- SONY INZONE M9 II 27型4K液晶ゲーミングモニター 約13.2万円
- INZONE M9 IIの概要
- INZONE M9の特徴
- 「INZONE M9 II」と「INZONE M9」に共通の内容、特徴
- 4K UHD(3840×2160)の解像度の27インチ液晶モニター
- IPSパネルを採用したアンチグレアタイプ
- 「BRAVIA」の技術を活用した高画質設計
- 直下型LED部分駆動を搭載 バックライトLEDの数や分割数は両モデルとも同じ
- コントラスト比「80,000:1」でピーク輝度「750cd/m2」を実現
- HDR映像品質のグレードを示す「DisplayHDR 600」を取得
- 表示色域は DCI-P3カバー率 95%以上を実現
- 最大表示色は10.7億色に対応
- 10bit対応により滑らかなグラデーションの表示が可能
- 応答速度「1ms GTG」に対応する高速応答
- VRR(HDMI2.1)と「NVIDIA G-SYNC Compatible」に対応
- オンスクリーンディスプレイのメニューやPC用に設定ソフト「INZONE Hub」を用意
- ゲームを快適にプレイできるゲーミングアシスト機能を搭載
- 「ブラックイコライザー」機能搭載
- クロスヘア機能搭載
- PlayStation 5 (Pro) との連携機能も搭載
- 2W+2Wのステレオスピーカー内蔵
- 「INZONE M9 II」が「INZONE M9」から変わった点を詳しく解説
- 「INZONE M9 II」はDisplayportでの接続時のリフレッシュレート160Hzに対応。「INZONE M9」では144Hz対応。
- 「INZONE M9 II」はDisplayPort 2.1、「INZONE M9」はDisplayPort 1.4
- 「INZONE M9 II」はHDMI接続時のリフレッシュレート144Hzに対応。「INZONE M9」では120Hz対応。
- 「INZONE M9 II」ではLED部分駆動の制御技術が向上
- 「INZONE M9 II」は新たに「モーションブラーリダクション機能」を搭載
- 「INZONE M9 II」の画質モードび新規モードが追加
- 「INZONE M9 II」はeスポーツに適した「24.5インチモード」を搭載
- 「INZONE M9 II」のスピーカーは音質を強化
- 「INZONE M9 II」のスタンドは円形のエルゴノミックデザインスタンドに変更
- 「INZONE M9 II」のスタンドは小型化しつつ安定性と堅牢性は向上
- 安定性と堅牢性は一層高まりました。
- 「INZONE M9」のホワイトカラーから「INZONE M9 II」はブラックカラーに
- 「INZONE M9 II」では付属のAC電源アダプターがコンパクトになった
- 「INZONE M9 II」ではUSB type-C 端子が無くなった
- 「INZONE M9 II」では背面のライティング機能も無くなった
- 「INZONE M9 II」と「INZONE M9」の比較のまとめ
- 「INZONE M9 II」と「INZONE M9」に共通のメリットのまとめ
- 選択する際のポイント
- どちらをどう選ぶ?
- まとめ
SONY INZONE M9 II 27型4K液晶ゲーミングモニター 約13.2万円
ソニーは、「INZONE」ブランドの新しいゲーミングモニターとして、4K液晶パネルの「INZONE M9 II」を、10月25日に発売。サイズは27型で、オープン価格で実売価格は13万2,000円前後。
2022年7月8日に発売となった「INZONE M9」(実売価格7-8万円程度)の後継モデル。
「INZONE M9 II」の内容、特徴を「INZONE M9」からの改良点を中心に解説します。
INZONE M9 IIの概要
技術面での進化
ソニーの「INZONE M9 II」は、前作「INZONE M9」に比べて技術面で大きな進化を遂げました。このモデルは、リフレッシュレートがDisplayPort接続時に160Hz、HDMI接続時に144Hzに対応しており、ゲームプレイ時の滑らかさが向上しています。また、DisplayPort 2.1を採用することで、さらなる高品質な映像出力が可能となっています。バックライトの制御技術も向上し、暗部の表現力が増し、高コントラストで立体感のある映像を実現しています。
新機能と特徴
「INZONE M9 II」は、新たな機能として「モーションブラーリダクション機能」が追加され、残像をさらに低減することができるようになりました。また、画質モードではFPS、Cinema、Game、Standardに加え、MOBA/RTSやRPGなど新しいモードが搭載されています。特にeスポーツ向けに「24.5インチモード」が導入され、競技時の利便性が向上しています。加えて、前作では否定的な意見も見られたスタンドも刷新されており、Fnaticとの共同開発によるエルゴノミックデザインが採用され、操作性と安定性が向上しました。さらに、新しいスピーカーシステムにより、音質も高められています。
INZONE M9の特徴
スペック、機能
ソニーのゲーミングモニター「INZONE M9」は、4K解像度を誇る27インチのIPS液晶パネルを採用しています。このモデルは、HDMI 2.1による120Hzのリフレッシュレートに対応しており、滑らかな映像体験を提供します。また、応答速度1ms GTGにより、迅速な画面表示を実現し、ゲーミングに最適な性能を発揮します。
「INZONE M9」はその高画質設計に、「BRAVIA」技術を活用し、DisplayHDR 600認証を取得しています。これにより、映像の色表現力が向上し、現実感のあるHDR映像が楽しめます。また、DCI-P3色域カバー率95%以上を実現しており、豊かな色の再現が可能です。さらに、10.7億色に対応し、10bit表示によりグラデーションが滑らかに表現されます。
ユーザーからの評価
ユーザーからの評価では、「INZONE M9」はその高解像度と色の美しさに関して非常に高い評価を受けています。多くのゲーマーが、リアリスティックな映像とゲーム体験を楽しめるとしています。特に、HDR対応の鮮やかな映像美や、応答速度の速さによる遅延の少なさが好評です。
また、PlayStation 5との連携機能を活用したゲーム体験の向上も、多くのユーザーから支持されています。この連携による設定の自動調整などが便利で、特に忙しいユーザーや技術に詳しくないユーザーにとっては非常に助かる機能として受け入れられています。
一方で、USB Type-Cの搭載が喜ばれるポイントでしたが、新モデル「INZONE M9 II」ではこの部分が削除された点は、既存ユーザーからなかば不評を買う要因となっています。「INZONE M9」は全体としてはバランスの取れた高性能ゲーミングモニターとして、特に4Kゲーミングを楽しむユーザーには高評価です。
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」に共通の内容、特徴
4K UHD(3840×2160)の解像度の27インチ液晶モニター
ソニーの「INZONE M9 II」と従来機「INZONE M9」はどちらも4K UHD(3840×2160)解像度を持つ27インチの液晶モニターです。この高解像度により、ゲームから映画まで、細部まで美しく鮮明な映像を見ることができます。
IPSパネルを採用したアンチグレアタイプ
両モデルともIPSパネルを採用しており、広い視野角と自然で正確な色再現が可能です。また、アンチグレア加工により、反射を抑えつつ快適な視聴体験を提供します。
「BRAVIA」の技術を活用した高画質設計
ソニーの「BRAVIA」技術を活用した高画質設計により、「INZONE」シリーズは細部にわたって色彩豊かな映像を再現する力を発揮します。これにより、リアルで奥行きのある映像表現が可能となっています。
直下型LED部分駆動を搭載 バックライトLEDの数や分割数は両モデルとも同じ
両モデルには直下型LED部分駆動が搭載されており、バックライトLEDの数や分割数は変わりません。この機能は、画面の暗い部分と明るい部分を繊細に調整し、高いコントラストを実現します。
コントラスト比「80,000:1」でピーク輝度「750cd/m2」を実現
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」はどちらもコントラスト比「80,000:1」とピーク輝度「750cd/m2」を誇り、これにより明るい部分と暗い部分がくっきりとした映像が楽しめます。
HDR映像品質のグレードを示す「DisplayHDR 600」を取得
両モデルは「DisplayHDR 600」を取得しており、HDR映像のダイナミックなレンジをフルに体感できます。鮮やかなカラーと細やかなディテールをお楽しみいただけます。
表示色域は DCI-P3カバー率 95%以上を実現
DCI-P3カバー率95%以上の広い色域により、あらゆるコンテンツを忠実に再現することができます。これによって、プロフェッショナルな映像制作にも対応しうる品質が提供されます。
最大表示色は10.7億色に対応
10.7億色の表示に対応しているため、色の階調が豊かで滑らか。特に自然風景の鮮やかさや、ゲームのグラフィックスをより生き生きと視覚化する効果があります。
10bit対応により滑らかなグラデーションの表示が可能
10bitの色深度対応により、グラデーションが非常に滑らかです。これにより、高品質な映像表現を更に一段階引き上げています。
応答速度「1ms GTG」に対応する高速応答
応答速度1ms GTGの高速応答により、ゲームプレイ中に生じるゴースト現象や遅延を効果的に抑え、スムーズで快適なプレイ体験を実現します。
VRR(HDMI2.1)と「NVIDIA G-SYNC Compatible」に対応
両モデルともVRR(可変リフレッシュレート)と「NVIDIA G-SYNC Compatible」に対応しており、映像がシームレスに連携し、ティアリングのない快適な視聴環境を提供します。
オンスクリーンディスプレイのメニューやPC用に設定ソフト「INZONE Hub」を用意
オンスクリーンディスプレイを通じて各種設定が可能で、さらにPC用の「INZONE Hub」ソフトウェアを利用することで、より詳細な調整が簡単に行えます。
ゲームを快適にプレイできるゲーミングアシスト機能を搭載
両モデルには、ゲームをより快適に楽しむためのゲーミングアシスト機能が搭載されています。これにより、さまざまなゲームジャンルでのプレイがさらに充実します。
「ブラックイコライザー」機能搭載
「ブラックイコライザー」機能により、暗い場面の視認性が向上し、暗がりに隠れた詳細もくっきりと見えるようになります。
クロスヘア機能搭載
クロスヘア機能が搭載されており、シューティングゲームなどでより正確なエイミングを可能にします。
PlayStation 5 (Pro) との連携機能も搭載
両モデルはPlayStation 5 (Pro)との連携機能も備えており、HDR設定やクロスメディアバーの一体化で、コンソールとモニターを一体的に楽しむことができます。
2W+2Wのステレオスピーカー内蔵
内蔵スピーカーも考慮されており、2W+2Wのステレオスピーカーは、外付けスピーカーなしでも十分な音質を提供します。
入力はHDMI 2.1が2系統、DisplayPort×1ほか、「INZONE M9」のみUSB-C×1も搭載
どちらのモデルも豊富な接続オプションを備えており、HDMI 2.1が2系統、DisplayPortを介した接続、および多様なUSB接続が可能です。「INZONE M9」はさらにUSB-Cポートを追加して、グローバルなデバイス互換性を強化しています。
「INZONE M9 II」が「INZONE M9」から変わった点を詳しく解説
「INZONE M9 II」はDisplayportでの接続時のリフレッシュレート160Hzに対応。「INZONE M9」では144Hz対応。
「INZONE M9 II」では、DisplayPort接続時にリフレッシュレートが160Hzまで対応されるようになりました。前作「INZONE M9」では144Hzまでの対応でしたので、よりスムーズな映像表示が可能となります。これにより、ゲーミング体験が一層向上し、動きの激しいゲームでも滑らかにプレイすることができます。
「INZONE M9 II」はDisplayPort 2.1、「INZONE M9」はDisplayPort 1.4
「INZONE M9 II」は、最新のDisplayPort 2.1規格に対応しています。これに対して、前作「INZONE M9」ではDisplayPort 1.4を採用していました。この進化によって、さらなるデータ転送速度の向上や高度な映像処理が可能となり、より高品質な映像を提供します。
「INZONE M9 II」はHDMI接続時のリフレッシュレート144Hzに対応。「INZONE M9」では120Hz対応。
