QCY AilyBuds Pro+(QCY HT10)メーカー初のLDAC対応完全ワイヤレスイヤホン
リーズナブルかつ高音質な完全ワイヤレスイヤホンでおなじみのQCYから、ついにLDAC対応モデルが登場。インナーイヤータイプのAilyBuds Pro+(QCY HT10)がそれで、アマゾンでの実売価格は約6千円。この価格でアクティブノイズキャンセリングもついているハイコスパ機です。
QCY AilyBuds Pro+の内容紹介と、各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察します。
さまざまな視点から評価・分析することで、QCY AilyBuds Pro+がどのようなメリットやデメリットを持つか、さらに購入を検討しているユーザーにとってどのような価値があるのかを明らかにしていきたいと思います。
QCY AilyBuds Pro+(QCY HT10)の基本情報
製品概要
QCY AilyBuds Pro+は、最新の技術とデザインを融合させたインナーイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。快適な装着感と高音質がすでに多くのユーザーから支持されています。特に、QCYの製品で初となるLDACコーデック対応により、ハイレゾオーディオのワイヤレス再生が可能で、よりクリアで精細な音楽体験を提供します。
主な仕様と特徴
QCY AilyBuds Pro+は、優れた音質と快適な使用感を実現する多彩な機能が特徴です。直径13mmの大型バイオフィルムダイナミックドライバーを搭載し、深みのある低音とクリアな高音域を表現します。また、アダプティブANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載しており、外部の雑音を効果的に遮断します。ENCノイズキャンセリング機能もあり、通話時には背景の騒音を抑えたクリアな音声を提供します。
さらに、Bluetooth5.3に対応し、安定した接続性と低遅延を実現しています。ゲームモードを使用することで、よりスムーズなゲーム体験も提供されます。QCYアプリを使用することで、各種設定をカスタマイズでき、ユーザーのニーズに合わせた調整が可能です。
バッテリー寿命も魅力の一つで、最大28時間の再生を可能とするバッテリーケースが付属しています。マルチポイント対応により、複数のデバイスに同時接続できるため、仕事やプライベートをシームレスに切り替えられます。これらの特長を持つQCY AilyBuds Pro+は、高機能かつ安価なワイヤレスイヤホンとして多くのユーザーからすでに高い評価を受けています。
QCY AilyBuds Pro+(QCY HT10)の内容詳細
QCYの製品で初となるLDACコーデック対応で、ハイレゾオーディオワイヤレス認定も取得
QCY AilyBuds Pro+は、QCYの製品ラインアップの中で初めてLDACコーデックに対応しており、ハイレゾオーディオワイヤレス認定も取得しています。このため、音質にこだわりたいユーザーにもおすすめの製品です。高音質なワイヤレスイヤホンを手ごろに探しているなら、QCY AilyBuds Pro+は注目すべき選択肢です。
20万人以上の耳のサンプルを分析したインナーイヤー型
QCY AilyBuds Pro+は、20万人以上の耳のサンプルを分析し、耳を圧迫しないインナーイヤー型を採用しています。このデザインにより、長時間の使用でも快適さが持続します。インナーイヤー型の快適な装着感を重視するユーザーには、この点も魅力的です。
直径13mmの大型バイオフィルムダイナミックドライバーを搭載
QCY AilyBuds Pro+は、直径13mmの大型バイオフィルムダイナミックドライバーを搭載しています。このドライバーにより、音質の面でクリアで豊かなサウンドが実現されており、特に低音域の再現性が高まっています。
外耳道の構造や装着状態に合わせて低音域を補正するAIアダプティブオーディオ
QCY AilyBuds Pro+は、外耳道の構造や装着状態に合わせて音質を補正するAIアダプティブオーディオ技術を備えています。この技術により、常に最適な音質が提供されます。
装着状態や環境に合わせて調整するアダプティブANC
QCY AilyBuds Pro+は、装着状態や環境に合わせて調整するアダプティブANC(アダプティブアクティブノイズキャンセリング)機能を搭載しています。これにより、周囲の雑音を効果的に軽減し、クリアな音楽体験が可能となります。
計6基マイクのENCノイズキャンセリングによるクリアな通話品質
