FIIO FT1 レビュー・評価情報

ヘッドホン

FIIO FT1 約2.7万円で木製ハウジングの密閉型ヘッドホン

FIIOは、有線の密閉型ヘッドホン「FT1」を2024年9月13日に発売。オープン価格で実売価格は税込28,600円前後。

木製ハウジングの密閉型といった本機の内容・特徴の紹介と、各種レビュー・評価から本機の実力を分析し、どのようなユーザーにお勧めかも考察します。

FIIO FT1の特徴と技術仕様の概要

FIIO FT1は、その卓越した技術仕様と特徴で市場に注目されています。まず、このヘッドホンはオーバーイヤー密閉型の有線ヘッドホンで、外部のノイズをしっかりと遮断し、クリアな音楽体験を提供します。その中心には、自社開発の大口径60mmダイナミックドライバーが搭載されており、ハイレベルな音のパフォーマンスを生み出します。このドライバーには「ナノウッドファイバー複合振動板」が採用されており、緻密な音響制御が可能なのも特徴です。

また、日本製の25mm「超極細CCAWボイスコイル」も搭載し、音の表現力を一層高めています。不要な共振を抑制するために、北米産ブラックウォールナットハウジングが使われており、その美しい外観も評価されています。さらに、低域と超低域のクオリティを向上させるU字型音響ダンパーや、高域の減衰を最小限に抑えるコーン型エアフローガイドも備えています。

装着感にも配慮されており、3軸自在回転機構を採用して快適なフィット感を実現しています。加えて、通気性に優れたファブリック製イヤーパッドとスエード調の素材を使用したヘッドバンドが使用されており、長時間の使用でも快適です。さらに、2種類の銀メッキOFCケーブル(3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス)が付属しており、標準でバランス接続にも対応している点も特徴的です。キャリーケースも付属されているため、持ち運びにも便利です。

そして、これらの充実した内容を実売約2.7万円で実現しているというコストパフォーマンスの高さも特筆できる特徴と言えます。

FIIO FT1 仕様

形式:密閉型
ドライバー:60mm径ダイナミック型
周波数特性:10 – 40,000kHz
インピーダンス:32Ω
感度:98dB/mW@1kHz (113dB/Vrms@1kHz)
側圧:4.5N±0.3N
ケーブル長:約1.5m(両出し・着脱式)
重量:約340g(ケーブル除く)

FIIO FT1 レビューサイト

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FiiO FT1 FIO-FT1-B [Black] レビュー評価・評判
■最安価格(税込):21,160円 ■価格.com売れ筋ランキング:99位 ■満足度レビュー:4.53(11人) ■クチコミ:0件 (※10月27日時点)
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FIIO FT1の内容、特徴を詳しく解説

オーバーイヤー密閉型の有線ヘッドホン

FIIO FT1は、オーバーイヤーの密閉型有線ヘッドホンとして設計されています。このタイプのヘッドホンは、耳を完全に覆うことで外部の騒音を遮断し、音楽鑑賞に集中できる環境を提供します。特に静かな環境での音質が求められる際に、その性能が際立ちます。

自社開発の大口径60mmダイナミックドライバーを搭載

このヘッドホンには、FIIO社が自ら開発した大口径の60mmダイナミックドライバーが搭載されています。大規模なドライバーは、より豊かで詳細な音を再生することが可能で、特に低音域でその効果を発揮します。これにより、深みのある音楽体験が実現されます。

ドライバーには「ナノウッドファイバー複合振動板」を採用

FIIO FT1のドライバーには、独自の「ナノウッドファイバー複合振動板」が使用されています。この振動板は、音質的に有利な特性である高い剛性と軽さを兼ね備えており、より正確でスピーディな音の再現を可能にします。これによって、細部まで鮮明なサウンド体験が達成されます。

日本製の25mm「超極細CCAWボイスコイル」を投入

このヘッドホンには、日本製の25mm「超極細CCAWボイスコイル」が採用されています。CCAWボイスコイルは軽量かつ高効率で、音の歪みを抑えつつ、鮮明なサウンドを再生します。これにより、様々な音域でのクリアさが保証されています。