HDMI接続においても「INZONE M9 II」はリフレッシュレートが144Hzに向上しました。「INZONE M9」では120Hz対応でしたので、映像の滑らかさがさらに改善されています。これにより、細部にまでこだわった映像表現が可能となり、よりリアルなゲーム体験が得られるでしょう。
「INZONE M9 II」ではLED部分駆動の制御技術が向上
「INZONE M9 II」は、LED部分駆動の制御技術が進化し、より引き締まった暗部表現と高コントラストで奥行きのある映像を再現できるようになりました。この技術の向上は、ゲームの世界により深い没入感を与え、細部まで緻密に表示することに一役買っています。
「INZONE M9 II」は新たに「モーションブラーリダクション機能」を搭載
「INZONE M9 II」ではバックライトスキャニング技術により、残像を低減する「モーションブラーリダクション機能」が新たに搭載されています。この機能は速い動きの映像でも残像を抑え、クリアでシャープな映像を映し出すことを可能にします。動きの激しいゲームをより快適にプレイできる点が、大きな魅力です。
「INZONE M9 II」の画質モードび新規モードが追加
「INZONE M9 II」においては、使用シーンに応じた様々な画質モードが用意されています。従来のFPS、Cinema、Game、Standardといったモードに加え、新たにMOBA/RTS、RPG、sRGBなどのモードが搭載され、SDRおよびHDR時においても多様な選択肢を提供します。
この幅広いモード選択は、ユーザーそれぞれのプレファレンスに合わせた表示が可能となり、さらなる利便性を実現しています。
「INZONE M9 II」はeスポーツに適した「24.5インチモード」を搭載
「INZONE M9 II」では、eスポーツに特化した「24.5インチモード」を搭載しています。このモードでは一般的なeスポーツモニターと同じサイズで、最適な視認性を確保することができます。プロゲーマーに好まれるこのサイズは、集中力を高め、競技に適した環境を提供します。
「INZONE M9 II」のスピーカーは音質を強化
「INZONE M9 II」のスピーカーは前作から刷新されており、音質が強化されています。これにより、臨場感のあるサウンドがゲーム体験をさらに引き立て、リアルな音場を楽しむことができるようになりました。
「INZONE M9 II」のスタンドは円形のエルゴノミックデザインスタンドに変更
「INZONE M9 II」は、新たなデザインのスタンドを採用しています。従来の三脚型スタンドに代わり、eスポーツチーム「Fnatic」との共同開発による円形のエルゴノミックデザインスタンドが採用され、デザイン性だけでなく実用性も向上しています。
「INZONE M9 II」のスタンドは小型化しつつ安定性と堅牢性は向上
「INZONE M9 II」のスタンドは、サイズこそ小型化されましたが、独自の重心構造が取り入れられ、
安定性と堅牢性は一層高まりました。
これにより、設置スペースをとらずにしっかりとモニターを支持することが可能となっています。
「INZONE M9 II」は片手で簡単にモニターの高さや傾きの調整が可能
「INZONE M9 II」では、片手で簡単にモニターの高さや傾きを調整できるようになりました。そのため、使用者は最適な視点を素早く設定でき、より快適な使用感を得られるデザインに進化しています。
INZONE M9 IIは130mmの高さ調整、-5度〜25度のチルト、±180度のスイーベルが可能。INZONE M9 は回転が出来ず、高さ調整が70mmまでで、チルト角も 0~20度まででした。
「INZONE M9」のホワイトカラーから「INZONE M9 II」はブラックカラーに
「INZONE M9」で採用されていたホワイトの本体カラーが、「INZONE M9 II」ではブラックに変更されています。このシックなカラーリングは、デザインの統一感を損なわず、どのようなインテリアにも自然に溶け込みます。
「INZONE M9 II」はPS5との統一的なカラーリングやデザインではなくなった
「INZONE M9 II」は、「INZONE M9」で特徴的だったPlayStation 5との統一的なカラーリングとデザインが採用されていません。新たに独自のスタイルが確立され、より幅広いユーザー層にアピールするデザインへと変化しました。
「INZONE M9 II」では付属のAC電源アダプターがコンパクトになった
付属のAC電源アダプターもコンパクト化され、利便性が向上しました。これにより、取り扱いやすさが向上し、設置場所を選ばない設計となっています。
「INZONE M9 II」ではUSB type-C 端子が無くなった
「INZONE M9」と比較して「INZONE M9 II」では、USB Type-C端子がなくなりました。このため、USB Type-C規格での直接接続はできません。他の接続ポートを活用することが求められます。
「INZONE M9 II」では背面のライティング機能も無くなった
