- FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17
- FIIO BTR17の基本スペックと特徴
- FIIO BTR 17 内容、特徴を詳しく解説
- 外形寸法は約16.3×41.2×86.6mm、重さは約73.4g
- Qualcomm製「QCC5181」を採用したポータブルBluetoothレシーバー
- Bluetooth 5.4準拠
- コーデックはaptX Adaptive、aptX Lossless、aptX HD、LDACと主要な高音質コーデックを網羅
- Snapdragon SoundやLE Audio規格にも対応
- デュアル「ES9069Q」DACによる高品位な音質
- 「THX AAA 78+」アンプによる強力な出力と優れた音質
- ヘッドホン出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス
- 高音質・低ノイズ・低歪みにこだわった電源、回路構成
- USB-C接続によるUSB-DAC機能も搭載
- USB制御にはXMOS製16コアの「XU316」を採用
- 最大768kHz/32bitのPCM、DSD 512のハードウェアデコードと、MQAフルデコードに対応
- ハイレゾ認証取得
- ゲーム機とUSB接続できる「UAC1.0モード」も搭載
- 詳細な音質調整を可能にする10バンドの高精細ロスレスPEQ(192kHz対応)を搭載
- データ伝送用とは別に、電源供給用のUSB-Cポート(POWER IN端子)も搭載
- 多彩な接続性と最適な電源供給を可能にする3モード電源
- 内蔵バッテリーでの連続再生時間は約8時間(LDAC使用時)、充電時間は約2時間
- 本体には両面立体彫刻加工が施されたナビゲーションホイールを搭載
- 1.3型のIPSカラーディスプレイも備える
- 8芯特製ケーブルを付属
- FIIO BTR 17 内容、特徴のまとめ
- FIIO BTR17 レビューサイト
- FIIO BTR 17 各種レビュー・評価から項目ごとに詳しく分析
- 音質は価格やサイズからすると手放しで称賛できる素晴らしさ
- 前作・BTR7からは大幅な音質アップ
- 前作・BTR7からは機能性も大幅アップ
- 価格に関係なくポータブルBluetoothレシーバーの決定版と言えるほどの出来栄え
- Bluetoothレシーバーとしての対応コーデックや機能性も十分
- イコライザー機能の効果も良好
- USB-DACとしても非常にハイコスパな高音質でQ7にも迫るという意見もある
- Q7には絶対的な音質では劣るものの、価格やサイズを考えると本機のほうがコスパは高い
- USB-DAC動作時の遅延も少ない
- ある程度の価格までのDAPにも匹敵する音質でDAP要らずにもできそう
- ボリュームダイヤルの使用感や耐久性に不安がある向きはある
- ボリュームの調整幅がうまくないと感じたユーザーもいる
- デスクトップモードだと音量が大きすぎると感じる場合もある
- 同社のBluetoothトランスミッター・BT11と組み合わせると非常に使い勝手がよい
- ライトユーザーにはこの価格は理解されないかも
- ややサイズが大きく、重い
- 各種レビューから見る実際の使用感
- FIIO BTR17の評価のまとめ
- FIIO BTR17へのポジティブな評価を箇条書きでまとめ
- – FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデルとして、音質や性能において高い評価を獲得しています。 – 前作のBTR7から大幅な音質向上が実現されている点が高く評価されています。 – デュアル「ES9069Q」DACや「THX AAA 78+」アンプによる高品位な音質で、同価格帯としては類を見ないクオリティです。 – aptX LosslessやLDACなど、主要な高音質Bluetoothコーデックを網羅しており、幅広いニーズに応えられます。 – Snapdragon SoundやLE Audio規格への対応で、最新のワイヤレス技術を駆使した高性能を発揮しています。 – 3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス出力に対応しており、用途に応じた柔軟性が高いです。 – 10バンドPEQが搭載されており、詳細な音質調整が可能で音楽ファンから支持を受けています。 – 最大768kHz/32bitのPCMやDSD 512まで対応するUSB-DAC機能を搭載しており、高い汎用性を持ちます。 – 本体のナビゲーションホイールやIPSディスプレイなど、直感的な操作性と利便性の両立が実現されています。 – ゲーム機接続用の「UAC1.0モード」や、専用の電源供給USB-Cポートの搭載により、多彩な接続性を誇ります。 – 価格やサイズを考慮すると、ポータブルBluetoothレシーバーの中で非常にコスパが良い製品といえます。
