AirPods Max USB-C 新モデルと従来機のAirPods Maxを比較しての違いは?

ヘッドホン

アップルは2024年9月10日、Bluetoothヘッドホン「AirPods Max」の新モデルを発表。9月20日発売で価格は84,800円。

同じモデル名で2020年12月15日に61,800円(発売当初)で発売されたモデルの後継機。

「AirPods Max」の新モデルと従来機の違いを解説します。

発表イベントと発売日、価格

Appleは最新の発表イベント「It’s Glowtime」において、USB-C充電が採用された新しいAirPods Maxモデルを発表しました。この新モデルは、2024年9月20日から発送され、価格は84,800円です。予約受付はすでに開始されており、多くの消費者からの期待が高まっています。この発表により、新しいAirPods Maxがどのような性能を持つか、非常に注目されています。

USB-C充電の採用理由

新しいAirPods MaxがUSB-C充電に対応した理由はいくつかあります。まず、USB-CはiPhone(2023年発売の15以降)、iPad、MacBookなど他のAppleデバイスと同じ充電ケーブルで使用できるため、利便性が向上します。

従来モデルではLightningポートが採用されていましたが、Appleが汎用性が高い充電ポートへシフトすることで、ユーザーの充電環境がシンプルになります。

また、USB-Cはより高い充電速度とデータ転送速度を提供できる点も見逃せません。これにより、AirPods Maxをより効率的に使用できるようになります。

従来モデルの特徴

Lightningコネクタ

従来のAirPods Maxは、Lightningコネクタを採用しています。このコネクタはこれまで発売されたAppleの多くのデバイス(とくに14までのiPhone)で使用されているため、iPhoneやiPadを持っているユーザーには馴染み深いものでした。

Lightningケーブルは高いデータ転送速度と高品質な充電能力を持ち、日常的な使用において十分な機能を提供しています。ただし、当のアップルもLightningから移行したように、USB-Cが主流になりつつある現在、従来のLightningコネクタは一部ユーザーにとっては使い勝手が落ちると感じられる場合もあります。

性能面のスペック

AirPods Maxは左右それぞれに搭載されたH1チップにより、高性能な音質を提供します。Apple設計の40mm口径のダイナミックドライバーは、全音域において精細なサウンドを実現し、独自のデュアルネオジムリング磁石モーターは音量を最大にしても全高調波歪みを1%未満に抑えることが可能です。また、Bluetooth 5.0準拠でSBCおよびAACコーデックに対応しており、幅広いデバイスとのシームレスな接続が保証されています。また、アクティブノイズキャンセリング機能外部音取り込みモードも備えており、どんな環境でも快適に音楽を楽しむことができます。

新モデルと従来モデルの主な違い

充電ポートの変更

新しいAirPods Maxでは、上述のように充電ポートがLightningからUSB-Cに変更されました。これは、Appleの他のデバイス(iPhone 15以降、iPad、MacBookなど)と同じケーブルで充電が可能になるという大きな利便性を提供します。従来モデルではLightningポートを採用していましたが、これからはUSB-Cポートに統一されることにより、ケーブルの互換性が向上し、持ち運びも簡単になります。

ただし、この変更により、従来モデルでは純正オプションの「Lightning – 3.5mmオーディオケーブル」使用でのアナログオーディオ接続が可能であったものが、新しいAirPods Maxではアナログオーディオ接続が不可の状態で発売されました。この部分は新モデルで後退した部分であると批判されることもありましたが、以下の追記にあるように、2025年の「USB-C – 3.5mmオーディオケーブル」発売により、、新しいAirPods Maxでもアナログオーディオ接続ができるようになりました。

カラーバリエーション

新しいAirPods Maxのカラーバリエーションは、従来モデルに比べて変わりました。Appleは「It’s Glowtime」イベントで、スターライト、ミッドナイト、ブルー、パープル、オレンジの5つのカラーバリエーションになりました。

従来モデルではスペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクの5色でした。新色の追加は多くのファンにとって魅力的なポイントです。

価格の違い

新AirPods Maxの価格は84,800円で、従来モデルと比較すると価格が上昇しています。この価格の違いは、USB-C充電ポートの導入や新たなカラーバリエーションの追加に伴うものであると考えられます。しかし、新モデルへの充電ポート変更のみが大きなアップデートと感じるユーザーにとっては、価格の上昇がやや高く感じられるかもしれません。