背面のライティング機能も廃され、「INZONE M9 II」ではシンプルでクリーンなデザインが採用されています。この変化は、モニターの実用性や機能性を重視するユーザーにとって好ましいかもしれません。
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」の比較のまとめ
画質とリフレッシュレートの違い
ソニーの4K液晶ゲーミングモニター「INZONE M9 II」と従来機の「INZONE M9」を比較すると、まず重要な違いはリフレッシュレートです。
「INZONE M9 II」はDisplayPortでの接続時に160Hzのリフレッシュレートに対応していますが、これに対して「INZONE M9」は144Hzとなっています。
また、HDMI接続時には「INZONE M9 II」が144Hz、「INZONE M9」が120Hzという差があります。このため、「INZONE M9 II」はよりスムーズな映像を提供し、高速な動きの多いゲームでのパフォーマンスを強化しています。
画質面では、「INZONE M9 II」でのLED部分駆動の制御技術が大幅に進化し、コントラストと暗部表現がより引き締まり、奥行きのある映像を再現可能です。
接続ポートと互換性
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」では接続ポートにも違いがあります。「INZONE M9 II」はDisplayPort 2.1を搭載しており、一方で「INZONE M9」はDisplayPort 1.4となっています。
また、「INZONE M9 II」にはUSB Type-C端子が廃止され、この代わりに他の入力系を強化しています。この変更により、「INZONE M9 II」は新しい世代のハードウェアに対応する柔軟性を備えています。
しかし、「INZONE M9」のUSB Type-Cポートは、ある種のデバイスとの接続に便利ですので、ユーザーの利用環境によっては「INZONE M9」の方が適した選択となる場合もあります。
デザインとスタンドの使い勝手
デザインについても大きな変更があり、「INZONE M9 II」は「INZONE M9」が採用していたホワイトカラーからブラックカラーに変更されています。これにより、よりシックなデザインとなり、インテリアに合わせやすくなりました。
また、スタンドも一新され、「Fnatic」との協業によってエルゴノミックなデザインが採用されています。この新しいスタンドは独自の重心構造を持ち、安定性が向上しているほか、片手で簡単にモニターの高さや傾きの調整が可能です。これにより、ユーザーの快適性が大幅に向上し、eスポーツプレイヤーにも使いやすい設計となっています。
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」に共通のメリットのまとめ
4K解像度と高リフレッシュレート
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」は、どちらも4K(3840×2160ドット)の高解像度を持つ液晶ゲーミングモニターです。この4K解像度により、ゲームや映像コンテンツを美しく鮮明に表示することが可能です。
また、リフレッシュレートに関しては「INZONE M9 II」が160Hz(DisplayPort接続時)、144Hz(HDMI接続時)に対応し、「INZONE M9」もそれぞれ144Hzと120Hzをサポートしているため、滑らかな映像体験が楽しめます。
これにより、動きの激しいゲームプレイでもスムーズな表示が実現するため、没入感をより高めることができます。
HDR 600対応での色表現力
両モデルは「DisplayHDR 600」の認証を取得しており、高いHDR品質を実現しています。これにより、明るい部分と暗い部分のコントラストがしっかり表現され、豊かな色彩でリアルな映像を楽しむことができます。
DCI-P3色域を95%以上カバーし、10.7億色の表示が可能であるため、映画やゲームの世界に忠実な色表現が魅力です。2つのモデルはともに、ソニーの高画質技術が活かされたディスプレイであり、ゲーミング体験をより向上させます。
デュアルHDMIとDisplayPort
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」は両方とも、デュアルHDMI 2.1とDisplayPortの入力ポートを備えており、多様な接続ニーズに対応しています。これにより、PCやゲームコンソールだけでなく、他の機器を同時に接続して使用することが容易になります。多目的利用を考える際に非常に便利な設計です。
多目的利用に対応した設計
これらのソニーの4Kゲーミングモニターは、さまざまな用途に対応するよう巧妙に設計されています。ゲームプレイだけでなく、動画視聴やクリエイティブな作業でも高い性能を発揮します。
