東芝 REGZA Z570Kシリーズ レビュー・評価情報

4K液晶テレビ

東芝 REGZA Z570Kシリーズ 4K液晶テレビ

4K液晶テレビ・東芝 REGZA Z570Kシリーズ(現在はハイセンス傘下のTVS REGZA製)。2021年発売と、2024年の今から見ると数年前の旧機種です。しかし、現在でも十分な性能、機能を備えながら、アマゾンなどのセール時に安く買えることから、高画質かつ手頃な価格のハイコスパ機としていまだに人気があります。

・65型「65Z570K」約10万円(2024年時点での実売価格)
・55型「55Z570K」約9万円
・50型「50Z570K」約8万円
・43型「43Z570K」約6.5万円

そんなZ570Kシリーズの各種レビュー・評価から本機の実力を分析し、どんな人におすすめなのかも考察します。

REGZA Z570Kシリーズの概要

基本スペックと特徴

東芝 REGZA Z570Kシリーズは、4K液晶テレビ市場で2024年時点でも高い評価を得ています。画面サイズは43インチ、55インチ、65インチ、75インチがラインナップされており、幅広い視聴環境に対応しています。また、倍速駆動機能も搭載しており、スポーツ観戦やアクション映画などの動きの速い映像も滑らかに再生できるのが特徴です。応答速度も高速で、ゲームプレイにも最適とされています。

技術とそのメリット

REGZA Z570Kシリーズは、東芝以来のREGZAの技術が詰まっています。録画再生機能が内蔵されており、テレビの操作一つで簡単に録画が可能です。また、AIが自動で画質を調整する機能も搭載されています。ただし、場合によっては不自然な画質調整が行われることもありますが、一般的には高い評価を受けています。スマホ並みにアプリ追加できるAndroid TVの搭載もポイントです。

さらに、REGZA特有の高精細な番組表表示機能も健在で、使い勝手が良好です。また、タイムシフトリンクなど、便利な機能が豊富に備わっています。VAパネルを採用しているため、斜めから見ると画面が白くなる弱点もありますが、これを補う高画質再生技術がその弱点をカバーしています。

東芝 REGZA Z570Kシリーズ 内容・特徴

パネル解像度は4K/3,840×2,160ドット
パネルはVA型
直下型バックライトに部分駆動非対応
120Hzの倍速パネルを採用
HDR10をはじめ、HLGとHDR10+、Dolby Vision、Dolby Vision IQ、HDR10+ ADAPTIVE対応
映像エンジンは「レグザエンジンZR I」を搭載
各種ソースを4K化する「超解像技術」
「カラーリマスター」による広色域復元
「重低音立体音響システム」ステレオスピーカー(10W+10W)+20W出力のサブウーファー
立体音響のDolby Atmos対応
HDMI入力は4系統でeARCに対応。このうちHDMI1~2は4K/120p入力に対応
VRRやALLMも利用可能
4K/120p入力時は約0.83msの低遅延を実現するなど多彩なゲームモード
チューナー数は、BS 4K/110度CS 4K×2、地上/BS/110度CS×3
別売りのUSB HDDへの録画に対応
4K放送(裏番組録画)や、地上/BS/110度CSの裏番組を2番組同時に録画可能
録画したコンテンツを簡単に管理・視聴できるざんまいスマートアクセス機能
別売りのタイムシフトマシンハードディスクを接続することで、“タイムシフトマシン内蔵”のような操作を実現するタイムシフトリンク対応
Android TVを搭載
YouTube、Amazon Prime Video、ABEMA、hulu、U-NEXTなどのインターネット映像配信サービスが利用可能(Netflix非対応、アプリ追加も不可)
Google アシスタント対応リモコン

東芝 REGZA Z570Kシリーズの各種レビュー、評価からの詳しい分析

画質は実売価格を考えると文句なし

東芝 REGZA Z570Kシリーズの画質は、市場での実売価格を考慮すると非常に高評価です。この4K液晶テレビは、色鮮やかでクリアかつ滑らかな映像を提供し、多くのレビュアーから「文句なし」とされています。特に、細かいディテールまでしっかりと再現できる点が強みです。

もちろん、上を見ればミニLEDや量子ドットといった、さらなる高画質技術を搭載したモデル(REGZAにも上位として存在)であればさらに高画質ですが、その分価格も上がるので、価格との兼ね合いもあります。ただ、実機を見ても東芝 REGZA Z570Kシリーズの画質で十分と思えるレベルは確保できていると管理人も思います。

倍速駆動で動きの速い映像も滑らか

REGZA Z570Kシリーズは倍速駆動技術を搭載しており、スポーツやアクション映画など動きの速い映像も滑らかに表示できます。この機能により、応答速度が求められるコンテンツでもストレスなく視聴できると好評です。