25/03/25追記:25/4のアップデートでUSB-Cモデルのみ48kHz/24bitロスレスと超低レイテンシー、各種音楽制作アプリとの連携強化の3つが追加

2025年4月のアップデートで、AirPods Max(USB-C)のみ、新たに48kHz/24bitのロスレスオーディオ対応(USB-C経由でのデジタル入力対応化)や超低レイテンシーオーディオ対応、各種音楽制作アプリとの連携強化の3つの新機能が追加されます。さらに、USB-C対応のAirPods Maxを、3.5mmステレオミニ接続(つまりアナログオーディオ接続)を可能にするケーブル「USB-C – 3.5mmオーディオケーブル」の販売もスタート。

AirPods Max USB-C 新モデルと従来機のAirPods Maxの違いはより大きくなりました(従来機のAirPods Maxでは純正オプションの「Lightning – 3.5mmオーディオケーブル」使用でのアナログオーディオ接続のみ可能でした)。

(新機能解説記事)
https://good-one-choice.com/airpods-max-usb-c-48khz-24bit/

その他の機能は同一

新モデルと従来のAirPods Maxを比較してみると、その他の機能面では違いはありません。両モデルともに、左と右の各1つのH1チップが搭載されており、高性能な音質やアップルデバイスとの高い親和性を持っています。また、アクティブノイズキャンセリング機能や空間オーディオ機能などの高性能なオーディオ機能も共通しています。

両機に共通の内容

左右2つのH1チップによる高性能とアップルデバイスとの高い親和性

新モデルと従来のAirPods Maxには、左右2つのH1チップが搭載されており、これにより高性能とAppleデバイスとの高い親和性が実現されています。H1チップの効果により、接続やペアリングが迅速かつスムーズに行える点が特長です。

AirPods Maxでは、ユーザーのiCloudアカウントでサインインされたデバイスと自動的にペアリングされるため、非常に便利です。iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple Watch、Apple TVなど、複数のAppleデバイス間でのシームレスな切り替えが可能です。

AirPods MaxはiPhone、iPad、Macの間でシームレスにサウンドの移動が可能です。この機能により、ひとつのデバイスで写真を見たり、別のデバイスで通話を受けたりする際の音声の切り替えがスムーズに行われます。

さらに、iPhone、iPad、iPod touch、またはApple TV 4Kから再生するオーディオを2組のAirPods Maxで簡単に共有することができるため、友人や家族と一緒に音楽や映画を楽しむことができます。

Apple設計の40mm口径のダイナミックドライバーを搭載した高音質

Appleによって設計された40mm口径のダイナミックドライバーが搭載されており、クリアで高音質な音楽体験を提供します。これにより、あらゆるジャンルの音楽を最高の音質で楽しむことができます。

独自のデュアルネオジムリング磁石モーターを採用

デュアルネオジムリング磁石モーターの技術も特徴の一つです。この技術により、音量を最大にしても全高調波歪みが1%未満に抑えられるため、クリアで歪みのない音質を楽しめます。

Bluetooth 5.0準拠でSBC、AACコーデック対応

Bluetooth 5.0に準拠しており、SBCおよびAACコーデックに対応しています。これにより、ワイヤレスでの接続が安定し、高品質な音声転送が可能です。残念ながらLDACなどのハイレゾコーデックやaptX系コーデックには対応していません。

高性能なアクティブノイズキャンセリング機能搭載

AirPods Maxは高性能なアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しており、外部の騒音を効果的に排除します。これにより、音楽や通話中のノイズを気にせずに集中できる環境が提供されます。

外部音取り込みモード搭載

外部音取り込みモードを搭載しており、必要に応じて外部の音を取り込むことができます。安全に外部環境を確認しながら使用したい場合に非常に便利です。

ダイナミックヘッドトラッキング対応空間オーディオ機能

ダイナミックヘッドトラッキングに対応した空間オーディオ機能も搭載されており、ユーザーの頭の動きに合わせて音の定位が調整されます。これにより、まるで目の前で演奏が繰り広げられているかのような臨場感ある音楽体験を提供します。

空間オーディオ機能は5.1chや7.1ch、Dolby Atmosで記録されたコンテンツに対応しており、まるで映画館で音に包み込まれるような迫力のある音響体験が味わえます。

