JBL LIVE BEAM 3 発売前レビューは?JBL初のLDAC対応完全ワイヤレスイヤホン

イヤホン

JBL LIVE BEAM 3 メーカー初のLDAC対応完全ワイヤレスイヤホン

JBLは完全ワイヤレスイヤホン「JBL LIVE BEAM 3」を2024年6月7日に発売。直販価格は28,050円。

「LIVE FREE 2」の後継モデルでありつつ、上級モデルの「JBL TOUR PRO 2」の充電ケースにディスプレイを備えるなどの特徴も盛り込んだいわば良いとこどりのモデルです。そして、何よりの特徴は、JBL初のLDAC対応完全ワイヤレスイヤホンであることです。

この注目モデルについて、内容・特徴の紹介と、発売前の各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察します。

JBL LIVE BEAM 3とは?

JBL LIVE BEAM 3は、人気オーディオメーカーであるJBLが新たに開発した完全ワイヤレスイヤホンです。この製品は、優れた音質と接続性、多機能性を兼ね備えたハイクラスなワイヤレスイヤホンとして位置付けられています。これまでのJBLのモデルとは異なり、新たにハイレゾ音源に対応し、LDACといった高音質コーデックをサポートすることで、より豊かな音楽体験を提供します。また、アクティブノイズキャンセリングや外音取り込み機能、ディスプレイ付きの充電ケースも搭載しており、様々なシーンで快適に利用できるのが特徴です。

この記事の目的

この記事の目的は、JBL LIVE BEAM 3の発売前レビューを基に、その実力を評価・考察することです。具体的には、デザインやビルドクオリティ、機能や音質、ユーザーのフィードバックなど多面的に分析し、読者にとって購入判断に役立つ情報を提供します。また、JBLの他のモデルとの比較を通じて、JBL LIVE BEAM 3がどのように位置づけられるかを明らかにします。これにより、JBL LIVE BEAM 3が持つ強みと弱みを把握し、最適な購入判断をサポートします。

JBL LIVE BEAM 3 デザインとビルドクオリティ

外観の特徴

JBL LIVE BEAM 3はその優れたデザインで一際目を引きます。シンプルでありながらも洗練されたスタイルが特徴で、使いやすさを追求した設計が伺えます。本体の形状はスティック型を取り入れており、手にしっかりとフィットするため、持ち運びにも便利です。また、カラーオプションも多彩で、ユーザーの好みに合わせて選ぶことができます。このようなデザインは、日常的に使用するユーザーにとって非常に魅力的です。

素材と耐久性

JBL LIVE BEAM 3は高品質な素材を使用しているため、耐久性にも優れています。筐体は頑丈なプラスチックで、衝撃にも強く長期間使用することができます。また、表面には滑りにくい加工が施されており、手に持った際の安定感も抜群です。これにより、長時間の使用でも快適性が損なわれることはありません。さらに、IP55の防水・防塵性能も備えているため、アウトドアでの使用にも適しています。

JBL LIVE BEAM 3 機能と特徴

接続性と互換性

JBL LIVE BEAM 3は、優れた接続性と広範な互換性を特徴としています。本機はBluetooth 5.2を搭載しており、最新のデバイスともシームレスに接続できます。これにより、高速で安定した接続が可能となり、音切れや遅延が発生しにくくなっています。また、LDACによる高音質な音声伝送もサポートしており、緻密な音のディテールを楽しむことができます。

追加機能

JBL LIVE BEAM 3は、その接続性だけでなく、多彩な追加機能も搭載しています。例えば、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能により、周囲の雑音を効果的に遮断し、音楽に集中することができます。さらに、「Spatial Sound」(空間オーディオ)機能も搭載しており、臨場感豊かな音響体験を提供します。また、JBLの専用アプリを利用することで、個々のユーザーに合わせたカスタマイズが可能で、操作やサウンド設定も簡単に行えます。

