Xiaomi Redmi 12 5G レビュー・評価情報

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エントリースマホ・Xiomi Redmi 12 5Gの各種レビュー・評価から浮かび上がる実力を分析、考察します。

Xiaomi Redmi 12 5Gの概要

発売時期と市場での位置づけ

Xiaomi Redmi 12 5Gは2023年に約3万円で登場したエントリースマホです。2024年には発売時より実売価格が安く約1.6万円となり市場で注目を集めています。発売当初から競争の激しいエントリースマートフォン市場において、優れたコストパフォーマンスを提供することを目指していました。低価格ながらも5G対応を実現しており、スマートフォンの普及をさらに推進するモデルとして位置づけられています。

基本スペックと特徴

Xiaomi Redmi 12 5Gは、6.8インチのフルHD+液晶ディスプレイを搭載しており、価格を考えると非常に高画質な表示を実現しています。可変リフレッシュレート機能により、30Hzから90Hzまでの調整が可能で、タッチ操作の反応も良好です。また、240Hzのタッチサンプリングレートによってスムーズな操作感を提供しています。

処理能力については、AnTuTuベンチマークで約41万点を記録し、日常的な使用には問題ない性能を持っています。XiaomiのMIUI 14を搭載し、一定のカスタマイズ性があるAndroidを搭載しています。5Gやおサイフケータイ対応など、全体的には、Redmi 12 5Gはエントリースマホとして、高性能と手頃な価格を兼ね揃えた魅力的な選択肢となっています。

Xiaomi Redmi 12 5Gの仕様など

OS:Android 13 + MIUI 14
ディスプレイ:6.79インチ(2460×1080・90Hz・液晶)
プロセッサ:Snapdragon 4 Gen 2
RAM:4GB LPDDR4X
ROM:128GB UFS2.2(microSDカード対応)
背面カメラ:5000万画素(f/1.8)+200万画素(深度)
前面カメラ:500万画素
オーディオ:イヤホンジャック搭載、モノラルスピーカー
通信機能:Wi-Fi a/b/g/n/ac、Bluetooth5.3、5G、4G、3G、NFC/Felica
対応周波数:5G(3/28/41/77/78)、FDDLTE(1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28 )、TDLTE(38/39/40/41/42)、WCDMA(1/2/4/5/8/6/19)
SIM:Nano + eSIM
ポート:USB Type-C
バッテリー:5000mAh(PD 18W充電)
その他:おサイフケータイ、IP53の防塵・防滴、指紋リーダー(側面)
サイズ:169mm x 76mmx 8.2mm / 200g
カラバリ:ミッドナイトブラック、スカイブルー、ポーラーシルバー
価格:発売当初の定価29,800円、2024年10月現在の実売価格は約1.6万円

各種レビューから見るXiaomi Redmi 12 5Gの評価の概要

ユーザーの評価と口コミ

Xiaomi Redmi 12 5Gは、エントリースマホとしての優れたコストパフォーマンスが多くのユーザーから評価されています。口コミでは、その手頃な価格にもかかわらず、高画質なディスプレイや滑らかな操作感がとくに好評です。なかでは、日常的な使用においては十分な性能を発揮するという意見が数多く見受けられます。しかし一方で、MIUI 14の使いにくさやHDR非対応の点が一部のユーザーからは指摘されています。これらの点は、デバイスの使い勝手や視覚体験に影響を与えることがあり、不満点として挙げられることが多いことです。

専門家によるレビュー分析

専門家によるレビューでも、Xiaomi Redmi 12 5Gは価格に対する性能の優位性が評価されています。特に、エントリーレベルのスマートフォンとしては画面のクオリティやタッチレスポンスが優れており、高画質ディスプレイや可変リフレッシュレートは、この価格帯では特筆すべき特徴となっています。

その一方で、専門家の間ではカメラ性能や音響品質について改善の余地があるとの意見も多く、モノラルスピーカーやハイレゾBluetoothコーデック非対応といったマイナス点が指摘されています。これらの分析結果から、Xiaomi Redmi 12 5Gはエントリースマホとしての魅力を持ちつつも、一部の機能において競合に差をつけられる可能性があることが示されています。