サウンドを調節するアダプティブイコライゼーション

イヤーパッドの吸着度と密閉度に合わせてサウンドを自動調節するアダプティブイコライゼーション機能も搭載しているため、常に最適な音質が維持されます。

高品位な通話が可能

3つのマイクが搭載されており、そのうち2つはアクティブノイズキャンセリングと共用、1つは追加マイクです。この配置により、クリアで高品位な音声通話が可能です。

装着検知機能

装着検知機能も備えており、耳から外すと再生が自動的に一時停止します。これにより、バッテリーの消耗を抑えながらも使い勝手の良い操作が可能です。

メッシュキャノピーと、ソフトなイヤークッションで快適な装着感

通気性の良いメッシュキャノピーとソフトなイヤークッションが採用されており、長時間の使用でも快適な装着感を提供します。

耐久性と品位感が高いステンレススチール製フレームのヘッドバンド

ステンレススチール製のフレームを持つヘッドバンドにより、高い耐久性と品位感を両立しています。これにより長期的な使用にも耐えうる製品と言えます。

バッテリーの持続時間

バッテリーの持続時間は、アクティブノイズキャンセリングと空間オーディオを有効にした状態で連続20時間です。これにより、長時間の利用でもバッテリー切れの心配が少なく、安心して使用できます。

新モデルへの感想のまとめ

充電端子の変更は評価できる

新しいAirPods MaxはUSB-C充電ポートを採用しており、この変更は多くのユーザーにとって大きなメリットです。従来モデルではLightningポートが標準でしたが、USB-Cはより汎用性が高く、iPhoneやMacBookなど多くのApple製品と同じケーブルで充電が可能になります。これにより、持ち運び時のケーブルの数を減らせる点が評価されています。

実質、充電端子の変更のみのマイナーチェンジに留まり残念

新モデルと従来のAirPods Maxを比較すると、主な違いは充電ポートの変更のみであり、これには失望の声も聞かれます。新色のカラーバリエーションやUSB-Cの採用は嬉しい点ですが、それ以外の仕様や機能に大きな変更が見られないことが残念です。

充電端子の変更のみのマイナーチェンジにしては値上がり幅が大きく残念

新AirPods Maxの価格は84,800円と高額になっています。充電端子の変更といった小さな改良に対して、この価格の上昇が見受けられ、コストパフォーマンスについての不満が出ています。特に、従来モデルからのアップグレードを検討しているユーザーにとっては、値上がりが大きなネックとなっています。

Bluetoothバージョンをアップするとか、LE Audioに対応するなどの新機能が欲しかった

Apple製品の中で高音質を誇るAirPods Maxですが、BluetoothバージョンのアップグレードやLE Audio対応といった新機能の追加が期待されていました。これらの技術革新が搭載されていれば、更に魅力的な製品となり、H1チップの性能を活かしたより優れた音質体験が提供できたことでしょう。しかし、この点については現状のままであり、ユーザーにとって追加の価値を感じられるポイントがあまりありません。

どちらを選ぶべきか?

価格とコストパフォーマンス

新しいAirPods Maxと従来モデルの大きな違いは、もちろん価格です。新モデルは84,800円と設定されており、旧モデルと比べて価格が上がっています。ただし、USB-Cの充電ポート採用や新色の追加など、一部の改良が施されています。コストパフォーマンスを重視するのであれば、従来モデルも選択肢に含める価値があります。

機能面でのメリット・デメリット

機能面では、新しいAirPods MaxはUSB-C充電に対応しているため、iPhoneやiPad、MacBookなどAppleの他のデバイスと同じケーブルで充電できる利便性があります。一方、従来モデルはLightningポートを使用していますが、音質やノイズキャンセリング機能は両モデルともに高水準です。日常的にUSB-Cを多用するユーザーにとっては、新モデルの方が利便性が高いといえます。

使用シーンに応じた選択

使用シーンによっても、新モデルか従来モデルかの選択が変わってきます。例えば、Appleデバイスを複数持つユーザーや、新色のカラーバリエーションを楽しみたい方には新モデルが適しています。逆に、コスト面を重視し、既存のLightningケーブルでの充電に問題がないユーザーには従来モデルでも十分です。どちらを選ぶにしても、AirPods Maxシリーズの高い音質と機能性は変わらないので、使い方に合わせた選択をするのがおすすめです。

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