Sonos Roam 2と従来機・Sonos Roamを比較しての違いは?

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Sonos Roam 2 25,800円で発売 Sonos Roam後継機

SonosはWi-Fi/Bluetooth対応ポータブルスピーカー「Sonos Roam 2」を、6月21日に発売。価格は25,800円。

「Sonos Roam」の後継機(価格同じ・ただしRoamは21年の発売時には23,800円でしたが22年には25,800円に値上げ)。

「Sonos Roam 2」の内容を、従来機・「Sonos Roam」と比較しての違いとともにご紹介。

Sonosは、高品質なオーディオ製品を提供することで知られるブランドです。その中でも「Sonos Roam」は、ポータブルスピーカーとして人気を集めています。そして、新たなモデル「Sonos Roam 2」が国内で発売。今回は、Sonos Roam 2と従来機であるSonos Roamを比較して、その違いを詳しく解説していきます。どちらのモデルが自分に合っているのかを判断する際に参考にしていただければ幸いです。

Sonos Roamとは?

Sonos Roamは、Sonosが提供するポータブルスピーカーの一つで、Wi-FiとBluetoothの両方に対応しているため、多様な用途で使用可能です。初代Roamは2022年5月に発表されました。このスピーカーは防水・防塵性能を備え、IP67の耐久性を持っています。

さらに、Sonos Roamはスマートスピーカーとしても機能し、Amazon Alexaを使用した音声操作にも対応しています。また、他のSonos製品と連携して使うことができるため、より臨場感あふれるオーディオ体験が楽しめます。

これにより、Sonos Roamはポータブルで便利なだけでなく、高品質な音響性能も兼ね備えた優れた製品です。初代モデルの成功を引き継ぎ、Sonos Roam 2はさらに進化した部分もり、製品としての完成度は非常に高いと言えるでしょう。

Sonos Roam 2における初代Roamからの進化点

電源ボタンとBluetoothボタンを独立させることでより簡単な操作性に

Sonos Roam 2では、電源ボタンとBluetoothボタンが独立して配置されました。従来のSonos Roamでは一体化されていたため、操作が煩わしいと感じるユーザーが少なからずいました。この変更により、電源のオン/オフとBluetoothの接続が分かりやすくなり、スムーズな操作性が実現されます。特に、シーンごとにBluetoothを簡単に切り替えることができるため、利便性が大きく向上しました。

付属ケーブルがUSB Type-A to Type-CからUSB Type-C to Type-Cに


 
Sonos Roam 2では、付属の充電ケーブルが従来のUSB Type-A to Type-CからUSB Type-C to Type-Cに変更されました。これにより、充電の効率が向上し、より短時間でバッテリーをフル充電することが可能です。USB Type-Cは最近のデバイスで広く採用されており、同じケーブルで複数のデバイスを充電できるのも利点です。また、耐久性が高い点もメリットと言えます。

新しくなったモノトーン仕上げ

Sonos Roam 2の外観にも大きな進化が見られます。新モデルではモノトーン仕上げが採用され、高級感と一体感が増しました。この仕上げにより、どんなインテリアにも馴染むデザインが実現されています。ビジュアル面でも大きな魅力を持つSonos Roam 2は、機能性とデザインの両立を図っています。

Sonos Roam 2における初代Roamからの削除点

新モデルでは進化や追加ばかりではありません。初代RoamではGoogle Assistantを使用した音声操作に対応していましたが、Sonos Roam 2では非対応になっています。Amazon Alexaのみの対応となっています。

Sonos Roam 2と初代Roamに共通の内容・特徴

Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)とBluetoothの両方に対応したポータブルスピーカー

Sonos Roam 2と初代Roamは、Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)およびBluetoothの両方に対応している点が共通しています。Wi-Fi接続を利用して家中どこからでも安定した接続が可能ですし、Bluetooth対応でスマートフォンやタブレットとも簡単に連携できます。この双方向性は、さまざまなシーンでの柔軟なスピーカー利用を可能にしています。

