ハイセンス A6KシリーズとE6Kシリーズを比較しての違いは?

4K液晶テレビ
  1. ハイセンス A6KシリーズとE6Kシリーズ 4K液晶テレビ
  2. 両シリーズは基本的にテレビとしての機能や性能は同等
  3. 「A6K」シリーズと「E6K」シリーズを比較しての違い
    1. ハイセンス A6KとE6Kを比較しての違い①販路の違い
  4. 「A6K」シリーズと「E6K」シリーズで共通の内容・特徴
    1. ・映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載
    2. ・60Hzの等速駆動パネルと直下型バックライト
    3. ・4K解像度でIPS系パネルがメイン
    4. ・フレーム補間のクリアモーション
    5. ・HDR規格への対応
    6. ・低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載
    7. ・HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応
    8. ・チューナー数と録画機能
    9. ・サウンド面
    10. ・Bluetooth音声出力対応
    11. ・独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応
    12. ・DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)
    13. ・AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
    14. ・Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応
    15. ・Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
    16. ・eARC対応HDMI入力
  5. ハイセンス A6KシリーズとE6Kシリーズの共通内容・まとめ
  6. ハイセンス A6K/E6Kシリーズ:おすすめユーザーと使い方
    1. おすすめユーザー
    2. おすすめの使い方
    3. 安さゆえの非搭載機能への注意
  7. まとめ

ハイセンス A6KシリーズとE6Kシリーズ 4K液晶テレビ

ハイセンスの4K液晶テレビ「A6K」シリーズと「E6K」シリーズ。どちらも2023年に発売された、ベーシッククラスの4K液晶テレビです。

43、50、55、65、75型の5サイズをラインナップ。すべてオープン価格で、発売当初の実売価格は7万円前後から。

4K液晶テレビ「E6K」シリーズ  ※全て10月末発売 発売当初の実売価格→2024年時点での実売価格
・75型「75E6K」 17万円前後 13.5万円前後
・65型「65E6K」 12万円前後 9.5万円前後
・55型「55E6K」 9万円前後 6.5万円前後
・50型「50E6K」 8万円前後 5.2万円前後
・43型「43E6K」 7万円前後 5万円前後

両シリーズは発売時期も同じで、同一サイズの実売価格もほぼ同じとなっています。

両シリーズは基本的にテレビとしての機能や性能は同等

では、「A6K」シリーズと「E6K」シリーズを比較しての違いは何なのかについて解説します。

結論から言うと、両シリーズは基本的にテレビとしての機能や性能は同等です。

販路が違うことによって、型番が異なっているというのが基本的な違いです。

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズを比較しての違い

ハイセンス A6KとE6Kを比較しての違い①販路の違い

「A6K」シリーズはアマゾンなどでの通販専用モデルで、「E6K」シリーズが幅広く一般に流通している(通販・店頭関係なく)モデルです。

テレビの流通経路には、家電量販店やオンラインショップ、家電専門店などがあります。これらの流通経路ごとに、メーカーが異なる型番を設定している場合があります。

その理由としては、以下のようなものが挙げられます。

流通経路ごとに、価格や付属品などの条件が異なる場合があるため、それに合わせて型番を設定することで、消費者にわかりやすくする
流通経路ごとに、独自のマーケティングを行う場合があるため、それに合わせて型番を設定することで、マーケティング効果を高める
たとえば、家電量販店向けに販売されるテレビは、オンラインショップ向けのテレビよりも価格が低く設定されている場合があります。そのため、家電量販店向けのテレビは、オンラインショップ向けのテレビとは異なる型番が設定されることがあります。

また、家電量販店では、独自のキャンペーンや特典を行っている場合があります。そのため、家電量販店向けのテレビは、そのキャンペーンや特典を明確に示すために、異なる型番が設定されることがあります。

基本的に流通経路によって型番が異なる場合は、テレビの基本的な性能や機能は同じです。

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズで共通の内容・特徴

・映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズの映像エンジンはREGZAと共同開発した「HI-VIEWエンジン Lite」を搭載。

以下のような各種高画質化回路による超解像技術やHDR拡張技術、ノイズリダクションなどにより、高精細でコントラスト豊かな映像を実現します。

「エリア別クリア復元」
「クリアノイズ処理」
「テクスチャ―復元」(前モデルから改良)
「美肌機能」(前モデルから追加)
「AIオート画質調整」

など

・60Hzの等速駆動パネルと直下型バックライト

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズは、60Hzの等速駆動パネルを採用しています。4K液晶テレビとしてはベーシックな機能です。LEDバックライトは光ムラの少ない全面直下型。LEDはハイクラスモデルで搭載されることの多い部分駆動には非対応です。

