JBL BAR 1000MK2とBAR 800MK2を比較しての違いは?

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JBLのサウンドバー新モデルBAR 1000MK2と同時発売の下位モデルBAR 800MK2を比較しての違いを解説。どちらをどう選べばよいかも案内します。

はじめに・本記事の目的

本記事では、2025年10月に発売されるJBLのサウンドバー最新モデル「BAR 1000MK2」と、同時発売された下位モデル「BAR 800MK2」を比較し、それぞれの違いや特徴について詳しく解説します。JBLは、サウンドバー市場において革新的な技術を導入し続けているブランドとして広く知られていますが、今回のモデルでも「MultiBeam 3.0」や「PureVoice 2.0」といった進化した技術が搭載されています。

BAR 1000MK2とBAR 800MK2のどちらを選ぶべきか迷われている方に向け、それぞれのモデルがどのようなユーザーに適しているかを明らかにし、選択の助けとなる情報を提供することを目的としています。特に、サウンドバーを家庭でのサウンド体験を深めるために活用したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!

BAR 1000MK2とBAR 800MK2の概要

ワイヤレス・リアスピーカーを分離できるサウンドバーシステム

JBLの新モデルとして登場したサウンドバー、BAR 1000MK2とBAR 800MK2は、どちらもワイヤレス・リアスピーカーを分離できる優れたシステムを採用しています。この機能により、サウンドバー本体からリアスピーカーを取り外し、部屋の後方など好みの場所に配置することでリアルなサラウンド体験が可能になります。映画館のような没入感のある音響を家庭で手軽に楽しめる点が特徴です。

どちらのモデルも、JBLならではの最新技術が搭載されており、「MultiBeam 3.0」による壁や天井への音の反射を活用した立体的なサウンド再生が可能です。また、「PureVoice 2.0」によって音声が強調され、映画やドラマのセリフをクリアに楽しむことができます。これにより一般的なサウンドバーよりも豊かな表現力を実現しています。

加えて、リアスピーカーは完全ワイヤレス設計なので、設置の自由度が非常に高く、さらにBluetoothスピーカーとしても単体で利用可能です。最大10時間のバッテリー駆動時間を備えており、さまざまな用途に対応できる多機能性も嬉しいポイントです。

BAR 1000MK2は上位モデルとして、7.1.4ch構成に対応するイネーブルドスピーカーを搭載し、より高次元のサウンド体験を提供します。一方、BAR 800MK2は7.1ch構成で、必要十分な機能を省スペースかつ手頃な価格で実現したモデルです。どちらも、JBLならではの洗練されたデザインで、部屋の雰囲気に馴染みやすい設計となっています。

BAR 1000MK2の概要

JBLのサウンドバー新モデル「BAR 1000MK2」は、従来モデルから大きく進化したプレミアムな7.1.4chサウンドバーシステムです。この製品は、ワイヤレスのリアスピーカーを備え、家庭で臨場感あふれる映画館のようなサラウンド体験を提供します。

BAR 1000MK2の特徴として注目すべき点は、その合計15基のドライバーユニット構成と最大960Wの高出力性能です。サウンドバー本体には、44×80mmレーストラック型ドライバーが6基、25mm径のツイーターが2基、70mm径の天井反射用フルレンジドライバーが2基搭載されています。さらに、リアスピーカーには44×90mmレーストラック型ドライバーが2基、70mm径の天井反射用フルレンジドライバーが2基設置されており、サブウーファーには250mm径のウーファーを備え、重厚な低音を実現しています。

このモデルの最大の魅力は、JBL独自の「MultiBeam 3.0」技術を活用し、音を天井や壁に反射させて広範囲から包み込むようなリアルなサウンドを実現する点です。部屋全体に豊かな音響空間を広げるかたわら、声の明瞭性を高める「PureVoice 2.0」や新機能「SmartDetails」など、進化したテクノロジーも搭載されています。

