Edifier R1700BTsとR1700BTを比較しての違いは?

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はじめに

この記事の目的

この記事の目的は、「アクティブスピーカー・Edifier R1700BTsとR1700BTを比較しての違いを解説」することです。Edifierのスピーカーは高品質で知られており、とりわけR1700BTとR1700BTsは数多くのユーザーに人気があります。しかし、型番の似たこれら2つのモデル間でどのような違いがあるのかは、多くの部分では似ているだけに、一方、違いがあるのも確かなので、詳細に理解する必要があります。この記事を通じて、それぞれのモデルの違いや長所を明確にし、購入を検討している方々に役立つ情報を提供します。

Edifierブランドの概要

Edifierは、1996年に設立された中国の音響機器メーカーで、特にスピーカーとヘッドホンの分野で有名です。その製品は高い品質と手頃な価格で広範なユーザー層に支持されています。Edifierのスピーカーはデザイン性と音質の両方に優れており、世界中で多くのファンを持っています。特にアクティブスピーカーにおいては、同社の技術力とデザイン力が結実しており、多彩なラインナップが揃っています。

Edifierブランドのアクティブスピーカーの概要とEdifier R1700BTシリーズの位置づけ

Edifierのアクティブスピーカーは、その優れた音質と使いやすさ、コストパフォーマンスの高さで多くのオーディオ愛好者に支持されています。Edifier R1700BTとR1700BTsは、このラインナップの中でも特に人気の高いモデルです。R1700BTはそのバランスの取れた音質と手頃な価格で多くのユーザーに愛されていますが、R1700BTsはさらにBluetooth接続のアップグレードやaptX HD対応などの新機能を搭載し、より高音質を追求したモデルとなっています。

Edifier R1700BTとR1700BTsの共通の基本仕様

デザインとビルドクオリティ

Edifier R1700BTとR1700BTsのデザインは、高級感あふれる木目調の仕上げ(側面はリアルウッド)とモダンな外観が特徴です。しっかりとしたビルドクオリティで、重さ6.6kgの存在感があります。どちらもエレガントでインテリアに馴染むデザインです。

使用スピーカーユニット

両モデルともに、19mmの「シルクドーム」ツィーターと4インチのウーファーを搭載した2WAY構成です。これにより、クリアな高音域と豊かな低音域を提供することができます。アクティブスピーカーとしての性能がしっかりと発揮されています。バスレフ方式で
フロントポート設計を採用しています。

内蔵アンプと出力

Edifier R1700BTとR1700BTsは、どちらも内蔵アンプを備えており、RMS 15W×2+18W×2 に対応しています。このパワフルな出力により、小さな部屋でも大音量で高品質な音楽を楽しむことができます。

デジタル信号処理(DSP)とダイナミックレンジコントロール(DRC)

両モデルには、デジタル信号処理(DSP)技術とダイナミックレンジコントロール(DRC)が搭載されています。これにより、音の歪みを最小限に抑え、クリアでバランスの取れた音質を実現しています。これらの技術は、音楽鑑賞だけでなく映画鑑賞でもその真価を発揮します。

右側面にVolume/Bass/Trebleが調整できるコントロールノブ搭載

Edifier R1700BTとR1700BTsの右側面には、ボリューム、ベース、トレブルの調整が可能なコントロールノブが搭載されています。これにより、ユーザーは自身の好みに合わせて音質をカスタマイズすることができます。この機能は非常に使い勝手が良く、微細な音の調整が可能です。

入力端子はRCAx2

エントリーレベルのアクティブスピーカーとしても多機能なEdifier R1700BTとR1700BTsは、RCA入力端子を2つ搭載しています。これにより、複数のオーディオソースを簡単に接続することができ、利便性が高いと評価されています。

サイズ:幅154x高さ254x奥行214mm、重量:6.6kg

両モデルのサイズは、幅154mm、高さ254mm、奥行214mmとなっており、重量は6.6kgです。このコンパクトながらもしっかりとした重量感が、安定した音質とビルドクオリティを提供します。設置スペースが限られている場合でも、省スペースで高性能なオーディオセットアップが可能です。

Edifier R1700BTとR1700BTsの違い

R1700BTsはR1700BTのBluetooth ver4.0から5.0にバージョンアップ

R1700BTsは、以前のモデルR1700BTに比べてBluetoothのバージョンが4.0から5.0にアップグレードされています。このバージョンアップにより、接続の安定性が向上し、音質や通信距離も改善されています。これにより、より高品質なワイヤレスオーディオ体験が可能になりました。