特に、「INZONE M9 II」の改良されたスタンドデザインは、調整が簡単で、様々な視聴角度に対応できるため、快適な視聴環境を提供します。
さらに、共にPlayStation 5とのスムーズな連携が可能なため、コンソールゲーマーにも適した選択肢と言えるでしょう。
選択する際のポイント
用途に応じた選び方
ソニーの4K液晶ゲーミングモニター「INZONE M9 II」と従来機の「INZONE M9」を選ぶ際には、まず自身のゲームスタイルや用途を考慮することが重要です。
高リフレッシュレートを重視するなら、特に「INZONE M9 II」の160Hz対応は大きな魅力です。競技シーンにおけるスムーズな動きを求めるゲーマーにとって、このモデルは非常に有用です。
一方で、従来の「INZONE M9」は120Hzでも十分なパフォーマンスを発揮するため、一般的なゲームのプレイや多目的利用には依然として適しています。
また、「INZONE M9 II」は新しい機能やデザインが導入されているため、最新の技術を楽しみたいユーザーにもおすすめです。
価格と価値の比較
「INZONE M9 II」と「INZONE M9」の価格を考慮する際には、どちらのモデルがユーザーにとって価値があるのかを判断することが求められます。
「INZONE M9 II」は新機能やデザインの進化が伴うため、価格もそれに応じた設定になっています。132,000円前後の価格は、最新の技術に価値を見出すユーザーにとって魅力的です。
しかし、「INZONE M9」も性能面で十分に優れており、より低廉な価格で購入可能です。そのため、予算に応じてどちらのモデルが自分に合うのかを考えることが必要です。
ゲームをより深く楽しむための投資として、両モデルの特徴を比較し、価格以上の価値をどのように捉えるかが選択の鍵となります。
どちらをどう選ぶ?
「INZONE M9 II」はどんな人におすすめか
「INZONE M9 II」は、最新のゲーミング技術を求めるヘビーユーザーやプロゲーマーに特におすすめです。このモデルは、DisplayPort接続時には160Hzのリフレッシュレートをサポートしており、激しい動きのゲームでも滑らかな映像を楽しむことができます。
また、バックライトスキャニング技術や、モーションブラーリダクション機能の追加により、より自然で立体的な映像体験が可能です。
さらに、スタンドデザインの見直しやスピーカー性能の向上によって、視聴だけでなくサウンドにもこだわりたいユーザーにもぴったりです。高性能を重視する方や、eスポーツの競技環境での活用を視野に入れている方に最適な選択となるでしょう。
ただ、高性能とはいっても競合機を考えると価格は高いです。この内容と価格に納得できる方におすすめなモデルとはいえるでしょう。
「INZONE M9」はどんな人におすすめか
一方、「INZONE M9」は、コストパフォーマンスを重視しつつも、4Kの高解像度や優れた映像表現を求めるゲーマーにおすすめです。このモデルは、120Hzまでのリフレッシュレートに対応しており、一般的なゲーミング用途には充分な性能を発揮します。
PlayStation 5との連携機能を持つことから、家庭用ゲーム機での利用を重視する方にもメリットがあります。PlayStation 5とのデザイン面でのマッチングも「INZONE M9」が優れています。
また、全体的に堅実なスペックを維持しており、「INZONE M9 II」に比べてリーズナブルな価格設定であるため、予算を抑えつつも高品質なゲーミング体験を得たい方に適しています。USB-C端子が必要な場合も本機が適しているでしょう。
まとめ
ソニーの4K液晶ゲーミングモニター「INZONE M9 II」と「INZONE M9」は、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、ゲーミング体験を向上させるための優れた選択肢です。
「INZONE M9 II」は、リフレッシュレートの向上やバックライトスキャニング技術の導入など、技術進化が著しく、特に高リフレッシュレートを求めるゲーマーに最適なモデルです。また、デザインの刷新により、操作性や安定性の面でも進化しています。一方、「INZONE M9」は、USB-C端子が必要な場合やPS5との統一的なデザインを好む方に向いています。
どちらのモデルも高解像度4K映像、色表現の豊かさ、そしてゲーミング向けの専用機能を兼ね備えており、普段使いからプロゲーミングまで広く対応できる性能を誇っています。選択する際には、自分のプレイスタイルや使用環境に合わせて、リフレッシュレートや接続ポートの互換性を考慮すると良いでしょう。
高品質な映像体験を求めるなら、「INZONE」シリーズはおすすめです。ただ、どちらも性能は高いものの、やや価格が高いのは否めず、ソニーというブランドと、ソニーならではの高画質に価値を見出すユーザーに向いていると言えそうです。
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