- FIIO BTR17へのネガティブな評価を箇条書きでまとめ
- 他製品と比較したBTR17の競争力
- FIIO BTR17の総合評価とおすすめのユーザー層
- まとめ
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17(2024年12月発売・実売約3.5万円程度)の各種レビュー・評価から本機の実力を分析し、本機のおすすめユーザーも考察します。
FIIO BTR17の基本スペックと特徴
前作・BTR7との主な違い
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17は、前作であるBTR7と比較して、さまざまな点で改良が施されています。特に音質面では、デュアルDACとして「ES9069Q」が新たに採用され、これによりさらなる音質の向上が実現されています。また、アンプ部には「THX AAA 78+」が搭載され、力強い出力と優れた音質を確保しています。これにより、高インピーダンスのヘッドホンでも余裕をもって駆動できるようになっています。
さらに、Bluetooth規格が最新の「Bluetooth 5.4」に対応している点や、新たにSnapdragon SoundやLE Audio規格への対応が加わったことにより、より安定した接続性と高音質なワイヤレス再生を楽しめるようになりました。これらのアップグレードが、前作と比較して大幅な進化を遂げた要因といえるでしょう。
BTR17に搭載された最新のBluetooth規格とは
BTR17には最新の「Bluetooth 5.4」規格が搭載されています。この規格の採用により、接続の安定性が向上するとともに、低遅延や省電力効果が実現されています。また、Qualcomm製のBluetooth SoC「QCC5181」を採用しており、これによって複数の高音質コーデック—例えばaptX LosslessやLDACなど—をサポート。これにより、さまざまな環境やデバイスと高音質で接続可能です。
さらに、Snapdragon Sound(24bit/96kHz)およびLE Audio規格への対応も特筆すべきポイントです。Snapdragon Soundにより高解像度のオーディオをワイヤレスで楽しむことができ、LE Audio規格によりバッテリー駆動時間の効率改善が期待されています。FIIOの最新技術で、ワイヤレスながらきわめてクオリティの高い音楽体験を提供してくれるモデルといえるでしょう。
音質向上を実現するDACとアンプの性能
BTR17の音質向上の要因となるキーコンポーネントとして、デュアル「ES9069Q」DACが挙げられます。このDACチップは高いS/N比と低歪みを特徴としており、ワイヤレスながらもハイレゾの高品位な音質を実現する核となっています。また、アンプ部には「THX AAA 78+」が採用されており、非常に高い出力性能と低ノイズ、低歪みを可能にしています。
これにより、音のディテールやダイナミクスが十分に引き出されており、特に駆動が難しいヘッドホンでもその潜在能力を余すことなく発揮できます。
多機能性: USB-DAC/ポタアンとしての活用
FIIO BTR17はBluetoothレシーバーとしてだけでなく、USB-DACやポータブルアンプ(ポタアン)としても使用できる多機能性が魅力です。USB接続時にはXMOS製の16コア「XU316」チップを採用しており、これにより最大768kHz/32bitのPCM再生、DSD 512のデコード、さらにはMQAフルデコードにも対応しています。この仕様は、据え置き型DACに匹敵するクオリティをユーザーに提供します。
また、USB-DACとして使用する際の遅延が少なく、ゲーム機との接続に対応する「UAC1.0モード」も搭載されています。これにより家庭内の据え置き用途から、外出時のポータブル用途まで、幅広い場面で高スペックな音楽体験を提供してくれるでしょう。さらに、専用アプリを活用すればEQ設定や細かい調整も可能であり、カスタマイズ性の高さがプロユーザーにも人気を博しています。
