- AirPods 4はどちらを選ぶべき?ANC搭載版と無印モデルの徹底比較!
- ANC搭載版AirPods 4の特徴
- AirPods 4 ANC搭載版と無印モデルの違いを項目ごとに詳しく解説
- AirPods 4 ANC搭載版と無印モデルに共通の内容・特徴
- イヤーピースを使わないオープンイヤーデザインを第3世代から踏襲
- より多くの人の耳にしっかりフィットするように再設計
- 新しい音響アーキテクチャなどによる高音質
- パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングに対応
- Apple製のH2チップを内蔵し、高性能とアップルデバイスとの高い親和性を実現
- 「はい」なら首を縦に、「いいえ」なら首を横に優しく振るだけでSiriの読み上げに応答できる
- 本体と充電ケースはIP54等級の防水防塵性能
- 1回のフル充電でイヤホン本体は最大5時間、付属充電ケース併用で30時間再生可能
- 充電端子はUSB-Cに対応
- 充電ケースはApple Watchの充電器やQi規格のワイヤレス充電器を使って充電可能
- どちらを選ぶべきか?
- まとめ
AirPods 4はどちらを選ぶべき?ANC搭載版と無印モデルの徹底比較!
アップルは2024年9月10日、完全ワイヤレスイヤホンのAirPods 4(AirPods 第4世代)を発表。9月20日発売で、ANC(アクティブノイズキャンセリング機能)非搭載モデル・MXP63J/Aは21,800円、ANC搭載モデル・MXP93J/Aは29,800円。
これまでアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能非搭載モデルだけだったAirPods。第4世代になってANC搭載モデルがはじめて登場しました。一方、従来のANC搭載モデルもラインナップされ、AirPodsに2種類のモデルが併存することになります。
最新技術を搭載し、高音質と利便性を誇るAirPodsシリーズは、Appleファンのみならず、一般の音楽愛好家にもその魅力を広く届けています。
そして、AirPods 4が登場。その中にはアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載版と、ANC非搭載の無印モデルが存在します。どちらのモデルを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。このガイドでは、両モデルの違いやそれぞれの特徴について詳しく解説します。
さらに、AirPods 4の2つのモデルがどのような用途に適しているのか、そしてどちらがあなたに合ったイヤホンであるかを探るための情報を提供します。
ANC搭載版AirPods 4の特徴
アクティブノイズキャンセリング(ANC)とは
アクティブノイズキャンセリング(ANC)とは、周囲の環境音を低減し、クリアな音質を提供する技術です。AirPods 4のANC搭載版では、AirPodsに内蔵されたマイクとH2チップが連携して、外部からのノイズをリアルタイムで分析。その分析結果に基づいて逆位相の音波を生成し、ノイズをキャンセルします。これにより、電車やバスなどの環境でも音楽や通話をクリアに楽しむことができます。
ANC搭載版のメリット
ANC搭載版AirPods 4の最大のメリットは、やはりアクティブノイズキャンセリング機能です。この機能により、周囲の低周波雑音を大幅に低減し、特に空調音や交通音などの一定音が抑制されます。また、パーソナライズされた空間オーディオやダイナミックヘッドトラッキング機能も搭載されており、シアターのような臨場感あるサウンド体験を周囲の騒々しさを問わずに提供します。これらの機能により、一層の音楽鑑賞や通話の品質向上が期待できます。
ANC搭載版のデメリット
ANC搭載版には多数の利点がありますが、いくつかのデメリットも存在します。まず、無印モデルに比べて価格が高くなることが挙げられます。また、ANC機能を常に作動させていると、バッテリーの消耗が早くなる傾向があります。具体的には、1回の充電で最大5時間の再生が可能ですが、ANC作動時は最大4時間となります。これに加え、ANC機能を使わない場合でも、一部のユーザーには機能が過剰であると感じることがあるかもしれません。
AirPods 4 ANC搭載版と無印モデルの違いを項目ごとに詳しく解説
ANC搭載版のみ、アクティブノイズキャンセリング機能搭載
AirPods 4のANC搭載版は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を内蔵しています。これにより、周囲の低周波雑音や交通音、空調音などを効果的に低減し、クリアで集中しやすいリスニング環境を提供します。これに対して、無印モデルにはこの機能が搭載されていません。
ANC搭載版のみ、外部音取り込みモードを搭載
