DENON AVR-X1800HとAVR-X1700Hを比較しての違いは?

アンプ

7.2chのAVアンプ・DENON AVR-X1800HとAVR-X1700Hを比較しての違いを解説します。

AVR-X1700HとAVR-X1800H:共通の基本情報

概要と特徴

デノンのAVアンプ「AVR-X1700H」と「AVR-X1800H」は、高品質なサラウンドとサウンド体験を提供するエントリーモデルとして、すでに多くの音楽愛好家や映画ファンに支持されています。これらのモデルは、最新の映像技術と音響技術を搭載しており、クリアでリアルなサラウンドサウンドを実現しています。特に「AVR-X1800H」は、前モデル「AVR-X1700H」からさらに内容が強化されており、おもに音質設計の面で向上している点が特徴です。

7.2chのオブジェクトオーディオ対応AVサラウンドレシーバー

両モデルともに7.2チャンネルのAVサラウンドレシーバーが内蔵されており、広いリスニングエリアでの多点音源再生を可能にします。これにより、映画館のような迫力あるサウンドや、コンサートホールのような臨場感あふれる音楽体験を自宅で楽しむことができます。

また、Dolby AtmosやDTS:Xに対応しており、オブジェクトベースのオーディオを再現し、3D空間でのサウンドを実感できます。全てのHDMI端子で8K/60Hz、4K/120Hzに対応するなど、HDMIインターフェースも充実しています。

これらのモデルには、デノン独自の最先端技術も搭載されています。例えば、HEOSネットワークオーディオプレーヤー機能により、多種多様なストリーミングサービスやデバイスとの互換性を持ち、Wi-Fiでハイレゾを含む高品質な音楽を楽しむことができます。これにより、「DENON AVR-X1800H」と「AVR-X1700H」は、ただのAVアンプとしてだけでなく、デジタルオーディオ再生の中心としても機能します。

総じて、これらのデノンのAVアンプは、映画や音楽を存分に楽しむための機能と性能を備え、幅広いユーザーに適した選択肢と言えるでしょう。

AVR-X1800Hで追加・改善している内容

背面電源供給用USB端子搭載

デノンの新しいAVアンプ、AVR-X1800Hには、便利な背面電源供給用USB端子が新たに搭載されています。この新機能により、外部デバイスを簡単に電源供給することが可能となり、システムの拡張性が向上しています。

Bluetooth送信機能追加

AVR-X1800Hでは、Bluetooth送信機能が追加されました。これにより、音声をワイヤレスヘッドフォンや他のBluetooth対応デバイスに直接送信できるようになり、より柔軟なリスニング環境を実現できます。

HDMI入力にジッター抑制機能搭載

映像および音声の質を向上させるために、AVR-X1800HのHDMI入力には新たにジッター抑制機能が搭載されています。これにより、映像や音声の信号の安定性を高め、よりクリアで滑らかな再生を可能にします。

パワー、プリ、DACの各ブロックごとにグランドパターンを最適化しての高音質化

AVR-X1800Hでは、音質向上のためにパワー、プリアンプ、DACの各ブロックごとにグランドパターンが最適化されています。この改良により、相互干渉が低減され、より純粋でクリアな音の再現が可能となっています。

信号経路の最短化による高音質化

高品質な音響を実現するため、AVR-X1800Hでは信号経路(シグナルパス)の最短化が図られています。これにより、信号の損失や歪みが低減され、より忠実な音質を楽しめます。

高調波歪みの低減

AVR-X1800Hでは、高調波歪みも低減されています。これは、よりクリーンで明確なサウンドを再生するための重要な改善点であり、特に高いボリュームでの聴取時にその効果を発揮します。

最新のセットアップGUI

ユーザーに優れた操作体験を提供するため、AVR-X1800Hは最新のセットアップGUIを採用しています。直感的で使いやすいこのGUIにより、設定が容易になり、カスタマイズ性がさらに進んでいます。

ネットワークスタンバイ時の消費電力低減

エネルギー効率の向上もDENONは重視しており、AVR-X1800Hではネットワークスタンバイ時の消費電力が低減されています。これにより、長期間にわたって環境に優しく、経済的な運用が可能です。

価格とコストパフォーマンスの評価

AVR-X1700Hの価格とコストパフォーマンスは?

