AQUOS wish4とAQUOS wish3を比較しての違いは?

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はじめに

この記事では、SHARPの最新エントリースマートフォンであるAQUOS wish4とその前モデルであるAQUOS wish3を比較し、違いを徹底的に解説します。どちらのモデルもエントリー機として魅力的なスペックと価格のため、どのような違いがあり、どのモデルが自分に適しているのかをしっかりと理解することが重要です。では、まずAQUOS wishシリーズについて簡単にご紹介します。

AQUOS wishシリーズとは

AQUOS wishシリーズは、SHARPが展開するスマートフォンのエントリーモデルラインです。このラインはコストパフォーマンスに優れ、高い信頼性と耐久性を持つことが特徴です。AQUOS wish3が多くのユーザーから高評価を受けたことから、さらに進化したAQUOS wish4が登場しました。AQUOS wish4とAQUOS wish3を比較して、その魅力や違いを詳しく見ていきましょう。

AQUOS wish4とAQUOS wish3に共通の概要

CPU・メモリ・ストレージは共通

AQUOS wish4とAQUOS wish3のもっとも大きな共通点の一つは、内部のスペックです。どちらのモデルも同じCPU(SoC)、メモリ容量(RAM)、ストレージ容量(ROM)を搭載しています。

SoC:MediaTekTMDimensity 700
RAM:4GB
ROM:64GB

このため、日常の使用における基本的な性能についてはほぼ差がありません。特にアプリの動作やデータの保存に関して問題なく利用できる点は、両モデル共通です。ただし、エントリークラスであるため高性能が要求される3Dゲームなどの快適なプレイには向いていません。

5G対応

高速な通信が求められる現代において、5G対応は欠かせません。AQUOS wish4とAQUOS wish3は共に5Gに対応しており、高速かつ安定したデータ通信が可能です。これにより、動画のストリーミングやオンラインゲームもストレスなく楽しむことができます。

どちらもMIL規格18項目に準拠した強いボディ

両モデルは共にMIL規格の18項目に準拠した強靭なボディを持っています。この強度は、日常生活での耐久性を大幅に向上させており、多少の衝撃や落下にも耐えることが可能です。この点は、スマートフォンを長期間使用する上で非常に重要な要素となります。

おサイフケータイ対応

両モデル共に、日本国内で一般的に利用されるおサイフケータイに対応しています。これにより、スマートフォンを使った電子マネー決済や交通系ICカードの利用が可能です。財布を持ち歩かなくても済む便利さは、現代のキャッシュレス社会において大きなメリットと言えるでしょう。

指紋/顔認証対応

セキュリティ面でも、AQUOS wish4とAQUOS wish3は共通して指紋認証と顔認証に対応しています。これにより、ロック解除がスムーズに行え、他人からの不正アクセスを防ぐことができます。このセキュリティ機能は、プライバシー保護や情報の安全性を高めるために非常に重要です。

急速充電には対応していますがワイヤレス充電には非対応

両モデルとも急速充電に対応しているので、短時間での充電が可能です。忙しい日常生活の中でも、すぐにバッテリーを回復させることができる点は非常に便利です。ただし、ワイヤレス充電には対応していないため、この点は注意が必要です。

AQUOS wish4とAQUOS wish3の違い

サイズはwish4が大型・重量化 デザインも変更

AQUOS wish4とAQUOS wish3を比較しての違いを解説します。まずサイズから見てみると、AQUOS wish4はwish3と比べて大型化しています。これに伴って重量も増加しており、大画面での操作性を重視するユーザーに向いています。

また、AQUOS wish4の本体デザインは、デザイナーの三宅一成氏が設立した「miyake design」が監修。背面カメラの囲いに曲線が採用されたスタイリッシュなデザインに変わっています。

wish4はディスプレイが大型化

次にディスプレイについてですが、AQUOS wish4は前モデルのAQUOS wish3に比べると大きな画面を持っています。具体的には、5.7インチから6.6インチにサイズアップしています。これにより、動画視聴やゲームなどのエンターテインメントがより楽しみやすくなっています。

画面リフレッシュレートがwish3の60Hzからwish4は90Hzに向上

AQUOS wish4のディスプレイの画面リフレッシュレートは90Hzに向上しており、前モデルのAQUOS wish3よりも滑らかな表示が可能です。スクロール時やゲームプレイ時の動きがさらにスムーズに感じられるでしょう。

初期のOSはwish4がAndroid 14、wish3がAndroid 13

初期のOSにも違いがあります。AQUOS wish4は最新のAndroid 14を搭載しており、これに対してAQUOS wish3はAndroid 13です。OSが新しいことで、セキュリティの強化や新しい機能が利用できる点も魅力です。