ANC搭載版のAirPods 4は、外部音取り込みモードにも対応しています。これにより、イヤホンを装着したままで周囲の音を自然に聞くことができ、安全性や利便性が向上します。無印モデルでは、この外部音取り込みモードが利用できません。
ANC搭載版のみ、適応型オーディオ機能搭載
ANC搭載版には、適応型オーディオ機能が備わっており、環境の変化に応じてノイズキャンセリング効果を自動的に調整します。これにより、常に最適な音響環境を維持することが可能です。一方、無印モデルにはこの適応型オーディオ機能は搭載されていません。
ANC搭載版のみ、「探す」機能のためのスピーカーを搭載した充電ケースを付属
ANC搭載版の充電ケースには、「探す」機能のためのスピーカーが内蔵されています。このスピーカーにより、AirPodsを見失った際に音を鳴らして見つけることができます。無印モデルの充電ケースにはこのスピーカーが搭載されていません。
価格の違い
価格に関しても、ANC搭載版と無印モデルには違いがあります。ANC搭載版は高度なノイズキャンセリング機能や適応型オーディオ機能などを備えているため、無印モデルよりも高価な設定となっています。価格に見合った機能が必要かどうか、自分の使用用途に応じて選択することが重要です。
AirPods 4 ANC搭載版と無印モデルに共通の内容・特徴
イヤーピースを使わないオープンイヤーデザインを第3世代から踏襲
AirPods 4の2つのモデル、ANC搭載版とANC非搭載版の無印モデルのどちらも、第3世代から引き続きオープンイヤーデザインを採用しています(一般的にはインナーイヤー型に分類されるタイプで、外部との遮音性が低い開放型)。このデザインにより、耳を完全に塞がず自然な装着感を提供します。
より多くの人の耳にしっかりフィットするように再設計
AirPods 4は、より多くの人々に適切にフィットするように再設計されています。これにより、長時間使用しても快適な装着感が持続します。
新しい音響アーキテクチャなどによる高音質
AirPods 4は、新しい音響アーキテクチャと歪みを低減するドライバー、そしてハイダイナミックレンジアンプを搭載しています。これにより、クリアで高品質な音を提供します。
パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングに対応
両モデルとも、パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングに対応しています。この機能により、対応コンテンツではシアターのような臨場感あるサウンド体験が可能です。
Apple製のH2チップを内蔵し、高性能とアップルデバイスとの高い親和性を実現
AirPods 4はApple製のH2チップを内蔵しており、高性能とAppleデバイスとの高い親和性を提供します。これにより、スムーズな接続や優れたパフォーマンスを実現します。
具体的には複数のAppleデバイスとの接続やペアリングが迅速かつスムーズに行える点が特長です。
ユーザーのiCloudアカウントでサインインされたデバイスと自動的にペアリングされるため、非常に便利です。iPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple Watch、Apple TVなど、複数のAppleデバイス間でのシームレスな切り替えが可能です。
また、iPhone、iPad、Macの間でシームレスにサウンドの移動が可能です。この機能により、ひとつのデバイスで写真を見たり、別のデバイスで通話を受けたりする際の音声の切り替えがスムーズに行われます。
「はい」なら首を縦に、「いいえ」なら首を横に優しく振るだけでSiriの読み上げに応答できる
この機能により、音声命令に応答するためにSiriに対する操作がより直感的になります。「はい」や「いいえ」の操作は首を振るだけで簡単に行えます。
本体と充電ケースはIP54等級の防水防塵性能
AirPods 4の本体と充電ケースはIP54等級の防水防塵性能を備えています。これにより、水やほこりからイヤホンをしっかりと守ります。
1回のフル充電でイヤホン本体は最大5時間、付属充電ケース併用で30時間再生可能
ANC搭載版も無印モデルも、1回のフル充電でイヤホン本体は最大5時間再生可能です。さらに、付属の充電ケースを使用すれば、最大30時間の再生が可能です。
充電端子はUSB-Cに対応
AirPods 4は充電端子として汎用性が高く、iPhone 15以降でも採用しているUSB-Cを採用しています。これにより、最新のAppleデバイスと互換性があり、充電が手軽に行えます。
充電ケースはApple Watchの充電器やQi規格のワイヤレス充電器を使って充電可能
充電ケースはApple Watchの充電器やQi規格のワイヤレス充電器を使用して充電可能です。これにより、複数の方法で便利に充電することができます。
どちらを選ぶべきか?