また、このサウンドバーは使い勝手の面でも優れています。ワイヤレスリアスピーカーはサウンドバー本体から簡単に取り外すことができ、背後に設置してリアルなサラウンド効果を楽しむことも可能です。さらに、最大10時間のバッテリー駆動に対応しており、ポータブルBluetoothスピーカーとして個別に使用することもできます。

BAR 1000MK2は、設置性にも配慮されています。サウンドバー本体の高さは約5.2cmと薄型デザインが採用され、テレビの前や配下に設置しても視界を妨げる心配がありません。また、Wi-Fiを内蔵し、BluetoothやAirPlay 2、GoogleCast、Spotify Connectなどのストリーミングサービスにも対応しています。HDMI1出力(eARC)および3系統のHDMI入力、光デジタル入力を備え、さまざまな機器との接続が可能です。

販売価格は159,500円(税込)で、JBL BARシリーズの上位モデルとして幅広い需要に応えるべく設計されています。ホームシアターや映画鑑賞、音楽再生を最適な環境で楽しみたいと考えるユーザーにとって、BAR 1000MK2は強力な選択肢となることでしょう。

BAR 800MK2の概要

JBLのサウンドバー新モデルBAR 800MK2は、2023年10月2日にBAR 1000MK2と同時発売された下位モデルとして登場しました。このモデルは、イネーブルドスピーカーを省いた7.1チャンネル構成のサラウンドシステムを採用し、JBLらしい迫力あるサウンドを手軽に楽しめる設計が特徴です。価格は110,000円(税込)と、高価なBAR 1000MK2に比べて購入しやすい設定となっています。それでいて、基本的な機能性はほぼ同等です。サイズがやや小さいこともポイントです。

JBL BAR 800MK2は、特に省スペース性を重視しつつも本格的なサウンドを求めるホームエンターテイメントファンにおすすめのモデルです。デザイン面でも、本体の高さを約5.2cmに抑えたスリムな外観を実現し、設置場所を選ばない工夫がされています。

両モデルのおもな違い

両モデルの位置づけとターゲットユーザー

JBLの新型サウンドバー「BAR 1000MK2」と「BAR 800MK2」は、どちらも没入感のあるサラウンドサウンドを楽しめる製品ですが、その位置づけとターゲットユーザーには明確な違いがあります。BAR 1000MK2は、ハイエンドに位置づけられるモデルで、音響体験を極限まで追求したい方や、ホームシアターを本格的に楽しみたいユーザーに向けた設計です。一方、BAR 800MK2は、価格を抑えながらも優れたサウンドパフォーマンスを提供するミドルレンジモデルで、限られた予算で手軽に高音質を体験したいユーザーがターゲットとなっています。

両モデルともJBLの先進技術を搭載し、Dolby AtmosやDTS:Xに対応する点では共通していますが、BAR 1000MK2は7.1.4chシステムでイネーブルドスピーカーを搭載しているのに対し、BAR 800MK2は7.1ch構成で天井反射用スピーカーを省略しています。そのため、より深いサラウンド体験を求めるか、コンパクトさとコストパフォーマンスを重視するかで選択が分かれるでしょう。

また、両モデルの販売チャネルにも違いがあります。BAR 1000MK2は幅広い販路で展開され、多くのオンラインおよび実店舗で購入可能なのに対し、BAR 800MK2はJBLオンラインストアやAmazonなどの公式ショップ限定での販売となっています。このため、購入方法や入手しやすさも考慮する必要があります。

BAR 1000MK2とBAR 800MK2の違い

チャンネル構成とユニット数の違い:

JBLのサウンドバー新モデル「BAR 1000MK2」と「BAR 800MK2」の最大の違いの1つは、チャンネル構成と搭載ユニット数にあります。BAR 1000MK2は7.1.4ch構成で、合計15基のドライバーユニットを搭載しています。一方で、BAR 800MK2は7.1ch構成で、天井反射用のイネーブルドスピーカーを省略し、合計11基のユニットを備えています。この構成の違いは、立体的なサラウンド体験の深さに影響を与えます。

ユニット数の違いの具体的な内容:

BAR 1000MK2は、サウンドバー本体が10基のスピーカーを搭載しています。この内訳は、44×80mmのレーストラック型ドライバーが6基、25mm径ツイーターが2基、さらに天井反射用フルレンジドライバーが2基です。加えて、リアスピーカーには44×90mmレーストラック型ドライバー×2基と70mm径天井反射用フルレンジドライバー×2基、さらにサブウーファーには250mm径ウーファーが搭載され、これらを合計すると計15基となります。一方、BAR 800MK2では、イネーブルドスピーカーが省略され、ユニット総数は11基に抑えられています。

総合出力の違い:

総合出力の違いも大きな特徴です。BAR 1000MK2の総合出力は960Wと大きなパワーを誇り、特にサウンドバー本体で500W、リアスピーカーが80W×2、サブウーファーで300Wを出力します。これに対し、BAR 800MK2の総合出力は780Wとなっており、サウンドバー本体が400W、リアスピーカーが40W×2、サブウーファーは同じく300Wで、若干パワーが抑えられています。

HDMI入力の数の違い:BAR 1000MK2は3系統。BAR 800MK2は1系統。

接続性にも違いがあります。BAR 1000MK2にはHDMI入力が3系統用意されており、複数のデバイスを同時に接続しやすくなっています。一方、BAR 800MK2はHDMI入力が1系統のみで、シンプルな接続環境に適しています。複数のデバイスを切り替えて利用したい場合には、BAR 1000MK2がより便利といえるでしょう。

サイズの違い:

BAR 1000MK2はその性能に伴いサイズも大きくなっています。リアスピーカー装着時のサウンドバー本体サイズは幅1,203mm、奥行128mm、高さ52mmで、重量は5.5kgです。リアスピーカーは1台あたり0.9kgの重量があり、サブウーファーは325mm四方のサイズで高さが400mm、重量は9.1kgです。

一方、BAR 800MK2はリアスピーカー装着時のサウンドバーの本体サイズは1,163(幅)×128(奥行)×52(高さ)mm、ワイヤレスサブウーハーの本体サイズは325(幅)×325(奥行)×400(高さ)mm。重量は、サウンドバー本体が5kg、リアスピーカーが0.7kg(1台あたり)、サブウーハーが8.1kgと、本体サイズが小さめで、軽量な設計となっています。省スペース性を重視する場合、BAR 800MK2が魅力的です。

直販サイト価格:BAR 1000MK2が159,500円で、BAR 800MK2が110,000円(ともに税込)。

価格面では、BAR 1000MK2が159,500円と、BAR 800MK2の110,000円よりも高価格帯のモデルです。この差額は、搭載されているユニット数や出力性能、機能性の違いを考慮した結果といえるでしょう。購入を検討する際には、求めるサウンド体験や使用シーンに合わせて選ぶことが重要です。

販路の違い:BAR 1000MK2は幅広い販路。BAR 800MK2はウェブ直販専売モデル

販路の違いにも注意が必要です。BAR 1000MK2は家電量販店やオンラインストアを含む幅広い販路で販売されており、実際に商品を店頭で確認してから購入することができます。一方、BAR 800MK2はウェブ直販専用モデルで、JBL公式ストアや公式ショップが展開されているAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場などで購入可能となっています。購入方法の自由度を重視する場合も選択のポイントとなります。

BAR 1000MK2とBAR 800MK2に共通の内容

ワイヤレス・リアスピーカーを分離可能。ユーザーの背後などに設置し、リアルなサラウンド再生もできるサウンドバーシステム

JBL BAR 1000MK2とBAR 800MK2はどちらも、サウンドバー自体とサブウーファーがセットとなっており、さらにサウンドバーの両端に取り付けられるワイヤレス・リアスピーカーが付属しています。これらのリアスピーカーは取り外しが可能で、部屋の背後や側面など好みの場所に配置することで、臨場感あふれるサラウンド再生が楽しめる仕様です。映画館さながらの音響体験を自宅で実現できるのが、このシリーズの大きな魅力です。

ワイヤレス・リアスピーカーの「ナイトリスニング」機能や、テレビから少し離れた場所に設置して手元で再生する「ブロードキャスト」機能

両モデルに搭載されている「ナイトリスニング」機能は、夜間でも周囲に迷惑をかけずに迫力あるサウンドを楽しめるモードです。また、「ブロードキャスト」機能では、サウンドバーをテレビからやや距離を取った場所に設置しても、コンテンツを手元で快適に再生できます。これらの機能により、時間帯やシチュエーションを問わず、柔軟に音響体験を楽しむことができます。

ワイヤレス・リアスピーカーだけを、2台のポータブルBluetoothスピーカーとして使うこともできる

JBLのサウンドバー新モデルBAR 1000MK2とBAR 800MK2に採用されているワイヤレス・リアスピーカーは、取り外すことで独自のポータブルBluetoothスピーカーとして活用できます。これにより、リビング以外の場所でも手軽に音楽を再生するなど、さらに幅広い用途で使用できるのが特徴です。

リアスピーカーのバッテリー駆動時間は最大10時間

リアスピーカーのバッテリーは、フル充電で最大10時間の駆動が可能です。この長時間駆動性能のおかげで、映画鑑賞やマラソンセッション、さらにはパーティなどの長時間の利用でも心配なく使用できます。

サウンドバー本体部の高さが約5.2cmとシリーズ最薄級のデザインを実現

両モデルは、サウンドバー本体が高さ約5.2cmというスリムなデザインを採用しています。このシリーズ最薄級の設計により、テレビの設置環境やスペースを選ばず、インテリアに溶け込むスマートな外観が特徴となっています。

Dolby Atmosほかドルビー系に加え、DTS:XをはじめとするDTSのすべての音声コーデックに対応

JBL BAR 1000MK2とBAR 800MK2は、没入感のある音響を実現するDolby AtmosとDTS:Xの両方に対応しています。また、DTSのすべての音声コーデックにも対応しており、さまざまなコンテンツのオーディオ体験を高品質で楽しむことが可能です。

音のビームを壁や天井に放射し反射させることで、全方位からリアルな音に包まれるサウンドを届けるという独自技術「MultiBeam」が「MultiBeam 3.0」に進化

JBLの独自技術「MultiBeam」がバージョン3.0へと進化しました。この技術により、音のビームが壁や天井に向かって放射され、反射を効果的に活用することで、360度からリアルで深みのある音を体感できます。自宅でも映画館のような臨場感を楽しめる大きなポイントです。

声を聞き取りやすくする「PURE VOICE」が「2.0」に進化し、音量の変化にも対応

「PURE VOICE」機能は音声の輪郭を際立たせ、セリフなどを聞き取りやすくする技術で、新たに2.0へと進化しました。この進化により、音量の変化やシーンごとの異なる音響でも、快適に対話やナレーションを楽しむことが可能です。

明瞭度を高める考え方を声以外にも拡げる機能「SMART DETAILS」も新搭載

新しく搭載された「SMART DETAILS」機能は、声だけでなく、効果音や環境音にも明瞭度を向上させる役割を持ちます。本機能により、映画や音楽コンテンツがさらに豊かに感じられるようになっています。

4種類の環境音を再生する「サウンドスケープ」機能

両モデルには「サウンドスケープ」機能が搭載されており、4種類の環境音を選んで再生できます。この機能はリラクゼーションや集中力を高めるためのサウンド体験を提供するものです。

サウンドバー本体に大型の液晶ディスプレイを搭載

サウンドバー本体には、大型の液晶ディスプレイが搭載されています。このディスプレイは、音量や設定状況を直感的に確認でき、操作感と利便性を大幅に向上させています。

リモコンのデザインを刷新。誤操作をしにくいボタン配置に改善

リモコンは新たにデザインが刷新され、直感的な操作がしやすく、誤操作を減らした改良がされています。これにより、さらに快適にデバイスを扱えるようになっています。

HDMI1出力(eARC)に加え、光デジタル入力を搭載

HDMI1出力(eARC)に対応する他、光デジタル入力も搭載しています。これにより、高画質・高音質なコンテンツでの利用が簡単になると同時に、接続の選択肢も広がっています。

4KのDolby VisionやHDR10のパススルーにも対応

両モデルでは、4KのDolby VisionやHDR10の信号をパススルー可能です。これにより、映像の美しさを損なうことなく、最高のオーディオビジュアル体験を楽しめます。

Wi-Fiも内蔵するほか、Bluetooth、AirPlay 2やGoogleCast、Spotify Connectなどにも対応

Wi-Fiを搭載しているため、安定したネットワーク接続が可能なほか、Bluetooth、AirPlay 2、GoogleCast、Spotify Connectなど多様なサービスにも対応しています。好きな方法で音楽やコンテンツをストリーミングできます。

設定から音楽再生まで一元管理するアプリ「JBL ONE」が利用可能。Wi-Fi設定やキャリブレーションなどの機器設定、音質調整のほか、各種音楽配信サービスをまたがった楽曲検索などができる

専用アプリ「JBL ONE」を使えば、Wi-Fi接続設定やキャリブレーションはもちろんのこと、詳細な音質調整も可能です。また、複数の音楽配信サービスをまたがった楽曲検索も行えるため、使い勝手が大変優れています。

長さ1.2mのHDMIケーブルやリモコン、サンドバー本体とサブウーファー用のAC電源ケーブルなどが付属。壁掛けキットなども付属

これらのサウンドバーには、1.2mのHDMIケーブル、リモコン、AC電源ケーブルのほか、壁掛け用キットが付属しています。設置のためのアクセサリーが一通り揃っており、購入後すぐに利用を開始できる点が便利です。

BAR 1000MK2とBAR 800MK2に共通の内容のまとめ

JBLのサウンドバー新モデルBAR 1000MK2とBAR 800MK2は、サウンドバーとサブウーファーがセットになり、ワイヤレス・リアスピーカーの分離や「MultiBeam 3.0」「PureVoice 2.0」などの最新技術を搭載しています。また、Dolby AtmosやDTS:Xといった多彩な音声フォーマットに対応しており、家庭で臨場感あふれるサラウンド体験を楽しめます。さらに、Wi-FiやBluetoothといった接続の柔軟性や、専用アプリ「JBL ONE」による設定・音楽管理の利便性も魅力です。

##BAR 1000MK2とBAR 800MK2に共通の内容
###サウンドバーとサブウーファーがセットになっており、サウンドバー両端に取り付けているワイヤレス・リアスピーカーを分離可能。ユーザーの背後などに設置し、リアルなサラウンド再生もできるサウンドバーシステム
###ワイヤレス・リアスピーカーを活用し、夜間でも迫力のあるサウンドを再生する「ナイトリスニング」機能や、テレビから少し離れた場所に設置して手元で再生する「ブロードキャスト」機能も利用可能
###ワイヤレス・リアスピーカーだけを、2台のポータブルBluetoothスピーカーとして使うこともできる
###リアスピーカーのバッテリー駆動時間は最大10時間
###サウンドバー本体部の高さが約5.2cmとシリーズ最薄級のデザインを実現
###Dolby Atmosほかドルビー系に加え、DTS:XをはじめとするDTSのすべての音声コーデックに対応
###音のビームを壁や天井に放射し反射させることで、全方位からリアルな音に包まれるサウンドを届けるという独自技術「MultiBeam」が「MultiBeam 3.0」に進化
###声を聞き取りやすくする「PURE VOICE」が「2.0」に進化し、音量の変化にも対応
###明瞭度を高める考え方を声以外にも拡げる機能「SMART DETAILS」も新搭載
###4種類の環境音を再生する「サウンドスケープ」機能
###サウンドバー本体に大型の液晶ディスプレイを搭載
###リモコンのデザインを刷新。誤操作をしにくいボタン配置に改善
###HDMI1出力(eARC)に加え、光デジタル入力を搭載
###4KのDolby VisionやHDR10のパススルーにも対応
###Wi-Fiも内蔵するほか、Bluetooth、AirPlay 2やGoogleCast、Spotify Connectなどにも対応
###設定から音楽再生まで一元管理するアプリ「JBL ONE」が利用可能。Wi-Fi設定やキャリブレーションなどの機器設定、音質調整のほか、各種音楽配信サービスをまたがった楽曲検索などができる
###長さ1.2mのHDMIケーブルやリモコン、サンドバー本体とサブウーファー用のAC電源ケーブルなどが付属。壁掛けキットなども付属

