- ハイセンス E6Kシリーズ 4K液晶テレビのベーシッククラス2023年モデル
- 「E6K」シリーズの内容・特徴
- ・映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載
- ・60Hzの等速駆動パネルと直下型バックライト
- ・4K解像度でIPS系パネルがメイン
- ・フレーム補間のクリアモーション
- ・HDR規格への対応
- ・低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載
- ・HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応
- ・チューナー数と録画機能
- ・サウンド面
- ・Bluetooth音声出力対応
- ・独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応
- ・DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)
- ・AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
- ・Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応
- ・Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
- ・裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコン
- ・eARC対応HDMI入力
- ハイセンス E6Kシリーズの内容・特徴のまとめ
- ハイセンス E6Kシリーズレビュー・評価分析
- ハイセンス E6Kシリーズ:おすすめユーザーと使い方
- まとめ
ハイセンス E6Kシリーズ 4K液晶テレビのベーシッククラス2023年モデル
ハイセンスの4K液晶テレビ「E6K」シリーズ。2023年に発売された、ベーシッククラスの4K液晶テレビです。
43、50、55、65、75型の5サイズをラインナップ。すべてオープン価格で、発売当初の実売価格は7万円前後から。
4K液晶テレビ「E6K」シリーズ ※全て23年10月末発売 発売当初の実売価格→2024年時点での実売価格
・75型「75E6K」 17万円前後 13.5万円前後
・65型「65E6K」 12万円前後 9.5万円前後
・55型「55E6K」 9万円前後 6.5万円前後
・50型「50E6K」 8万円前後 5.2万円前後
・43型「43E6K」 7万円前後 4.7万円前後
「E6K」シリーズの内容・特徴
・映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載
「E6K」シリーズの映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載。
以下のような各種高画質化回路による超解像技術やHDR拡張技術、ノイズリダクションなどにより、高精細でコントラスト豊かな映像を実現します。
「エリア別クリア復元」
「クリアノイズ処理」
「テクスチャ―復元」(前モデルから改良)
「美肌機能」(前モデルから追加)
「AIオート画質調整」
など
・60Hzの等速駆動パネルと直下型バックライト
「E6K」シリーズは、60Hzの等速駆動パネルを採用しています。4K液晶テレビとしてはベーシックな機能です。LEDバックライトは光ムラの少ない全面直下型。LEDはハイクラスモデルで搭載されることの多い部分駆動には非対応です。
・4K解像度でIPS系パネルがメイン
パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、43/55/65/75型はADS液晶(IPS系)、50型はVA型液晶を搭載
パネル方式は普通ベーシックな4K液晶テレビではVA型ですが、「E6K」シリーズではおもにADS液晶(IPS系)を搭載しています。ADS・IPS系のほうが視野角が広いメリットがありますので、IPS系にこだわる場合は「E6K」シリーズに注目してみてください。
・フレーム補間のクリアモーション
さらに、フレーム補間と「フレームジャダー低減」を組み合わせた「クリアモーション」機能を搭載しています。フレーム補間により、動きの残像を抑え、より滑らかな映像を実現します。また、「フレームジャダー低減」により、動きの際に発生する映像ブレのノイズを低減します。
・HDR規格への対応
「E6K」シリーズはHDR10をはじめ、HLGとHDR10+、Dolby Visionと最新のHDR規格に必要十分に対応しています。HDR規格とは、明暗の幅を従来より広く表現できる技術のことです。これにより、よりリアルで迫力のある映像を実現します。
・低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載
ゲームプレイ時に効果的な、低遅延を実現する「ゲームモード」機能を搭載しています。これにより、FPSや格闘ゲームなどの、動きの速いゲームでも、快適にプレイすることができます。
・HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応
「E6K」シリーズのHDMI入力は43・50・55型が3系統で、65型・75型が4系統。このうちHDMI1~2はHDMI2.1対応。