本体は丸みを帯びた三角形フォルム

両モデルとも、持ちやすさとデザイン性を両立させるために、丸みを帯びた三角形のフォルムを採用しています。このフォルムは、単に美しいだけでなく、片手でしっかりと握ることができるので、持ち運びにも便利です。

サイズ:高さ168x幅62x奥行き60mm、重量:430gは軽量・コンパクト

Sonos Roam 2と初代Roamはともに、高さ168mm、幅62mm、奥行き60mmというコンパクトなサイズであり、重量も430gと非常に軽量です。これにより、カバンやリュックに簡単に収納できるため、外出先でも気軽に持ち運ぶことができます。

Bluetooth 5.2対応でモバイルデバイスと簡単に接続できる

最新のBluetooth 5.2規格に対応しており、モバイルデバイスとの接続も簡単です。この規格は通信範囲と速度の向上を実現しており、より安定したワイヤレスストリーミングが楽しめます。

CPUはQuad Core 1.4 GHz A-53を搭載

両モデルともに、強力なQuad Core 1.4 GHz A-53プロセッサを搭載しており、高い処理能力を誇ります。これにより、複数の機能やアプリケーションをスムーズに操作することができます。

屋内では他のSonosシステムとも連携できる。「Sound Swap」機能も搭載

屋内では他のSonosシステムと連携が可能で、音楽を家中に拡散させることができます。さらに、「Sound Swap」機能を使えば、他のSonosスピーカー間で音楽の転送も簡単に行うことができます。

ツイーターとミッドウーファーを各1基ずつ搭載

Sonos Roam 2と初代Roamは、ツイーターとミッドウーファーを各1基ずつ搭載しています。この組み合わせにより、高音から低音までバランスの取れた音質を提供します。

2基のクラスHデジタルアンプを内蔵

スピーカーを駆動するために、2基のクラスHデジタルアンプを搭載しています。このアンプは効率的に電力を供給し、高品質なサウンドを実現します。

2台使用でステレオ再生も可能。新旧混ぜてもOK

両モデルともに、2台を組み合わせてステレオ再生が可能です。初代RoamとSonos Roam 2を混ぜて使用することもでき、柔軟なスピーカーセットアップが可能です。

高性能マイク内蔵

高性能なマイクも内蔵されており、音声操作やハンズフリー通話にも対応しています。これにより、スマートスピーカーとしての機能も充実しています。

設置した空間に合わせて音質を最適化する「自動Trueplay」

「自動Trueplay」機能により、スピーカーが設置された場所に応じて音質を自動的に最適化します。これにより、どこに置いても最適な音質で音楽を楽しむことができます。

内蔵バッテリーで約10時間再生可能

内蔵バッテリーは約10時間の再生が可能です。一日中音楽を楽しむことができるため、アウトドアや長時間のイベントにも最適です。

Sonos Roamワイヤレス充電器やQi規格ワイヤレス充電器も使える

別売りのSonos Roamワイヤレス充電器やQi規格のワイヤレス充電器を使用して、簡単に充電が可能です。これにより、ケーブルの煩わしさを避けて便利に充電できます。

IP67の防水防塵仕様

IP67の防水防塵仕様を備えているため、雨やほこりにも強く、アウトドアでの使用にも耐えることができます。このため、様々な環境で安心して利用できます。

Sonosアプリを使用してイコライザーなど多彩な操作が可能

専用のSonosアプリを使用することで、イコライザーの調整や他のSonos製品との連携など、さまざまな操作が可能です。これにより、自分好みの音質にカスタマイズできます。