Xiaomi Redmi 12 5G 各種レビュー・評価から項目ごとに分析、考察

2460×1080のフルHD+表示に対応した約6.8インチの液晶ディスプレイは価格を考えると高画質

Xiaomi Redmi 12 5Gは、エントリースマホとしては高画質のディスプレイを提供しています。約6.8インチの液晶ディスプレイは2460×1080のフルHD+表示に対応しており、この価格帯でこれだけの解像度を持つスマートフォンは少ないです。細部までクリアに映し出すことができるため、映像も美しく楽しむことができます。

ディスプレイのリフレッシュレートと、240Hzの4倍速タッチサンプリングレートは価格を考えると高性能

このスマートフォンは可変リフレッシュレートにも対応しており、使用状況に応じて30Hzから90Hzまでを選択できます。また、240Hzのタッチサンプリングレートを備えており、格安スマートフォンの部類では非常に高性能と言えるでしょう。これにより、滑らかな動きとレスポンシブな操作感が実現しています。

画面スクロールとタッチ操作はスムーズ

Xiaomi Redmi 12 5Gを使用したユーザーからの評価では、画面スクロールやタッチ操作が非常にスムーズであるとの報告が多くあります。日常の使用ではストレスを感じることなく操作できる点が高く評価されています。

Web閲覧やメール、SNS、動画閲覧などの用途では全く問題ない性能

このスマートフォンは、Web閲覧やメール、SNS、動画閲覧などの日常的な用途で問題なく動作します。多くのユーザーが基本的なタスクをスムーズにこなせる点に満足しており、求められる日常作業において十分な性能を発揮します。

MIUI 14が使いにくいという声がある

一方で、MIUI 14インターフェースに関しては使いにくいという意見も見受けられます。特に、他のAndroidデバイスから移行してきたユーザーの中には慣れに時間がかかると感じる人もいるようです。

HDRには対応しておらず、最大輝度が550nitと低めで、視野角も少し狭いのはマイナス点

ディスプレイの画質においては、HDRに対応していないことや、最大輝度が550nitとやや控えめであることが指摘されています。また、視野角も狭く、外での視認性が低下するケースがあります。

カメラ性能は絶対的な性能はあまり良くない

カメラの性能については、他のエントリークラスのスマートフォンと同様に絶対的な性能は高くありません。しかし、価格を考慮すると日常のスナップショットには十分実用的と評価されています。

AnTuTuベンチマーク(バージョン10.X)のスコアは約41万点

Xiaomi Redmi 12 5Gは、AnTuTuベンチマークスコアで約41万点という結果を示しています。このスコアは、現在のエントリースマホとしては十分な性能を示しており、日常利用には支障のないパフォーマンスを提供します。

3Dを使うゲームはあまり得意でないので、設定の工夫やゲームを選ぶ必要がある

高性能な3Dゲームには強くないため、ゲームをプレイする際には設定を下げるなどの工夫が必要です。しかし、軽めのゲームであれば問題なく楽しむことができます。

イヤホンジャック搭載は評価できるが、本体スピーカーがモノラルなのは残念

イヤホンジャックが搭載されていることは、依然として有線オーディオを使うユーザーにとっては嬉しいポイントです。しかし、スピーカーがモノラルである点は、音質を重視するユーザーには不満が出ています。

LDAC、aptX AdaptiveといったハイレゾBluetoothコーデックに非対応なのはマイナス点

音楽再生時に高音質が求められる場合、LDACやaptX AdaptiveといったハイレゾBluetoothコーデックの非対応はマイナスです。ハイクオリティな音をワイヤレスで求めるユーザーには少し物足りないかもしれません。

約76(幅)×169(高さ)×8.2(厚さ)mm/重量約200gのボディはやや大きく重い

本体サイズはスマホとしてはやや大きく、重量も約200gと重ためであるため、長時間持ち歩く際には少し負担に感じるかもしれません。とはいえ、大画面が好みのユーザーには適しているでしょう。

背面にガラスパネルを使用しているのは高級感がある

背面にガラスパネルが使用されており、エントリースマホながら高級感が感じられます。このデザインは購入者にとって満足感を高める要因の一つとなっています。

IP53の飛沫防水・防塵に対応しているのもポイント

IP53の飛沫防水と防塵に対応しているため、日常生活での小さな水滴や埃にもある程度耐えることができます。しかし、完全防水ではないので注意が必要です。

FeliCa搭載でおサイフケータイも利用できるのは価格を考えると高評価

FeliCaが搭載されており、おサイフケータイを利用できる点は、特に日本市場向けとして大きな魅力です。この価格帯でNFC機能を持つモデルは少ないため、非常に高く評価されます。