デノンのAVアンプ「AVR-X1700H」は、高品質なサウンドを提供しながら、実売価格は約5.5万円程度と、価格も比較的手頃であり、高いコストパフォーマンスを持っています。元々このモデルはホームシアターユーザーにとって入門機種とされており、7.2チャンネルのAVサラウンドレシーバーとして、Dolby AtmosやDTS:Xに対応しエントリーAVアンプとして過不足のない内容を備えています。

さらに、内蔵するパワーアンプは70W(8Ω、2ch駆動時)と一般家庭レベルでは十分な出力を持っていて、クリアで力強いサウンドを提供します。これらの特徴と価格のバランスが良く、コストパフォーマンスが非常に良いと評されています。

AVR-X1800Hの価格とコストパフォーマンスは?

新型モデルの「AVR-X1800H」は、前モデル「AVR-X1700H」を基に、さらなる高音質化と最新の機能を搭載しています。定価は110,000円(税込)、実売価格は約7万円と「AVR-X1700H」よりも高額に設定されており、これにより音質の改良や新機能の追加が反映されています。

AVR-X1800HはBluetooth送信機能の追加や、USB端子での背面電源供給等、便利な機能が追加されています。

さらに、音質面ではHDMI入力のジッター抑制機能、信号経路の最短化や高調波歪みの低減が図られているため、よりクリーンでダイナミックなサウンドを楽しむことが可能です。これらの最新技術と機能向上を考慮すると、価格は高めですが、その分の価値はあると考えられます。

総じて、AVR-X1700HとAVR-X1800Hはどちらも優れたコストパフォーマンスを提供していますが、AVR-X1800Hは最新機能と改良された音質が魅力的です。一方で、費用を抑えつつ高品質な音楽体験を求めるユーザーには、AVR-X1700Hが適しているかもしれません。

どちらが購入者にとって最適な選択か?

購入者にとって最適なAVアンプを選択する際、DENON AVR-X1800HとAVR-X1700Hの違いを十分に理解することが重要です。これらのモデルはどちらも高品質なオーディオパフォーマンスを提供するため、運用目的や予算に応じて選ぶ必要があります。

AVR-X1700Hはコストパフォーマンスに優れ、基本的な機能をしっかりと備えたモデルとして、一般的なホームシアター用途に幅広く適しています。しかし、最新技術や追加機能を求めるユーザーには、AVR-X1800Hが適しています。AVR-X1800Hは、背面のUSB端子の搭載、Bluetooth送信機能、ジッター抑制機能など、さまざまな最新機能が追加されており、よりフレキシブルな使用が可能です。

特に注目すべきは、AVR-X1800Hの音響性能の向上です。音質のクリアさやハイスペックなサラウンド再生を重視するユーザーにとって、ピュアでエネルギッシュな音質を提供するAVR-X1800Hは、こだわりを持つオーディオファンにはうってつけの選択肢です。

価格面を考慮すると、AVR-X1700Hも依然として魅力的な選択肢であり、使いやすさやコストを重視するユーザーに推奨されます。ただし、将来的にさらに高みを目指してAVアンプをグレードアップしたい場合は、初めからAVR-X1800Hを選択することが賢明かもしれません。

最終的にはユーザーのニーズに応じて選ぶべきですが、長期的な満足度を求めるならば、より機能豊富で先進的なAVR-X1800Hがおすすめです。デノンのAVアンプを選ぶ際には、それぞれのモデルの持ち味を生かして、最適なホームエンターテイメント環境を実現してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました