- ゲオ / ハイセンス 43E65Kと43E6K 43型4K液晶テレビ
- 「43E65K」と「43E6K」の違い
- 「43E65K」と「43E6K」で共通の内容・特徴
- ・映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載
- ・60Hzの等速駆動パネルと直下型バックライト
- ・4K解像度でIPS系パネルがメイン
- ・フレーム補間のクリアモーション
- ・HDR規格への対応
- ・低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載
- ・HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応
- ・チューナー数と録画機能
- ・サウンド面
- ・Bluetooth音声出力対応
- ・独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応
- ・DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)
- ・AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
- ・Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応
- ・Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
- ・裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコン
- ・eARC対応HDMI入力
- ハイセンス 「43E65K」と「43E6K」の共通内容・まとめ
- ハイセンス 「43E65K」「43E6K」:おすすめユーザーと使い方
- まとめ
ゲオ / ハイセンス 43E65Kと43E6K 43型4K液晶テレビ
ゲオストアは、ゲオ限定モデルとなる43型4K液晶テレビ「43E65K」を2024年9月19日より発売。全国のゲオショップ829店舗およびゲオオンラインストアで購入が可能。価格は発売当初は51,480円でしたが、2024年10月現在は46,800円。
一般に広く販売されているハイセンスの43型4K液晶テレビ「43E6K」(2023年発売・2024年10月現在の実売価格約4.6万円)をベースにしたと思われるゲオ専売モデル。
「43E65K」と「43E6K」の違いと共通点を解説し、どのような場合どちらを選ぶのが良いのかも考察します。
「43E65K」と「43E6K」の違い
「43E65K」と「43E6K」はテレビとしてのモノは同じです。型番・販路・価格に違いがあります。
「43E65K」はゲオ専売で「43E6K」は幅広い販路
「43E65K」と「43E6K」を比較してみると、最初に気になるのが取り扱い店舗の違いです。「43E65K」はゲオによって専売されているモデルで、ゲオの店舗やオンラインショップでしか購入できません。このため、「43E65K」を手に入れたい場合は、必然的にゲオでの購入が必要となります。
一方で、「43E6K」は幅広い販路で取り扱われており、家電量販店やオンラインショップで購入することができます。この購入先の選択肢の多さは、「43E6K」の購入を検討する方にとって大きなメリットとなります。
「43E65K」の価格は46,800円固定で「43E6K」は販売店によって違う
次に、価格の違いについて見ていきましょう。「43E65K」はゲオ専売であるため、価格も46,800円と固定されています。固定価格であるため、価格の変動がなく予算を立てやすい点がポイントです。また、ゲオのポイントやキャンペーンを利用するとさらにお得に購入できる可能性があります。そのため、よくゲオを利用するユーザーにメリットが大きい可能性もあります。
一方、「43E6K」の価格は販売店によって異なります。頻繁に価格の見直しやセールが行われることがあり、そのため購入時期や購入場所によって価格が異なることがあります。展示品処分などの場合、かなり安く購入できる場合もあります。
これにより、場合によっては「43E6K」をより安価に購入することができる可能性もありますが、一方で価格の見極めが必要です。それぞれの販売店のポイントが付く場合は、それぞれの販売店をよく利用する人に有利になるでしょう。
「43E65K」と「43E6K」で共通の内容・特徴
・映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載
「43E65K」と「43E6K」の映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載。
以下のような各種高画質化回路による超解像技術やHDR拡張技術、ノイズリダクションなどにより、高精細でコントラスト豊かな映像を実現します。
「エリア別クリア復元」
「クリアノイズ処理」
「テクスチャ―復元」(前モデルから改良)
「美肌機能」(前モデルから追加)
「AIオート画質調整」
など
・60Hzの等速駆動パネルと直下型バックライト
「43E65K」と「43E6K」は、60Hzの等速駆動パネルを採用しています。4K液晶テレビとしてはベーシックな機能です。LEDバックライトは光ムラの少ない全面直下型。LEDはハイクラスモデルで搭載されることの多い部分駆動には非対応です。