FIIO BTR 17 内容、特徴を詳しく解説
外形寸法は約16.3×41.2×86.6mm、重さは約73.4g
FIIO BTR17は、持ち運びを前提としたポータブルBluetoothレシーバーです。外形寸法は約16.3×41.2×86.6mm、重さは約73.4gと適度なサイズ感と重量で、ユーザーがポケットやバッグに収めやすい設計となっています。
Qualcomm製「QCC5181」を採用したポータブルBluetoothレシーバー
BTR17には、Bluetooth SoCとしてQualcomm製の最新チップ「QCC5181」が採用されています。このチップにより、効率的な音声処理と電力消費の低減が実現しており、安定した接続性と高品質なワイヤレスオーディオ体験を提供します。
Bluetooth 5.4準拠
最新のBluetooth規格であるBluetooth 5.4に準拠しています。これにより、従来規格と比較して接続範囲やデータ転送速度が向上しており、さまざまなデバイスとより快適にペアリングが可能です。
コーデックはaptX Adaptive、aptX Lossless、aptX HD、LDACと主要な高音質コーデックを網羅
FIIO BTR17はSBCやAACといった基本的なコーデックはもちろん、aptXやaptX LL、LDAC、aptX Adaptive、さらにaptX Losslessにも対応しています。ユーザーはコーデックの幅広い選択肢を活用して、デバイスや音楽ファイルに最適な音質で楽しむことができます。
Snapdragon SoundやLE Audio規格にも対応
Snapdragon SoundやLE Audio規格への対応も特徴的です。これにより、臨場感あるサウンドと低遅延の接続を実現します。これらの規格対応は、ゲームや動画鑑賞にも非常に有利です。
デュアル「ES9069Q」DACによる高品位な音質
デュアルDACとして「ES9069Q」を搭載しています。これにより、高解像度でありながら、バランスの取れた音質を実現。音の鮮明さや空間表現が向上し、音楽の細部までもクリアに再現します。
「THX AAA 78+」アンプによる強力な出力と優れた音質
ヘッドホンアンプには「THX AAA 78+」が採用されています。この技術により、強力な出力と低歪みのバランスの取れた音質が提供されます。これにより、抵抗値の高いヘッドホンでも高音質でしっかりと駆動できます。
ヘッドホン出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス
接続端子として、3.5mmシングルエンド端子と4.4mmバランス端子を搭載しています。特に、4.4mmバランス端子は高出力で低ノイズを実現し、高いダイナミックレンジを求めるユーザーに最適です。
高音質・低ノイズ・低歪みにこだわった電源、回路構成
BTR17は電源と回路設計に特に工夫が凝らされています。高音質を追求するために、低ノイズや低歪みの電源構成が採用されており、クリアで安定した音質を提供します。
USB-C接続によるUSB-DAC機能も搭載
Bluetoothレシーバーとしてだけでなく、USB-Cポートを活用してUSB-DACとしても利用可能です。これにより、PCやスマートフォンからの高品質な音声出力が簡単に実現します。
USB制御にはXMOS製16コアの「XU316」を採用
USB制御にはXMOS製16コアの「XU316」が採用されており、効率的なデータ処理が可能です。この強力なプロセッサーは、音質劣化のないスムーズな音声デコードを実現します。
最大768kHz/32bitのPCM、DSD 512のハードウェアデコードと、MQAフルデコードに対応
このモデルは最大768kHz/32bitのPCMやDSD 512のデコードに対応しており、さらにMQAフルデコードも可能です。これにより、ハイレゾ音源を余すことなく堪能することができます。
ハイレゾ認証取得
FIIO BTR17はハイレゾ認証を取得しており、高解像度音源のポテンシャルを最大限に引き出します。この認証は、音質重視のオーディオファンに向けた大きなアピールポイントです。
ゲーム機とUSB接続できる「UAC1.0モード」も搭載
「UAC1.0モード」を搭載しているため、ゲーム機とのUSB接続が可能です。これにより、ゲーム中も高音質のサウンド体験を楽しむことができます。