自動低遅延モード(ALLM)にも対応しています。これらの機能により、PCゲームやコンシューマーゲームのプレイ時に、画面のちらつきや遅延を抑え、快適なゲームプレイを楽しむことができます。
・チューナー数と録画機能
「E6K」シリーズのチューナー数は、BS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×2。USB HDDへの録画に対応。地上/BS/110度CSでも4K放送でも裏番組を録画できます(2番組同時録画は不可)。
・サウンド面
「E6K」シリーズのスピーカー部はフルレンジのステレオ構成。重低音重視のステレオスピーカーを搭載しています。映画やドラマなどの映像コンテンツをより臨場感あふれるサウンドで楽しめます。
また、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく、最先端の音響最適補正技術「Eilex PRISM」を搭載しています。これにより、高精度でより明瞭度の高い臨場感あふれる高音質を実現します。
・Bluetooth音声出力対応
「E6K」シリーズは、Bluetooth音声出力に対応しています。
Bluetooth音声出力対応は、テレビの音声をBluetoothスピーカーやワイヤレスヘッドホンにワイヤレスで出力できる機能です。
・独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応
「E6K」シリーズはハイセンスが独自に開発した「VIDAAプラットフォーム3.0」を採用しています。これにより、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、Disney+、TVer、ABEMAなど、さまざまなインターネット動画配信サービスに対応しています(全17サービス)。Android TVのような汎用的なアプリの追加や利用はできません。
・DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)
DLNAサーバー機能は、テレビ内に保存された動画や音楽、写真などを、ネットワーク経由で対応する他の機器(DLNAクライアント機器)に配信できる機能です。
DLNAクライアント機能を備えるハイセンス製テレビは、U9H/U7H/A6H/A6Gなど、2018年以降発売のモデルです。
なお、「E6K」シリーズはDLNAクライアント機能も搭載しています。
・AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
「E6K」シリーズは、AirPlay 2とAnyView Castに対応しています。
AirPlay 2とAnyView Castは、スマートフォンやタブレットなどの画面をテレビに映し出すミラーリング・キャスト機能です。AirPlay 2は、Apple社の製品で利用できる機能です。AnyView Castは、Android端末やWindows PCなど、幅広い機器で利用できる機能です。
・Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応
「E6K」シリーズは、Work with Alexa、Apple HomeKitに対応しています。
Work with Alexa、Apple HomeKitは、スマートホームデバイスを音声で操作できる機能です。A6KシリーズとE6Kシリーズは、これらの機能に対応しているので、テレビを音声で操作したり、他のスマートホームデバイスと連携したりできます。
・Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
「E6K」シリーズのリモコンは、Bluetoothに対応しています。これにより、テレビ本体から離れた場所からでも操作することができます。また、音声操作にも対応しています。音声でチャンネル変更や音量調整などの操作を行うことができます。
・裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコン
裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコンは、従来のリモコンよりも滑りにくく、菌の繁殖を抑えることができます。
・eARC対応HDMI入力
「E6K」シリーズは、eARC対応HDMI入力を搭載しています。eARC対応のサウンドバーやAVアンプを接続することで、高音質な音声を楽しめます。
eARC対応HDMI入力は、従来のARC(Audio Return Channel)よりも高音質な音声伝送を可能にする技術です。従来のARCでは、最大5.1chのサラウンド音声しか伝送できませんでしたが、eARCでは、最大7.1chのサラウンド音声やDolby Atmos、DTS:Xなどのオブジェクトベースの立体音響を伝送できます。
ハイセンス E6Kシリーズの内容・特徴のまとめ
ハイセンスの4K液晶テレビ・E6Kシリーズの内容・特徴のまとめは以下のとおりです。これらと各種レビューでの評価も加味して、両シリーズがおすすめのユーザーや使い方を、価格の安さやそれに伴う高度な機能・性能の非搭載も考慮してまとめます。
4K/3,840×2,160ドットのIPS液晶パネルを搭載(50型以外)
直下型バックライト(部分駆動非対応)
60Hzの等速駆動(倍速駆動非対応)
映像エンジンは「HI-VIEWエンジン Lite」
HDR規格はHDR10、HLG、Dolby Vision対応
インターネットUI「VIDAA」搭載