R1700BTsはBluetoothチップの刷新により新たにaptX HDにも対応

R1700BTsはさらにBluetoothチップの刷新によりaptX HDにも対応しています。aptX HDコーデックは24bit/48kHz対応により、ハイレゾの高解像度音源をワイヤレスで高品質に再生することができ、CD音質を超える音質で音楽を楽しむことができます。これにより、より豊かで緻密なサウンドが楽しめます。

R1700BTsは自動的に検出するサブウーファー出力が追加

R1700BTsには新たにサブウーファー出力が追加されており、これにより外部サブウーファーとの接続が簡単になります。自動的にサブウーファーを検出する機能も搭載されているため、別途設定が不要で、手軽に低音を強化したいというニーズにも応えることができます。

R1700BTsは付属リモコンの操作可能項目が増加

R1700BTsの付属リモコンにはR1700BTにはなかった新しい操作項目が追加されています。これにより、音量やトラックの切り替え、サウンドモードの選択などがリモコン一つで簡単にできるようになり、使い勝手が大幅に向上しました。

再生周波数帯域はR1700BTは60Hz〜20kHz、R1700BTsは52Hz〜20kHz

R1700BTとR1700BTsの再生周波数帯域を比較すると、R1700BTが60Hz〜20kHzなのに対し、R1700BTsは52Hz〜20kHzと低音域がさらに拡張されています。これにより、R1700BTsはより広範な周波数帯域で音楽を再生でき、特に低音域での表現力が向上しています。

価格とコストパフォーマンス

価格についてですが、R1700BTとR1700BTsの価格差はあまり大きくありません。両モデルとも1万円台で購入可能です(R1700BTが約1.75万円、R1700BTsが約1.98万円)。ただし、R1700BTsは上記のような多くの改善点を持つため、そのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。接続の安定性や音質の向上、利便性の面でも優れており、多少の価格差以上に満足感を得られるでしょう。

実際のユーザー評価の違い

音質の違いについて

ユーザー評価の中で最も注目されるのは、やはり音質の違いです。Edifier R1700BTとR1700BTsの音質比較では、多くのレビューでR1700BTsが優れていると評価されています。特に、R1700BTsはBluetooth 5.0とaptX HD対応のため、ワイヤレス接続時でも高品質な音質を保てることが高く評価されています。

また、再生周波数帯域の違いも影響しています。R1700BTsは52Hzから20kHzの広い帯域をカバーしており、低音の表現力が向上しています。これに対して、R1700BTは60Hzから20kHzで、少し低音の響きが少ないと感じるユーザーが多いようです。このため、クラシック音楽や映画の視聴にはR1700BTsが適しているという声が多く見られます。

使い勝手の違いについて

使い勝手についても両モデルの違いは明確で、ユーザーの評価に影響を与えています。R1700BTsはサブウーファー出力を自動的に検出する機能が追加されており、ホームシアター環境を構築する際にも役立ちます。また、付属リモコンの操作項目が増加しているため、手元での操作がより細かく行える点が好評です。

一方で、R1700BTは操作がシンプルで初めてアクティブスピーカーを使うユーザーにとっては使いやすいと感じる場合もあります。しかし、やはりR1700BTsの方が総合的な使い勝手において優れているという意見が大半です。特に、Bluetooth接続の安定性や範囲の広さ、そしてaptX HDによる高音質ワイヤレス再生を評価するユーザーが多いです。

まとめと結論

どのような場合にどちらのモデルを選ぶべきか

アクティブスピーカーのEdifier R1700BTとR1700BTsを比較する際に、まず考えるべきは自分の使用用途です。R1700BTはBluetooth4.0を搭載しており、基本的な接続機能を備えたコストパフォーマンスに優れたモデルです。一方、R1700BTsはBluetooth5.0へのアップグレードやaptX HDによる高音質なワイヤレス接続、自動サブウーファー出力検出機能など、さまざまな新機能を追加しています。

もし、手軽で基本的なBluetooth接続ができればよく、コストを抑えたい場合はR1700BTが良い選択でしょう。しかし、高音質なワイヤレス接続や多機能なリモコン操作を求める場合、R1700BTsはその期待を満たしてくれます。また、R1700BTsは再生周波数帯域が52Hz〜20kHzと広く、より豊かな低音を楽しめるため、音質を重視するユーザーにも適しています。

今後の期待

Edifierブランドのアクティブスピーカーは、その性能とコストパフォーマンスから非常に人気です。これからもさらなる技術革新が期待されます。特に、将来的にはより高品質なオーディオコーデックや無線接続方式の採用など、更なる音質向上を目指した改良が進むことでしょう。

また、多様なユーザーのニーズに応えるため、よりカスタマイズ性の高いモデルの登場や、専用スマホアプリによる高度な音質調整機能なども期待されます。Edifierが今後も市場のリーダーシップを保ち続け、多くのオーディオファンに支持される製品を提供し続けることを楽しみにしています。

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