用途に応じた選び方
AirPods 4の2つのモデル、ANC搭載版と無印モデル、それぞれの特長が異なるため、用途によって選び方も変わってきます。もしあなたが通勤通学中の電車やバスなど騒がしい環境で使用することが多いのであれば、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載したANC搭載版がおすすめです。このモデルは周囲の雑音を効果的に遮断してくれるため、よりクリアな音質を楽しむことができます。
一方で、オフィスや自宅といった比較的静かな環境での使用がメインであれば、無印モデルでも十分に満足できるでしょう。無印モデルはANC機能がない分、価格も比較的抑えられているため、コストパフォーマンスに優れています。
それぞれのおすすめのユーザー層や使い方
ANC搭載版は音質を重視するユーザーや、外部の雑音を遮断して集中したい方に最適です。例えば、音楽を聴く際や映画を観る際に、シアターのような臨場感を求める人にとっては最適です。また、仕事中にWeb会議を行う時も、周囲の雑音を気にせずクリアな会話が可能です。ANC搭載版のみ、「探す」機能のためのスピーカーを搭載した充電ケースを付属しているので、イヤホンをどこに置いたか忘れやすい人にもおすすめです。
一方、無印モデルは手軽さやコストパフォーマンスを重視するユーザーにおすすめです。例えば、ジョギングやスポーツを行う際、周囲の音も適度に聞こえるため、安全性が向上します。また、学生など比較的予算に制約があるユーザーにとっても、無印モデルはかなり魅力的な選択となります。
いずれのモデルもApple製品との高い親和性を持ち、H2チップを搭載しているため、iPhoneやiPad、Macなどとのシームレスな連携を実現しています。どちらのモデルを選ぶかは、あなたのライフスタイルや使用シーンに応じて最適なものを選ぶことが重要です。
なお、どちらのモデルも残念ながらLDACやaptX Adaptiveといった、ハイレゾコーデックやaptX Losslessのようなロスレスコーデックには対応していません。話題のLE Audioに対応していないこともポイントです。これらの高品位コーデックにこだわりたい向きにはAirPodsは向いていないことはあります。
まとめ
以上のように、AirPods 4にはANC搭載版と無印モデルの2つのモデルがあります。それぞれのモデルには独自の特徴があります。ANC搭載版の最大の特徴はアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能です。この機能により、外部の騒音を効果的に低減し、シアターのような臨場感を提供します。また、外部音取り込みモードや適応型オーディオ機能も搭載しており、周囲の環境に応じた最適な音響体験が可能です。
一方、無印モデルはANC機能が搭載されていないため、価格が安価でありながらも、高品質なサウンド体験を提供します。どちらを選ぶべきかは、用途や予算に応じて決めると良いでしょう。騒音の多い環境で使用する場合や、より臨場感のある音を求める場合はANC搭載版がおすすめです。逆に静かな環境で使う場合やコストを抑えたい場合は無印モデルでも十分満足できるでしょう。
いずれのモデルもイヤーピースを使わないオープンイヤーデザインやApple製H2チップ、パーソナライズされた空間オーディオに対応しており、Appleデバイスとの高い親和性と高性能を実現しています。また、防水防塵性能や長時間のバッテリー持続時間、ワイヤレス充電対応など、多くの共通した優れた特徴も持っています。
AirPods 4を選ぶ際は、これらのポイントを考慮に入れ、自身のライフスタイルに最適なモデルを選びましょう。
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