不要な共振を抑制するとともに見た目も美しい北米産ブラックウォールナットハウジング

FIIO FT1では、北米産のブラックウォールナット材を使用したハウジングを採用しているのも大きな特徴です。この素材は、見た目の美しさだけでなく、不要な共振を抑える効果も持っています。これにより、音質のクリアさがさらに向上し、洗練されたデザインも楽しめます。

低域と超低域のクオリティを向上させるU字型音響ダンパー

このヘッドホンには、低域と超低域の質を高めるためにU字型音響ダンパーが装備されています。この技術により、特に低音が強調され、音楽の迫力が一層引き立てられます。

高域の減衰を最小限に抑えるコーン型エアフローガイド

FIIO FT1では、高域の安定性を高めるために、コーン型のエアフローガイドが備わっています。この構造によって、音響的な減衰が最小限に抑えられ、高音域の透明感が維持されます。

快適な装着感を実現する3軸自在回転機構

快適な装着を確保するため、FIIO FT1ヘッドホンは3軸自在回転機構を採用しています。この機能により、異なる頭部のサイズや形状にフィットしやすく、一日中快適に音楽を楽しむことができます。

通気性に優れたファブリック製イヤーパッド

FIIO FT1のイヤーパッドは通気性に優れたファブリック製です。長時間使用しても蒸れることなく、快適なリスニング環境を提供します。この素材選択により、音質と装着感の両立が図られています。

スエード調の素材を使用したヘッドバンド

ヘッドバンドにはスエード調の素材が使用されており、しっとりとした手触りと高級感を感じられます。この素材は快適なフィット感を提供し、長時間の使用においても疲れにくいデザインが実現されています。

2種類の銀メッキOFCケーブル付属で、バランス接続にも標準対応

FIIO FT1は、3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス接続の2種類の銀メッキOFCケーブルを付属しています。これにより、さまざまなオーディオ機器との高品質な接続が可能です。バランス接続に標準対応することで、音質や音場の表現がさらに豊かになります。

キャリーケースが付属

また、FIIO FT1にはキャリーケースが付属しており、ヘッドホンを安全に持ち運ぶことができるようになっています。外出先でも安心して使用できるため、ポータブルオーディオファンにとって大変便利です。

FIIO FT1の各種レビュー・評価から項目ごとに分析

北米産ブラックウォールナットハウジングをはじめとする、外観のコスパの高さがまず評価

FIIO FT1は、北米産ブラックウォールナットを使用したハウジングがまず目を引きます。この素材は高級感があり、外観のコストパフォーマンスの高さがユーザーから大変評価されています。このような素材選択は他の同価格帯の製品にはあまり見られないため、付加価値のあるデザインとなっています。

ビルドクオリティも高い

FIIO FT1のビルドクオリティは非常に高いとレビューで多くの方が評価しています。細部の仕上げや組み立ての正確さは、耐久性を感じさせるだけでなく、製品の長寿命にも貢献しています。クオリティの高さは専門的なオーディオファンからも一目置かれています。

基本的な音質は全体に明瞭

FIIO FT1の音質は非常に明瞭で、特にクリアなサウンドを求める方に好まれています。高音から低音までバランスが取れており、聴き疲れしない音質が特徴です。レビューでの評価は、音楽ジャンルを問わず高い評価を受けることが多いです。

高音、中音、低音ともに高い存在感でややドンシャリ傾向

このヘッドホンは高音、中音、低音のそれぞれがしっかりとした存在感を持つ、ややドンシャリ傾向の音質を持っています。そのため、低音がしっかり出てほしい音楽や、華やかな高音が必要な楽曲を聴くにはぴったりです。

解像度志向よりも自然な雰囲気重視

FIIO FT1は解像度の高さを誇るヘッドホンと言うよりは、全体的に自然な雰囲気を重視した音づくりがされています。そのため、長時間のリスニングでも疲れにくく、リラックスした音楽鑑賞に向いています。

密閉型ながら音場も広い

密閉型のデザインを採用しながらも音場の広さを実現している点は、FIIO FT1の大きな特徴です。他の密閉型ヘッドホンに比べて「音の範囲」が広く、立体感のあるサウンドステージを提供しています。