バッテリー寿命

バッテリー寿命についても、JBL LIVE BEAM 3は優れた性能を発揮します。一回の充電で最大10時間の連続再生が可能であり、長時間の使用にも十分対応します。さらに、充電ケースを使用すれば、合計で40時間の再生時間を確保できます。急速充電機能も備えており、短時間で充電を完了させることができます。これにより、外出先でも安心して使用できます。

JBL LIVE BEAM 3 内容・特徴の箇条書き

・「LIVE FREE 2」の後継モデルでありつつ、上級モデルの「JBL TOUR PRO 2」の充電ケースにディスプレイを備えるなどの特徴も盛り込んだいわば良いとこどりのモデル
・イヤホン部分はショートスティック型で新素材「PU +PEEK」の10mmドライバーを搭載
・パッシブノイズキャンセリング性能が向上した「デュアルオーバルシェイプデザイン」
・JBLの完全ワイヤレスイヤホンとしては初めてLDACに対応、そのほかSBC、AAC、LC3(アップデート予定)対応
・ハイレゾワイヤレス認証取得
・LIVE FREE 2よりも性能が向上したアクティブノイズキャンセリング機能
・アプリ「JBL Headphones 」を用いて、ユーザーに再生音を最適化する「Personi-Fi 3.0」も利用可能
・新たに独自開発した「アダプティブ EQ」を搭載
・「ムービー」「ミュージック」「ゲーミング」の3つから選べる「Spatial Sound」(空間オーディオ)
・2つのビームフォーミングマイクを搭載し通話品位も優秀
・通話音声イコライザー
・マルチポイントやワイヤレス充電などの便利な機能
・コンパクトなスマート充電ケース
・充電ケースにはディスプレイを搭載し、多彩な情報を表示可能
・再生時間は、ANC ON時でイヤホン本体が10時間、充電ケースが30時間で合計40時間

JBL LIVE BEAM 3 発売前レビュー

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JBL LIVE BEAM 3 発売前の各種レビュー・評価からの分析

再生音質の基本的な印象

JBL LIVE BEAM 3の再生音質は、JBL独特の豊かでバランスの取れたサウンドが特徴のようです。特に従来モデルの「LIVE FREE 2」を上回る音質を提供しているという評価が多く見られます。しかし上位モデルの「JBL TOUR PRO 2」には少し及ばないと感じるレビュアーもいます。これは、ベースラインや高音のディテールに関して「TOUR PRO 2」に軍配が上がるためです。

LDACを使うと緻密で情報量の多い高音質で楽しめる

JBL LIVE BEAM 3はハイレゾコーデックのLDAC対応で、高音質なオーディオ体験を提供します。LDACを利用することで、音のディテールや情報量が格段に増し、緻密なサウンドを楽しめると評価されています。特に、クラシックやジャズなどのジャンルでその真価を発揮します。

LDAC以外だと「JBL TOUR PRO 2」のほうが高音質

LDACを利用していない場合、音質に関して「JBL TOUR PRO 2」にやや劣るという意見もあります。「JBL TOUR PRO 2」は全体的な音のバランスやクリアさにおいて高く評価されており、LDACを使用しない環境ではその差が明確に感じられることがあるようです。

装着感や耳へのフィット感や密閉感

JBL LIVE BEAM 3の装着感は、長時間使用しても圧迫感が少ないという評価が多いです。しかし、耳へのフィット感や密閉感については、「JBL TOUR PRO 2」の方が勝っているとの意見も見受けられます。密閉感が高い方がノイズキャンセリング性能にも影響するため、この点が気になるユーザーもいるでしょう。

アクティブノイズキャンセリング性能は実用レベル

JBL LIVE BEAM 3のアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能は実用レベルに達していると評価されています。しかし、特定の条件下では耳への違和感を感じることがあるようです。特に低周波数のノイズに対しては効果的ですが、全体的なフィードバックは個人差があることが指摘されています。

外音取り込みはやや優秀

外音取り込み機能については、評価が高く「LIVE FREE 2」と「JBL TOUR PRO 2」の中間くらいの実力とされています。これにより、周囲の音を自然に聞くことができ、安全性の面でも安心感があります。