全17サービスの動画サイトに対応
ステレオスピーカー搭載(Dolby Atmos非対応)
Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
裏面が滑り止めかつ抗菌加工リモコン
DLNAサーバー&クライアント機能搭載
AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
スマートスピーカー連携対応
HDMI入力3~4系統
HDMI2.1入力対応、ALLM対応、eARC対応(4K/120p入力非対応・VRR非対応)
ハイセンス E6Kシリーズレビュー・評価分析
ハイセンスの4K液晶テレビ E6Kシリーズは、コストパフォーマンスの高いテレビとして市場で高い人気があります。各レビュー・評価サイトから、E6Kシリーズの各ポイントについて分析・考察をまとめました。
価格対比の画質・機能
多くのレビューで、価格を考えると画質と機能に満足しているという声が多く見られます。特に、HDR対応による明暗部の表現や、4Kチューナー2基搭載による便利な録画機能などが評価されています。
IPSパネルの画質
50型を除くE6Kシリーズは、IPSパネルを採用しています。IPSパネルは、視野角が広く、色再現性に優れているのが特徴です。レビューでは、斜めから見ても色褪せやコントラスト低下が少ないこと、色彩豊かな映像を楽しめることなどが好印象として挙げられています。
組み立て・設置の容易さ
E6Kシリーズは、軽量で組み立て・設置が容易な点も評価されています。女性や一人暮らしの方でも簡単に設置できるという声も多く見られます。
豊富な機能
ネット動画への対応、Bluetooth接続、DLNA、ミラーリングなど、E6Kシリーズは豊富な機能を搭載しています。これらの豊富な機能は、利便性向上に大きく貢献しており、多くのレビューで評価されています。
内蔵スピーカーの音質
E6Kシリーズの内蔵スピーカーは、テレビ本体の薄型化の影響とコストの兼ね合いもあり、音質は価格相応という評価です。より良い音質を求める場合は、サウンドバーなどの外部スピーカーの追加を検討すると良いでしょう。
倍速駆動・部分駆動非搭載
E6Kシリーズは、倍速駆動と部分駆動に対応していないため、動きの速い映像では残像が発生する場合があります。しかし、価格を考えると妥当な選択と言えるでしょう。画質よりも価格を重視するユーザーにとっては、大きな問題ではないと考えられます。
4K/120p入力・VRR非搭載
E6Kシリーズは、4K/120p入力とVRRに対応していないため、120fpsでゲームを楽しみたいユーザーには不向きです。しかし、これらの機能は、まだ一部のゲーム機やゲーミングPCでしか対応していないため、現時点では必須機能とは言えません。ただし、今後、これらの機能が安価に普及していくと、E6Kシリーズは時代遅れになってしまう可能性もあります。
全録化機能非搭載
E6Kシリーズは、全録化機能に対応していないため、テレビ単体で全ての番組を録画することはできません。全録化機能を利用したい場合は、別途レコーダーを購入する必要があります。しかし、全録化機能を搭載するテレビはエントリークラスには他社も含めて無いため、コストを重視するユーザーにとっては、不要な機能と言えるでしょう。
その他の評価
リモコンの操作性やデザインは、人によって評価が分かれています。
一部のユーザーからは、初期設定や操作方法が分かりにくいという声もあります。
ハイセンス E6Kシリーズ:おすすめユーザーと使い方
ハイセンス E6Kシリーズは、4K液晶テレビ市場におけるハイコスパモデルとして人気です。価格に比しての高画質、スマート機能、豊富なネット動画サービスなど、基本的な機能を備えながら、価格を抑えたバランスの良いテレビです。
おすすめユーザー
コストパフォーマンスを重視する4Kテレビユーザー
基本的なテレビ機能を十分に活用したいユーザー
ネット動画サービスを頻繁に利用するユーザー
スマートスピーカーと連携してテレビを操作したいユーザー
4K大画面テレビをできるだけ安く購入したいユーザー
おすすめの使い方
映画やドラマ、バラエティ番組など、様々なコンテンツを楽しむ
YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなどのネット動画サービスを利用する
スマートスピーカーと連携して、テレビを音声で操作する
ゲームをプレイする(ただし、120Hz駆動やVRRには対応していない点に注意)
家族でテレビを囲んで団らんする
安さゆえの非搭載機能への注意
両シリーズは低価格を実現するため、以下の機能は搭載されていません。
倍速駆動
部分駆動
Dolby Atmos対応
4K/120p入力
VRR
これらの機能は、画質や音質、ゲーム性能を向上させるものです。一方、これらの機能がなくても問題ないユーザーにとって、E6Kシリーズは非常に魅力的な選択肢となります。
まとめ
E6Kシリーズは、低価格ながら高画質、スマート機能、豊富なネット動画サービスなどを備えたハイコスパモデルです。4Kテレビにコストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめです。
一方、倍速駆動、部分駆動、Dolby Atmos対応、4K/120p入力やVRRなどの機能が必要な場合は、上位モデルのU7HやU8Kシリーズを検討することもおすすめします。
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