BAR 1000MK2とBAR 800MK2の違いのまとめ

JBLの新モデルであるサウンドバーBAR 1000MK2とBAR 800MK2は、チャンネル構成、ユニット数、総合出力、HDMI入力数など多くの点で仕様が異なります。BAR 1000MK2は7.1.4chの強力なサウンドを実現し、多機能な高級モデルである一方、BAR 800MK2はコストパフォーマンスと省スペース性が魅力の7.1chモデルです。両モデルの選択肢は、ユーザーの求める音響体験や予算に応じた使い方で差別化されています。

##BAR 1000MK2とBAR 800MK2の違い
###チャンネル構成とユニット数の違い:BAR 1000MK2は7.1.4chのサウンドバーシステムで、合計15基のドライバーユニットを搭載。BAR 800MK2は7.1ch構成でイネーブルドスピーカーを省略。合計11基のドライバーユニットを搭載
###ユニット数の違いの具体的な内容:BAR 1000MK2はサウンドバー本体のスピーカー数は、44×80mmレーストラック型ドライバー×6基、25mm径ツイーター×2基、70㎜径天井反射用フルレンジドライバー×2基の合計10基。ここにリアスピーカーの44×90mmレーストラック型ドライバー×2基、70㎜径天井反射用フルレンジドライバー×2基と、サブウーファーの250㎜径ウーファー1基を加えた、合計15基構成。
BAR 800MK2はサウンドバー本体のスピーカー数は、44×80mmレーストラック型ドライバー×6基、25mm径ツイーター×2基の合計8基。ここにリアスピーカーの44×90mmレーストラック型ドライバー×2基、サブウーファーの250㎜径ウーファー1基を加えた、合計11基構成。
###総合出力の違い:BAR 1000MK2の総合出力は960W(サウンドバー本体:500W、リアスピーカー:80W×2、サブウーファー:300W)。BAR 800MK2の総合出力は780W(サウンドバー本体:400W、リアスピーカー:40W×2、サブウーファー:300W)
###HDMI入力の数の違い:BAR 1000MK2は3系統。BAR 800MK2は1系統。
###サイズの違い:BAR 1000MK2のリアスピーカー装着時のサウンドバーの本体サイズは1,203(幅)×128(奥行)×52(高さ)mm、ワイヤレスサブウーハーの本体サイズは325(幅)×325(奥行)×400(高さ)mm。重量は、サウンドバー本体が5.5kg、リアスピーカーが0.9kg(1台あたり)、サブウーハーが9.1kg。
BAR 800MK2のリアスピーカー装着時のサウンドバーの本体サイズは1,163(幅)×128(奥行)×52(高さ)mm、ワイヤレスサブウーハーの本体サイズは325(幅)×325(奥行)×400(高さ)mm。重量は、サウンドバー本体が5kg、リアスピーカーが0.7kg(1台あたり)、サブウーハーが8.1kg
###直販サイト価格:BAR 1000MK2が159,500円で、BAR 800MK2が110,000円(ともに税込)。
###販路の違い:BAR 1000MK2は幅広い販路。BAR 800MK2はウェブ直販専売モデルとなり、公式直販サイト「JBLオンラインストア」およびAmazon、Yahoo!ショッピング、楽天市場で展開している公式ショップにて販売

