販売が終了しているChromecast with Google TVにAndroid 14へのアップデートが提供(25/3)
すでに販売が終了しているChromecast with Google TV(4K・HD)ですが、こちらの記事でもご紹介しているように、

Chromecast with Google TV (4K) は2025年9月末までアップデートが提供される
Chromecast with Google TV (HD) は2027年9月末までアップデートが提供される
とのことでしたので、販売が終了したからといっても、両機を使用しているユーザーは当分の間は、アップデート終了による機器の陳腐化やセキュリティ上の懸念はないことがわかっていました。ただ、アップデートの時期や詳細は明らかになっていませんでした。
それが、2025年3月中旬に、Chromecast with Google TV向けのAndroid 14へのアップデート提供が開始されたとの情報が出てきました。


これらの情報や手持ちのChromecast with Google TVでの確認から、従来のAndroid 12からAndroid 14へのメジャーアップデート(UTTC.241218.004)の提供が始まったことがわかりました。
Chromecast with Google TV のアップデートについては、[設定] > [システム] > [デバイス情報] > [システムアップデート] に移動して、アップデート状況を確認・更新します。
今後、これ以上のメジャーアップデートが行われるかは不明です。
両機のユーザーとしては、できるだけアップデートが行われることを期待したいところです。
Android 14アップデートの詳細とその重要性
Android 14へのアップデートの目的
販売終了したChromecast with Google TVに、2025年3月中旬にAndroid 14へのアップデートが提供開始されました。このアップデートの目的は、ユーザー体験を向上させるとともに、デバイスのパフォーマンスやセキュリティ安全性を強化することにあります。
最新のAndroidバージョンにより、Chromecastの操作性がより直感的になり、快適なエンターテインメント環境を提供することを目指しています。また、時代に即したソフトウェアの最新化を行うことで、デバイスを長期間安心して使用できるようにすることも、このアップデートの大きな意義の一つです。
UTTC.241218.004バージョンアップの内容
今回のAndroid 14アップデートは、バージョン番号UTTC.241218.004としてリリースされました。このアップデートにより、システムの安定性が向上するとともに、いくつかのバグ修正が行われています。
また操作レスポンスの向上やアプリ互換性の最適化も含まれており、これによって一部の人気ストリーミングアプリで発生していた不具合が改善されています。さらに、一部の地域での特定の設定項目が新たに追加または改善されるなど、ローカライズされた調整も行われています。
新機能と最適化のポイント
Android 14へのアップデートでは、新たな機能の追加や既存の機能の最適化が行われています。特に、より高度なパーソナライズ設定や、ストリーミングアプリの起動速度向上が注目されています。
また、背景プロセスの効率化により、システム全体の動作がスムーズになり、4KおよびHDモデルの両方のChromecastでより快適な映像視聴が可能になります。
一方で、Threadsや一部のデバイス依存型機能については今回のアップデートではサポート外となっており、この点では制限も存在します。
しかし、全体としてはユーザーエクスペリエンスの向上に寄与する内容となっています。
セキュリティパッチの提供期間について
Chromecast with Google TVは、4Kモデルが2025年9月末まで、HDモデルが2027年9月末までセキュリティパッチの提供が予定されています。このセキュリティパッチは、サイバーセキュリティの脅威に対応するためのものであり、多くのユーザーが安心してデバイスを使用できるようにする重要な取り組みです。
グーグルはこの長期間のサポートを通じて、販売終了後でもユーザーが引き続き製品を利用できるようなアフターケアを重視しており、この方針が利用者からも高く評価されています。
今後のアフターサポートとGoogleの方針
Chromecastのサポート終了に伴う課題
販売終了したChromecast with Google TV(4KおよびHDモデル)へのアフターサポートは、具体的なサポート期限が明確に設けられています。例えば、4Kモデルの場合は2025年9月末、HDモデルは2027年9月末までサポートが提供されます。
このスケジュールにより、ユーザーは一定期間安心してデバイスを利用することができますが、サポート終了後のセキュリティリスクが懸念されています。特にAndroid TV搭載のデバイスでは、最新のセキュリティパッチが提供されなくなると、脆弱性が悪用される可能性が高まるため、定期的なアップデートの重要性が浮き彫りになります。
また、デバイスの使用中に機能の互換性がなくなるリスクも考えられ、ユーザーに新モデルへの移行をすすめる状況が予想されます。
新モデルへの移行と選択肢
2024年9月に発売予定の「Google TV Streamer」という後継機種が、現在利用中のChromecast with Google TVユーザーにとって直接の後継機としての移行先として注目されています。この新モデルは、性能が大幅に向上しているものの、価格は約1万6000円とこれまでよりかなり高く設定されています。
一方、ほかの選択肢としてはAmazon Fire TVシリーズやApple TVなどの競合デバイスもあり、それぞれ異なるOSとエコシステムを提供しています。
Googleがサポートを終了することに伴い、多くのユーザーはこの新モデルや他社製品への移行を検討するでしょう。ユーザーはこれらの製品を比較して、利便性、価格、長期的なサポート体制を基準に選択を進めると予測されます。
一般的な感覚からすると、Chromecast with Google TVの後継機としてのGoogle TV Streamerは明らかに価格が高い一方、Amazon Fire TVシリーズは大幅に安く、機能的にもChromecast with Google TVの代替になり得るだけに、Chromecast with Google TVユーザーがどれを後釜に選ぶのが多いのかは注目です。
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