詳細な音質調整を可能にする10バンドの高精細ロスレスPEQ(192kHz対応)を搭載
10バンドの高精細ロスレスPEQ(192kHz対応)により、ユーザー自身が細やかな音質調整を行えます。これにより、用途や好みに合わせた音作りが可能となります。
データ伝送用とは別に、電源供給用のUSB-Cポート(POWER IN端子)も搭載
データ伝送用USB-Cポートとは別に、電源供給専用のUSB-Cポート(POWER IN端子)が搭載されています。このポートにより、使用中もバッテリー残量を気にせず快適に利用できます。
多彩な接続性と最適な電源供給を可能にする3モード電源
内蔵バッテリーと外部電源を選べる3モード電源に対応しており、USB接続時、充電中、単体動作の各モードで最適な電力供給を行います。これにより、どの使用シチュエーションでも安定したパフォーマンスを発揮します。
内蔵バッテリーでの連続再生時間は約8時間(LDAC使用時)、充電時間は約2時間
内蔵バッテリーはLDAC使用時でも約8時間の連続再生を可能にしており、普段使いにも十分な性能です。充電時間も約2時間と短く、利便性に優れています。
本体には両面立体彫刻加工が施されたナビゲーションホイールを搭載
本体には両面立体彫刻加工が施されたナビゲーションホイールを搭載しており、操作性が向上しています。このホイールにより、音量やメニュー操作がスムーズに行えます。
1.3型のIPSカラーディスプレイも備える
1.3型のIPSカラーディスプレイを搭載し、画面の視認性が高く、操作の快適さに貢献しています。このディスプレイは情報表示も見やすく、デザイン性も優れています。
8芯特製ケーブルを付属
FIIO BTR17には、耐久性と音質を考慮した8芯の特製ケーブルが付属しています。この付属品により、購入後すぐに高品質な音声体験を開始できます。
FIIO BTR 17 内容、特徴のまとめ
・外形寸法は約16.3×41.2×86.6mm、重さは約73.4g
・Bluetooth SoCにQualcomm製「QCC5181」を採用したポータブルBluetoothレシーバー
・Bluetooth 5.4準拠
・コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LL、aptX Adaptive、aptX Lossless、aptX HD、LDACと主要な高音質コーデックを網羅
・Snapdragon SoundやLE Audio規格にも対応
・デュアル「ES9069Q」DACによる高品位な音質
・「THX AAA 78+」アンプによる強力な出力と優れた音質
・ヘッドホン出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス
・高音質・低ノイズ・低歪みにこだわった電源、回路構成
・USB-C接続によるUSB-DAC機能も搭載
・USB制御にはXMOS製16コアの「XU316」を採用
・最大768kHz/32bitのPCM、DSD 512のハードウェアデコードと、MQAフルデコードに対応
・ハイレゾ認証取得
・ゲーム機とUSB接続できる「UAC1.0モード」も搭載
・詳細な音質調整を可能にする10バンドの高精細ロスレスPEQ(192kHz対応)を搭載
・スマートフォン用アプリ「FIIOコントロール」から、細かな設定や操作も可能
・データ伝送用とは別に、電源供給用のUSB-Cポート(POWER IN端子)も搭載
・多彩な接続性と最適な電源供給を可能にする3モード電源
・内蔵バッテリーでの連続再生時間は約8時間(LDAC使用時)、充電時間は約2時間
・本体には両面立体彫刻加工が施されたナビゲーションホイールを搭載
・1.3型のIPSカラーディスプレイも備える
・8芯特製ケーブルを付属
FIIO BTR17 レビューサイト




FIIO BTR 17 各種レビュー・評価から項目ごとに詳しく分析
音質は価格やサイズからすると手放しで称賛できる素晴らしさ
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17は、多くのレビューでその音質が絶賛されています。価格やサイズから考えると、性能に関して非常に優れていると評価されるポイントが多く、特に高音質コーデックを網羅している点やデュアル「ES9069Q」DACを搭載していることが、この評価の裏付けとなっています。カジュアルなリスニングから本格的なオーディオ体験まで幅広いニーズに対応可能で、音楽好きからも高い満足度を得ています。
