AQUOS wish3とAQUOS wish2を比較しての違いは?

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スマートフォン・AQUOS wish3とAQUOS wish2に共通の概要

スマートフォン・AQUOS wish3とAQUOS wish2は、どちらもシャープによって製造された5G対応のエントリー価格帯のAndroidスマートフォンです。AQUOS wish3が2023年に発売。AQUOS wish2が2022年に発売。AQUOS wish3が2の後継機となっています。定価は3が約3.7万円、2が2.2万円。

これらのモデルは、性能や機能性に上位モデルとは異なって割り切りがありますが、使い勝手の良さとコストパフォーマンスに優れているとして、多くのユーザーから支持を受けています。共に日本国内での利用に適した機能と耐久性を兼ね備え、IP67の防塵・防水、MIL規格準拠・耐衝撃も搭載しており、日常生活での使用に十分な性能を持っています。また、両モデルともに複数のカラーバリエーションが提供され、ユーザーの好みに応じて選べる点も魅力の一つです。

これらのスマートフォンは、日常的な使い方からビジネスシーンにも対応可能で、SNSの閲覧、メールの送受信、オンライン会議など幅広い用途で活躍できます。また、バッテリー寿命も実用的に長く設計されており、外出時でも安心して使用できることが期待できます。一方で、それぞれのモデルには独自の特長があり、ユーザーのニーズに応じた選択が可能です。

端末のサイズ感は持ちやすく、片手での操作もスムーズに行える設計となっており、日常生活の中での利用を重視したモデルと言えるでしょう。全体として、AQUOS wish3とAQUOS wish2は、信頼性高いテクノロジーと実用的な機能を兼ね備えたスマートフォンとして、幅広いユーザーに適しています。高負荷のゲームプレイには向かない、複数アプリの使用には向かない、スピーカーがモノラルなどの弱点もありますが、価格を考慮すると全く問題ないレベルにまとまっているので、ニーズや使い方を割り切ることで大きなメリットのあるハイコスパ機であることに間違いはありません。

スマートフォン・AQUOS wish3とAQUOS wish2の違い

以下、AQUOS wish3とAQUOS wish2の違いを個別に解説します。

プロセッサー(SoC)の違い

プロセッサー(SoC)はAQUOS wish3がMediaTekTMDimensity 700、AQUOS wish2がSnapdragon695 5G。

AQUOS wish3はプロセッサー(SoC)にMediaTekのDimensity 700を搭載しており、5G通信に対応しているもののエントリークラスのプロセッサーです。一方、AQUOS wish2はSnapdragon 695 5Gを使用しています。プロセッサーのクラスとしては同等程度ですが、Snapdragon 695のほうがやや上回っている性能です。どちらも日常的な使用では違いを感じない程度の差でしょう。ただ、どちらも高負荷のゲームプレイには向きません。

初期OSとOSアップデートの違い

初期OSはAQUOS wish3がAndroid 13、AQUOS wish2がAndroid 12

AQUOS wish3は最新のAndroid 13を初期OSとして搭載しており、セキュリティや機能性が向上しています。一方で、AQUOS wish2はAndroid 12で提供されています。OSアップデートはAQUOS wish3はAndroid 15まで、AQUOS wish2はAndroid 14までの提供となっています。

これにより、ユーザーはより新しいOSを望む場合、AQUOS wish3が適していると言えます。

AQUOS wish3が顔認証(マスク対応)対応、AQUOS wish2が非対応

生体認証機能において、AQUOS wish3はマスクをしたままでも認識が可能な顔認証をサポートしています。これは、現在の社会情勢において非常に便利な機能です。一方、AQUOS wish2はこの機能をサポートしていませんので、よりセキュリティを重視するユーザーにはAQUOS wish3が推奨されます。

AQUOS wish3がBluetooth v5.3、AQUOS wish2がBluetooth v5.1

Bluetoothのバージョンに関して、AQUOS wish3は最新のBluetooth v5.3を搭載しており、改善された接続安定性やデータ転送速度を提供します。対照的に、AQUOS wish2はBluetooth v5.1を採用しています。より高いパフォーマンスと将来性を求める場合、AQUOS wish3は魅力的な選択となります。

AQUOS wish3はジュニアモードやかんたんモードをホームアプリに搭載

AQUOS wish3では、子供や高齢者ユーザーも使いやすいよう、ジュニアモードやかんたんモードがホームアプリに搭載されています。この機能により、スマートフォンを初めて使う人でも簡単に操作が可能です。

AQUOS wish3は新画質エンジン「ProPix4 lite」を搭載し、「AIオート」「オートHDR」も搭載

撮影画質技術においてもAQUOS wish3は進化しており、新しい画質エンジン「ProPix4 lite」を搭載しています。さらに、「AIオート」や「オートHDR」機能が加わることで、よりクリアで鮮明な画像を簡単に撮影することができます。

前面カメラの画素がAQUOS wish3は500万画素、AQUOS wish2は800万画素

前面カメラの画素数に関しては、AQUOS wish3は500万画素、AQUOS wish2は800万画素となっています。自撮りやビデオ通話の頻度が高いユーザーにとっては、AQUOS wish2の方がより高い解像度を提供します。

