DENON DHT-C210KとDHT-S217を比較しての違いは?
DENONのサウンドバー・DHT-S217(2022年発売・実売価格約2.3万円)と、DHT-C210K(2022年以降に発売・実売価格約2.3万円)を比較しての違いを解説します。
結論から言ってDHT-S217とDHT-C210Kは製品としてのモノは同じです。DHT-S217が幅広い販路の一般製品、DHT-C210Kが「特定法人向け商品」として、コストコやアマゾンなど一部の販路で販売されているという違いだけです。
販路が違う
DHT-S217が幅広い販路の一般販売製品
DENONのDHT-S217は、広く一般的な販路で購入可能な製品です。家電量販店やオンラインショップなど、多くの場所で取り扱われており、手に入れるのが非常に容易です。また、販売チャネルが多い分、タイミングや場所によってはセールや値引きが行われる場合もあるため、価格を比較して購入を検討することができます。サウンドバーを探している方にとって、選択肢が豊富な点が魅力と言えるでしょう。
DHT-C210Kが「特定法人向け商品」としてコストコやアマゾンなど限られた販路
一方で、DHT-C210Kは限られた販路で販売されている特定法人向け商品として位置づけられています。主にコストコやアマゾンを中心に取り扱われ、DHT-S217のように多くの家電量販店で入手することは難しいのが現状です。この限定的な販路展開は、特定の販売ルートで戦略的に展開されているためと考えられます。サウンド性能や特徴はDHT-S217と同じですが、取り扱い先が少ないため、購入の際は情報収集が必要です。特にコストコの会員やアマゾン利用者であれば、比較的購入しやすいでしょう。
販路以外の内容、機能、性能は同一
サウンドバーのDENON DHT-C210KとDHT-S217を比較してみると、販路に違いはあるものの、内容・機能・性能に関しては基本的に同一であるという点が特徴です。どちらのモデルもDolby Atmosに対応したワンボディタイプの設計で、デュアルサブウーファーを内蔵しており、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができます。
また、DENON独自のサウンドチューニング技術が施されており、映画鑑賞や音楽リスニングなど様々な用途で高品質な音質体験を提供します。サウンドモードについても、4つのモード(Movie、Music、夜間視聴に適したNight、純粋な音の再現を目指したPURE)が搭載され、好みに合わせて柔軟に調整が可能です。
接続方法もシンプルで、4K対応のHDMI(eARC機能付き)により、テレビへの接続はケーブル一本で完了します。他に光デジタル入力やAUX入力、Bluetoothを使ったワイヤレス接続にも対応しており、設置環境や使用シーンに応じた柔軟性を持っています。このように、DENON DHT-C210KとDHT-S217はモデル名こそ異なるものの、基本的な性能や機能は同等であるため、どちらを選んでも満足度の高いサウンド体験が期待できます。
DHT-C210Kのレビューは少ないもののDHT-S217のレビューで購入の参考に代用できる
サウンドバー「DENON DHT-C210K」と「DHT-S217」を比較してみると、DHT-C210Kは特定法人向けに販売されているためか、レビューや口コミが非常に少なくなっています。一方で、一般販売されているDHT-S217は、サウンドバー全体でも屈指の人気モデルということもあり、多くのユーザーに利用されており、さまざまなプラットフォームで多数のレビューが投稿されています。このため、内容や性能に違いがないことを踏まえれば、DHT-S217のレビューをDHT-C210Kの参考材料として活用することが有効です。

DHT-S217のレビューでは、Dolby Atmos対応の立体的なサウンド体験や内蔵デュアルサブウーファーによる迫力ある低音、DENON独自のサウンドチューニングによるクリアでオーディオライクな音質に好意的な声が多いです。これらの内容はDHT-C210Kにもそのまま当てはまるため、比較検討の基準として十分信頼できます。
また、価格も重要な要素として考慮できます。DHT-C210KはコストコやAmazonのセールで安く手に入る可能性があるため、レビューを補足情報として利用しつつ、価格の動向を確認して購入タイミングを計ると良いでしょう。
どちらかで迷ったら価格が安いほうでOK
どちらを選ぶべきか迷う方も多いかと思います。その結論としては、最終的に価格が安い方を選ぶのが合理的です。DHT-C210KとDHT-S217は基本的な機能や性能が共通しており、音質や使用感の違いがほとんどないため、価格の違いを重視することで満足度の高い購入につながるでしょう。
DHT-C210Kはアマゾンのセールで安くなることがあるので、その時が狙い目
DHT-C210Kは「特定法人向け商品」としてコストコやアマゾンなど限られた販路で販売されており、とくにアマゾンの大型セール時に大幅な値下げがされることがあります(具体的な実績としては2024年のブラックフライデー時には19,800円になりました)。