VAパネルの特性である斜めから見ると白くなるのは弱点

ただし、VAパネルの特性上、斜めから見ると画面が白くなるデメリットがあります。この点については多くのレビュアーが指摘しています。正面からの視聴が推奨されます。

自動での画質調整は不自然なこともある

自動の画質調整機能にはやや不自然になる場合があるという意見もあります。特定のシーンで過剰な補正がかかることがあり、手動での調整が求められることもあります。

内蔵スピーカーの音響は優秀

音響面でもREGZA Z570Kシリーズは優れていると評価されています。内蔵スピーカーの音質が非常に良く、多くの場合別途サウンドバーを購入する必要がないとされています。臨場感のあるサウンド体験が可能です。

起動が遅く動作がややもっさりしている

一方、Android OSを搭載しているためか、起動が遅く、動作がややもっさり感じる場合があるとの指摘もあります。スムーズな操作を重視するユーザーには不満が残るかもしれません。

Netflix非対応は残念

REGZA Z570KシリーズはNetflixに対応していないため、Netflixユーザーには非常に残念な点です。この点は競合製品と比較しても大きな欠点です。

Alexa非対応も残念

さらに、Alexaにも対応していないため、スマートホームとの連携を期待しているユーザーにとってはまた一つのマイナス要素となります。

REGZA伝統の番組表は見やすい

一方で、REGZAの伝統である番組表は見やすく、多くのユーザーから高く評価されています。シンプルで直感的な操作が可能です。

録画再生機能はテレビ内蔵型としては機能性が高く便利

録画再生機能についても、テレビ内蔵型としては非常に機能性が高く、便利と評価されています。特に使い勝手が良く、専用のレコーダーが不要になることも少なくありません。

タイムシフトリンク対応は便利

タイムシフトリンクにも対応しており、環境を用意できれば見逃した番組を後から視聴できる機能は非常に便利です。忙しい日常生活において、これらの機能は大いに役立ちます。

DTCP-IP非対応なことにも注意したい(DiXiM Playのインストールで解決できる場合もある)

DTCP-IPに非対応であることも注意が必要です。ただし、DiXiM Playのインストールでこの問題は解決する場合があります。

あまり長持ちしないという報告もあり、長期保証への加入がおすすめ

長期的に使う上で、あまり長持ちしないという報告もあります。そのため、購入時には長期保証への加入をおすすめするという声が見られます。

東芝 REGZA Z570Kシリーズの評価のまとめ

ポジティブな評価のまとめ

東芝 REGZA Z570Kシリーズは、多くのユーザーから高評価を得ています。まず、4K画質の美しさは特筆すべきポイントです。実売価格を考慮しても、その画質のクオリティにつき文句はありません。特に映画やスポーツ観戦では、その詳細な表現力と色彩の豊かさが際立ちます。

REGZA Z570Kシリーズは倍速駆動技術を搭載しており、動きの速い映像も滑らかに再生できます。これにより、スポーツ観戦やアクション映画など、動きの多いコンテンツでもクリアな映像を楽しむことができます。また、内蔵スピーカーも優秀で、サウンドバーが不要なほど高品質な音響を提供します。

さらに、REGZA伝統の番組表は見やすいとされています。視覚的なナビゲーションが優れており、ユーザーフレンドリーな設計となっています。録画再生機能も使いやすく、特にタイムシフトリンク対応が便利です。多くのユーザーが指摘するように、テレビ内蔵型としてはトップクラスの機能性を誇ります。

ネガティブな評価のまとめ

一方、REGZA Z570Kシリーズにはいくつかのネガティブな評価も見られます。まず、VAパネルの特性により、斜めからの視聴時に白っぽくなってしまう点が挙げられます。特に広いリビングで家族みんなで観る際には、この視野角の制約が問題となりがちです。

ミニLEDや量子ドットといった、さらなる高画質技術を搭載したモデルよりも画質は若干劣ります。ただ、価格差を考えると不満はないという声は多いです。

また、自動での画質調整が不自然になることがあるとも言われています。このため、特定のシーンやコンテンツでは手動での調整が必要になることがあります。さらに、Android OS搭載のためか、起動が遅かったり動作がややもっさりしていると感じるユーザーもいるようです。

NetflixやAlexaに非対応である点も、一部ユーザーにとっては大きなマイナスポイントとなっています。これらのストリーミングサービスやスマートホーム機能を活用したい場合、別途デバイスの追加が必要となります。また、DTCP-IPに非対応な点にも注意が必要ですが、この点についてはDiXiM Playのインストールで解決できることもあります。

最後に、長期使用においてあまり長持ちしないという報告も見られます。これに対しては、長期保証への加入がおすすめされています。4K液晶テレビとして高性能である一方で、こうしたネガティブな評価も考慮して選択することが重要です。

価格的な競合となるハイセンスE7H/U7Hとの比較

主要な違い

東芝 REGZA Z570Kシリーズと実売価格が近い、ハイセンスE7H/U7Hシリーズの比較を見ていきましょう。まず、基本的なスペックに関してですが、どちらも4K液晶テレビで倍速対応、VAパネル採用で滑らかで高解像度の美しい映像を楽しむことができます。ただし、主要な違いとしては、東芝 REGZA Z570Kシリーズがより高度な映像処理技術を搭載している点が挙げられます。