前作・BTR7からは大幅な音質アップ
BTR17は前作のBTR7と比較して音質面で大幅なアップグレードが実現されています。特に、「THX AAA 78+」アンプが提供する強力な出力と低歪率が、よりクリアでパワフルなサウンドを生み出しています。この改良により、高効率で広大なダイナミックレンジが得られるため、特に高解像度音源を楽しむユーザーから高評価を受けているようです。
前作・BTR7からは機能性も大幅アップ
音質だけでなく、BTR17は機能性においても前作から進化を遂げています。Bluetooth 5.4への準拠をはじめ、Snapdragon SoundやLE Audio規格への対応、多機能なUSB-DACとしての利用のほか、10バンドのPEQによる細やかな音質調整が可能となりました。また、3モード電源や2つのUSB-Cポート搭載による柔軟な使用性も特徴的です。これらの点が総合的に評価を向上させています。
価格に関係なくポータブルBluetoothレシーバーの決定版と言えるほどの出来栄え
BTR17はその多機能性と音質の高さから、価格帯を超えた決定版との評価を得ています。ユーザーからは「非常に完成度が高い」「価格以上の価値を提供している」という声が多く、FIIOが描くポータブルオーディオの理想を体現している製品として注目されています。
Bluetoothレシーバーとしての対応コーデックや機能性も十分
BTR17は、SBC、AAC、aptX HD、LDACなどの主要な高音質Bluetoothコーデックを網羅しています。また、aptX AdaptiveやaptX Lossless、LE Audioも対応しているため、ユーザーは接続されたデバイスや音源に応じて、最適な音質で楽しむことができます。これにより、Bluetoothレシーバーとしての性能も非常に高く評価されています。
イコライザー機能の効果も良好
10バンドのPEQ(高度イコライザー)が搭載されていることで、ユーザーは自分の好みに合わせた音質調整が可能です。この機能は192kHzまで対応しており、精度と柔軟性の高さが評価の理由となっています。特に細かい音質調整を求めるオーディオ好きなユーザーからの支持を集めています。
USB-DACとしても非常にハイコスパな高音質でQ7にも迫るという意見もある
BTR17はUSB-DACとして使用した場合にも、非常にコストパフォーマンスに優れた音質を提供します。レビューではFIIOの上位USB-DACであるQ7(約10万円)に迫るほどの性能が評価されており、価格差を考慮すると実質的に非常に高コスパな製品とされています。
Q7には絶対的な音質では劣るものの、価格やサイズを考えると本機のほうがコスパは高い
上位機種というか用途もサイズも違うDACポタアン・Q7(約10万円)には絶対的な音質面では及びませんが、価格やサイズ、そしてBTR17の多機能性を考慮すると、コストパフォーマンスにおいてはBTR17が優れているという意見が目立ちます。日常使いでの利便性も高く、気軽に使いやすい製品として高評価を得ています。
USB-DAC動作時の遅延も少ない
USB-DACとして使用する際の遅延の少なさも注目ポイントです。この特性により、映画やゲームといった視覚と聴覚の同期が求められる用途にも適しています。特にゲーマーや動画視聴を楽しむユーザーから高く評価されています。
ある程度の価格までのDAPにも匹敵する音質でDAP要らずにもできそう
BTR17はポータブルBluetoothレシーバーでありながら、ある程度の価格までのDAP(デジタルオーディオプレーヤー)に匹敵する音質を実現していると評価されています。このため、一部ユーザーからは「DAPを必要としないほどの完成度」と評価されており、汎用性の高さが特筆されています。
ボリュームダイヤルの使用感や耐久性に不安がある向きはある
一方で、ユーザーの中にはボリュームダイヤルの操作感や耐久性に対して懸念を示す声もあります。この点は個体差や長期使用による影響があるかもしれませんが、改善の余地があるとされています。
ボリュームの調整幅がうまくないと感じたユーザーもいる
また、細かい音量調整が求められる場面で、調整幅が適切ではないと感じたというレビューもあります。この点が一部のユーザーにとって課題と感じられているようです。これは使用するイヤホンやヘッドホンの感度にもよるでしょうから、一概には言えないことですが。
デスクトップモードだと音量が大きすぎると感じる場合もある