リスニング寄りの音作りと言える

FIIO FT1はプロ用のモニター目的というよりは、リスニングに焦点を当てた音作りをしています。音楽鑑賞を楽しみたいという方にとって、非常に満足度の高い製品となっています。

音質の絶対的実力も価格以上のパフォーマンス

価格帯を考慮すると、FIIO FT1はその音質の絶対的実力で価格以上のパフォーマンスを発揮しています。特に初めて高品質のヘッドホンに乗り換える方にとっては、投資価値が非常に高い商品です。

ソニーのMDR-Z7M2から乗り換えていいというほどコストパフォーマンスを評価する人もいた

レビューの中には、ソニーのMDR-Z7M2(実売約8万円)から移行しても満足できると評価する方もいます。このようなコストパフォーマンスの高さもFIIO FT1の大きな魅力の一つです。

木製ハウジングヘッドホンといえばオーディオテクニカですが、本機も選択肢になるかも

木製ハウジングといえばオーディオテクニカ(ATH-W1000Z・実売約7万円など多数)がかねてから知られていますが、価格が上昇している現在では、FIIO FT1も有力な選択肢として注目されています。ブラックウォールナットの響きの美しさと安さが、多くのユーザーを魅了しているようです。

ブラックウォールナットハウジングによる響きの美しさも評価

FIIO FT1のブラックウォールナットハウジングは外見だけでなく、音質にも大きな影響を与えています。この木製ハウジングからくる響きの美しさがユーザーから高い評価を受けており、音楽の表現力を一層高めています。

FIIOのDACヘッドホンアンプなどとの音質的マッチングはさすがに良好

FIIOが提供するDACやヘッドホンアンプとの組み合わせで、FIIO FT1はさらにその音質を引き出すことができます。この音質的なマッチングの良さも、ユーザーからの評価の一因となっています。

付属品の充実や標準でのバランス接続対応も評価ポイント

FIIO FT1は付属品が充実しており、標準でバランス接続にも対応しています。これにより、様々なリスニング環境に対応しやすく、ユーザーには大変便利です。このような細かな配慮も高く評価されています。

やや大型ということもあり、装着感は人によるかも

FIIO FT1はやや大型のヘッドホンであるため、装着感は人それぞれです。長時間使用した際の快適性には個人差があるため、フィッティングのポイントとして注意が必要です。

一般の知名度はまだ低い、中国メーカーのFIIOを受け入れられるかもポイント

FIIOは中国メーカーであり、一般的な知名度はまだ低めです。しかし、その技術力とコストパフォーマンスの高さから、徐々に認知度が上がりつつあります。消費者がFIIOというブランドをどの程度受け入れられるかも、今後の評価のポイントとなるでしょう。

市場での評価とレビューに見る長所と短所のまとめ

長所のまとめ

FIIO FT1は、市場で多くの長所が評価されています。まず、高音質と価格以上のパフォーマンスを持つヘッドホンとして注目されています。特に、北米産ブラックウォールナットハウジングによる響きの美しさや音場の広さは、高い評価を受けています。

また、不要な共振を抑制する設計や、ナノウッドファイバー複合振動板の採用によって音質の明瞭さが確保されており、自然な音場を楽しむことができます。付属の銀メッキOFCケーブルでバランス接続にも標準対応しているため、幅広いオーディオ環境に適応できる点もユーザーに受け入れられています。さらに、外観のコストパフォーマンスや装着感の良さも、長所として挙げることができます。

短所のまとめ

一方、FIIO FT1にはいくつかの短所も指摘されています。まず、やや大型であるため、一部のユーザーには装着感に違和感を覚えることがあります。

音質も良好ですが、モニター的な正確さやフラットネスとは異なる傾向なので、用途や好みによっては合わない場合もあります。

さらに、FIIOというメーカー自体の知名度がまだ一般的には低いため、中国メーカー製品への漠然とした抵抗感を持つユーザーもいるかもしれません。そのため、新しいブランドや製品を試す際には、慎重な姿勢が求められます。