・4K解像度でIPS系パネルがメイン

パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、43/55/65/75型はADS液晶(IPS系)、50型はVA型液晶を搭載

パネル方式は普通ベーシックな4K液晶テレビではVA型ですが、「A6K」シリーズと「E6K」シリーズではおもにADS液晶(IPS系)を搭載しています。ADS・IPS系のほうが視野角が広いメリットがありますので、IPS系にこだわる場合は「A6K」シリーズと「E6K」シリーズに注目してみてください。

・フレーム補間のクリアモーション

さらに、フレーム補間と「フレームジャダー低減」を組み合わせた「クリアモーション」機能を搭載しています。フレーム補間により、動きの残像を抑え、より滑らかな映像を実現します。また、「フレームジャダー低減」により、動きの際に発生する映像ブレのノイズを低減します。

・HDR規格への対応

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズはHDR10をはじめ、HLGとHDR10+、Dolby Visionと最新のHDR規格に必要十分に対応しています。HDR規格とは、明暗の幅を従来より広く表現できる技術のことです。これにより、よりリアルで迫力のある映像を実現します。

・低遅延を実現する「ゲームモード」を搭載

ゲームプレイ時に効果的な、低遅延を実現する「ゲームモード」機能を搭載しています。これにより、FPSや格闘ゲームなどの、動きの速いゲームでも、快適にプレイすることができます。

・HDMI入力はHDMI2.1対応、ALLM対応で最新ゲーム機対応

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズのHDMI入力は43・50・55型が3系統で、65型・75型が4系統。このうちHDMI1~2はHDMI2.1対応。

自動低遅延モード(ALLM)にも対応しています。これらの機能により、PCゲームやコンシューマーゲームのプレイ時に、画面のちらつきや遅延を抑え、快適なゲームプレイを楽しむことができます。

・チューナー数と録画機能

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズのチューナー数は、BS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×2。USB HDDへの録画に対応。地上/BS/110度CSでも4K放送でも裏番組を録画できます(2番組同時録画は不可)。

・サウンド面

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズのスピーカー部はフルレンジのステレオ構成。いずれも重低音重視のステレオスピーカーを搭載しています。映画やドラマなどの映像コンテンツをより臨場感あふれるサウンドで楽しめます。

また、スピーカーの3次元マトリックス測定と独自の音響解析理論に基づく、最先端の音響最適補正技術「Eilex PRISM」を搭載しています。これにより、高精度でより明瞭度の高い臨場感あふれる高音質を実現します。

・Bluetooth音声出力対応

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズは、いずれもBluetooth音声出力に対応しています
(SBCコーデック)。

Bluetooth音声出力対応は、テレビの音声をBluetoothスピーカーやワイヤレスヘッドホンにワイヤレスで出力できる機能です。

・独自開発のVIDAAプラットフォーム3.0を採用し、多彩なインターネット動画配信サービスに対応

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズはハイセンスが独自に開発した「VIDAAプラットフォーム3.0」を採用しています。これにより、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、Disney+、TVer、ABEMAなど、さまざまなインターネット動画配信サービスに対応しています(全17サービス)。ただし、Google TV/Android TVのような汎用的なアプリの追加や利用はできませんので、今後新たな動画サービスが登場し、一般化しても対応できないと想定されることには留意が必要です。

・DLNAサーバー機能搭載(DLNAクライアント機能も搭載)

DLNAサーバー機能は、テレビ内に保存された動画や音楽、写真などを、ネットワーク経由で対応する他の機器(DLNAクライアント機器)に配信できる機能です。

DLNAクライアント機能を備えるハイセンス製テレビは、U9H/U7H/A6H/A6Gなど、2018年以降発売のモデルです。

なお、「A6K」シリーズと「E6K」シリーズはDLNAクライアント機能も搭載しています。

・AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズは、いずれもAirPlay 2とAnyView Castに対応しています。

AirPlay 2とAnyView Castは、スマートフォンやタブレット、パソコンの画面をテレビに映し出すミラーリング・キャスト機能です。AirPlay 2は、Apple社の製品で利用できる機能です。AnyView Castは、Android端末やWindows PCなど、幅広い機器で利用できる機能です。

・Work with Alexa、Apple HomeKitのスマートホーム連携にも対応

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズは、いずれもWork with Alexa、Apple HomeKitに対応しています。