それぞれのメリットは

BAR 1000MK2が優れている点のまとめ

  • より広がりと深みのあるサラウンド体験を実現するための7.1.4ch構成。イネーブルドスピーカーを搭載しており、高さ方向のサウンドを再現可能です。
  • 強力な960Wの総合出力により、大きなリビングや広い空間でも臨場感ある音を楽しめます。
  • サウンドバーシステムとしてはHDMI入力が3系統と豊富で、多数の機器を接続する場合に便利です。
  • 「MultiBeam 3.0」や「PureVoice 2.0」などのJBL独自技術による音響の進化で、クリアかつ迫力のあるサウンドを提供します。
  • 豪華なリアル7.1.4ch構成により、お気に入りの映画や音楽で立体音響の真価を体感できます。

BAR 800MK2が優れている点はある?

  • 7.1chシステムとしての十分な音響性能を備えながら、BAR 1000MK2よりもコンパクトな設計で省スペース性に優れています。
  • 総合780Wの出力で、家庭のリビングでの使用に最適なバランスを提供します。
  • 価格がBAR 1000MK2より約50,000円も安い110,000円(税込)と、コストパフォーマンスに優れています。
  • 直販モデルで、公式ストアや大手通販サイトでの購入が可能なため、入手しやすさが特徴です。
  • 高い音質と対応フォーマットを維持しつつ、より手軽にJBLのサウンドバー体験を楽しみたい方に適しています。

音質とサウンド体験の違いなどを考察

サラウンド体験の深度の比較(イネーブルドスピーカーの有無の影響)

JBLのサウンドバー新モデルBAR 1000MK2とBAR 800MK2を比較する際、サラウンド体験の深度における大きな違いは、イネーブルドスピーカーの有無にあります。BAR 1000MK2は7.1.4chサウンドシステムを実現しており、天井反射用のフルレンジドライバーを搭載しています。この機構により、音を天井に反射させて上下方向の立体的な音場を形成し、まるで映画館のような包み込まれる音響体験が可能です。

一方、BAR 800MK2では7.1chの構成となり、イネーブルドスピーカーが省略されています。そのため、BAR 800MK2も高品質なサラウンド体験を提供しますが、上下方向の音響体験についてはBAR 1000MK2に一歩譲る形となります。

BAR 1000MK2のハイパワーによる効果

BAR 1000MK2は総出力960Wというハイパワーを誇り、その音響性能は他モデルを圧倒します。サウンドバー本体で500W、リアスピーカーそれぞれが80W、サブウーファーが300Wと、高出力が分配されることで、より深みのある低音や、クリアな高音を再現することが可能です。このパワフルな出力は、特に映画や音楽ライブ視聴時に真価を発揮し、臨場感や迫力のある音響体験をユーザーに届けます。例えば、大規模なリビングルームやホームシアター環境で使用する場合、部屋全体を満たす広大な音場を作り出すことができます。

BAR 800MK2の省スペース性

BAR 800MK2は、省スペース性を重視した設計が魅力です。全体的な構成がシンプルであるため、多くの設置スペースをとらず、一般的なリビングや限られたスペースの部屋にもフィットします。その軽量な設計に加え、サウンドバー本体やワイヤレスリアスピーカーのデザインもコンパクトで、取り付けや配置の自由度が高い点もメリットです。また、リビングやベッドルームなどでのカジュアルな利用に適しており、必要十分な7.1chサウンドシステムを楽しめる点が、BAR 800MK2の特長といえます。

価格とコストパフォーマンスを考察

BAR 1000MK2の価格帯とコストパフォーマンス

JBLのサウンドバー新モデルBAR 1000MK2は、直販価格159,500円(税込)で販売されています。この価格帯は、上位モデルとしての高い音質性能や機能を反映しています。特に7.1.4chのチャンネル構成と合計15基のドライバーユニットを搭載している点や、960Wというハイパワー出力は、迫力あるサラウンド体験を求める方にとってきわめて魅力的です。また、「MultiBeam 3.0」や「PureVoice 2.0」などの独自技術によって音の明瞭性がさらに向上しており、臨場感あふれる映画や音楽体験を楽しむことができます。