アウトカメラ・インカメラともに画質はwish4が向上

カメラ性能も大きな違いがあります。AQUOS wish4のカメラはアウトカメラもインカメラも画素数・画質が向上しており、より高品質な写真や動画を撮ることができます。特にカメラにこだわりたい方には大きなメリットと言えます。

wish4
背面カメラ:5010万画素(f/1.8・25mm・79°)
前面カメラ:800万画素(f/2.0・26mm・78°)

wish3
背面カメラ:1300万画素(f/2.0)
前面カメラ:500万画素(f/2.0)

wish4は約31%集光量が増加

集光量の面でもAQUOS wish4は優れています。wish3と比べて約31%集光量が増加しているため、暗い場所でもより明るくクリアな写真が撮れます。

wish4のカメラ機能追加いろいろ

AQUOS wish4ではカメラ機能が大幅に強化されており、夜景モード、ポートレートモード、位相差AF、フローティングシャッター、そしてHDR機能も正面カメラで使用可能になります。これにより、より多彩な撮影シーンに対応できます。

バッテリー容量はwish4は5,000mAh、wish3は3,730mAh

バッテリー容量も大きな違いがあります。AQUOS wish4は5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、wish3の3,730mAhと比べると長時間使用できます。電池持ちを重視する人には大変魅力的です。

wish4はハンドソープ対応、カバーガラスの強度向上、耐落下性の向上が追加

AQUOS wish4では新たにハンドソープ対応となり、さらにカバーガラスの強度が向上しています。また、耐落下性も改善されており、よりタフな使い方が可能です。

wish4は防水・防塵性能が向上

防水・防塵性能も向上しています。AQUOS wish3ではIP67規格だったものが、AQUOS wish4ではIP68へと引き上げられ、より厳しい環境でも安心して使用できます。

カラバリのうちグリーンはwish3のみ、ブルーはwish4のみ

カラーバリエーションについても違いがあります。AQUOS wish3にはグリーンが存在しますが、wish4ではブルーが加わり、選択肢の幅が広がります。

実売価格はwish4のほうが高い

最後に価格についてですが、AQUOS wish4の実売価格は3万円台前半とAQUOS wish3(発売当初は3万円程度でその後2万円台前半以下)よりも高めに設定されています。その分、高性能であるため、どの機能を重視するかで選ぶべきモデルが変わってきます。

AQUOS wish4とAQUOS wish3の違いと共通点のまとめ

AQUOS wish4とAQUOS wish3を比較して、違いと共通点をまとめました。まず、共通点について触れてみましょう。両モデルともにCPU、メモリ、ストレージは同等であり、基本のスペックに大きな違いはありません。加えて、両方のモデルは5G通信やおサイフケータイに対応しており、常に快適な通信環境を提供します。また、18項目のMIL規格に準拠した堅牢なボディを持ち、耐久性に優れています。

次に、AQUOS wish4とAQUOS wish3の違いを解説します。まず、AQUOS wish4は画面サイズが6.6インチと大きく、wish3の5.7インチに比べて視認性が格段に向上しています。さらに、リフレッシュレートも60Hzから90Hzにアップしており、滑らかな映像表示が可能です。また、カメラは両方とも高性能ですが、wish4のほうが5,010万画素でより高画質な撮影ができます。

その他にもwish4はバッテリー容量が5,000mAhと大きく、wish3の3,730mAhに比べて長時間の使用が可能です。防水・防塵性能も向上しており、IP68とより高い防護性能を誇ります。色のバリエーションに関しては、wish3にはグリーンがあり、wish4にはブルーが追加されています。これにより、好みに応じたカラーバリエーションを選べます。

最後に、実売価格はwish4の方が高めですが、その分高性能・高機能が搭載されています。AQUOS wish4とwish3の違い、共通点を総合的に理解すれば、自分のニーズに合ったモデルを選ぶのに役立つでしょう。

価格とコストパフォーマンスのそれぞれの評価

AQUOS wish4の価格とコストパフォーマンス

AQUOS wish4の価格は、最新のエントリースマートフォンとしてのスペックとこれまでのwishシリーズの価格を考慮すると、比較的高価です。しかし、それに見合った価値があると感じるユーザーも多いでしょう。AQUOS wish4は、大型ディスプレイや高画素カメラ、大容量バッテリーなどの機能が充実しており、最新のAndroid 14を搭載しています。また、新しいアクセサリーも追加され、使用感はさらに向上します。全体として、AQUOS wish4は初期投資が高めですが、それに匹敵する性能と耐久性を持つため、コストパフォーマンスとしては優れていると言えます。

AQUOS wish3の価格とコストパフォーマンス

AQUOS wish3は、前モデルとしての位置付けながらも、そのスペックは十分に強力です。AQUOS wish3は小型のボディを持ち、手に収まりやすいデザインとなっています。また、Android 13を搭載し、基本的な機能を十分にこなします。価格は場合によっては1万円台後半程度と、新モデルのAQUOS wish4よりもかなりリーズナブルであり、日常使いのスマートフォンとしてのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。特に、高性能機能が不要なユーザーや、予算を重視するユーザーにとっては、AQUOS wish3の方が適していることも多いでしょう。