操作のカスタマイズ性はJBLの既存機同様、それほどでもない

JBL LIVE BEAM 3の本体操作のカスタマイズ性については、既存のJBL製品と同様にそれほど高くはないとされています。基本的な操作は直感的で使いやすいものの、細かい設定を求めるユーザーには少し物足りないかもしれません。

専用アプリでできることは使いこなせないほど多い

専用アプリの機能については、多彩な設定やカスタマイズオプションがあり、使いこなすのが難しいほど豊富です。これにより、ユーザーは自分好みに音質や操作を設定することができますが、全ての機能を使いこなすにはコツや少し時間が必要かもしれません。

Personi-Fi 3.0とLDACの併用ができないのは残念

JBL LIVE BEAM 3はPersoni-Fi 3.0に対応していますが、LDACと併用できないという制約があります。これにより、最高の音質でPersoni-Fiのカスタマイズを同時に楽しむことができない点が少し残念です。

「Spatial Sound」も実用性はあるもののLDACと併用できないのは残念

「Spatial Sound」(空間オーディオ)機能も同様に評価されていますが、LDACと併用できないことが制約となっています。このため、空間オーディオの立体感をフルに楽しむことができない点が悔やまれます。

マルチポイントとLDACの990kbpsを併用すると音途切れが激しい

JBL LIVE BEAM 3では、マルチポイント機能とLDACの990kbpsを併用する際に音途切れが激しいという報告があります。これにより、複数のデバイスを同時に接続して高音質を楽しむことが難しい場合があります。そのため、使用状況に応じた調整が必要です。

総評と結論

強みと弱み

JBL LIVE BEAM 3の強みとして、まずそのデザインとビルドクオリティが挙げられます。外観はスタイリッシュで、素材も高品質なものが使われており、耐久性にも優れています。また、LDAC対応により高音質の再生が可能で、そのサウンドは「LIVE FREE 2」を超えるとも評価されています。さらに、バッテリー寿命も十分長く、日常的な使用でもストレスを感じさせません。

一方で、弱みとしては、Personi-Fi 3.0とLDACの併用ができない点や、操作のカスタマイズ性がそれほど高くない点が挙げられます。特に、マルチポイントとLDACの990kbpsを併用すると音途切れが激しいため、この点は改善が望まれます。また、アクティブノイズキャンセリング性能は実用レベルですが、耳への違和感を感じる場合もあるため、使用者によっては気になるかもしれません。

どんなユーザーが購入を検討するべきか

JBL LIVE BEAM 3は、ハイレゾ音源メイン・LDACコーデック使用で音楽鑑賞を重視するユーザーに特におすすめです。LDAC対応で高音質を楽しみたい方や、スタイリッシュなデザインを求める方にとっては、魅力的な選択肢となるでしょう。また、日常生活で利用する場合にもバッテリー寿命が長いため安心して使用できます。

一方、操作のカスタマイズ性やLDACと他の機能の併用に強い要求を持つユーザーには、他のモデルも検討する価値があります。また、アクティブノイズキャンセリングの性能やフィット感に敏感な方は、事前に試聴することをおすすめします。

これらの観点から、JBL LIVE BEAM 3は多くのユーザーにとって満足度の高い選択肢となることは間違いないでしょう。発売前レビューから浮かび上がる本機の実力を分析・考察した結果、一般的な使用にも適していると評価できます。

なお、本記事で参考にしたレビュー・評価は発売前時点のものであり、レビューの絶対数が少ないこと、基本的にメーカーがレビュアーに提供した製品による試聴評価であることに留意してください。それでもマイナス点や不満点もしっかり指摘されているため、良い点ばかりを強調する提灯的な評価でないことは確かでしょう。製品発売後の多様なユーザーによる多視点によるレビューが出てくればもっと詳しい実力が明らかになるでしょう。その際には新しい記事を作成しようと思います。

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