さらに、3系統のHDMI入力やWi-Fi、Bluetooth、AirPlay 2、GoogleCastなど多彩な接続オプションも備えており、多目的に使用できる拡張性の高さも特筆すべきポイントです。これらの付加価値を考慮すると、価格に見合ったコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

BAR 800MK2の価格帯と価値の比較

BAR 800MK2は、BAR 1000MK2と同じく2023年10月2日に発売され、直販価格は110,000円(税込)となっています。この価格設定は、上位モデルと比較して約5万円安く、購入しやすいエントリーポイントを提供しています。7.1ch構成や11基のドライバーユニットを搭載しつつも、天井反射用スピーカーを省略することで、コストを抑えた仕様が特徴です。

また、このモデルはウェブ直販専売で展開されており、JBLオンラインストアや公式ストア(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング)などで購入可能です。販路を限定することで効率的な流通を実現しているのも、価格を抑える理由の一つと考えられます。その一方で、780Wの総合出力や「MultiBeam 3.0」技術を採用することで、十分に高品質なサウンド体験を提供します。

省スペース性が高く、サラウンドを簡単に導入したい方には非常に適した選択肢といえるでしょう。価格と性能のバランスを求めるユーザーにとって、BAR 800MK2は非常にコストパフォーマンスの良い製品と言えます。

この2つからどちらをどう選ぶ

BAR 1000MK2がよりおすすめのユーザーや使い方(箇条書き)

  • 最高水準のサラウンド体験を重視するユーザー
  • 映画やライブ映像を臨場感たっぷりに楽しみたいホームシアター愛好者
  • 7.1.4ch構成によるイネーブルドスピーカーが響かせる高度な立体サウンドが必要な方
  • HDMI入力の多さ(3系統)で複数の機器を接続・切り替えたい方
  • リビングなどの広い空間をハイパワーなサウンドで満たしたい方
  • 予算に余裕があり、最新技術をフル活用した機器を選びたいユーザー

BAR 800MK2がよりおすすめのユーザーや使い方(箇条書き)

  • 手軽に質の高いサラウンド環境を導入したいユーザー
  • 部屋のサイズがそれほど広くない場合、コンパクトな設置をしたい方
  • コストパフォーマンスを重視しつつ、必要十分な機能を求める方
  • 予算を抑えながら、JBLのサウンドクオリティを体験したい方
  • オンラインストアでの購入を検討している方、またその限定販売に納得できる方
  • ワイヤレス・リアスピーカーをポータブルBluetoothスピーカーとして活用したいユーザー

選ぶ際の注意点と購入時のアドバイス

どちらのモデルを選ぶかは、使用環境や予算、求める音質や機能性に大きく影響されます。BAR 1000MK2は7.1.4ch構成やハイパワーの出力で、映画館のような体験を求める方にピッタリですが、価格が高めである点は留意が必要です。一方、BAR 800MK2は7.1ch構成で、より手軽に高品質な音響を楽しめますが、イネーブルドスピーカー非搭載のため高さ方向の音響体験は若干不足する可能性があります。

また、モデルに応じた設置スペースの確保や、サブウーファーのサイズが家具と干渉しないかどうか事前に確認することも大切です。さらに、公式直販サイトやオンラインストア限定販売の違いについても理解し、購入先を早めに選定するようにしましょう。

まとめ

JBLのサウンドバー新モデル、BAR 1000MK2とBAR 800MK2には、それぞれ特徴があります。BAR 1000MK2は7.1.4chのシステム構成や960Wの総合出力が魅力で、迫力あるサウンド体験を求める方に最適です。一方、BAR 800MK2は7.1chのシステムで省スペース性に優れており、初めてサウンドバーを導入する方やコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。

両モデルとも、Dolby AtmosやDTS:X対応、音の反射技術「MultiBeam 3.0」、声を聞き取りやすくする「PureVoice 2.0」など先進技術を採用しており、映画や音楽をよりリアルに楽しみたい方に適しています。用途や設置環境に合わせて、最適なモデルを選んでサウンドバーをフルに活用してみてください!

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