50以上のストリーミングサービスを利用可能

SpotifyやApple Musicなど、50以上のストリーミングサービスに対応しています。これにより、お気に入りの音楽を簡単にストリーミング再生できます。

音楽配信サービスのアプリからの直接操作にも対応

対応する音楽配信サービスのアプリから直接操作ができるため、手軽に音楽を楽しむことができます。

Apple AirPlay 2対応

Apple AirPlay 2にも対応しており、Apple製品との親和性が高いです。iPhoneやiPadからのスムーズなストリーミングが楽しめます。

Amazon Alexaを使用した音声操作にも対応

Amazon Alexaを使用して、音声での操作が可能です。「Alexa, 音楽をかけて」といった簡単な指示で、音楽をコントロールできます。

カラーはオリーブグリーン、サンセットオレンジ、オーシャンブルー、ブラック、ホワイトの5色展開

カラー展開も豊富で、オリーブグリーン、サンセットオレンジ、オーシャンブルー、ブラック、ホワイトの5色から選ぶことができます。お好みのカラーを選んで、インテリアに合わせやすいです。

Sonosホームシアターシステムのサラウンドスピーカーとしては使用できない

ただし、Sonosホームシアターシステムのサラウンドスピーカーとしては使用できない点にはご注意ください。専用のサラウンドスピーカーとしては、他のSonos製品を検討する必要があります。

Sonos Roam 2の新モデルとしての評価

Sonos Roam 2は、前モデルからのアップデートを施して登場しましたが、その評価は多岐にわたります。

値上がり基調のなか、従来と同価格は評価できる

ここ数年、市場全体で電化製品やオーディオ機器の価格が上昇している中、Sonos Roam 2は前作と同じ価格帯で提供されています。顧客にとっては非常に魅力的な点となっています。これにより、価格の見直しを迫られた製品が多い中で、コストパフォーマンスの面では高評価を受けています。

スピーカーの中身としては実質同じで、大幅な改善を期待した向きからは失望

Sonos Roam 2と従来機 Roamを比較してみると、内蔵されているスピーカーや主要なハードウェアはほとんど変更がありません(おそらく同一)。新しい機能や性能の大幅な向上を期待していたユーザーからは、一部で失望の声が聞かれることも事実です。大きな技術革新や新しい音響技術の導入が見られなかったため、特にアップグレードを期待していた既存ユーザーには物足りなさを感じさせる点もあります。

改めてSonos Roamシリーズの完成度の高さが示されたとも言える

一方で、Sonos Roamシリーズの完成度が改めて証明されたとも言えます。もともとSonos Roamは、音質、デザイン、機能性のバランスが非常に高い製品として評価されており、その堅実な作りがそのままRoam 2にも引き継がれています。

新機能や大幅な改善が少ないとはいえ、現行モデルの完成度が非常に高いため、大きな不満が出ることは少ないでしょう。特にポータブルスピーカーとしての高い性能を維持しつつ、新たなユーザー層にもアピールする点で成功していると考えられます。

結論

どちらを選ぶべきか

Sonos Roam 2と従来機Roamを比較した際、どちらを選ぶべきかは使用するシーンや個々のニーズによります。Sonos Roam 2は、電源ボタンとBluetoothボタンが独立していることで操作が簡単になり、付属のケーブルもより効率的なUSB Type-C to Type-Cに変更されています。さらに、新しくなったモノトーン仕上げは、デザインにこだわるユーザーにとって魅力的です。

一方、初代Roamも依然として多くの魅力を持っています。両モデルは共通してWi-FiやBluetoothに対応し、コンパクトで軽量な設計です。また、Trueplay機能やIP67の防水防塵仕様、高性能マイク内蔵など、基本的な性能の高さは変わりません。製品の価格も据え置かれているため、従来機でも満足できるかもしれません。Google Assistantを使用した音声操作にこだわるならこれに対応した初代Roamとなりましょう。

ただ、初代Roamはすでに型落ちとなり、まもなく新品販売在庫が尽きることには留意しましょう。製品切り替え時期には旧機種の初代Roamは安い価格で投げ売りされるかもしれません。

したがって、新しい操作性や充電効率、デザインを重視するのであればSonos Roam 2が適していますが、基本性能と価格を重視するのであれば初代Roamも十分に選択肢となるでしょう。どちらも優れたコンパクトWi-Fiスピーカーであることは間違いありません。

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