このため、コストコや一般販売製品であるDHT-S217と比較して、DHT-C210Kの価格が安くなるタイミングを狙うのがおすすめです。サウンドバーの購入を計画している場合は、セール時期や特別価格情報をチェックしておくと良いでしょう。
DENON DHT-C210KとDHT-S217に共通の内容、特徴
Dolby Atmos対応のワンボディタイプサウンドバー
DENON DHT-C210KとDHT-S217はどちらもDolby Atmosに対応したワンボディタイプのサウンドバーです。この技術により、立体感のあるサウンドを実現し、映画や音楽をより臨場感たっぷりに楽しむことができます。追加スピーカーが不要のため、限られたスペースに設置する場合でも高品質な音響環境を構築できます。
外形寸法 (W x H x D)は890×67×120mm、質量3.6kgと、Dolby Atmos対応サウンドバーとしては小型軽量なのもポイントです。
DENONサウンドマスターのサウンドチューニングによる高音質
両モデルには、DENON単品コンポのサウンドマスターである山内慎一氏による音質チューニングが施されています。このおかげで、豊かで繊細な音を楽しむことが可能です。特に映画観賞や音楽リスニングにおいて、音のディテールやバランス感が際立つ仕上がりとなっています。
デュアルサブウーファー内蔵などのスピーカー構成
スピーカー構成はカスタムメイドの25mm径ツイーター、90×45mmの楕円形ミッドレンジドライバーを搭載した2ウェイ4スピーカー構成。イネーブルドスピーカーは搭載していません。
デュアルサブウーファーを内蔵しているため、低音域が強化されています。迫力ある低音表現が求められるアクション映画や音楽では特にその性能を実感できます。重低音をしっかり再現することで、一般的な薄型テレビの音質を大幅に向上させています。
Dolby Atmos Height Virtualizer搭載
Dolby Atmos Height Virtualizerを搭載しており、天井から降り注ぐようなバーチャルな高さ方向の音を体感できます。この技術により、立体的で臨場感あふれる音響空間を手軽に構築することができます。
ロスレスオーディオにも対応
対応音声フォーマットは、リニアPCM 7.1ch、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、Dolby TrueHD、Dolby Atmos、MPEG-2 AAC、新4K/8K衛星放送で使用されているMPEG-4 AAC。
DHT-C210KとDHT-S217はロスレスオーディオにも対応しており、高解像度の音声をそのままの形で再生可能です。特にDolby TrueHDに対応している点は、音のディティールを重視するユーザーにとって大きなポイントとなります。
4つのサウンドモードと「PURE」モード搭載
両モデルとも、映画や音楽など用途に応じて切り替えられる4つのサウンドモードを搭載しています。また、「PURE」モードでは音響エフェクトを最低限に抑え、生の音源の美しさを追求することができます。この機能は、高音質で音楽を楽しみたい方に特におすすめです。
4K対応のHDMI(eARC対応)入出力、光デジタル入力、AUX入力搭載
接続端子として、4K映像やHDRに対応したHDMI(eARC付き)のほか、光デジタル入力やAUX入力端子を備えています。これにより、さまざまなデバイスと簡単に接続可能で、柔軟な用途で利用することができます。
Bluetooth入力対応
Bluetoothを使ったワイヤレス接続にも対応しており、スマートフォンやタブレットから直接音楽を再生できます(SBCコーデックのみ対応)。これにより、手軽にお気に入りの音楽を楽しめたり、動画の音声をより高品質なサウンドで聞くことができます。
まとめ
サウンドバー「DENON DHT-C210K」と「DHT-S217」の違いは主に販路にあるため、価格や入手しやすさを重視して選ぶことがポイントです。
それぞれ「Dolby Atmos」に対応した高音質なサウンド性能を有し、「DENONサウンドマスター」のチューニングが施された音響品質が魅力です。DHT-C210Kは主にコストコやAmazonなどの限定販路で販売され、セール時に価格が安くなる場合もあります。一方のDHT-S217は幅広い販路で手に入るため、利便性があります。
どちらのモデルも共通してデュアルサブウーファー内蔵やBluetooth対応などの優れた機能を持ち、価格を比較することでよりお得に購入することが可能です。また、DHT-C210Kのレビューが少ない場合でもDHT-S217の評価を参考にするとよいでしょう。迷った際は、セール情報や価格の動向をチェックすると買い時を狙いやすくなります。
サウンドバー選びでDENON製品を検討している方にとって、「DHT-C210K」と「DHT-S217」はどちらもコストパフォーマンスの高い選択肢と言えます。
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