EarFun Wave Pro レビュー・評価情報

ヘッドホン

EarFun Wave Pro 同社初のヘッドホン LDAC / ANC対応

EarFunは、同社初のヘッドホンとして、LDACに対応し、アクティブノイズキャンセリング機能も備えた「EarFun Wave Pro」を2024年3月1日に発売。価格は9,990円。本機の内容紹介と各種レビュー・評価から浮かび上がる本機の実力を分析します。

EarFun Wave Pro 内容紹介

ハイブリッド式ANCとDLCコーティングによる高音質と高いノイズキャンセリング

EarFun Wave Proは、ハイブリッド式ANCとパッシブノイズキャンセリングを組み合わせることで、最大-45dBという高いノイズ低減効果を実現しています。

さらに、振動板にDLCコーティングを施すことで、高音質なサウンドを実現しています。DLCはダイヤモンドと黒鉛の中間的な特性を持つ硬質炭素膜で、従来の振動板よりも硬度と軽さを兼ね備えています。

軽量設計と長時間バッテリー

本体重量は263gと軽量で、長時間の装着でも疲れにくい設計です。

バッテリーは最大80時間の連続再生が可能です。充電はUSB Type-C端子で行います。

LDACコーデック対応と低遅延ゲームモード

コーデックはLDAC、AAC、SBCをサポートしています。なかでもLDACは最大990kbpsのハイレゾ相当のデータ転送レートに対応しており、高音質な音楽を楽しむことができます。

また、遅延を55ミリ秒(0.055秒)に抑えるゲームモードも搭載しています。動画視聴やゲームプレイ時にも音ズレを気にせず楽しめます。

そのほかの特徴

・本体は物理ボタン操作対応でマルチポイント接続対応

・通話専用マイクを左右各2基/計4基配置、音声通話用ノイズキャンセリング機能も備え通話品位もこだわり

・有線接続にも対応

・専用アプリ「EarFun Audio」では各種設定やプリセット・マニュアルのイコライザー調整が可能

・折り畳んでコンパクトに収納でき、収納ケースも付属

EarFun Wave Pro 仕様

ドライバー 40mm径 DLC複合振動板
再生周波数帯域 20Hz〜20kHz
対応コーデック LDAC、SBC、AAC
対応Bluetoothプロファイル A2DP, AVRCP, HFP, HSP
Bluetoothバージョン 5.0
最大動作範囲 15m(障害物なし)
再生時間 ANC オフ—最大80時間、ANC オン—最大50時間
充電時間 2時間
バッテリー容量 800mAh
ヘッドホン単体重量 268g

EarFun初のヘッドホン・EarFun Wave Proのレビュー・評価から浮かび上がる本機の実力

・クリアで情報量が多めのサウンドで価格を考えると優秀

EarFun Wave Proはクリアで情報量が多めのサウンドが特徴のようです。低音から高音までバランス良く表現されており、音楽や映画などの音源を存分に楽しめるようです。

価格を考えると非常に優秀な音質であり、音質面では競合となるAnker製品よりも良いという意見も見られます。

LDACコーデックとそのほかのコーデックとの差も感じられ、ハイレゾ音源の再生にも耐えうる品位も備えているようです。

・ANCはなかなか強力だが、気になる点も

Wave Proは、ハイブリッド式ANCを搭載しており、強力なノイズキャンセリング効果を発揮します。電車や飛行機などの騒音の中でも、音楽や音声に集中することができます。

ただし、最強モードにするとホワイトノイズが気になるという意見もあります。

また、ANC、外音取り込み機能の品位はともにソニーやアップル、ボーズなどの有名メーカー製の数万円クラスよりは劣るものの、価格を考えると納得できるレベルと評価されています。

・そのほかの評価

・装着感は側圧が適度で良好
・機能性・音質を考えると、これで1万円未満は安いと評価できる
・シンプルで落ち着いたデザインとして評価できる
・総じて、再生音質は価格以上でそれ以外も健闘しているハイコスパモデルといった印象

EarFun Wave Pro レビュー・評価のまとめ

価格帯を考慮すると、音質、機能、デザイン、装着感、バッテリー持続時間など、すべての面で非常に高いレベルを達成しており、コストパフォーマンスは非常に優れています。

特に、音質は価格帯を超えたクリアでバランスの良いサウンドを実現しており、低音域もしっかり表現されているようです。

機能性も充実しており、ANC、LDAC対応のほか、マルチポイント接続、イコライザー、ゲームモード、アプリ操作など、多くの機能を搭載しています。

デザインはシンプルで落ち着いたデザインで、高級感はないものの、飽きのこないデザインです。

もちろん、完璧な製品ではありません。ANCや外音取り込みは有名メーカー製品より劣る部分があり、ノイズも少し気になるという意見もあります。

EarFun初のヘッドホンとはいっても、すでに完全ワイヤレスイヤホンなどでBluetoothオーディオ機器の実績があることもあり、音質、機能性ともに高水準な仕上がりと言えるでしょう。

EarFun Wave Pro おすすめのユーザー

おすすめのユーザー

予算1万円未満でクリアで情報量が多めのサウンドのワイヤレスヘッドホンを求めている方
予算1万円未満で実用的なノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホンを求めている方
予算1万円未満でLDAC対応ヘッドホンを求めている方
軽量で快適な装着感をヘッドホンに求めている方
長時間バッテリーを求めている方
マルチポイント接続を求めている方
予算1万円未満でコストパフォーマンスの高いワイヤレスヘッドホンを求めている方

あまりおすすめできないユーザー

少なくとも数万円以上かけて高音質なワイヤレスヘッドホンが欲しい方
最高レベルのANC性能を求める方
aptX Adaptiveなど、aptX系コーデックが必要な方
Bluetooth接続やANC機能が不要な方
スマホを持っておらず、本機の専用アプリが使えない方
密閉型ヘッドホンが苦手な方

EarFun Wave Proのまとめ

EarFun Wave Proは、1万円未満で購入できるヘッドホンとしては、音質、機能性、デザイン、装着感、バッテリー持続時間など、すべての面において高いレベルを達成しており、コストパフォーマンスは非常に優れています。

すべての面においてバランスが取れたハイコスパなヘッドホンを1万円未満程度で求めているユーザーにとって、EarFun Wave Proは非常にオススメできる製品でしょう。

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