SONY WF-C510 ソニーの完全ワイヤレスイヤホン新エントリー機 約1万円
ソニーは完全ワイヤレスイヤホンの新エントリーモデル・WF-C510を2024年9月13日に発売。オープン価格で税込みの実売価格は1万円程度。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、イエロー。
カラーバリエーションはアイスグリーン・コーラルオレンジ・ホワイト・ブラック
2021年10月に発売された・WF-C500(現在の実売価格は7500円程度)の後継機です。
WF-C510の内容、特徴をWF-C500と比較しての違いを解説しつつ詳しくご紹介。
スペック比較の概要
機能性
SONY WF-C510とWF-C500を比較すると、それぞれの機能性にはいくつかの違いがあります。WF-C510は新たに外音取り込み機能やボイスフォーカス機能が追加され、周囲の音を取り入れながら音楽を楽しむことができます。また、マルチポイント機能も追加されており、複数のデバイスに同時に接続することが可能です。
バッテリー寿命
バッテリー寿命に関して、WF-C510はイヤホン単体で最大11時間、充電ケースを併用すると合計で22時間の再生が可能です。一方、WF-C500は本体のみで10時間、ケース充電1回で合計20時間のバッテリー寿命を誇ります。どちらも急速充電機能を備えており、短時間の充電で長時間の使用が可能です。
音質
音質においては、SONY WF-C510では新しい6mm径ドライバーと新チューニングにより、高音域から低音域までよりバランスの取れたクリアな音質を実現しています。「DSEE」機能が搭載されており、圧縮された音源をCD音質相当まで補完します。WF-C500も「DSEE」機能を搭載しており、全体的な音質の評価も高いです。
接続性
接続性では、WF-C510はBluetoothのバージョンが5.0から5.3にアップデートされており、より安定した接続が期待できます。WF-C500もBluetooth 5.0を採用しており、良好な接続性を提供しています。さらに、どちらのモデルもGoogle「Fast Pair」やWindows 11の「SwiftPair」に対応しています。
デザイン
デザイン面では、SONY WF-C510は付属充電ケースのデザインが変更され、半透明からマットデザインに改良されています。また、本体・ケース共に小型・軽量化され、密閉型の完全ワイヤレスモデルとして「ソニー史上最少」を実現しました。カラーバリエーションも豊富で、個々のスタイルに合わせて選べます。
装着感
装着感については、WF-C510でエルゴノミック・サーフェス・デザインがブラッシュアップされ、耳の形状によりフィットするように設計されています。コンパクトな設計のため、女性や耳の小さな方でも快適に装着できます。
操作性
操作性に関して、WF-C510はボタンを4度タップしてのボリューム調整が可能になるなど、本体操作が拡充されています。また、「Spotify」などの音楽アプリを素早く再生できるクイックアクセス機能も追加されており、日常の使用がより便利になりました。WF-C500もボタン操作が直感的で使いやすいデザインです。
SONY WF-C510で改良、追加された内容を詳しく解説
新しい6mm径ドライバーを採用し、新チューニングも相まって音質向上
SONY WF-C510は、新しい6mm径ドライバーを採用しています。このドライバーにより、高音域から低音域までバランスのとれたクリアな音質を実現しています。また、音質向上のための新しいチューニングが施され、すべての帯域でバランスが向上しています。従来機種よりも一段と進化した音楽体験を提供します。
エルゴノミック・サーフェス・デザインをブラッシュアップ
耳の形状に合わせたエルゴノミック・サーフェス・デザインが改良されました。これにより、SONY WF-C510は女性や耳の小さな方でもより快適に装着できるようになり、長時間の使用でも疲れにくい装着感を実現しています。さらに、操作性も向上しており、使いやすさがアップしました。
付属充電ケースのフタを半透明デザインからマットデザインに変更
付属の充電ケースのフタが半透明デザインからマットデザインに変更されました。これにより、高級感が増し、傷や指紋がつきにくくなるという実用性も向上しています。
外音取り込み機能を追加
SONY WF-C510には外音取り込み機能が追加されています。この機能により、イヤホンを装着したままでも周囲の音を聞くことができ、安全性が向上しています。例えば、歩行中や自転車の利用時に非常に便利です。
ボイスフォーカス機能も追加
