MOONDROP(水月雨)MIAD01 音楽特化スマホ
中国のMOONDROP(水月雨)が、音楽の高音質再生に特化したAndroidスマートフォン・MIAD01を海外で発売しました。価格は399ドル。本機の内容・特徴をMOONDROP国内公式X、海外サイトなどの情報をもとに解説します。
水月雨 MOONDROP MIAD 01
5G対応フルバランスHiFiオーディオプレーヤー↓詳細スペック↓
オーディオ関連:
4.4 mm 5極バランス出力+3.5 mm 3極出力
バランス出力4Vrms
シングルエンド出力2VrmsCirrusLogic社のフラッグシップデコードチップ2枚搭載
SN比117dB
ダイナミックレンジ132dB… pic.twitter.com/sxhuq0Zlgr— 水月雨 Japan (@MOONDROP_JP) April 25, 2024
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— LeoUila (@LeoUila) April 25, 2024
MOONDROP(水月雨)MIAD01 概要
MOONDROP MIAD01は、音楽愛好家だけでなく、最先端のスマートフォン機能を求めるユーザーにも魅力的なオプションです。5G通信、高性能プロセッサ、大容量バッテリーなど、現代のスマートフォンが備えるべき機能を備えつつ、音質に関しては他のスマホの追随を許さないレベルを誇ります。音楽再生において、高解像度の音声を楽しむことができるだけでなく、プレミアムな音楽体験を提供するための各種オーディオメーカーの技術が結集されています。
これまでのスマホでは考えられない圧倒的な高音質再生
MIAD01最大の特徴は、これまでのスマホでは考えられない圧倒的な高音質再生です。4.4mm 5極バランス出力と3.5mm 3極出力を搭載し、バランス出力では4Vrms、シングルエンド出力では2Vrmsの高出力に対応。さらに、Cirrus Logic社のフラッグシップデコードDACチップ2枚を搭載し、SN比117dB、ダイナミックレンジ132dBというスマホでは前人未踏と思われる驚異的なスペックを実現しています。DSD256までのハイレゾ音源も再生可能で、アーティストの息遣いまで感じられるような臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
その他にも、100段階で音量調整できるボリュームや、4.4mmバランス出力でAndroid SRCを回避する機能など、音楽リスナーにとって嬉しい機能が満載です。さらに、5G電波干渉対策に6層無電解金メッキPCBを使用し、オーディオ回路は独立したLDOで電源供給するなど、音質へのこだわりが随所に感じられます。
スマホとしての基本機能・性能もしっかり
そのほか、スマホとしての基本機能・性能も以下のように備えています。
クリーンなAndroid 13搭載: 不要なアプリや機能を排除したクリーンなAndroid 13(Google Play Store無し、手動インストール必要)を搭載し、音楽再生に最適な環境を提供します。
CPU: ミドルクラスのCPU、MediaTek Dimensity 7050を搭載し、スムーズな操作性と高い処理能力を実現します。
大容量メモリ: 12GB LPDDR4Xメモリと256GB UFS3.1ストレージを搭載し、音楽ファイルやアプリを快適に利用できます。
高精細ディスプレイ: 6.7インチのフルHD有機ELディスプレイを搭載し、美しい映像と滑らかな表示を楽しめます。1920Hz高周波PWM調光により、目に優しい表示を実現します。
高画質カメラ: メインカメラは6400万画素デュアルレンズ、フロントカメラは3200万画素のカメラを搭載し、写真撮影も楽しめます。
大容量バッテリー: 5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間の音楽再生も可能です。33W PD急速充電にも対応しています。
対応バンド:
GSM:B2 / 3 / 5 / 8
WCDMA:B1 / 2 / 4 / 5 / 8
LTE:B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 20 / 28(A+B) / 38 / 40 / 41 / 66
5G:N1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28 / 41 / 77 / 78
競合他機種との比較
同じ価格帯の他社DAPとの比較
MOONDROP MIAD01は、音楽再生を重視した音楽特化スマホです。同価格帯の他社デジタルオーディオプレイヤー(DAP)と比較すると、MIAD01の大きな特徴は、5G通信やAndroid 13に基づいたOSを搭載し、スマートフォンとしての機能も充実している点です。他社DAPはAndroid OSを搭載しているモデルは多いものの、多くがSIM通信機能を持たず、単体ではインターネット接続ができないことがネックでした。
また、MIAD01は3.5mmイヤホンジャックと4.4mmのバランスプラグの両方を備えており、高品質な音楽体験を提供します。これに対して、多くのDAPはバランス出力に対応しているものの、スマートフォン機能を持つ製品はほとんどありません。
同じ価格帯の他社スマホとの比較
MOONDROP MIAD01と同じ価格帯の他社スマートフォンと比較すると、MIAD01がいかに音楽再生機能に特化しているかが明らかです。他社のスマートフォンは日常的な使用に適しており、多機能であることが通常ですが、高品質な音質を重視するユーザーのニーズに完全に応えているわけではありません。
特に、MIAD01が搭載するCirrus LogicのDACや、3.5mmと4.4mmのバランス出力は、音楽愛好家を満足させるための特化した仕様です。今日、高音質DACを搭載しているスマホはほとんどなく、4.4mmバランス端子を標準搭載しているスマホに至っては皆無です。
さらに、MIAD01は5G通信に対応している点や、大容量のバッテリー、そしてAndroid 13ベースのOSなど、日常使用においても快適な操作性を提供します。このように、MOONDROP MIAD01は音楽再生機能に加え、スマートフォンとしての高いユーザビリティも併せ持っているため、音楽を愛するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。
ただ、他社の同価格帯のスマホと比べると、音楽再生向けにコストを振った分、また、大手スマホメーカーの圧倒的なコストメリットを生む大量生産といった理由により、スマホとしての性能はほどほどです。負荷の高いゲームやアプリの使用には向かない面もあります。とはいえ、音楽再生関係のアプリの動作には全く問題がない性能は確保しています。
ONKYO GRANBEATの後継機的存在に?
