SENNHEISER HD 450SE /HD 458BTは内容的には同一のワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン
ゼンハイザー(SENNHEISER)のワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホン・HD 450SE /HD 458BTはともに、HD 450BTというモデルのアマゾン専売モデルです。実のところ、この3機種の内容・機能・性能には違いはなく、違いは若干の外装(一部の塗装など)の違いのみです。音質などには違いがないので、外観が気にならないなら、3つのうち最も安く売っているモデルを買うのがおすすめです。




旧モデルとなるHD 450SE /HD 458BTの存在価値はある?
なお、HD 450BTにはすでに後継機の「ACCENTUM Wireless」が2023年に発売されています。ノイズキャンセリング(ANC)性能がアップするなど、全体的に改良されていますが、価格が上がったことと、aptX LLコーデックに対応していないことが気になる点ではあります。
とくにaptX LLコーデックへの対応を求める向きには、旧モデルとなるHD 450SE /HD 458BT、HD 450BTの存在価値はまだあるのではないでしょうか?
SENNHEISER HD 450SE /HD 458BTの詳細説明
密閉型のオーバーイヤー型で高い没入感を実現
HD 450SE / HD 458BTは、周囲の騒音を遮断し、音楽に集中できる密閉型のオーバーイヤー型ヘッドホンです。耳全体を覆うイヤーカップは、外部音を効果的に遮断し、音漏れも抑えます。
軽量で快適な装着感
本格的な外観ながら、本体重量は238gと軽量で長時間装着しても疲れにくい設計です。イヤーパッドは柔软な素材を使用し、耳への負担を軽減します。
アクティブノイズキャンセリング機能
周囲の騒音を検知し、逆位相の音波で打ち消すフィードバックタイプのアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。飛行機のエンジン音や電車の走行音など、低音域の騒音を効果的に低減します。
aptX LLコーデック対応がポイント
対応コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX LL。ヘッドホンでは対応機種の少ない低遅延のaptX LLコーデックに対応しているので、動画視聴やゲームプレイ時にも音ズレを気にせず楽しめます。
専用アプリ「Smart Control」
専用アプリ「Smart Control」を使えば、ノイズキャンセリングレベルやイコライザー設定を調整できます。自分好みの音質にカスタマイズすることが可能です。
その他の機能
折りたたみ機構
約30時間のバッテリー持続時間
USB Type-C充電
3.5mmジャックによる有線接続も可能
NFC、マルチペアリング対応
音声アシスタント対応
SENNHEISER HD 450SE /HD 458BTの仕様
構造:密閉型
ドライバー:32mm径ダイナミック型
感度:108 dB/mW
再生周波数帯域:18 – 22,000Hz
インターフェイス:USB Type-C/3.5mm
重量:238g
通信方式:Bluetooth 5.0
プロファイル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
コーデック:aptX LL/aptX/AAC/SBC
連続再生時間:約30時間
充電時間:約2時間
付属品:USBケーブル・オーディオケーブル・収納ケース
SENNHEISER HD 450SE /HD 458BT 各種レビュー・評価から浮かび上がるその実力と弱点
ゼンハイザー HD 450SE /HD 458BTHD 450SEはアマゾンでの発売以来、そのコストパフォーマンスの高さから多くのユーザーから好評を得ています。
高音質とクリアなサウンド
HD 450SE /HD 458BTHD 450SEはクリアでバランスの良いサウンドを実現しています。低音域から高音域まで幅広い音域を再現し、音楽や映画などの音源を存分に楽しめます。
実用的なノイズキャンセリング
周囲の騒音を効果的に低減するアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しています。騒音低減性能はほどほどですが、再生音質をあまり損なわずにノイズキャンセリングできる点がとくに評価されています。
aptX LLコーデックによる低遅延性
aptX LLコーデック使用時の低遅延性も好評です。鑑賞用の動画に関しては全くと言っていいほど違和感なく、よほどタイムラグにシビアなものでない限りは一般的なゲームにおいても使えるという評価が多いです。
軽量で快適な装着感
重量238gと軽量で、長時間装着しても疲れにくい、イヤーパッドは柔らかく、耳への負担を軽減るという評価が大勢です。
長時間バッテリー
約30時間のバッテリー持続時間を誇ります。長時間の旅行や出張でも、充電を気にせず使用することができると評価されています。
手頃な価格
2万円を切る価格で、高音質、ノイズキャンセリング、長時間バッテリーなどの機能を備えています。とくにアマゾンのセール時には1.5万円を切ることもあり、コストパフォーマンスの高いヘッドホンとして評価されています。
多くのユーザーから好評を得ている一方、いくつか否定的な評価も見られます。
音質面の不満
一部のユーザーからは、同社の開放型の有線ヘッドホンHD599などに比べると、全体に音が籠っているという否定的な評価もあります。
ANC性能の不満
アクティブノイズキャンセリング機能について、シンプルなフィードフォワード方式ということもあり、それほど高くないという指摘があります。
機能面
外音取り込み機能がない、マルチポイント接続に対応していない、イコライザー調整機能がアプリのみで利用可能といった点に不満のあるユーザーもいます。
デザイン
デザインが地味でシンプルすぎる、思い切ったカラーバリエーションが少ないなどとデザイン面に苦言を呈する向きもあります。
ゼンハイザー HD 450SE /HD 458BTがおすすめのユーザー
ゼンハイザー HD 450SE /HD 458BTは、2万円を切る価格ながら、高音質、ノイズキャンセリング、長時間バッテリーなどの機能を備えたワイヤレスヘッドホンです。以下のようなユーザーにおすすめです。
コストパフォーマンスの高いヘッドホンを求めているユーザー
HD 450SE /HD 458BTは、2万円を切る価格で、高音質、ノイズキャンセリング、長時間バッテリーなどの機能を備えています。実売2万円未満でコストパフォーマンスの高いワイヤレス・ノイズキャンセリングヘッドホンを求めているユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
音楽や映画をじっくり楽しみたいユーザー
HD 450SE /HD 458BTは、クリアでバランスの良いサウンドを実現しており、音楽や映画などの音源をじっくり楽しみたいユーザーにおすすめです。
ある程度の騒音の中で音楽や音声に集中したいユーザー
HD 450SE /HD 458BTは、適度なノイズキャンセリング機能を搭載しており、騒音の中でも音楽や音声に集中したいユーザーにおすすめです。
aptX LLコーデック対応による低遅延性を重視するユーザー
aptX LLコーデック対応も本機の大きな特徴です。aptX LLコーデック対応のヘッドホンは少なく、本機の後継機も非対応なだけに、この点を重視するユーザーにとっては大いにおすすめできます。
長時間装着しても疲れにくいヘッドホンを求めているユーザー
HD 450SE /HD 458BTは、軽量で長時間装着しても疲れにくい設計です。長時間音楽を聴いたり、映画を見たりするユーザーにおすすめです。
シンプルなデザインを好むユーザー
HD 450SE /HD 458BTは、シンプルで飽きのこないデザインです。派手なデザインよりも、シンプルで機能的なデザインを好むユーザーにおすすめです。
逆に、強力なノイズキャンセリング性能を求めるユーザー、ゼンハイザーのHD599なみの高音質を求めるユーザー、マルチポイント機能を求めるユーザー、LDACやaptX Adaptiveなどのハイレゾコーデック対応を求めるユーザー、もっと積極的なデザインのヘッドホンを求めるユーザーには、別のヘッドホンがおすすめかもしれません。
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