耐久性が良くないという声がある

一部ユーザーからは耐久性に関する指摘もあります。特に落下や衝撃には注意が必要で、プロテクションケースの利用などで対策することが推奨されます。

5Gの対応周波数帯はドコモが運用しているn79に対応していないことに注意

5G対応ですが、特定の周波数帯、特にドコモのn79には対応していないため、利用環境によっては通信性能が制限される場合があります。

バッテリー持ちはまずまず良好

バッテリーの持ちは日常使用においておおむね良好とされています。フル充電で1日程度の使用には対応できるため、通常の使い方であれば問題ないでしょう。

指紋、顔認証どちらにも対応しているのも便利

指紋認証と顔認証の両方に対応しているため、セキュリティ面での信頼性も高く、利用シーンに応じて使い分けができる点が便利です。

2027年12月まで発売から4年以上のセキュリティアップデートに対応しているのは大きな評価点

セキュリティアップデートに4年以上対応していることは、長期的に安心して利用できる要因となります。これにより、購入後もしっかりとサポートされる安心感があります。

2024年秋現在、安さの面で大きく注目できるSIMフリーのエントリースマホと言える

2024年秋現在では、実売価格が約1.6万円と非常に手頃であるため、予算を抑えつつも基本機能をしっかり備えたエントリースマホを探しているユーザーに大きく注目されています。

Xiaomi Redmi 12 5G 各種・レビュー評価からポジティブな評価のまとめ

Xiaomi Redmi 12 5Gはエントリースマホとして注目され、多くのレビューで高評価を得ています。まず、価格設定が非常に魅力的です。実売約1.6万円という価格で、このレベルのスペックを提供するスマートフォンは他にあまりありません。

大型の約6.8インチの液晶ディスプレイはフルHD+表示に対応しており、価格を考えると高画質です。さらに、30Hz/48Hz/60Hz/90Hzの可変リフレッシュレートや240Hzのタッチサンプリングレートをサポートしており、この点も高性能として評価されています。Web閲覧やメール、SNS、動画閲覧などの日常的な用途において、十分な性能を発揮します。

また、Xiaomi Redmi 12 5GはFeliCaを搭載しており、エントリースマホとしては珍しくおサイフケータイが利用可能です。この点も価格以上の価値を提供していると評価されています。指紋認証と顔認証の両方に対応しているため、使い勝手の良さもポイントの一つです。さらに、発売から4年以上にわたりセキュリティアップデートが提供されるため、安心感もあります。

イヤホンジャックが搭載されていることは、多くのユーザーにとって嬉しいポイントです。他の多くのスマートフォンがイヤホンジャックを廃止する中で、この仕様はユーザーフレンドリーとして受け入れられています。総じて、Xiaomi Redmi 12 5Gは価格と性能のバランスが取れたエントリースマホとして市場で評価されています。

Xiaomi Redmi 12 5G 各種・レビュー評価からネガティブな評価のまとめ

Xiaomi Redmi 12 5Gはエントリースマホとして価格の面で大きく注目されていますが、いくつかのネガティブな評価も見受けられます。まず、MIUI 14の使いにくさを指摘する声があり、ユーザーインターフェースの改善が求められています。この点では、競合他社のスマートフォンと比較しても劣っていると言えるでしょう。

また、HDRに対応しておらず最大輝度が550nitと低めで視野角も狭い点に関して、特に屋外での使用時に不便さを感じる方が多いようです。この点で、ディスプレイの進化が期待されます。さらに、カメラ性能に関しても絶対的な性能は高くないため、写真や動画のクオリティを重視するユーザーには不満が残るところです。

オーディオ面では、本体スピーカーがモノラルであることが残念な点として挙げられます。イヤホンジャックを搭載しているのは評価できますが、LDACやaptX AdaptiveといったハイレゾBluetoothコーデックに非対応であるため、ワイヤレスオーディオの質にこだわる方には物足りなさがあります。

物理的な端末サイズにおいては、やや大きく重いと感じるユーザーも多く、ポータビリティにおいての改善が期待されます。また、背面にガラスパネルを使用しているものの、耐久性が良くないという声があり、日常使用における耐久性強化が望まれます。

さらに、5Gの対応周波数帯についても、ドコモが運用しているn79に対応していない点は、日本国内での使用を視野に入れる際の考慮すべきポイントです。これらのネガティブな評価は、Xiaomi Redmi 12 5Gの将来的なアップデートや次世代モデルにおいて改善が期待される部分となるでしょう。