デスクトップモードでの使用時に、一部ユーザーが音量が大きすぎると感じることがあるとの報告もあります。この点は環境や接続する機器に依存する部分が大きいですが、調整機能のさらなる強化が望まれます。
同社のBluetoothトランスミッター・BT11と組み合わせると非常に使い勝手がよい
FIIOのBluetoothトランスミッターBT11との組み合わせにより、さらに利便性が向上するという報告があります。幅広い送信コーデックに対応しているため、BTR17の受信性能がフルに活かされ、ワイヤレスオーディオ体験を向上させることができます。
ライトユーザーにはこの価格は理解されないかも
ライトユーザーにとっては、BTR17の価格帯がやや高めであると感じられることもあります。高度な機能や音質を最大限に活用できるユーザーにとっては十分な価値がありますが、シンプルなBluetoothレシーバーを求めるユーザーには過剰と受け取られる可能性があります。
ややサイズが大きく、重い
最後に、ポータブルBluetoothレシーバーとしてはややサイズが大きく、重さも約73.4gと感じるユーザーがいるようです。この点は携帯性を重視する方にとって改善点となり得ますが、その分、高機能性を実現するための設計とも言えます。
各種レビューから見る実際の使用感
ユーザーの評価が高いポイント
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17は、その多彩な機能や高い音質により、多くのユーザーから高評価を得ています。特に、デュアル「ES9069Q」DACや「THX AAA 78+」アンプの搭載による音質の向上は、価格帯以上のクオリティとして称賛されています。
また、主要な高音質コーデックを網羅しており、LDACやaptX Adaptive、Snapdragon Soundの対応によって、ワイヤレスでも有線に匹敵する音質を実現している点が大きな魅力です。さらに、USB-DACとしての機能も非常に優秀で、ハイレゾのPCM768kHz/32bitやDSD512、MQAフルデコードに対応する点もプロフェッショナルユーザーに高く評価されています。
音質面での評価と課題
音質に関しては「これまでのFIIO Bluetoothレシーバー製品の中でもトップクラス」との声が多く、前作・BTR7からの大幅な進化が実感できるとの意見が多数です。特に、4.4mmバランス出力では、鳴らしにくいヘッドホンやイヤホンにも対応可能な強力な出力が評価されています。
ただし、一部ユーザーからは、特定の音域でやや硬めに感じる場合があり、これは個人の好みによって好き嫌いが分かれる点かもしれません。また、DACやアンプ性能に注力している分だけ、本体の物理的なサイズがやや大きくなり、ポータブル性に影響が出ているとの指摘もあります。
接続の安定性や互換性のレビュー
Bluetooth SoCにQualcomm製「QCC5181」を採用し、最新のBluetooth 5.4規格へ対応したことで、接続の安定性は非常に高いと評価されています。特に、高音質コーデックを使用する際も音切れや遅延が少なく、安定した再生が可能です。
また、Snapdragon SoundやLE Audio規格にも対応し、幅広いデバイスとの互換性を持つ点が多くのユーザーに好評を得ています。一方で、環境によっては電波干渉やわずかな遅延が発生する場合もあり、使用条件によって接続の安定性が異なることには注意が必要です。
ポータビリティとバッテリー性能に関する感想
サイズや重量に関しては、前作と比較して若干重くなったことが一部利用者から指摘されています。本体の重量は約73.4gであり、ポータブルBluetoothレシーバーとしてはやや大きめのサイズ感ですが、豊富な機能が搭載されていることを考えると許容範囲内との意見が大半です。
一方、バッテリー性能については、LDAC使用時で約8時間連続再生が可能で、実用的な範囲ですが、これを「やや短い」と感じるユーザーもいます。特に、長時間の外出時や常時使用を前提とする場合には、バッテリー性能が課題になるケースも指摘されています。
FIIO BTR17の評価のまとめ
FIIO BTR17へのポジティブな評価を箇条書きでまとめ
– FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデルとして、音質や性能において高い評価を獲得しています。 – 前作のBTR7から大幅な音質向上が実現されている点が高く評価されています。 – デュアル「ES9069Q」DACや「THX AAA 78+」アンプによる高品位な音質で、同価格帯としては類を見ないクオリティです。 – aptX LosslessやLDACなど、主要な高音質Bluetoothコーデックを網羅しており、幅広いニーズに応えられます。 – Snapdragon SoundやLE Audio規格への対応で、最新のワイヤレス技術を駆使した高性能を発揮しています。 – 3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス出力に対応しており、用途に応じた柔軟性が高いです。 – 10バンドPEQが搭載されており、詳細な音質調整が可能で音楽ファンから支持を受けています。 – 最大768kHz/32bitのPCMやDSD 512まで対応するUSB-DAC機能を搭載しており、高い汎用性を持ちます。 – 本体のナビゲーションホイールやIPSディスプレイなど、直感的な操作性と利便性の両立が実現されています。 – ゲーム機接続用の「UAC1.0モード」や、専用の電源供給USB-Cポートの搭載により、多彩な接続性を誇ります。 – 価格やサイズを考慮すると、ポータブルBluetoothレシーバーの中で非常にコスパが良い製品といえます。
FIIO BTR17へのネガティブな評価を箇条書きでまとめ
– ポータブルBluetoothレシーバーとしてはやや大きめで重量感があり、ポータビリティに課題を感じるユーザーもいます。
– 前作や他モデルと比較して、内蔵バッテリーの持ちが短いと感じる声があります(LDAC使用時に約8時間)。
– ボリュームダイヤルの使用感や耐久性について、懸念を抱くレビューが一部見られます。
– 音量調整の幅に不満を持つユーザーもおり、特にデスクトップモードでは音量が大きすぎる場合があるとの指摘もあります。
– 高性能な一方で価格が高めに設定されており、ライトユーザーには手を出しにくいといった声もあります。
– 製品の用途や機能により、特定の場面ではUSB-DAC上位モデル(例: Q7など)に音質で劣ると評価するユーザーも一定数存在します。
– 同価格帯のBluetoothレシーバーとの比較では、多機能性を期待しないユーザーにとってはオーバースペックと感じられる場合もあります。
他製品と比較したBTR17の競争力
エントリーモデルから高級モデルまでの位置付け
FIIO BTR17は、Bluetoothレシーバー市場においてハイエンドクラスを目指して設計された製品です。そのため、エントリーモデルから高級モデルまで幅広いポータブルオーディオ製品の間に立つ独自のポジションを占めています。FIIOのBluetoothレシーバーの中でも最上位モデルとして、価格帯や性能が一線を画しており、同社の他のモデルであるBTR5やBTR7からさらに大きな進化を遂げています。
特にBTR7は優れたコストパフォーマンスで多くのユーザーから支持されましたが、BTR17では音質や機能性が大幅に改善されています。これにより、BTR17は「ハイクオリティな音を求めるユーザーが選ぶモデル」という位置付けを獲得しています。また、エントリーモデルでは手に届かない高性能なDACやTHXアンプを搭載していることから、ハイエンド志向のユーザーも満足できる仕様となっています。
SHANLINGやiFi audio製品などとの比較
競合他社製品との比較でも、BTR17は多くの面で優位性を持っています。例えば、SHANLINGのBluetoothレシーバーは小型軽量である点が強みですが、音質面ではBTR17のデュアルDAC設計やTHXアンプの性能に及ばないという意見が多いです。また、SHANLING製品の一部はaptX AdaptiveやaptX Losslessを搭載していない場合があるのに対し、BTR17は幅広いコーデック対応で高い互換性を誇ります。
一方、iFi audioの製品は迫力ある低音や独自のアナログ回路で特徴がありますが、Bluetooth規格やコーデック対応の最新性ではやや遅れをとる場合があります。FIIO BTR17と比較すると、ポータブル用途での高い使い勝手やSnapdragon Sound、aptX Lossless、LE Audio対応といった最新技術の採用でBTR17がさらに優勢と言えるでしょう。
同価格帯のBluetoothレシーバーとの違い