外音取り込み機能にはボイスフォーカス機能が追加されています。これにより、周囲の音だけでなく、人の声がクリアに聞こえるようになり、会話がしやすくなるメリットがあります。
Bluetoothはバージョン5.0からバージョン5.3に最新化
Bluetoothのバージョンが5.0から最新の5.3に更新されました。これにより、接続性がより安定し、音質の向上と省電力が実現しています。
マルチポイント機能を追加
マルチポイント機能が追加されました。この機能により、同時に2台のデバイスと接続が可能となり、例えばスマートフォンとパソコンを同時に使う場合でもシームレスに切り替えができます。
音楽アプリを素早く再生できるクイックアクセス追加
新たにクイックアクセス機能が追加され、ボタン操作一つでSpotifyなどの音楽アプリを素早く再生することができます。これにより、日常の音楽体験がより快適になります。
本体操作の拡充
本体操作が拡充され、ボタンを4度タップすることでボリューム調整が可能になりました。この操作は瞬時に音量調整を行う際に便利です。
密閉型の完全ワイヤレスモデルとして“ソニー史上最少”となった
SONY WF-C510は本体とケース共に小型・軽量化が進められ、ソニーの密閉型完全ワイヤレスイヤホンとして史上最少サイズを実現しました。これにより、持ち運びが非常に便利です。
片側の質量は約5.4gから約4.6gに、体積約21%減を実現
具体的にはイヤホン一側の質量が約5.4gから約4.6gに軽量化され、体積も約21%減少しています。この改良により、耳への負担が一層軽減され、長時間の使用でも快適さが続きます。ケースについても体積は約23%削り、約3グラム減の重さ31gとなっています。
バッテリー性能も改善
バッテリー性能も改善され、イヤホン単体で最大11時間、充電ケースを併用することで合計22時間の再生が可能になりました。従来のイヤホン単体10時間、ケース併用最大20時間からさらに延びたため、長時間の使用が可能です。
急速充電性能も向上
急速充電性能が向上し、5分の充電で最大60分再生することができるようになりました(従来は10分の充電で60分再生)。これにより、急ぎの外出時でも安心して利用できます。
カラバリが一部異なっている
カラーバリエーションにも一部変更があり、2色が入れ替えられています。新色については好みが分かれる可能性もあります。
WF-C510のカラーはブラック、ホワイト、ブルー、イエロー。
WF-C500のカラーはブラック、ホワイト、アイスグリーン・コーラルオレンジ。
充電用ケーブルの付属はなくなった
付属充電ケース用のUSB-Cケーブルは、WF-C500とは異なり、付属しなくなりました。パッケージの簡素化による環境負荷の軽減と、コストカットの両方が理由と考えられます。100円でも買えるようなものですから、あまり問題はないでしょう。
SONY WF-C510とWF-C500で共通の内容、特徴
対応コーデックはSBC、AAC
SONY WF-C510とWF-C500はどちらもSBCおよびAACコーデックに対応しています。これによって、iPhoneなどさまざまなデバイスで安定した音質が楽しめます。
360 Reality Audio認定モデル
両モデルとも360 Reality Audio認定を受けており、360 Reality Audioソースの再生時に立体感のあるサウンドを体験できます。これにより、音楽の臨場感を最大限に引き出します。
片耳使用やハンズフリー通話対応
SONY WF-C510とWF-C500は、片耳使用やハンズフリー通話にも対応しています。運動中や通勤時にも便利で、どちらか一方のイヤホンだけを使用することが可能です。
アクティブノイズキャンセリング機能やLDACコーデックには非対応
残念ながら、両モデルともアクティブノイズキャンセリング機能や高音質LDACコーデックには対応していません。しかし、その分価格が抑えられ、コストパフォーマンスに優れています。
圧縮された音源をCD音質相当まで補完して再生する「DSEE」機能を搭載
ソニーが独自に開発した「DSEE」機能を搭載しており、圧縮された音源をCD音質相当まで補完して再生します。高音域のディテールが再現され、クリアなサウンドが楽しめます。
アプリ「Headphones Connect」を使って、イコライザー調整可能
両モデルは、専用の「Headphones Connect」アプリを使ってイコライザーを調整することが可能です。好みの音質にカスタマイズできるため、自分だけの音楽体験を楽しむことができます。
Google「Fast Pair」やWindows 11の「SwiftPair」対応、「端末を探す」アプリに対応