他製品との比較

FIIO FT3との比較

FIIO FT3(実売約5万円)は、FT1と同様にFIIOブランドのオーディオ製品ですが、主に異なるユーザー層をターゲットとしています。FT3はオープンバックデザインを採用しており、音場が非常に広く、自然な音を求めるユーザーに好まれます。この部分がFIIO FT1の密閉型デザインとは大きく異なり、より遮音性能が求められるシチュエーションではFT1が有利です。

音質に関しては、FIIO FT1は低音のレスポンスが豊かで、特にダイナミックなサウンドを楽しみたい方に向いています。一方、FIIO FT3のバランスは中高音域に重きを置いているため、ジャズやクラシックなどの繊細な音楽を楽しむのに適しています。

オーディオテクニカの木製ハウジングヘッドホン

オーディオテクニカの木製ハウジングを持つヘッドホンシリーズは、その洗練されたデザインと温かみのある音質でよく知られています。FIIO FT1のブラックウォールナットハウジングも、音の響きを豊かにし、自然な音の広がりを楽しむことができますが、価格帯やブランドの認知度という点でオーディオテクニカに軍配が上がることが多いです。

しかし、FIIO FT1の強みは価格対音質のコストパフォーマンスにあり、特に高級感がありながらも予算を抑えたいユーザーにとっては魅力的な選択肢となります。レビューを確認すると、多くのユーザーがFIIO FT1のこの点を評価していることが伺えます。

FIIO FT1を選ぶ理由とおすすめポイント

FIIO FT1がおすすめのユーザーや使い方

FIIO FT1は、その高い音質とバランスの取れた音響特性から、ジャンルを問わず音楽を深く楽しみたいオーディオ愛好家におすすめです。特に、FIIOのDACヘッドホンアンプとの相性が良いことから、FIIO製品を活用しているユーザーには非常に魅力的な選択肢となります。

また、このヘッドホンは上質な北米産ブラックウォールナットハウジングを採用しており、外観もスタイリッシュで高級感があります。見た目にもこだわりたい方や、音質だけでなくデザイン性も重視する方にとって理想的な製品です。

木製ハウジングのヘッドホンに音質面や見た目から興味がありつつも、既存のオーディオテクニカの現行品などの価格が高いと感じているような方で、できるだけ手頃に木製ハウジングヘッドホンを手に入れたい方にも大いにおすすめできそうです。

FIIO FT1があまりおすすめではないユーザーや使い方

一方で、FIIO FT1はやや大型であるため、長時間の装着が苦手な方や、軽量で持ち運びやすいヘッドホンを求めるユーザーにはあまり適していないかもしれません。

また、どちらかというとリスニング寄りの音作りであるため、分析的で解像度を重視するモニタリングなどプロフェッショナルな目的には向かない可能性があります。

さらに、まだ一般的な知名度が低い中国メーカーのFIIO製品に抵抗を感じる方は、購入前によく検討する必要があるでしょう。

まとめ

FIIO FT1の各種レビュー・評価から本機の実力を分析・考察すると、このヘッドホンは非常に高いコストパフォーマンスを持つことがわかります。北米産ブラックウォールナットハウジングをはじめ、構造の美しさと不要な共振の抑制が実現されています。

また、自社開発の大口径60mmダイナミックドライバーやナノウッドファイバー複合振動板などの技術的な特長が、ヘッドホンの音質を全体的に明瞭にし、各音域において高い存在感を示しています。特に低域と超低域の音質の向上に寄与するU字型音響ダンパー、そして高域の減衰を最小限に抑えるコーン型エアフローガイドも評価されています。

付属品の充実や標準でのバランス接続対応などユーザーに優しい点も評価が高く、装着感に関しては人によるものの、快適な装着感と使い心地を提供するために工夫されています。市場での評価としてもその価格以上のパフォーマンスが支持されており、一部のユーザーにはソニーのMDR-Z7M2からの乗り換えを提案されるほどの評価も得ています。

一方で、一般的な知名度の低さや中国メーカーという点でのプラス・マイナスもありますが、FIIOブランドのハイレゾ対応製品群の実力とコスパの高さを考慮すれば、製品の選択肢として検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

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