QCY AilyBuds Pro+は、計6基のマイクを搭載し、ENC(環境ノイズキャンセリング)機能によりクリアな通話品質を実現しています。通話時にもノイズを気にすることなく、相手の声をはっきりと聞くことができます。
Bluetooth5.3対応
QCY AilyBuds Pro+は最新のBluetooth5.3に対応しており、安定した接続性と低遅延を実現しています。これにより、途切れることのない快適な音楽体験が期待できます。
遅延を抑えたゲームモード
ゲームを楽しむユーザーのために、QCY AilyBuds Pro+には80msまで遅延を抑えたゲームモードが搭載されています。リアルタイムでの音声同期が求められるゲームでも違和感なくプレイできます。
マルチポイント対応
QCY AilyBuds Pro+はマルチポイント対応で、複数のデバイスに接続し、スムーズに切り替え可能です。例えば、スマートフォンとタブレットの間で接続を切り替える際も快適です。ただしLDAC接続時は使用できません。
QCYアプリ対応
QCY AilyBuds Pro+はQCYアプリに対応しており、アプリを使用してさまざまな設定やカスタマイズが可能です。ユーザーの好みに合わせて細かい調整ができます。
最大28時間再生を可能とするバッテリーケース
QCY AilyBuds Pro+は、最大28時間再生を可能とするバッテリーケースを付属しています。このため、長時間の外出や旅行でもバッテリー切れを心配することなく使用できます。
QCY AilyBuds Pro+(QCY HT10) 仕様
通信規格:Bluetooth 5.3
プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP
コーデック:LDAC/AAC/SBC
連続再生時間:約4時間(ANC ON)・約5時間(ANC OFF)
充電時間:約1時間
ドライバー:13mm径ダイナミック型
防水性能:IPX4
重量(イヤホン):約4.2g
重量(イヤホン+ケース):約36.8g
QCY AilyBuds Pro+(QCY HT10)レビューサイト



QCY AilyBuds Pro+(QCY HT10)各種レビューの概要
良い評価
QCY AilyBuds Pro+は、その高いコストパフォーマンスと音質の良さから多くのユーザーに評価されています。特に、LDACコーデック対応により、ワイヤレスながらもハイレゾオーディオを楽しむことができる点が高く評価されています。
また、インナーイヤー型のデザインも、20万人以上の耳のサンプルを分析して作られたため、長時間装着しても快適であるとされています。また、AIアダプティブオーディオやアダプティブANC機能により、環境に応じた最適な音質やノイズキャンセリングが実現できることも大きな魅力です。この他にも、クリアな通話品質やBluetooth5.3対応による安定した接続性も評価されています。バッテリーケースを使用することで最大28時間の再生が可能である点も、多くのユーザーから高評価を受けています。
悪い評価
一方で、QCY AilyBuds Pro+には改善の余地も指摘されています。まず、ANC性能については、インナーイヤー型ということもあり、カナル型に比べると効果が弱いと感じるユーザーもいます。
また、LDACコーデックとANCを同時に使用すると再生時間が短くなる問題や、LDACとマルチポイントの併用ができない制約もあります。
音質においても、AIアダプティブオーディオをオンにしない限りはフラット基調であり、低音が物足りないと感じる人もいます。
さらに、インナーイヤー型の装着感についても、カナル型のようなしっかりしたフィット感がないため、しっかりした装着感を求めるユーザーには不満が残ることがあります。着脱感知機能非搭載、ワイヤレス充電に非対応などの機能面の不足の指摘もあります。
全体的に見ると、価格を考慮すれば優れた製品であることは間違いないものの、より高額なモデルと比較するといくつかの欠点が目立つこともあるため、用途や好みに応じた選択が必要です。
使用感と実力のおおまかな分析
音質
QCY AilyBuds Pro+は、全体的にフラットで自然な音質を提供します。特に、AIアダプティブオーディオをオンにすることで、低音域の充実度が向上し、高音質なリスニング体験を実現しています。音質に関しては、多くのユーザーから高評価を受けており、特にハイレゾオーディオ対応のLDACコーデックにより、クリアで豊かな音を実感することができます。
装着感
インナーイヤー型の構造が採用されているため、長時間の使用でも耳に負担がかかりにくく、快適な装着感が得られます。20万人以上の耳のサンプルを分析して設計されたためか、多くのユーザーに適した装着感が評価されています。ただし、カナル型のようなしっかりしたフィット感を求める場合は注意が必要です。
接続性