音楽の高音質再生に特化したAndroidスマートフォン・MOONDROP(水月雨)MIAD01は、ONKYO GRANBEATの後継機的であるとポータブル愛好家からは言われています。
というのもかつて、ONKYO GRANBEATはMIAD01のように、音質に特化したスマホとして2017年に発売され、スマホとして世界初のバランス接続端子搭載と、実際に高音質であったことも加わって大きく話題になりました。
しかし、2021年、ONKYOはポータブルオーディオ事業から撤退することを発表しました。これにより、GRANBEATの生産が終了となり、後継機も期待できなくなりました。
ONKYO GRANBEATは音質は評価されたものの、価格の高さもあり、他社の追随もなく、孤高の存在となってしまいました。音楽特化スマホはうまくいかないというジンクスさえささやかれています。
しかし、ポータブルオーディオ愛好家の間ではGRANBEATのような音楽特化スマホのの登場が期待されていました。MIAD01は、その期待に応える形で登場したと言えるでしょう。
MIAD01は、GRANBEATの後継機というイメージを背負って発売された製品であり、音楽愛好家からの注目を集めています。今後、MIAD01が音楽特化スマホは続かないというジンクスを破り、新たな市場リーダーとなるのか、注目されます。
考察
MIAD01がGRANBEATの後継機と幅広く見なされるかどうかは、単にスペックや機能を比較しただけでは判断できません。音楽愛好家のニーズや市場動向などを総合的に考慮する必要があります。
しかし、MIAD01は音楽再生に特化した設計思想、高出力バランス出力、DSD再生、Androidでのビットパーフェクト再生、洗練されたデザインなど、GRANBEATと多くの共通点を持つ製品です。また、最新の技術を搭載し、求めやすい価格帯で販売されていることから、GRANBEATの後継機として十分に評価できる製品と言えるでしょう。
今後、MIAD01がどのように市場に受け入れられるのか、非常に興味深いところです。
まとめ:音楽愛好家にとっての価値
対象ユーザーの洞察
音楽を深く愛するユーザーにとって、MOONDROP MIAD01はただのスマートフォンではありません。この製品は、高品質な音楽体験を移動中でも家庭内でも提供することを目的として設計されています。音楽特化スマホのカテゴリーにおいて、MOONDROP(水月雨)のオーディオメーカーとしてのバックグラウンドは、音質に対する高い期待値を満たすための基盤を提供します。特にハイレゾオーディオを重視するユーザーや、日常的に高品質なイヤホンやヘッドフォンを使用して音楽を楽しむユーザーにとっては、MIAD01はそのニーズを満たす理想的なデバイスとなり得るでしょう。
価格とパフォーマンスのバランス
MOONDROP MIAD01は、その仕様と性能を考えると、音楽愛好家にとって非常に魅力的な価格ポイントを持っています。スマートフォンとしての基本的な機能性を損なうことなく、高品質なオーディオ体験を提供するために、3.5mmのイヤホンジャックそして4.4mmのバランスプラグを採用しています。このようなオーディオ機能は、同じ価格帯の他社スマートフォンではまったく見られない特徴です。
また、Cirrus Logicの高性能DACを2基搭載し、Dimensity 7050プロセッサ、大容量バッテリー、5G通信対応といった高いスペックを保持しながらも、価格は音楽愛好家が手に取りやすい範囲に保たれています。価格の面では先行者のONKYO GRANBEATの失敗に学んだところもあるのでしょうか。
このバランスは、音楽愛好家が高品質な音楽体験とスマートフォンとしての実用性の両方を求める際の絶妙なトレードオフと言えるでしょう。
MOONDROP(水月雨)MIAD01は日本国内での発売も予定されているようです。正式発表が待たれます。



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