Xiaomi Redmi 12 5Gの実力分析

性能と価格(実売約1.6万円)のバランス

エントリースマホ市場において、Xiaomi Redmi 12 5Gは性能と価格のバランスが優れていると評価されています。実売価格が約1.6万円と非常に競争力がある一方で、そのスペックはユーザーの多様なニーズに応じられるものです。

特に、約6.8インチの液晶ディスプレイはフルHD+の高解像度を持ち、コストパフォーマンスが高いと言えます。バッテリー持ちも良好で、日常の基本的な操作には十分な性能を発揮します。こうした特徴が、Xiaomi Redmi 12 5Gをエントリーレベルのスマートフォンとして非常に魅力的な選択肢にしています。

競合他社との比較(iPhone SE2などの中古も含む)

Xiaomi Redmi 12 5Gを他のスマートフォンと比較すると、例えば中古のiPhone SE2(約2万円)といったオプションも目に入ります。iPhone SE2はAppleのブランド力とiOSの利用、なかなかの高性能が魅力ですが、価格面ではXiaomi Redmi 12 5Gに比べて高めである場合が多いです。

また、iPhone SE2はコンパクトであるため持ちやすさを重視するユーザーには適していますが、ディスプレイサイズやバッテリー持ちの観点ではXiaomi Redmi 12 5Gに劣る側面もあります。さらに、Xiaomiは5G対応であるため、将来的な通信環境を考慮する場合には有利です。各スマートフォンには異なる強みがあるため、ユーザーの求める機能や予算に応じて選択することが重要です。

Xiaomi Redmi 12 5G おすすめユーザーや使い方など

Xiaomi Redmi 12 5Gがおすすめのユーザーや使い方

Xiaomi Redmi 12 5Gは、初めてスマートフォンを手にするエントリーユーザーに最適です。このスマートフォンは、SIMフリーで実売価格約1.6万円と非常にリーズナブルなため、費用を抑えたい方に特におすすめです。5Gやおサイフケータイにできるだけ安いスマホで対応したい方にもおすすめ。

また、ディスプレイも6.8インチと大きく、Web閲覧やSNS利用にとても適しています。大画面のスマホが欲しい方におすすめです。

基本的なカメラ機能も備えているため、日常的なスナップショットを撮るといった使い方には充分対応可能です。さらに、IP53の飛沫防水機能を持っているので、軽度の水濡れに対する耐性もあり、外出先でも安心して利用できるでしょう。

Xiaomi Redmi 12 5Gがあまりおすすめではないユーザーや使い方

一方で、Xiaomi Redmi 12 5Gは性能重視のゲーマーや高性能カメラを求める方には向いていません。AnTuTuベンチマークスコア約41万点と、多くの3Dゲームのプレイには向いておらず、設定の工夫やゲームを選ぶ必要があるでしょう。

また、HDR未対応で最大輝度も550nitと低めのため、屋外での視認性を重要視する方には不向きかもしれません。さらに、LDACやaptX AdaptiveなどのハイレゾBluetoothコーデック非対応であるため、高音質のワイヤレス音楽再生を求める方にも他の選択肢を考慮した方が良いでしょう。

まとめ

Xiaomi Redmi 12 5Gは、2024年秋のエントリースマホ市場において、その実売価格と機能のバランスで注目を集めています。Xiaomiブランドの信頼性とともに、5G対応という先進的な通信技術を取り入れつつ、フルHD+の高画質なディスプレイや可変リフレッシュレートなどが魅力的です。これにより、日常的なスマートフォンの用途であるWeb閲覧やメール、SNS、動画視聴に十分な性能を発揮します。特に、約1.6万円という実売価格での提供は、コストパフォーマンスに優れた選択肢となっています。

一方で、耐久性や最大輝度、カメラ性能などにおいて、価格相応の制約があることは否めません。しかし、これらの点は多くのユーザーにとって妥協可能な範囲であり、特に初めてスマートフォンを手にする方や、手軽に5G環境を体験したい方にとっては魅力的です。

今後のアップデートでの機能改善や、ユーザーからのフィードバックを基にしたアップグレードが期待される中で、たとえ新機種が出ても約1.6万円とはいかないでしょうから、Xiaomi Redmi 12 5Gはエントリー層にとってまだまだ価値ある選択肢と言えるでしょう。

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