同じ価格帯に位置するBluetoothレシーバーと比べた際、BTR17は多機能で、かつ高性能なモデルです。特に、768kHz/32bitのPCMやDSD512のデコードに対応する点、さらにはMQAフルデコード機能を備える点など、音質面での設計思想が他と異なります。また、USB-DAC機能が充実しており、音質に加えて実用性の高さでも一歩抜きんでています。
BTR17はSnapdragon SoundやLE Audioに対応しているため、Bluetooth接続時でも非常に低遅延かつ高音質を実現しています。この点は、同価格帯の製品で未対応のものが多い中で、明確なアドバンテージとなります。
また、THX AAAアンプ搭載による力強い出力と低歪み設計は、ハイエンドイヤホンやヘッドホンを快適にドライブできる点でも他モデルとは一線を画しています。
一方で、サイズや重量が少し大きい点は、軽量コンパクトなBluetoothレシーバーを求めるユーザーにとって課題となる場合があります。しかし、この点を考慮しても、FIIO BTR17はワイヤレスオーディオ環境の中心的な役割を担うだけの性能と価値を提供していると言えるでしょう。
FIIO BTR17の総合評価とおすすめのユーザー層
FIIO BTR17がおすすめユーザーや使い方
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17は、特に音質や多機能性を重視するオーディオ愛好家や、ポータブルオーディオ環境でも有線、ワイヤレス問わず高品位なサウンドを求める方におすすめです。
本機はTHX AAA 78+アンプやデュアル「ES9069Q」DACを採用し、非常にクリアで高解像度な音質を実現しています。そのため、バランス接続対応機をはじめ、鳴らしにくい高インピーダンスのヘッドホンやイヤホンをワイヤレス・ポータブル環境でも使用したい方にも最適です。
また、Snapdragon SoundやLDAC、aptX Losslessを含む幅広いBluetoothコーデックへの対応や、USB-DAC/ポタアンとしての機能を備えているため、様々な接続方式で柔軟に使えるのも魅力です。
特にDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使用せずにスマートフォンをメインに高音質を楽しみたいユーザーにもぴったりなデバイスと言えます。さらに、ゲーミング環境での使用や、MQA対応の高解像度音源を楽しみたい方にも適しています。
FIIO BTR17があまりおすすめではないユーザーや使い方
一方で、FIIO BTR17はその高性能ゆえにやや価格が高めに設定されており、ライトユーザーや手軽にBluetoothレシーバーを試してみたい方にはややハードルが高い製品かもしれません。また、機能も非常に多岐にわたるため、シンプルな使い方や設定を好む方にとっては少々煩雑に感じる場合があります。
ポータブルBluetoothレシーバーとしてはやや大きめのサイズと重さも、携帯性を最重視するユーザーには懸念点となるかもしれません。さらに、ワイヤレス接続に興味がなく、有線接続による高音質を求め、ドングル型DACに特化した製品や、据え置き型高性能アンプを検討している方には、FIIO BTR17の位置付けが少々中途半端に映る可能性もあります。
そのため、必要な機能が多くない場合や厳密な音質を追求する場合には他の選択肢も検討することをおすすめします。
まとめ
FIIOのBluetoothレシーバー最上位モデル・BTR17は、これまでのFIIO製品の中でも突出した性能と機能性を提供しています。特にデュアル「ES9069Q」DACや「THX AAA 78+」アンプといった高品質な音響技術を惜しみなく搭載し、ワイヤレスでも有線でも優れた音質を実現しています。Bluetooth 5.4準拠や幅広いコーデック対応に加え、Snapdragon Sound対応で、最新規格にも対応する先進性が評価されています。
また、USB-DAC機能やゲーミング用途を考慮した「UAC1.0モード」、10バンドのEQ調整など、汎用性の高さも大きな魅力です。ただし、やや大きいサイズやバッテリー持ち、価格面を考慮すると、ライトユーザーにはやや手が届きづらい部分があるかもしれません。
音質と機能のバランスに優れたBTR17は、高音質を重視するオーディオファンやポータブルかつ多用途で活用したいユーザーに特におすすめです。FIIOの技術の粋を結集したこの最上位モデルは、価格対効果を考慮しても非常に満足度の高い製品といえるでしょう。
コメント