SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 4とMOMENTUM True Wireless 3を比較しての違いは?

イヤホン

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 4 完全ワイヤレスイヤホン新フラッグシップモデル

ゼンハイザーブランド(SENNHEISER)の完全ワイヤレスイヤホン新フラッグシップモデル「MOMENTUM True Wireless 4」と前作の「MOMENTUM True Wireless 3」と比較しての違いを解説し、「MOMENTUM True Wireless 4」の内容や特徴をあぶりだします。

「MOMENTUM True Wireless 4」は2024年3月1日に発売。オープン価格で、税込みの実売価格は49,940円前後。

MOMENTUM True Wireless 4とMOMENTUM True Wireless 3の比較・違い

「MOMENTUM True Wireless 4」は前作で高い人気と評価を得た「MOMENTUM True Wireless 3」(39,930円程度)と同様の外観と同一ドライバーを搭載しつつ、音質、機能性の両面で大幅な向上を果たした注目作です。以下に「MOMENTUM True Wireless 4」の向上点をポイントごとに解説します。

・搭載ドライバーは同一も、緻密なチューニングで音質向上

MOMENTUM True Wireless 4とMOMENTUM True Wireless 3は、同じ、7mm TrueResponseダイナミックドライバーを搭載しています。

ただし、MOMENTUM True Wireless 4は、MOMENTUM True Wireless 3と同じドライバーを搭載しながらも、さらに緻密なチューニングを施すことで音質を向上させています。

具体的には、中音域のクリアさを向上させ、高音域の伸びやかさも高まっているようです。音場の再現性も高めています。

・新たにaptX Losslessコーデックに対応

MOMENTUM True Wireless 4は、新たにaptX Losslessコーデックに対応しました。aptX Losslessは、CDと同等の音質をワイヤレスで伝送できる高音質コーデックです。

・新たにSnapdragon Soundに対応

MOMENTUM True Wireless 4は、新たにSnapdragon Soundに対応しました。Snapdragon Soundは、Qualcommが提唱する高音質ワイヤレスオーディオプラットフォームです。

Snapdragon Sound対応のスマートフォンと組み合わせることで、より高音質な音楽再生を楽しむことができます。

・新たにLC3コーデックにも対応

MOMENTUM True Wireless 4は、新たにLC3コーデックにも対応しています。LC3コーデックは、低ビットレートでも高音質を実現するコーデックです。

・新たにAURACASTに対応

MOMENTUM True Wireless 4は、今後対応予定のAURACASTもサポートします。AURACASTは、従来のBluetooth送信機とは異なり、複数のリスナーに高音質な音声を送信できる新しい技術です。

・Bluetooth 5.4の新チップと、アンテナ形状の変更により、接続性が強化

MOMENTUM True Wireless 4は、Bluetooth 5.4の新チップ、改良されたアンテナ形状により、接続性が強化されています。音の途切れや音の遅延が抑えられ、より快適な音楽再生を楽しめます。

・新しいノイズ低減マイクを採用することで、ANCと外音取り込み機能を強化

MOMENTUM True Wireless 4は、新しいノイズ低減マイクを採用することで、ANC性能と外音取り込み機能が向上しています。周囲の騒音をより効果的に低減し、周囲の音をよりクリアに聞き取れるようになっています。

・通話性能も向上

Snapdragon Soundへの対応、AI技術の最適化などにより、通話相手への送話品位も向上。周囲の騒音を抑え、自分の声をクリアに相手に届けることができます。

また、「コールバーチャル技術」も新搭載。通話相手の声を、あたかも目の前にいるかのように聞こえるようにする機能です。

・そのほかの向上点

・筐体デザインは、前モデルの形状を引き継ぎつつ、メタリックカラーを新採用

・防水性能がIPX4からIP54防水・防塵にアップ

・イヤホン本体の再生時間とケース込みの再生時間が最大7時間/ケース込28時間から最大7.5時間 / ケース込30時間にアップ

・急速充電も10分充電で1時間再生から8分充電で1時間再生に向上

・バッテリーは長期間使用してもバッテリーパフォーマンスが低下しづらい仕様に改良

・価格は1万円アップ

そのほか、両機に共通の機能・内容

・aptX Adaptive、aptX、AAC、SBCコーデックに対応

・イヤホンの着脱に応じて楽曲の再生/停止が自動で連動するスマートポーズや、2台までのマルチポイント接続も可能

・Smart Controlアプリで、イヤホンのフィットテストができ、自分にあったサイズのイヤーピース/フィンを選ぶことができる

・個人に合わせて音質を最適化できる「サウンドパーソナライズ」機能

・指定した場所に出入りすると自動でサウンド設定が変更される「サウンドゾーン」や自分好みのEQを作れる「サウンドチェック」機能

MOMENTUM True Wireless 4のおすすめポイントのまとめ

MOMENTUM True Wireless 3からの大幅な機能向上

音質:より緻密なチューニング、aptX Lossless、Snapdragon Sound、LC3コーデック新対応
接続性:Bluetooth 5.4、新チップ、改良アンテナで改善
ANC/外音取り込み:新マイクで性能向上
通話性能:「コールバーチャル技術」などで向上
新機能:AURACAST、IPX54防水
バッテリー:防水性能向上、再生時間延長、急速充電改善、劣化抑制
デザイン:メタリックカラー

従来からの美点

ゼンハイザー伝統の高音質
快適な装着感と操作性
人間工学に基づいたデザイン
軽量で耳にフィット
タッチセンサーによる直感的な操作

MOMENTUM True Wireless 4と3を比較してどちらをどう選ぶ?

MOMENTUM True Wireless 4 がおすすめな場合

ゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホンの最高音質を求める方
最新の機能を体験したい方
より快適な音楽再生と通話体験を求める方
雨天での使用が多い方
長時間の音楽再生をしたい方

MOMENTUM True Wireless 3 がおすすめな場合

バランスの良い性能を求める方
価格を重視する方(5万円は出せないが4万円までなら…など)
そこまで音質にこだわりがない方(aptX Adaptiveがあれば十分)
最新の機能は必要ない方(LC3は不要など)

両モデルを比較してのまとめ

MOMENTUM True Wireless 4 は、音質、接続性、ノイズキャンセリング、通話性能など、多くの面で前作を上回る進化を遂げています。

しかし、価格は1万円高価になっています。

それでも、音質や機能にこだわり、最高の音楽体験を求める方には MOMENTUM True Wireless 4 がおすすめです。

一方、価格を重視し、バランスの良い性能を求める方には MOMENTUM True Wireless 3 がまだまだおすすめです。

機能面ではaptX Lossless、Snapdragon Sound、LC3コーデックへの対応の必要性を感じるかどうかが大きなポイントになるような印象です。

どちらを選ぶかは、それぞれのニーズと予算に合わせて検討することをおすすめします。

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