SENNHEISER AMBEO Soundbar Mini 本バータイプのサウンドバー 約13万円
ゼンハイザー(SENNHEISER)は一本バータイプのサウンドバー「AMBEO Soundbar Mini」を2023年9月14日に発売しました。オープン価格で税込み実売価格は13万円程度。
同社サウンドバー「AMBEO Soundbar」の新エントリーモデル。製品名の「Mini」が示す通り、コンパクトな筐体設計となっており「日本の住環境によりフィットしたもの」とアピール。「AMBEO Soundbar」シリーズでは最小の本体サイズ約700(幅)×100(奥行)×65(高さ)mmを実現。
このコンパクトさで、上位モデルの特徴である「一台で7.1.4ch」再生が可能な点を踏襲。ドライバーは自社開発した計6ユニットを搭載。構成は1.6インチのセルロースコーン・ハイエンドフルレンジドライバー×4(フロントに2基/サイドに2基)、4インチのロングスローウーファー×2で、合計250WのD級アンプをそれぞれに割り当ててドライブ。ドライバーごとにチャンバーを設けることで、お互いの音に影響を与えないよう配慮されている点も、上位モデルから継承。
サラウンドコーデックはDolby Atmos、MPEG-H Audio、DTS:X、360 Reality Audioをサポート。フラウンホーファーと共同開発した3Dイマーシブサウンド技術「AMBEO」によってステレオ音源を3Dサウンドにアップミックスして再生することも可能。上位機種同様に、サラウンド効果を最大限発揮させるため、キャリブレーション機能も搭載しています。
Chromecast built-in、AirPlay 2、Spotify connect、Tidal connectに対応し、音楽再生にも十全に対応。操作は付属リモコンのほか、「Smart Control」アプリからキャリブレーションはじめ、音量操作やモード切り替えなどが行えます。
入力はHDMI(eARC対応)1系統のみ。Wi-Fi接続に加え、Bluetooth接続(AACコーデックまで対応)も行えます。
AMBEO Soundbar Mini レビューサイト

SENNHEISER AMBEO Soundbar Mini 製品情報やレビュー情報から浮かび上がる特徴・評価
ゼンハイザーのサウンドバーで、フラウンホーファーと共同開発した3Dイマーシブサウンド技術『AMBEO(アンビオ)』を搭載する「AMBEO Soundbar」シリーズの最小モデル。
このサイズでDolby Atmosなどの3Dイマーシブサウンドに対応しているのが最大の特徴です。
そうなると、本機に対する評価としては、基本的にはDolby Atmosと「AMBEO」による3Dイマーシブサウンド再生の実力を中心にしたものになるでしょう。
本機の3Dイマーシブサウンド再生の実力については、サイズや価格を考えると非常に健闘しているものの、上位とは異なり、上向きのイネーブルドスピーカーに値するスピーカーがないため、上下方向の立体感は評価が分かれるようです。
それでも、小型の一本バータイプで「7.1.4ch」に対応しているだけでも立派という高評価もあり、サラウンド感に対する評価は個人の求めるレベルや主観で大きく変わりそうです。
一方、音楽再生については上位同様に、自然な再現性を軸に、大いに音楽鑑賞を楽しめるハイレベルな仕上がりになっているようです。
映画やゲームなどのサラウンドについては、過度に期待せずに、本格志向の音楽再生をこなせる12万円程度のオーディオシステムと考えれば本機の価値が見えてきそうです。
比較対象はBose Smart Ultra Soundbar?
価格、内容的には同じ一本バータイプで実売約12万円程度のBose Smart Ultra Soundbarあたりが比較対象となる競合機でしょうか?
共通点と相違点について
サウンドバーであるSENNHEISER AMBEO Soundbar MiniとBose Smart Ultra Soundbarは、いくつかの共通点、そして相違点があります。
まず、どちらのサウンドバーもコンパクトなデザインでありながら、Dolby Atmosに対応し、高品質な立体音響効果を提供します。SENNHEISER AMBEO Soundbar Miniはステレオ音源を3Dサウンドにアップミックス再生できるのは独自のメリットです。Bose Smart Ultra Soundbarのほうはイネーブルドスピーカーがあるので、SENNHEISER AMBEO Soundbar Miniよりもアトモスの立体感は優れています。
また、両機ともワイヤレス接続に対応しており、スマートフォンやタブレットとの連携も簡単に行うことができます。Wi-Fiや各種ストリーミングにも対応。
両方のサウンドバーは簡単な操作方法やセットアップを備えており、初めてのユーザーでも簡単に操作できます。Bose Smart Ultra Soundbarは音声アシスタント・アレクサに対応しているのはポイントです。
SENNHEISER AMBEO Soundbar Miniは、デジタルサウンドプロセッシング技術や音楽鑑賞を意識したチューニングを採用しており、より自然でリアルな音質を実現しています。一方、Bose Smart Ultra Soundbarは、特殊なディレクショナルオーディオ技術を備えており、映画やゲームにも効果的な包括的な音響効果を提供します。
AMBEO Soundbar MiniとSmart Ultra Soundbarはどちらも優れた製品であると言えるでしょう。ただし、使用目的や重視する機能、よく再生する音楽・映像ジャンルに応じて選ぶことをおすすめします。 ざっくり言うと、音楽重視ならAMBEO Soundbar Mini、映画・ゲーム重視ならSmart Ultra Soundbarがより適性があるような印象です。
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