SONY WF-C510とWF-C500は、「Google Fast Pair」や「Windows 11 SwiftPair」に対応しており、接続も簡単です。また、「端末を探す」機能にも対応しているため、万が一の紛失時にも安心です。
イヤホン本体はIPX4防水に対応
両モデルのイヤホン本体はIPX4の防水性能を持っています。運動中や雨の日でも安心して使用することができ、日常生活の様々なシーンで活躍します。
ハイブリッドイヤーピースを3サイズ付属
イヤーピースは単体販売もされているハイブリットイヤーピース(SS/M/LL各2個)付属しています。
SONY WF-C510とWF-C500の違いと共通点のまとめ
SONY WF-C510とWF-C500を比較して明らかになった違いや共通点を整理します。まず、SONY WF-C510は新しい6mm径ドライバーを採用し、よりバランスの取れた音質を提供しています。また、エルゴノミック・サーフェス・デザインをブラッシュアップし、装着感と操作性が向上しています。
一方、SONY WF-C500も高音域から低音域までバランスの良い音質と、CD音質相当まで補完する「DSEE」機能や、360 Reality Audio対応を同様に搭載しています。
WF-C510はBluetoothバージョンを5.3に最新化し、マルチポイント機能やクイックアクセス機能などを追加しています。
一方で、WF-C500は比較的シンプルな設計で、Bluetooth 5.0を搭載。直感的な操作性と長時間使用可能なバッテリー寿命が特徴です。
外音取り込み機能やボイスフォーカス機能はWF-C510のみの特長となっており、外音遮断性や音漏れ防止、快適な装着感などの共通点もあります。
また、デザイン面ではWF-C510が新しいマットデザインの充電ケースを採用し、より高級感を提供しています。さらに、カラーバリエーションやバッテリー寿命についてもわずかな差異がありますが、両機種ともに豊富なカラーバリエーションと長時間バッテリー寿命を有しています。
まとめると、SONY WF-C510とWF-C500はどちらもソニーの技術を活かした高品質なイヤホンであり、音質や装着感、機能面での違いが見受けられます。どちらを選ぶかは、価格の違いもあり、用途や好みによる選択が重要です。
価格とコストパフォーマンス
SONY WF-C510とWF-C500の価格を比較すると、どちらもコストパフォーマンスに優れたモデルですが、微妙に価格差があります。SONY WF-C500はすでに市場に定評があり、その価格は約7500円とリーズナブルです。一方、SONY WF-C510は新しいモデルであり、価格は約1万円と若干高めに設定されています。
SONY WF-C510は最新の機能や改良点を数多く搭載しており、その分価格が上昇していますが、長期間使用することを考慮すると投資価値があります。特に機能や音質、そして装着感の向上により、その価格は納得できるものです。
一方で、SONY WF-C500も非常に優れた機能を持ちながら、コストパフォーマンスが高いとされています。音質や装着感に対するユーザーの満足度も高く、初めてワイヤレスイヤホンを購入する方や、予算を抑えたい方におすすめです。
SONY WF-C510とWF-C500を比較しての違いを解説すると、WF-C510はより新しい技術や機能を取り入れ、全体的な性能が向上しています。しかし、WF-C500もその価格範囲では非常に優れた選択肢です。最終的に、購入者の予算や求める機能によって選ぶべきモデルが異なります。
総合評価
どちらがどうおすすめか
SONY WF-C510とWF-C500を比較しての違いを解説すると、新しいWF-C510は多くの改良点と追加機能があり、全体的にパフォーマンスが向上しています。特に新しい6mm径ドライバーの採用や、小型、軽量化、装着感の向上、Bluetoothバージョンの最新化、外音取り込み機能、マルチポイントの追加などが注目されます。
一方で、SONY WF-C500は価格面での優位性があります。同じくソニーの独自技術「DSEE」を搭載しており、クリアな音質を提供します。また、カラーバリエーションも異なっており、予算を抑えたい方やカラフルな選択肢を求めている方には魅力的なモデルです。
総合的に見ると、より高機能で最新技術を体験したいという方にはSONY WF-C510がおすすめです。一方で、より安さを重視しつつもソニーの高音質と装着感を楽しみたい方にはSONY WF-C500が向いています。このように、それぞれのニーズに応じて最適な選択をすることが重要です。
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