Bluetooth5.3に対応しており、接続性も優れています。遅延を抑えるゲームモードや、複数のデバイスとの接続を可能にするマルチポイント機能も搭載されています。接続が安定しているため、ワイヤレスイヤホンとしての使い勝手は非常に良好です。
バッテリー寿命
最大28時間再生を可能とするバッテリーケースを搭載しており、長時間の使用にも耐えることができます。LDACやANC機能を併用した場合は再生時間が短くなることもありますが、それでも日常的な使用には十分です。
追加機能
QCY AilyBuds Pro+は、ノイズキャンセリング機能やAIアダプティブオーディオなど、さまざまな追加機能を搭載しています。これにより、さまざまな環境で快適に音楽を楽しむことができます。また、QCYアプリ対応で、自分好みの音質調整が可能です。
コストパフォーマンス
QCY AilyBuds Pro+は、LDACハイレゾ対応のワイヤレスイヤホンとしてみると非常に高コスパです。音質や機能性に優れている一方で、価格は6000円程度と比較的安価で提供されているため、多くのユーザーから高い評価を得ています。
QCY AilyBuds Pro+の詳細な評価からの分析・考察
デフォルトの音質はフラット基調で自然で穏やか
QCY AilyBuds Pro+のデフォルトの音質は、非常にフラットで自然な音を提供しています。音のバランスが非常に良く、様々なジャンルの音楽を楽しむことができます。この特性は、長時間聴いても疲れにくいという利点があるため、多くのユーザーから高評価を受けています。
AIアダプティブオーディオをオンにすると全体的に音質が向上
AIアダプティブオーディオをオンにすると、全体的な音質がさらに向上します。この機能は、音の細部をより鮮明にし、特に高音域と低音域のバランスを最適化します。その結果、より豊かなサウンド体験を提供し、音楽鑑賞が一層楽しくなるのです。
AIアダプティブオーディオをオンにすると特に低音が充実
特に低音域において、AIアダプティブオーディオがオンになるとその効果は顕著なようです。インナーイヤー型では一般に弱いとされる低音が力強く、迫力のあるサウンドを実現し、ダイナミックな音楽体験を提供します。これにより、EDMやヒップホップなど、低音が重視されるジャンルの音楽を楽しむユーザーにとっては特に魅力的です。
AIアダプティブオーディオをオンにして聴くのが前提になりそう
QCY AilyBuds Pro+では、AIアダプティブオーディオをオンにして聴くのが基本となる可能性が高いです。この機能が提供する音質向上の効果は大きく、多くのユーザーがこの設定をデフォルトにすることを選ぶでしょう。そのため、本機の真価を発揮するためには、この機能を活用することが推奨されます。
ANC性能はインナーイヤー型ということもあり、あまり強くない
QCY AilyBuds Pro+のアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は、インナーイヤー型という特性上、それほど強力ではありません。他のカナル型イヤホンと比べると、ノイズキャンセリングの効果は若干劣るかもしれません。とはいえ、一定の環境ノイズを低減する能力は持っています。
通話品位は上々
QCY AilyBuds Pro+は、通話品位においても優れています。計6基マイクのENCノイズキャンセリング技術を搭載しているため、クリアな音声で通話が可能です。外部の騒音が多い場所でも、相手の声が明瞭に聞こえるため、通話中のストレスが少なくなります。
LDAC+ANCの再生時間は短い
LDACとANCを併用すると、再生時間が短くなる点に注意が必要です。高音質なLDACとノイズキャンセリング機能はバッテリー消費が増えるため、長時間の使用には向きません。充電を頻繁に行うか、必要に応じて機能を切り替えると良いでしょう。そもそもイヤホン単体での再生時間は最大5時間と短く、このあたりが他社のより高額なモデルとの差と言えるでしょう。
LDAC+マルチポイントの併用はできないなどの機能面の制約・不足
QCY AilyBuds Pro+では、LDACとマルチポイント接続の併用ができません。そのため、複数のデバイスでの同時接続を希望する場合には、音質を少し犠牲にする必要があります。使用環境に応じて、どちらの機能を優先するか考える必要があります。そのほか、着脱感知機能非搭載、ワイヤレス充電に非対応などの機能面での不足を指摘する声もあります。
装着感はインナーイヤー型らしい軽快で快適なもので長時間使用にも好適
QCY AilyBuds Pro+の装着感は非常に軽快で快適です。インナーイヤー型ならではの軽量設計により、長時間の使用でも耳が痛くなりにくいです。普段使いはもちろん、長時間のリスニングセッションにも適しているため、多くのユーザーに支持されています。