Work with Alexa、Apple HomeKitは、スマートホームデバイスを音声で操作できる機能です。A6KシリーズとE6Kシリーズは、これらの機能に対応しているので、テレビを音声で操作したり、他のスマートホームデバイスと連携したりできます。

・Bluetooth対応リモコンと音声操作対応

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズのリモコンは、Bluetoothに対応しています。これにより、テレビ本体から離れた場所からでも操作することができます。また、音声操作にも対応しています。音声でチャンネル変更や音量調整などの操作を行うことができます。

・裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコン

裏面が滑り止めかつ抗菌加工になったリモコンは、従来のリモコンよりも滑りにくく、菌の繁殖を抑えることができます。

・eARC対応HDMI入力

「A6K」シリーズと「E6K」シリーズは、いずれもeARC対応HDMI入力を搭載しています。eARC対応のサウンドバーやAVアンプを接続することで、高音質な音声を楽しめます。

eARC対応HDMI入力は、従来のARC(Audio Return Channel)よりも高音質な音声伝送を可能にする技術です。従来のARCでは、最大5.1chのサラウンド音声しか伝送できませんでしたが、eARCでは、最大7.1chのサラウンド音声やDolby Atmos、DTS:Xなどのオブジェクトベースの立体音響を伝送できます。

ハイセンス A6KシリーズとE6Kシリーズの共通内容・まとめ

ハイセンスの4K液晶テレビ・A6Kシリーズ(と型番だけ違う同一内容のE6Kシリーズ)の内容・特徴のまとめは以下のとおりです。これらから、両シリーズがおすすめのユーザーや使い方を、価格の安さやそれに伴う高度な機能・性能の非搭載も考慮してまとめます。

4K/3,840×2,160ドットのIPS液晶パネルを搭載(50型以外)
直下型バックライト(部分駆動非対応)
60Hzの等速駆動(倍速駆動非対応)
映像エンジンは「HI-VIEWエンジン Lite」
HDR規格はHDR10、HLG、Dolby Vision対応
インターネットUI「VIDAA」搭載
全17サービスの動画サイトに対応

ステレオスピーカー搭載(Dolby Atmos非対応)
Bluetooth対応リモコンと音声操作対応
裏面が滑り止めかつ抗菌加工リモコン
DLNAサーバー&クライアント機能搭載
AirPlay 2、AnyView Castによるミラーリング・キャスト機能
スマートスピーカー連携対応
HDMI入力3~4系統
HDMI2.1入力対応、ALLM対応、eARC対応
(4K/120p入力非対応・VRR非対応)

ハイセンス A6K/E6Kシリーズ:おすすめユーザーと使い方

ハイセンス A6K/E6Kシリーズは、4K液晶テレビ市場におけるハイコスパモデルとして人気です。価格に比しての高画質、スマート機能、豊富なネット動画サービスなど、基本的な機能を備えながら、価格を抑えたバランスの良いテレビです。

おすすめユーザー

コストパフォーマンスを重視する4Kテレビユーザー
基本的なテレビ機能を十分に活用したいユーザー
ネット動画サービスを頻繁に利用するユーザー
スマートスピーカーと連携してテレビを操作したいユーザー
4K大画面テレビをできるだけ安く購入したいユーザー

おすすめの使い方

映画やドラマ、バラエティ番組など、様々なコンテンツを楽しむ
YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなどのネット動画サービスを利用する
スマートスピーカーと連携して、テレビを音声で操作する
ゲームをプレイする(ただし、120Hz駆動やVRRには対応していない点に注意)
家族でテレビを囲んで団らんする

安さゆえの非搭載機能への注意

両シリーズは低価格を実現するため、以下の機能は搭載されていません。

倍速駆動
部分駆動
Dolby Atmos対応
4K/120p入力
VRR

これらの機能は、画質や音質、ゲーム性能を向上させるものです。しかし、これらの機能がなくても問題ないユーザーにとって、A6K/E6Kシリーズは非常に魅力的な選択肢となります。

まとめ

E6Kシリーズは、A6Kシリーズと同一の内容・特徴です。A6K/E6Kシリーズは、低価格ながら高画質、スマート機能、豊富なネット動画サービスなどを備えたハイコスパモデルです。4Kテレビにコストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめです。

一方、倍速駆動、部分駆動、Dolby Atmos対応、4K/120p入力やVRRなどの機能が必要な場合は、上位モデルのU7HやU8Kシリーズを検討することをおすすめします。

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