・4K解像度でIPS系パネルがメイン
パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、ADS液晶(IPS系)を搭載
パネル方式は普通ベーシックな4K液晶テレビではVA型ですが、「43E65K」と「43E6K」ではADS液晶(IPS系)を搭載しています。ADS・IPS系のほうが視野角が広いメリットがありますので、IPS系にこだわる場合は「43E65K」と「43E6K」に注目してみてください。
・フレーム補間のクリアモーション
さらに、フレーム補間と「フレームジャダー低減」を組み合わせた「クリアモーション」機能を搭載しています。フレーム補間により、動きの残像を抑え、より滑らかな映像を実現します。また、「フレームジャダー低減」により、動きの際に発生する映像ブレのノイズを低減します。
・HDR規格への対応
「43E65K」と「43E6K」はHDR10をはじめ、HLGとHDR10+、Dolby Visionと最新のHDR規格に必要十分に対応しています。HDR規格とは、明暗の幅を従来より広く表現できる技術のことです。これにより、よりリアルで迫力のある映像を実現します。
・低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載
ゲームプレイ時に効果的な、低遅延を実現する「ゲームモード」機能を搭載しています。これにより、FPSや格闘ゲームなどの、動きの速いゲームでも、快適にプレイすることができます。
・HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応
「43E65K」と「43E6K」のHDMI入力は43・50・55型が3系統で、65型・75型が4系統。このうちHDMI1~2はHDMI2.1対応。
自動低遅延モード(ALLM)にも対応しています。これらの機能により、PCゲームやコンシューマーゲームのプレイ時に、画面のちらつきや遅延を抑え、快適なゲームプレイを楽しむことができます。
・チューナー数と録画機能
「43E65K」と「43E6K」のチューナー数は、BS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×2。USB HDDへの録画に対応。地上/BS/110度CSでも4K放送でも裏番組を録画できます(2番組同時録画は不可)。
・サウンド面
「43E65K」と「43E6K」のスピーカー部はフルレンジのステレオ構成。いずれも重低音重視のステレオスピーカーを搭載しています。映画やドラマなどの映像コンテンツをより臨場感あふれるサウンドで楽しめます。
また、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく、最先端の音響最適補正技術「Eilex PRISM」を搭載しています。これにより、高精度でより明瞭度の高い臨場感あふれる高音質を実現します。
・Bluetooth音声出力対応
「43E65K」と「43E6K」は、いずれもBluetooth音声出力に対応しています
(SBCコーデック)。
Bluetooth音声出力対応は、テレビの音声をBluetoothスピーカーやワイヤレスヘッドホンにワイヤレスで出力できる機能です。
・独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応
「43E65K」と「43E6K」はハイセンスが独自に開発した「VIDAAプラットフォーム3.0」を採用しています。これにより、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、Disney+、TVer、ABEMAなど、さまざまなインターネット動画配信サービスに対応しています(全17サービス)。ただし、Google TV/Android TVのような汎用的なアプリの追加や利用はできませんので、今後新たな動画サービスが登場し、一般化しても対応できないと想定されることには留意が必要です。
・DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)
DLNAサーバー機能は、テレビ内に保存された動画や音楽、写真などを、ネットワーク経由で対応する他の機器(DLNAクライアント機器)に配信できる機能です。
DLNAクライアント機能を備えるハイセンス製テレビは、U9H/U7H/A6H/A6Gなど、2018年以降発売のモデルです。
なお、「43E65K」と「43E6K」はDLNAクライアント機能も搭載しています。
・AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
「43E65K」と「43E6K」は、いずれもAirPlay 2とAnyView Castに対応しています。
AirPlay 2とAnyView Castは、スマートフォンやタブレット、パソコンの画面をテレビに映し出すミラーリング・キャスト機能です。AirPlay 2は、Apple社の製品で利用できる機能です。AnyView Castは、Android端末やWindows PCなど、幅広い機器で利用できる機能です。
・Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応