AQUOS wish4 仕様

初期OS:Android 14
ディスプレイ:6.6インチ(1612×720・液晶・90Hz)
SoC:MediaTekTMDimensity 700
RAM:4GB
ROM:64GB(microSDカード対応)
背面カメラ:5010万画素(f/1.8・25mm・79°)
前面カメラ:800万画素(f/2.0・26mm・78°)
オーディオ:イヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth5.3、5G、4G、NFC/Felica
ポート:USB Type-C
バッテリー:5000mAh
その他:IP68の防塵・防水、MIL-STD-810G準拠の耐衝撃、顔認証(マスク対応)、指紋リーダー、おサイフケータイ
サイズ:未発表
カラバリ:ブルー、ホワイト、ブラック、ピンク(ワイモバイル向け)
発売時期:7月上旬以降

AQUOS wish3 仕様

初期OS:Android 13
ディスプレイ:5.7インチ(1520×720)
SoC:MediaTekTMDimensity 700
RAM:4GB
ROM:64GB(microSDカード対応)
背面カメラ:1300万画素(f/2.0)
前面カメラ:500万画素(f/2.0)
オーディオ:イヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth5.3、5G、4G
対応周波数:5G(77/78/79)、4G(1/2/3/5/7/8/12/17/18/19/39)
ポート:USB Type-C
バッテリー:3730mAh
その他:IP67の防塵・防水、MIL規格準拠・耐衝撃、顔認証(マスク対応)、指紋リーダー(一部モデル)、おサイフケータイ
サイズ:147 x 71 x 8.9mm / 162g
カラバリ:ホワイト、ブラック、グリーン、ピンク(ワイモバイル限定)

どちらをどのようなユーザーは選ぶべきか

AQUOS wish4を選ぶのがおすすめなのは

AQUOS wish4とAQUOS wish3を比較して、どちらの機種を選ぶべきか悩んでいる方も多いでしょう。AQUOS wish4を選ぶのがおすすめなのは、以下のような特徴を単体実売3万円台程度で求めるユーザーです。

まず、AQUOS wish4は6.6インチの大型ディスプレイを搭載しており、大画面での映像やゲームの楽しさを求める方に最適です。このディスプレイは1612×720の解像度を持ち、画面リフレッシュレートも90Hzに向上しています。これにより、滑らかな操作感と視覚的な快適さが得られます。

さらに、カメラ性能も大きくアップデートされています。AQUOS wish4は5,010万画素の高画質カメラを搭載し、夜景モードやポートレート撮影機能、位相差AF、フローティングシャッター、HDRなどの多彩なカメラ機能が追加されました。エントリースマホでカメラを重要視するユーザーには大きな魅力です。

バッテリー容量についてもAQUOS wish4は5,000mAhと、充電頻度を気にせず長時間利用したいユーザーに向いています。これにより、外出先や長時間の使用でも安心です。また、ハンドソープ対応やカバーガラスの強度向上、耐落下性の向上など、耐久性の面でも強化されています。

さらに、防水・防塵性能もIP68に向上しており、水や埃に対する耐性がより優れたものになっています。アウトドアや水辺での使用頻度が高い方にとっては、この点も非常に魅力的です。

最後に、新アクセサリーの追加も注目ポイントです。TPUの柔らかいフルカバーケース「Aegis Solid」や手帳型ケース「FlipNote」など、好みに合わせて選べるアクセサリーが充実しています。これにより、自分らしいスタイルで端末を楽しむことができます。本体デザインのうち、背面カメラ回りのデザインがスタイリッシュになっているのもポイントでしょうか。

総合的に見ると、AQUOS wish4の特徴は、単売3万円程度のエントリースマホに、スペックや利便性を求めるユーザーにとって非常に魅力的です。大型ディスプレイや高性能カメラ、大容量バッテリー、強化された耐久性を重視する方にとって、AQUOS wish4は理想的なスマートフォンのひとつと言えるでしょう。

AQUOS wish3を選ぶのがおすすめなのは

AQUOS wish3を選ぶのが特におすすめなユーザーは、いくつかのポイントに注目すると良いでしょう。まず、初期投入コストを抑えたい場合、wish3の市場価格はwish4よりも低いため、予算に縛りがある場合に適しています(単体実売2万円台前半からそれ以下)。

また、wish3は6.6インチのwish4とは異なり、5.7インチのディスプレイを搭載しているため、コンパクトで手に収まりやすく、片手での操作が簡単です。このようなコンパクトなサイズ感を重視するユーザーにはAQUOS wish3は魅力的な選択肢です。

また、AQUOS wish3はwish4と共通のCPU・メモリ・ストレージを備えており、日常の使用で十分なパフォーマンスを発揮します。これにより、最新のハードウェアや高性能カメラなどが不要なユーザーには十分なスペックとなります。

カラバリに関しても、wish3にはグリーンが用意されており、この色が好きな方にはwish3が選ばれる理由の一つとなるでしょう。さらに、耐久性に関しても、どちらもMIL規格18項目に準拠した強いボディを持っており、防塵防水性能もIP67と高いレベルで安心して使用できます。

AQUOS wish3を選ぶ理由としては、手頃な価格、コンパクトなサイズ、必要十分な性能、そして特定のカラーバリエーションが挙げられます。シャープのAQUOS wishシリーズの中でも、コストパフォーマンスを重視しつつ、実用的なスマートフォンを求めるユーザーには依然として魅力的な選択肢と言えるでしょう。

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