カラバリが違う

最後に、カラーバリエーションの違いも見逃せません。どちらのモデルも独自の色合いを提供しており、個々の好みやスタイルに合わせて選択することができます(以下の仕様を参照)。

AQUOS wish3 仕様

初期OS:Android 13
ディスプレイ:5.7インチ(1520×720)
プロセッサ:MediaTekTMDimensity 700
RAM:4GB
ROM:64GB(microSDカード対応)
背面カメラ:1300万画素(f/2.0)
前面カメラ:500万画素(f/2.0)
オーディオ:イヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth5.3、5G、4G
対応周波数:5G(77/78/79)、4G(1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/39)
ポート:USB Type-C
バッテリー:3730mAh
その他:IP67の防塵・防水、MIL規格準拠・耐衝撃、顔認証(マスク対応)、指紋リーダー(一部モデル)、おサイフケータイ
サイズ:147 x 71 x 8.9mm / 162g
カラバリ:ホワイト、ブラック、グリーン、ピンク※ワイモバイル限定、

AQUOS wish2 仕様

初期OS:Android 12
ディスプレイ:5.7インチ(1520×720)
プロセッサ:Snapdragon 695
RAM:4GB
ROM:64GB(microSDカード対応)
背面カメラ:1300万画素(f/2.0)
前面カメラ:800万画素(f/2.0)
オーディオ:イヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth5.1、5G、4G
対応周波数:5G(77/78/79)、4G(1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/39)
ポート:USB Type-C
バッテリー:3730mAh
その他:IP67の防塵・防水、MIL規格準拠・耐衝撃、指紋リーダー(側面)、おサイフケータイ
サイズ:147 x 71 x 8.9mm / 162g
カラバリ:チャコール、アイボリー、オリーブグリーン、コーラル、

価格とコストパフォーマンスのそれぞれの評価

AQUOS wish3の価格とコストパフォーマンス

AQUOS wish3は、最新の機能と技術が注ぎ込まれていながら、その価格設定は競合他製品と比較してリーズナブルです。具体的な販売価格は地域や販売店によって異なりますが、実用的なプロセッサー、アップデートされたOS、顔認証機能、そして高度なBluetooth技術など、最新の機能を搭載していることを考えると、コストパフォーマンスは高いと評価できます。また、ジュニアモードやかんたんモードなどのユーザーフレンドリーな機能も搭載しているため、スマホ初心者をはじめ、幅広いユーザーにとって使いやすいスマートフォンです。

AQUOS wish2の価格とコストパフォーマンス

AQUOS wish2の場合、発売時点でのOSやプロセッサーは旧モデルとなりますが、それでも堅牢な構造と信頼性の高さが特徴です。価格はAQUOS wish3よりもかなり低めに設定されており、コストパフォーマンスの面では非常に魅力的です。発売当時は他社を含めてもローエンドではもっともコストパフォーマンスが高いと評されるほどでした。

Android OSも14までのアップデートを考えると現在の多くのアプリケーションに対応しており、日常的な使用においては特に問題なく機能します。Bluetooth v5.1も現在のデバイスと十分互換性があります。カメラ機能は前面カメラが800万画素と、wish3よりも高解像度であるため、自撮りやビデオコールの品質がより向上しています。

結論として、AQUOS wish3とAQUOS wish2のどちらも高いコストパフォーマンスを持ち、購入者のニーズに応じて選べる選択肢があります。最新技術を求めるユーザーにはAQUOS wish3が、コストを抑えつつ信頼性の高いモデルを求めるユーザーにはAQUOS wish2が適していると言えるでしょう。

どちらが購入者にとって最適な選択か?

スマートフォンの選択は個々の用途によって異なりますが、AQUOS wish3とAQUOS wish2の違いを考慮して、どちらがより適切かを評価します。AQUOS wish3は、プロセッサーやOSのアップグレード、顔認証の対応、そして最新のBluetooth v5.3の採用など、テクノロジーの観点から見て最新の機能を多く搭載しています。また、ジュニアモードやかんたんモードがホームアプリに組み込まれており、幅広い年齢層のユーザーに対応できるよう設計されています。

一方、AQUOS wish2は、やや古いモデルですが、基本的な性能は日常の使用に十分です。価格もAQUOS wish3と比較して低めに設定されているだけでなく、AQUOS wish2は、SIMフリー機の単体販売の実売価格が安い(1万円台前半程度)のため、コストパフォーマンスを重視するユーザーには魅力的かもしれません。

また、前面カメラの画素数が800万画素と、wish3よりも高いこともポイントです。

ただ、AQUOS wish3の価格については、キャリアとの契約込みでAQUOS wish3はいわゆる1円スマホとして入手できる場合があります。回線契約込みで安く買いたい場合はAQUOS wish3のほうが安いということもあります。

結局のところ、SIMフリー機を単品で安く買いたいというニーズならAQUOS wish2、回線契約込みで安く買いたい場合はAQUOS wish3という分け方になるかもしれません。

どちらのデバイスもそれぞれのニーズに応じた良い選択となりますので、個々の利用シナリオを考慮しながら、適切なモデルを選ぶことが重要です。

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