カナル型のようなしっかりした装着性ではないことには留意したい
ただし、インナーイヤー型の特性上、カナル型のようなしっかりとした装着性には欠ける部分もあります。激しい運動時などには、多少のずれが生じるかもしれません。この点は使用シーンに応じて考慮する必要があります。
LDAC対応の高音質なインナーイヤー型としてみればハイコスパ
総じて、QCY AilyBuds Pro+はLDAC対応の高音質なインナーイヤー型ワイヤレスイヤホンとして、非常にコスパが高い製品です。音質、装着感、追加機能のバランスが良く、安価ながらも多機能であり、幅広いユーザー層におすすめできます。
レビューから見る改善点と長所
高評価される点
QCY AilyBuds Pro+の評価で特に高評価される点として、インナーイヤー型による優れた装着感が挙げられます。多くのユーザーが、耳を圧迫せず長時間使用しても不快感が少ない点を評価しています。また、LDAC対応はじめ、13mmの大型バイオフィルムダイナミックドライバーと開放型構造によるであろう音質の良さも高く評価されています。特に、AIアダプティブオーディオ機能をオンにすると、全体的な音質が向上し、特に低音域が充実する点が多くのユーザーに評価されています。さらに、複数のマイクを用いたENCノイズキャンセリング機能により、通話品質がクリアである点も好評です。
改善が望まれる点
一方で、QCY AilyBuds Pro+評価で改善が望まれる点もいくつかあります。まず、インナーイヤー型という設計上、アクティブノイズキャンセリング(ANC)の性能がカナル型に比べて劣ると感じるユーザーがいます。また、LDACコーデックを使用するとバッテリー寿命が短くなるという点も、一部のユーザーにとっては課題です。LDACとマルチポイントを同時に使用できないという点も、利便性において欠点とされています。これらの改善点に対しては、今後のファームウェアアップデートなどでの対応も望まれます。総じて、QCY AilyBuds Pro+は高性能で高評価されるポイントが多いですが、いくつかの改善点も存在します。
まとめと考察
QCY AilyBuds Pro+がおすすめのユーザーや用途
QCY AilyBuds Pro+は、インナーイヤー型のワイヤレスイヤホンとして、高音質と快適な装着感を求めるユーザーに特におすすめです。LDACコーデック対応により、ハイレゾオーディオにも対応しているため、高音質の音楽を楽しみたいオーディオファンには最適です。また、AIアダプティブオーディオ機能が全体的な音質を向上させるため、音楽のジャンルを問わず良好な音質でリスニングを楽しむことができます。
さらに、Bluetooth 5.3に対応しているため、接続性も高く、マルチポイント機能で複数デバイス間のシームレスな切り替えが可能です。これらの特徴から、通勤・通学中やオフィスでの使用にも適しており、日常生活の様々な場面で活躍します。また、最大28時間再生可能なバッテリーケースを持っているため、長時間の使用でもバッテリー切れの心配が少なく、アウトドアや旅行にも十分対応できます。
価格も約6千円と内容を考慮するとかなり安価であり、高機能なワイヤレスイヤホンを手頃な価格で購入したいユーザーにとってハイコストパフォーマンスな選択肢となるでしょう。
QCY AilyBuds Pro+があまりおすすめではないユーザーや用途
一方で、QCY AilyBuds Pro+は全てのユーザーに最適というわけではありません。例えば、アクティブノイズキャンセリング機能に強いこだわりを持つユーザーには、インナーイヤー型という特性上、ANC性能がカナル型のイヤホンと比較して少し劣ることから、物足りなさを感じるかもしれません。
また、LDACコーデックとANCを同時に使用するとバッテリーの持ちが短くなる点や、LDACとマルチポイントの併用ができない点も、特定のユーザーにとってはデメリットとなります。そのため、長時間の高音質リスニングや、多数のデバイス間で頻繁に切り替える必要がある場合には、他の製品を検討した方が良いかもしれません。LDACコーデックを使用しないユーザーや、ハイレゾコーデックはaptX Adaptiveを使いたいユーザーにもあまり適していないでしょう。
スポーツやアクティブな用途で使用したいユーザーには、インナーイヤー型の装着感が緩やかであるため、カナル型のようなしっかりとしたフィット感が求められる場合には適さないかもしれません。特に、激しい運動をする際には外れやすくなる可能性があるため、スポーツ用のイヤホンを選ぶ方が賢明かもしれません。
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