると3.5時間です。ANCやLDACを利用する場面ではバッテリーの持続時間に注意が必要ですが、充電ケースを利用すれば全体で20時間以上の再生が可能となりますので、日常的な使用には十分な持続時間を提供するでしょう。
その他の機能
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、多彩な機能を備えていることも評価されています。外音取り込み(ヒアスルー/アンビエント)モードに対応しており、周囲の音を取り込みながら音楽を楽しむことができます。また、専用アプリ「PeatsAudio」を使用することで、タッチ操作のカスタマイズや10バンドイコライザーによる音質調整が可能です。6基の高性能マイクによる通話中のノイズ軽減機能も効果的です。さらに、マルチポイント接続にも対応しており、複数のデバイスを同時に接続できるため、利便性が高いと評価できます。
競合製品との比較
価格対性能
まず、SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」の価格対性能ですが、他の同価格帯の製品と比較しても優れています。「Capsule3 Pro+」は、技術仕様や音質、機能面で高いコスパを誇ります。特に、LDAC対応や12mmダイナミックドライバーの搭載など、ハイエンド機能を持ちながら、比較的手頃な価格を実現しています。
とくに、xMEMS製の「Cowell」MEMSドライバーを搭載した完全ワイヤレスイヤホンでは圧倒的に安価であることが価格対性能の面で大きな利点と言えるでしょう(「Cowell」MEMSドライバーを搭載したイヤホン自体少なく、国内現行機ではNoble AudioのXM-1・約10万円、FALCON MAX・約4万円くらいです)。
結論と総合評価
価格と性能のバランス
SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」は、価格と性能のバランスが非常に優れています。約12mm径のダイナミックドライバーやxMEMS製の「Cowell」MEMSドライバーを搭載し、癖の少ないニュートラルな音質を実現している点は、多くのユーザーにとって魅力的に映ります。さらに、LDACコーデックや適応型アクティブノイズキャンセリング(ANC)、低遅延ゲームモードなど、近年の技術を盛り込んだ仕様も高評価を受けています。
価格帯を考えた時、その高性能さを享受できるSOUNDPEATS Capsule3 Pro+は、コスパの高さでも評価されています。競合製品と比較しても、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は非常に魅力的な選択肢であると言えるでしょう。
総合的な満足度
ユーザーの評価を見ると、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+の総合的な満足度は非常に高いようです。音質面では高域から低域までバランスが良く、特に低音はダイナミックドライバーによる存在感が強く、全音域での再生性能が高評価を得ています。特にLDAC対応機器との相性が良く、より高い音質を楽しむことができる点が評価されています。
機能面でも、ANCや外音取り込み機能の実用性、6基の高性能マイクによるノイズキャンセリング機能、マルチポイント対応、アプリ「PeatsAudio」によるカスタマイズ可能な操作や設定など、ユーザーにとって実際の使用時に便利な機能が豊富です。また、イヤホンの装着感が良好で、長時間使用しても疲れにくい点も満足度を高める要因となっています。
デメリットとしては、ANCオン時やLDACにバッテリーの持続時間が短くなる点が挙げられますが、それを除けば総合的に見ても非常に満足のいく製品とされています。総じて、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は価格に対して高性能であり、多くのユーザーにおすすめできる完全ワイヤレスイヤホンです。
SOUNDPEATS Capsule3 Pro+がおすすめなユーザーや使い方
SOUNDPEATSの完全ワイヤレスイヤホン「Capsule3 Pro+」は、その性能と価格を考慮すると幅広いユーザーにおすすめできます。特に、まずはコスパを重視する方に非常に向いています。最新技術を取り入れたMEMSドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッド構造により、高音質を求める音楽ファンでも満足できるでしょう。
また、ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能や外音取り込みモード、LDACコーデック対応など、高機能なイヤホンを求める方には最適です。特に、低遅延ゲームモードやマルチポイント対応は、ゲームを楽しむユーザーや複数のデバイスを使いこなすビジネスパーソンにも便利です。
一方で、バッテリー寿命を気にする方にはやや工夫が必要です。ANCオン+LDAC時にはバッテリー持続時間が短くなるため、ANCオン+LDACでの長時間使用を避けるか、バッテリーを多めに充電するなどの対策が必要です。
また、本機の最大の特徴は「Cowell」MEMSドライバーを搭載しつつ安いということですが、それだけに、音質は「Cowell」MEMSドライバーのキャラクターが支配的です。「Cowell」MEMSドライバーの音質傾向は既存のBAともダイナミック型とも異なっており、高域の歪み感が特筆的に少ないものの、音がおとなしくスタティックな印象を持つ人もいて、高品位ではあるものの、好みが分かれる可能性があります。自分の音の好みや聴く音楽ジャンルも考慮して選ぶ必要があるかもしれません。
総じて、SOUNDPEATS Capsule3 Pro+は高機能・高音質ながらリーズナブルな価格設定で、音楽を楽しむ一般ユーザーからイヤホン愛好家まで、幅広い層におすすめのワイヤレスイヤホンです。音質や機能にこだわりつつも、多目的に使えるバランスのとれたアイテムとして非常に魅力的です。
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