また、REGZA Z570Kシリーズは録画機能やレコーダー連動機能が充実しており、録画再生機能は特に高い評価を受けています。番組表の見やすさは、どちらも同じハイセンスグループということで、同様と評価されています。

機能性としてはREGZA Z570Kシリーズが機能性と拡張性の高いAndroid TVであり、ネット動画とミラーリング機能中心のハイセンスE7H/U7Hシリーズより便利です。ただし、ハイセンスE7H/U7HシリーズではNetflix対応ですが、REGZA Z570Kシリーズが非対応なことには注意が必要です。

どちらを選ぶべきか

どちらのシリーズを選ぶべきかはユーザーのニーズによると言えます。もしより高画質な映像再生を求めるなら、東芝 REGZA Z570Kシリーズが最適です。特にスポーツ観戦やアクション映画、ゲームなど、動きの激しいコンテンツを楽しむ際には、このシリーズの技術が非常に役立ちます。

機能性や録画機能でもREGZA Z570Kシリーズが優れていますが、Netflixをテレビ内蔵機能で楽しみたい場合はハイセンスE7H/U7Hシリーズとなりましょう。

最終的には、どの機能を重視するか、自分の視聴スタイルや予算に応じて選ぶことが重要です。どちらのシリーズもそれぞれ異なる魅力を持っていますので、各種レビューや評価を参考にしながら、最適なテレビ選びを進めてください。

まとめと結論

Z570Kシリーズの総評

東芝 REGZA Z570Kシリーズは、市場評価やレビューから見ても、その実力は非常に高水準であることが分かります。4K液晶テレビとしての基本スペックや画質は実売価格を考慮すると文句なしですし、倍速駆動による滑らかな映像描写も好評です。特に動きの速い映像を見たい方にはぴったりの機能となっています。

内蔵スピーカーの音響も優れており、サウンドバーが不要なくらいの高品質なサウンドを楽しむことができます。ただし、Android OSが搭載されているため、起動が遅く、動作がやや重いと感じるユーザーもいます。この点については、少々注意が必要です。

NetflixやAlexaに非対応であることも一部のユーザーにとってはネガティブなポイントです。しかし、REGZAシリーズ伝統の見やすい番組表や便利な録画再生機能、タイムシフトリンク対応など、使い勝手の良い機能も多数搭載されています。

長期的な使用については、あまり長持ちしないという報告もありますので、長期保証への加入を検討するのがおすすめです。特にレコーダーとしても活躍できる本モデルは、録画機能を多用するユーザーには高評価です。

総じて、東芝 REGZA Z570Kシリーズは非常にバランスの取れたハイコスパな倍速4K液晶テレビであり、多くのユーザーにとって満足のいく選択となるでしょう。

REGZA Z570Kシリーズのおすすめユーザーなど

おすすめユーザーや使い方

東芝のREZGA Z570Kシリーズは4K液晶テレビとして、多くの魅力を持っています。特に、>映画鑑賞が好きな方や、スポーツ観戦を楽しむ方におすすめです。このシリーズは色再現性が高く、リアルな映像を楽しめるため、映像の美しさを重視する方にもピッタリです。また、倍速駆動機能が搭載されているので、動きの速い映像でも滑らかに表示されます。簡単に言えば、アクション映画やスポーツイベントのような動きの多いコンテンツを多く視聴する方に特に向いているといえます。

また、4K/120p入力やVRR(可変リフレッシュレート)、ALLM(自動低遅延モード)といった最新のゲーム機能をサポートしています。そのため、高性能なゲーム環境をテレビに求めるユーザーには非常に適しています。この性能をできるだけ安価に実現している液晶テレビという点がポイントです。

総じて、倍速駆動で4K/120p、VRR、ALLM対応が欲しい、ミニLEDや量子ドットのような価格が上がる画質装備までは不要で、その分安いほうがいいという向きにおすすめのテレビと言えるでしょう。

あまりおすすめでないユーザーや使い方

一方で、REGZA Z570Kシリーズはすべてのユーザーに対して完全に適しているわけではありません。例えば、NetflixやAlexaに対応していない点は、これらのサービスを頻繁に利用する方には残念なポイントかもしれません。

また、内蔵のAndroid OSがやや遅く感じられる場合があり、操作のレスポンスが速いテレビを求めている方にはあまりおすすめできない場合があります。さらに、VAパネルの特性から斜めからの視聴では画質が劣化することもあり、広いリビングルームで多人数で視聴するシーンには向かないかもしれません。

もし、予算に余裕があるのであれば、より高額で高性能なモデル、例えばREGZA、SONY、PanasonicなどのミニLEDモデルあたりを検討する価値があります。これらのブランドは、総合的な性能や品質で優れているため、長期的な満足度も高いでしょう。

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