「43E65K」と「43E6K」は、いずれもWork with Alexa、Apple HomeKitに対応しています。
Work with Alexa、Apple HomeKitは、スマートホームデバイスを音声で操作できる機能です。「43E65K」と「43E6K」は、これらの機能に対応しているので、テレビを音声で操作したり、他のスマートホームデバイスと連携したりできます。
・Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
「43E65K」と「43E6K」のリモコンは、Bluetoothに対応しています。これにより、テレビ本体から離れた場所からでも操作することができます。また、音声操作にも対応しています。音声でチャンネル変更や音量調整などの操作を行うことができます。
・裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコン
裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコンは、従来のリモコンよりも滑りにくく、菌の繁殖を抑えることができます。
・eARC対応HDMI入力
「43E65K」と「43E6K」は、いずれもeARC対応HDMI入力を搭載しています。eARC対応のサウンドバーやAVアンプを接続することで、高音質な音声を楽しめます。
eARC対応HDMI入力は、従来のARC(Audio Return Channel)よりも高音質な音声伝送を可能にする技術です。従来のARCでは、最大5.1chのサラウンド音声しか伝送できませんでしたが、eARCでは、最大7.1chのサラウンド音声やDolby Atmos、DTS:Xなどのオブジェクトベースの立体音響を伝送できます。
ハイセンス 「43E65K」と「43E6K」の共通内容・まとめ
ハイセンスの4K液晶テレビ・「43E65K」(と型番だけ違う同一内容の「43E6K」)の内容・特徴のまとめは以下のとおりです。これらから、両がおすすめのユーザーや使い方を、価格の安さやそれに伴う高度な機能・性能の非搭載も考慮してまとめます。
4K/3,840×2,160ドットのIPS系液晶パネルを搭載
直下型バックライト(部分駆動非対応)
60Hzの等速駆動(倍速駆動非対応)
映像エンジンは「HI-VIEWエンジン Lite」
HDR規格はHDR10、HLG、Dolby Vision対応
インターネットUI「VIDAA」搭載
全17サービスの動画サイトに対応
ステレオスピーカー搭載(Dolby Atmos非対応)
Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
裏面が滑り止めかつ抗菌加工リモコン
DLNAサーバー&クライアント機能搭載
AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
スマートスピーカー連携対応
HDMI入力3~4系統
HDMI2.1入力対応、ALLM対応、eARC対応(4K/120p入力非対応・VRR非対応)
ハイセンス 「43E65K」「43E6K」:おすすめユーザーと使い方
ハイセンス 「43E65K」「43E6K」は、4K液晶テレビ市場におけるハイコスパモデルとして人気です。価格に比しての高画質、スマート機能、豊富なネット動画サービスなど、基本的な機能を備えながら、価格を抑えたバランスの良いテレビです。
おすすめユーザー
コストパフォーマンスを重視する4Kテレビユーザー
基本的なテレビ機能を十分に活用したいユーザー
ネット動画サービスを頻繁に利用するユーザー
スマートスピーカーと連携してテレビを操作したいユーザー
4K大画面テレビをできるだけ安く購入したいユーザー
おすすめの使い方
映画やドラマ、バラエティ番組など、様々なコンテンツを楽しむ
YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなどのネット動画サービスを利用する
スマートスピーカーと連携して、テレビを音声で操作する
ゲームをプレイする(ただし、120Hz駆動やVRRには対応していない点に注意)
家族でテレビを囲んで団らんする
安さゆえの非搭載機能への注意
両機は低価格を実現するため、以下の機能は搭載されていません。
倍速駆動
部分駆動
Dolby Atmos対応
4K/120p入力
VRR
これらの機能は、画質や音質、ゲーム性能を向上させるものです。これらの機能がなくても問題ないユーザーにとって、「43E65K」「43E6K」は非常に魅力的な選択肢となります。
まとめ
「43E6K」は、「43E65K」と同一の内容・特徴です。「43E65K」「43E6K」は、低価格ながら高画質、スマート機能、豊富なネット動画サービスなどを備えたハイコスパモデルです。4Kテレビにコストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめです。
ただし、倍速駆動、部分駆動、Dolby Atmos対応、4K/120p入力やVRRなどのより高度な機能が必要な場合は、上位モデルのU7HやU8Kから検討することをおすすめします。
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